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「ボヘミアン・ラプソディ」を語る [どう受け止めたらいいのか]

昨日、話題の映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観てきました。
私には「芸術を語る資格も力もない」のですが友人が「もう何度も観に行った。また観たい。」と教えてくれたこともあり、10何年振りかで映画館に行くことに。

Queenは好きですが、興行収入100億円を超えしかも友人を何度も(1~2回ではない)観に行かせる魅力は何だろうかと言う好奇心もあったからです。


そこで私の感想を、

聴衆の前に立つ興奮が伝わってくる

冒頭とラストシーンにはステージを背中に聴衆を映し込むシーンがあります。
このシーンにはすごく興奮を覚えてしまいました。
若い頃(就職して3年目)先輩と行った大きなビアガーデンのステージに立って歌ったことがあります。誰かが歌うと「グループみんなにビアジョッキプレゼント」ということがあり無理やり私が歌うことになってしまいました。
1メートルくらいの高さの大きなステージの上から歌う興奮というものをその時知りました。

たくさんのお客さんを前に「お話しされる」ようなお仕事の方はきっと言葉にできない共感を覚えるはずです。
主役になった感」が半端ではありません。


音楽シーンはさすがに身体の芯から震えるようでした。

こういう言葉が妥当かどうかはよくわかりませんが「子宮から感じてくる」とはこういう感じなのかもと思ってしまいました。

ロックはもちろん、ヘビメタコンサートの魅力がわかるような気がしました。


キャストのなりきりがすごい

「彼らはQueenそのもの」とでも錯覚してしまいそうです。
Queenストリーが伝わってきます。


こういう「男と女の関係」もあるのだ

ここは語ってはいけないところです。
彼女が一生の友人であったというのもすごいです。


成功・栄華の裏には孤独と後悔が付きまとう

成功を収めた主人公フレディも酒やドラッグに頼っていくのですが、
どんなに成功しても孤独や後悔がついて回るものだ
と実感させられました。
最後に頼りになるものこそ「家族」だとも。


正直に言うと映画などの芸術は論評してはいけないというか、「理由なく面白い」ものだと思います。


友人にこの話をしたら「また観に行きたくなった」と。。。。


久しぶりの映画館でしたが、予告編が終わると満員の場内は終始沈黙でした。
話し声もスナックを食べる音もほぼほぼ咳払いも聞こえてきませんでした。
それは映画が終わって会場を出るまで続きました。

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「政府統計」の不正・手抜き・手抜かりと「家計調査」 [どう受け止めたらいいのか]

ここのところ「毎月勤労統計」(厚生労働省)の不正問題が話題にならない日はないようです。
がしかし、私には深刻度や深刻さが伝わってきません


「不正」「不正」と騒いでいらっしゃるけれど、

1.積極的な不正

ねつ造」と言う言葉がぴったりですが、本来の数字をでっちあげるようなものやこと。


2.消極的な不正

多忙・面倒くさい等の事情による「手抜き省略」が代表的です。
「ねつ造」とは少し趣が異なり調査が不完全なものです。


3.調査の限界

あまり語られていませんが、「消費が振るわない」と言う根拠となる統計調査の代表的なものに「家計調査」(総務省)と言うのがあります。
調査結果は毎月公表されていますので、その結果にマーケットやマスコミも一喜一憂することも多いようです。
しかしながら、この「家計調査」も調査事情や公表数字の理解には限界があるようです。

という切り口で整理していく必要があります。
議論の行方次第では「人員不足」と言う方向付けになってしまう恐れもあります
これほどまでにAI・ITが進んだ時代ですから「人員不足」に塗されてしまったら「なんだかなぁ」です。



私の知るところでは、この「家計調査」には「手抜かり」(調査の限界)があります
この調査は法定統計で罰則規定もありますが、その内容を丁寧にご存知な方は少ないと思います。

例えば、

「家計」とは「一軒の家族の所得・消費」を調査するものです。

したがって調査では「夫婦共稼ぎ」とか「お子さんが働いていらっしゃる」場合はすべて合算しなければいけません。
本当に合算できますでしょうか?
「特に何に使ったのか」という部分などアバウトになりがちだと思います。


