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マーケットはどこですか? [どう受け止めたらいいのか]

今年もかなり国内の旅をしました。

各地を巡ると、

観光
地方創生

を合言葉に「のぼり旗」が飾られているところも多いようです。
私の感想は「品がない」の一言です。
もっと言えば「のぼり旗」が多いところにいいところは少ないのかも。


「地域活性化」のための観光や物販に全国的にかなり力が入っていますが、はたしてマーケットはどこに照準を合わせていらっしゃるのでしょう?

何かと「東京で売る」「東京の人に来てもらう」という行政トップもあります。
そういう発想のところはあまり興味深いものはありません。
なぜかというと、「運送費」「交通費」「時間距離」を考えると派手な言葉の割には実益に乏しいからです。

また「造語」のようなもので注目を引こうとするところもかなりあります。
私から見れば「それがどうしたの?」状態です。
やはり「いいものは中身で勝負」が基本です。
一時的には流行るかもしれませんが、「浅い」と言うのが印象です。
「歴史伝統的なすぐれもの」を言葉の遊びで台無しにしていらっしゃる地域もあります。


いわゆるSNSで「あれがいい」「これがいい」と言うのも興を削いでしまうようです。
「それがどうした?」と聞き返したくなってしまいます。
「感動」や「感激」は自分で確かめてこそあるからです。


私は各地を訪ねると、

観光客(利用客)の車のナンバーを見ることにしています。

●「地元」及び「近県」のナンバー(特に近県)が多いところほどいいものがあるようです。
例えば、角島(山口県)なら「福岡」「北九州」「長崎」及び「広島」など近県のナンバーをよく見ました。彼らはリピートしてくれたり、近所の人に広めてくれます。

「わ」ナンバーならレンタカーですから「遠くから来ている」(例えば東京)ということになります。


「地元の人」が普段食べている食事をすることにしています。

東京では日本全国のものを見つけるのも比較的簡単ですので、やはり「地元ならでは」のほんまもんは魅力的です。

特にお酒などは、地元のスーパーで「地元の皆さんが普通に飲んでいるお酒はどれですか?」などと聞くと美味しいものが見つかります。「土地柄」が出ています。


「こじゃれたもの」は二の次に。

やはり「地元ならでは」「歴史伝統的」というものこそいいものがあります。
マスコミ映えやインスタ映えよりも、「普段着」のもの「地元のなりわい」が伝わってくることにいいものがあります。


「地元の言葉」でお話しされるものが好きです。

普段の生活の延長線にこそいいものがあります。



「観光地」と言うところを訪ねていてつくづく思ったのは、「国立公園」「国定公園」「ジオパーク」は説明抜きで興味深いところが多いということです。

また「歴史が育んだストリー」が伝わってくるところも興奮しました。


みなさんが「海外旅行」をなさった時の好印象はこういうところではないでしょうか?
「国内旅行」でも同じです。

お土産だってそうです。
「made in china」と書いてあれば買うのを一瞬ためらう人も多いはずです。



マーケットはどこに?

地域おこし検討のキーワードに加えてみませんか。。。







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