所得よりも消費に重きを置かざるを得ない

サラリーマン世帯(統計では勤労者世帯という)の所得は比較的わかりやすいのですが、自営業者の方の場合は所得が補足しずらいという課題も見え隠れします。


消費支出の品目の定義に留意する必要がある

「〇〇市はコーヒーをよく飲む」「〇〇市はカレーをよく食べる」と言うようなことがよく語られることがありますが、「コーヒー」や「カレー」の定義を確認する必要があります。

「家計調査」(総務庁)の品目分類を見ると、

「コーヒー」とは、「飲料」の項目の小分類で、
粒,か粒,粉末,固体のもの。
○ トラジャ キリマンジャロ コロンビア モカ
○ カフェオレ カプチーノ
○ インスタントコーヒー

であり、喫茶店やレストランで飲むコーヒーは含まれていません
それは「外食」の小分類である「喫茶代」(飲物(酒類は除く。),菓子及び果物の外食。)の項目に計上されています。

「コーヒーをよく飲む」話が「実はインスタントコーヒーをよく買う」と言う話だったりするのです。



④「品目別消費支出」のランキングは「品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市」についてであり「都道府県」のものではありません


「家計調査」は「誰が支出したのか」であり「どこで支出したか」ではありません
横浜市の人が福岡市の喫茶店でコーヒーを飲んだら「横浜市」の統計数字に計上されます。


⑥いわゆる「消費」を数字で語るには「家計調査」のようなアンケート調査だけではなく、「住宅着工統計」「自動車販売統計」「チェーンストア販売統計」「百貨店売上統計」などの売り手の側のデータと合わせ読みとく必要があります


お店のレジに並んでいる人には「自然人・法人の区別」はありませんが、「家計調査」は自然人だけのアンケート調査であるという点にも注意が必要です。

したがって「(小売り)販売統計」での検証が必要となってくるのです。


「販売統計」は「売り上げを計上した場所」の数字ですから地域性は販売統計をみないとよくわかりません。

東京の人が青森で青森ナンバーの自動車を買えば、「家計調査」では「東京」の数字になり、「自動車販売台数」では「青森」の数字になります。


「政府の統計」には、このように定義が明確です。
●その統計は何を表しているのか?
●その統計はどういう仕組みでできているのか?
●その不正はなぜ起こったのか?
と言ったことも併せ考えないと今回の「統計不正」の「再発防止策」はうまく策定できないはずです。


(参考)
家計調査
・・・・(出典)総務省統計局ホームページ
 家計調査は,一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9千世帯の方々を対象として,家計の収入・支出,貯蓄・負債などを毎月調査しています。
 家計調査の結果は,これら調査世帯の方々の御理解・御回答によって得られており,我が国の景気動向の把握,生活保護基準の検討,消費者物価指数の品目選定及びウエイト作成などの基礎資料として利用されているほか,地方公共団体,民間の会社,研究所あるいは労働組合などでも幅広く利用されています。
https://www.stat.go.jp/data/kakei/

 勤労者世帯及び無職世帯については,日々の家計上の収入及び支出が,個人営業世帯などの勤労者・無職以外の世帯については,支出のみが「家計簿」により調査される。世帯及び世帯員の属性,住居の状態に関する事項等は,すべての調査世帯について「世帯票」により調査される。
https://www.stat.go.jp/data/kakei/1.html#kakei_4

 家計調査は,国が行う重要な統計として,「統計法(平成19年法律第53号)」による「基幹統計」に指定され,統計法に基づいて公布された「家計調査規則(昭和50年11月12日総理府令第71号)」に従って調査を実施している。



統計法
第六十一条 次の各号のいずれかに該当する者は、五十万円以下の罰金に処する。
一 第十三条の規定に違反して、基幹統計調査の報告を拒み、又は虚偽の報告をした者
二 第十五条第一項の規定による資料の提出をせず、若しくは虚偽の資料を提出し、又は同項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、若しくは同項の規定による質問に対して答弁をせず、若しくは虚偽の答弁をした者
三 第三十六条の規定により匿名データの提供を受けた者又は当該匿名データの取扱いに関する業務の委託を受けた者その他の当該委託に係る業務に従事する者若しくは従事していた者で、当該匿名データを、自己又は第三者の不正な利益を図る目的で提供し、又は盗用した者


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「エスカレーター」の話は? [どう受け止めたらいいのか]

こういうエスカレーターもあるんだとびっくりしました。
IMG_5986-01.JPG

都内にある「銀行のある支店」のロビーフロアに行くためのエスカレーターです。
三段の組合せになっています。


ところで昨年(2018年)の暮れに話題になった「エスカレーターは歩かない」と言う話はどうなったのでしょうか?
IMG_5648-01.JPG

ここまで混み合っていると歩く人もいないのかもしれませんが、年末から新年にかけて私が利用した駅のエスカレーターについては、以前と何も変わらないような気がします。
そして大きなトラブルも見かけません。

私自身は「エスカレーター左側に立ち止まる」派ですが、歩く人たちの気持ちもわからないではありません。

私が見た限りでは、「駅のエスカレーターは歩く人も多いがデパートなどのショッピングセンターは歩く人は極めて少ない」ということです。

マスコミのみなさん!
「とことん議論されたらいかがでしょう!」
おそらく決めればその方向で多くの皆さんはご協力なさるのではないでしょうか!



(参考)
エスカレーター「歩かないで」 鉄道各社、習慣に反旗
出典:日本経済新聞(2018/12/26)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39352990V21C18A2000000/

危険なマナー「片側空け」は変わるか エスカレーター「歩かないで!」 東京駅で対策
出典:YAHOO!ニュース「乗りものニュース」(2018/12/17)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181217-00010000-norimono-bus_all

エスカレーターの安全基準は、ステップ上に立ち止まって利用することを前提にしています
出典:一般社団法人日本エレベーター協会ホームページより
http://www.n-elekyo.or.jp/instructions/escalator.html


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「閉店」??「倒産」??? [どう受け止めたらいいのか]

駅の近くの飲食店が閉店(撤退)していました。

1月の半ばに店じまいをなさったようです。
昨日、お店の前を通ったらなんとなく暗くて寂しい様子でした。

「やはり」
と言うのが本音です。

たしか1年くらい前にオープンしたはずです。
その時は芸能人の方のお花もあったような記憶があります。

ここで流行るのだろうか?
開店当時思った私の感想です。

その後も中を覗き見るように店の前を通っていました。
「今日も入っていないな」と。。。。

閉店の案内には「〇〇店」云々と書いてありましたので複数のお店があるのでしょう。


そういえば最近立ち寄った「ラーメン屋」さんの店長の話では、

「飲食業は入れ替わりが早いですよ。賃貸契約が1年か3年なのでそのタイミングで店を閉めている様だ

とのこと。
「昔なら倒産とか夜逃げのようなことがよくあったけど今は減りましたね。」
と言うと、「そうだったんですか?」とも。
とにかく症状としての倒産はずいぶん減ったようです。


このラーメン屋の店長さんが言うには、「人手不足」ですよ。

大学生のバイトがいなくなった。いても続かない
●学生さんも飲みにはよく言っているようだけどユーチューバーでもやっているのではないか?
●女性はガールズバーのような風俗なのかも。
外国人の方がよく働く。彼らは必死だから。

とも。


こういう経営現象がいつまで続くのだろうかと思う。
それにしても「この店世の中に必要なのだろうか?」と思う店もある。



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電車の中のPC [仕事についてのエトセトラ]

電車の中でノートパソコンを膝の上に乗せてカシャカシャ打っている人がいたらみなさんはどう思われますか?

とある平日の午前の電車に乗ったところ、横並びの座席(ドア横)に腰かけたサラリーマン風の二人が気になりました。

先輩らしき男性の膝の上にはノートパソコンが、その隣の後輩らしき男性の手にはスマホが。
そして二人は話に夢中です。

久々にパソコンを広げている人を見ました。

私は横に立っていたものですから画面を覗き見させてもらいました。
「新着ゲームの案内」のようなサイトが開かれていました。

「な~んだ」と思いながら見ているとこの彼が急にパソコンを打ち始めたのです。
ゲームのサイトの下にはメールのサイトが開かれていたようです。
「カシャ」「カシャ」と私にはイライラを感じるようなうるささです。

「うるさくないですか?」と丁寧に声をかけると、パソコンの彼は「うるさい?[右斜め上]」と語尾を上げたような言葉尻で絡んだチンピラのような返事を返してきました。

パソコンとかイヤフォンの音漏れ騒音は私には自然体ではなじみにくい騒音です。
おそらく同感の方もいらっしゃるはずです。

※YOMIURI ONLINE 「発言小町」(「横並びの電車内でノートPC作業」(2018年5月27日))でも取り上げられていたようです。
https://komachi.yomiuri.co.jp/t/2018/0527/849660.htm

答えはないのかもしれませんが、
●この電車の「始点~終点」は短い距離(おそらく30分ほど)
●もし誰かの足が当たりパソコンが膝から落ちたらどういう対応をするのか?
●「情報の管理」という観点からも外でパソコンを打つのはそれなりにTPOを考える必要がある
●「働き方改革」と言うのなら、もっとメリハリのある時間の使い方が必要
と言った視点もあるはずです。

そう混んだ電車ではありませんでしたが、立っている乗客もそれなりにいる車内でした。
私なりの正義感で注意のようなアドバイスをしたのですが、彼の姿は「あおり運転」をするドライバーのようでした。

彼は素晴らしくキータッチが早いというのも音が大きくなる理由でした。
彼を見ていると面白く、パソコンを打ちながらスマホを取り出してラインを打ちまくるという状況です。このスマホ入力もものすごく早いのです(緑文字の方がはるかに多いようです)。

しばらくして隣の彼もノートパソコンをカバンから取り出して打ち始めました。
機種が違うせいか彼からは音がしません。
(彼は打つのが遅いということもありました)


そういえば、かつてこういうことも書きました。
あわせてご笑読下さい。

2012-06-27
新幹線に「ビジネスシート」を!・・・・・車内でのパソコン使用音は「うるさい」

https://beniha.blog.so-net.ne.jp/2012-06-25





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観光~「桃太郎」型か「おむすびころりん」型か [旅紀行・県民性の謎]

「観光」「観光」と騒がしい昨今ですが、みなさんが旅行に行かれる時(あるいは戻ってからの評価)の決め手は何でしょうか?

例えば、

桃太郎」型
~「どこどこに行くぞ!」と目的や目標が明確な旅行

行き先も目的も明確です。
まるで「桃太郎が鬼退治に鬼が島に行く」かのようです。

ですから「知識や情報」を仕込んだり、「作戦」も事前に練っておくことが多いと思います。


おむすびころりん」型
~たまたま「通りかかったらおもしろかった」旅行

目的は別にあったのに「たまたま」その地で暮らす人たちが楽しそうにやっていたので仲間に(中に)入ったら楽しい体験ができたようなケースです。

この話を聞いた別の人が訪ねてみると意外にも楽しくなかったりすることは間々あることです。


裸の王様」型
~「なんだかあそこは面白いらしい」的な漠とした情報で動く旅行

テレビやSNSなどを通じて情報を得て「あそこに行ってみたいな」と催眠術にでもかかったかのように行きたくなることもよくあります。
特に「地方自治体」自らが自画自賛的にアナウンスする観光地にありがちです。

しかし、「あそこっておもしろくない」と言う気がしてもなかなか言い出せず、誰かが「あそこは面白くない」と言ったら「実は私もそう思っていたんだ」的なところもあります。



最近は「アベノミクス」「地方創生」等政策支援もあるせいか、日本各地が「観光」という幟旗が風もないのに翻っている状態です。

利益率も低く、非正規労働の温床でもあり、本来なら産業の入れ替わりが必要なのに延命されているだけのような部分も見え隠れします


私はこの一年暇を見つけては各地を車で回りましたが、「カンコー」「カンコー」と鳥が鳴くかの如く叫んでいるところほど立ち遅れが目立つように感じてしまいました。
「観光」「観光地」の質感が高まることを期待するばかりです

「観光」とは「自治体の担当部署や旅行会社が楽しむ」のではなく「お客様が楽しむ」と言うアプローチや切り口がもう少し必要な気がします

そして愚の骨頂は「おもてなし」という名を冠してしまうことです。
そんなものは自然体でいいのです。

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「東京に住む」ということと「地方」の課題 [一人合点の「いい加減な話」]


「東京への一極集中」という言葉がよく言われます。

しかしながら、具体的にどこが悪くて、どうすればいいのか?という話は聞きません。
だから「地方創生」と言う(ある意味)ままごとみたいな政策を掲げる方もいらっしゃるようですが。。。


「住めば都」という言葉もありますから「どこが住むのによくてどこが住むのに悪い」と言い切ることもできませんが、確かに東京は暮らしやすいようです。
私も地方に住んだり、地方に滞在したことがありますから敢えて比べるとということです。


しかしながら、地方から東京に出てきて暮らすには三つの前提条件があるのではないかと思います。


その1 仕事が好きであること

やはり東京生活は誘惑も多くお金がかかります。
「仕事が安定」しないと経済的な面で立ちいかなくなってしまいます

東京の物価は比べると「安い」と思いますが「土地価格」「家賃」「住宅関連費」は日本一多額だと思います。
「住生活」に負担を感じると東京暮らしはなかなか楽しめません


その2 出歩くのが好きなこと

銀座、新宿、渋谷に代表される日本一の繁華街や丸の内、大手町、霞が関に代表される日本一のビジネス街がある一方で、1~2時間も電車に乗れば緑に囲まれたあるいは海を臨む「田舎」もあります。
歴史や文学の舞台になったところも多く「出歩くのが好き」だと退屈しません


その3 満員電車や渋滞や混雑が苦にならないこと

「人が多い」「人が集中する」ことに起因する現象です。
「満員の通勤電車が嫌だ」と言って東京を嫌いになる人も多いようです。
しかし、こういった混雑は「いろんな人がいるな」と楽しめる様だと苦にはならないはずです。



私は最近頓に「地方行政」とか「地方の暮らしぶり」に関心が高くなってきました。
旅したり、マスコミを通じたり、しばらく滞在したりして知る「地方」の課題の源泉は、

①その地域で暮らすのに十分な所得(経済的なゆとり)はあるか(得られるか)?

~「産業政策」がうまく行かないところはやはり若者は流出してしまいます。


②知的好奇心を満足させるあるいは知的レベルを向上させるためのキーとなる大学がそのエリアにあるか?

~「大学」の持つ人材育成機能の影響は大きいものがあります。ここが弱いと若者は出て行ってしまいます。逆にいい大学があれば若者は入れ替えを伴いながら増えていきます。
「産業政策」を側面から支える大きな役目もあるはずです。
「高等教育の無償化」を言いながら「大学(高等教育機関)」がないということでは笑えません。

ということではないかと思っています。



今の地方行政を見ていると「情緒的・文学的な表現」で自らを語る行政トップや地域の活動家の皆さんが目立ちます

その土地土地に魅力はある」ので、キーとなる部分を充実していけばその土地の魅力はさらに向上していくと私は思います。

にもかかわらず「こんな魅力がある」という魅力自慢ばかりでは地方は豊かにならないような気がします。

斯くして「東京一極集中」が続くのではないでしょうか。。。。




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「物価が上がれば買わない」だけ [みんなうすうす気づいている]


仕事をやめると働いていた時以上に景気と言うか経済の状況を肌で感じることがあります。

平たく言うと

高ければ買わない
~収入増の期待がない以上「なんとななるさ」に任せることはできません。「我慢」と「使いまわし」という言葉が座右の銘になってきます。

収入は減っても支出はなかなか減らない
~家にいる時間が増えれば光熱費は増えます。出かける時間が増えればガソリン代・電車代などの交通費や外食代が増えてしまいます。


ずいぶん前から不思議に思っていたのは「物価上昇を喜ぶ」人たちがいるということです。
原油価格の上昇と言う他律的な物価上昇を評価しても仕方がないような気がします。

「高齢者人口の高止まりの中の人口減」や「国際競争力の衰えが見えるモノづくり」などを考えると「物価上昇」を喜ぶのもなんだかなぁ!です。


昨日(19.01.23)の経済ニュースの一つに

原油価格下落で物価上昇率引き下げ 黒田総裁「一時的」と強調 日銀決定会合

と言うのがありました。
マスコミの人を含めてどのくらいの方ができているのでしょうか?

※出典:THE SANKEI NEWS
https://www.sankei.com/economy/news/190123/ecn1901230017-n1.html

経済政策の評価としては玉虫色が必要なのかもしれませんが、社会政策上の「暮らしの評価」という意味では「本気ですか?」と聞いてみたい気もします。


日銀の定例レポートである「経済・物価情勢の展望(2019年1月) 」を読み始めると頭の中が混乱してしまいます。
http://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor1901a.pdf

それってどういう意味ですか?」という部分も見受けられます。

●きわめて緩和的な金融環境や政府支出による下支えなどを背景に、企業・家計の両部門において所得から支出への前向きの循環メカニズムが持続するもとで、増加基調をたどると考えられる。

~低金利と財政出動(=税金または国債)に支えられた景気ということでしょうか?
自律的な景気拡大が望めないということですか?

●企業の慎重な賃金・価格設定スタンスや家計の値上げに対する慎重な見方が、明確に転換するには至っていないことがある。

~「(公務員を除き)給料は上がりにくいし、物価も上げにくい」ということにほかならないということですか?

●非製造業を中心とした生産性向上余地の大きさや、近年の技術進歩、女性や高齢者の弾力的な労働供給などは、経済が拡大する中にあっても、企業が値上げに慎重なスタンスを維持することを可能にしている。

~企業は何かと工夫しているので物価は上がらないということですね。特に「弾力的な労働供給」というのは非正規さまさまということですね。

●足もとでは、昨秋以降の原油価格下落を受けて、エネルギー価格が消費者物価の前年比を押し上げる効果が縮小している。

~いいことではないですか?
原油価格の上昇が物価上昇に貢献するとしたら「スタフグレーション」(景気後退下の物価上昇)ということのような気がします。

●賃金上昇率の高まりなどを受けて家計の値上げ許容度が高まり、企業の価格設定スタンスも積極化していけば、実際に価格引き上げの動きが拡がっていくと考えられる。

~それはバリバリ働いていらっしゃるエリートの論理ではないでしょうか。。。

等々、一つ一つの文章を読めば「それってどういうこと?」が満載かもしれません。



先日久しぶりにアウトレットに行きました。
「〇〇%引き」が当たり前のような表示をみても食指が伸びません。
結局何も買わずに「目の肥やし」と「ウォーキング」を楽しみました。



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「苦情」の多くは受けた側に問題 [仕事についてのエトセトラ]


仕事をするうえで厄介なのことの一つが「苦情」ではないでしょうか。
対応にも時間がかかってしまうほかどうしても感情的なしこりが残ってしまいます。


苦情の原因には、

お客様の「理解不足」と「思い込み」

そもそも「商品に欠陥」

と言う問題があることも多いのですが、苦情を受けた側に問題はないのでしょうか?

例えば、

説明不足
~本来なら説明しなければいけないことを説明していない。

説明下手
~「文章」「文書」あるいは「一定の根拠やエビデンス」で説明すればわかることなのに言葉で押し切ろうとしたり簡単なことをわざわざ難しく話すことで理解が遠くなってしまう。
※これはご担当の方の知識不足に起因することが間々あります。

応対下手
~「この人は何言ってんだろう」という表情が顔に出てしまうことがよくあります。とにかく苦情の相手に勝とうとする応対です。
こういうことは苦情を申し出た相手に伝わってしまうものです。


先日あることをやる必要があり銀行に出向きました。
その時、過日電話で照会した時には「それはできない」と言われたことが、「それはできる」と言われてしまいました。
しかし今となっては時間的な問題もありできないことでしたが、銀行側は「特別に対応する」との返事です。

「そういうことはよくあるのか?」と聞くと「ありません。特別に対応する。」とのことです。


私はこの特別対応を辞退することにしました。
お金に関することですので無理をするとひずみが来てしまいます
何よりも、「この担当者の顔に不愉快そうな表情が浮かんだ」からです。
「謝るでもなく」「突っぱねるでもなく」そういう対応をされるといい感じはしません

●私も銀行員でしたから、相応に金融実務、銀行実務には詳しいこと
~この銀行は私が銀行員であったことは知らないはずです
●銀行の説明ペーパーの出来が悪いこと
~だから電話で間違った回答をしてしまった
と言う事情もあります。


帰りしな別の方が「お客様向けの冊子」に付箋をつけて私に渡してくれました。
持ち帰って読んでみましたが、付箋の箇所は私が店頭で質問したこととは別のことで答えになっていません

銀行では「苦情対応」と言うのは重要なテーマの一つです。
おそらく研修も積んでいらっしゃるはずです。

CS「顧客満足」と言うのはお客様に勝つことではなくファンを守ることではないでしょうか?
銀行とか保険とか車とか病院などというものはなかなか取引や行き来を変えられるものではありません
そういうお客との間にあるベースを理解してほしいものです。

「あのコンビニは店員さんの対応が悪いのでもう行かない」的な取り組みがお客の方ではできないのです。

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道の駅:「うまくたの里」~ここはいいですよ [旅紀行・県民性の謎]


この一年、一般道をドライブすることが増えたので「道の駅」に立ち寄ることもずいぶん増えました。

そんな中で「ここはすごい!」と思ったのが、

「うまくたの里」

IMG_5975-01.JPG
千葉県木更津市にあります。
東京からもアクアラインで東京湾を越えて簡単にアクセスできますから駐車場には神奈川、東京、埼玉などの車が多いようです。

※オフィシャルサイト
http://chiba-kisarazu.com/floorguide/


「何がすごいのか」と言うと


とにかく各コーナーの「試食」が多い
~「こんなに試食が多いと買う人が減るのでは?」と心配するほどですが、レジの表示を見るとみなさん5,000円~10,000円の方が多いようです。
貧乏覚悟でお越しください。


店員さんの身体から笑顔が出ている
~おそらく近郊の主婦の皆さんのパートなのでしょうが、自然体のやさしいまなざしの対応です。わざとらしさや慇懃無礼さがありません。
店員さんに聞いてみたら「社長がそういう方針の方なので」とのことでしたが、肩に力の入らない本当に「感じがいい」雰囲気です。


トイレがキレイ
~丹念にお掃除なさっています。


ひとひねりした商品が多い
~試食させてもらえるので美味しさが伝わってきます。


野菜が新鮮
~東京から「大根を買いに来る」感覚です。
「ターサイ」(搨菜)と言う野菜を試食したらすごくおいしかったので思わずカゴに入れてしまいました。


「お弁当」とか「おはぎ」がおいしい
~こじゃれたレストランで食べるよりもここで買ったものを外のベンチで食べた方がコスパもいいようです。
高い買い物をしてしまった分をこういう食事で帳尻を合わせすることができました。


そんなに大きなお店ではありませんが、顧客単価の高さには目を見張ります。
レジを待っている間に他のお客様の表示を見ていると目に入ってきます。


「うまくた」って変わった名前だなと思っていたら「馬来田」(まくた)と言う道路標識がありました。
ネーミングもなかなかいいと思います。

JR東日本:久留里線「馬来田」駅
https://www.jreast-timetable.jp/timetable/list1422.html


お客としていくもよし、商業施設経営のみなさんの視察としていくもよしだと思います。

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自慢できる「趣味」はありますか? [どう受け止めたらいいのか]


「趣味は仕事」と言いたい私が仕事をやめたら「趣味」はどうなってしまったのか?

正直言うと人様に自慢できるような趣味は特にありませんが、毎日に退屈するようなこともありません。

先日のこと、ある大学病院の先生と話していたら「あなたは趣味がたくさんあるから」と。。。
「あれ?いつそんなに自慢したのだろう?」
と我ながら不思議に思ってしまいました。

健康診断の結果をチェックしてもらったのですが、検査値はほぼ正常だとのご託宣。
たしかに「眠れない」とか「くよくよ」するようなこともない生活をしています。

しかし気になります。
人様に説明できるような自慢の趣味は皆無です。

妻によれば、
「電機屋さん回りとホームセンター回りがあんたの趣味」
とのことです。
買い物もしないのに長い時間を過ごすことができます。


まぁ、趣味と言うよりもいろいろなことが好きで、
●車中泊をしながら一人旅ドライブを楽しむ
●このブログを書く(10年を越えました)
●庭いじりをする
等々。。。。
好きなことは(お金はかけないものの)時間をいとわないことにしています。

しかし人様に自慢できるような趣味はありません

まぁ、おたっきーにならないのがいいのかも。

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「裸芸」人をちやほやするな! [どう受け止めたらいいのか]


「昭和のテレビっ子」の私は宿題をする時はたいていテレビを見ながらでした。
ですから今でもテレビはよく見ます。
特にお手軽に「番組録画」ができるようになってからというもの録画をしてみている番組も数多くあります。

それでも、最近は「おもしろくない番組」「見たくない番組」がずいぶん増えました。
年齢的、世代的な要因も大きいのでしょうから、「この番組は私向きではないな」と思ったらまず見ません。

たとえば、

①明石家さんまさんと中居正広さんが進行役をするトーク番組

(理由)内輪の楽屋話が多く、見ていてちっとも面白くありません。「プライベートを売り物にするなよ」と思ってしまいます。


②「男の裸」が出る番組~いわゆる「裸芸人」という人たちが登場する番組

(理由)最近は女性の裸はずいぶん減りましたが、逆に男性の裸が野放図になっているようです。不快以上の何物でもありません。
この業界では彼らですら「芸人」と呼ぶのかと笑ってしまいます。

お気に入りの番組にこういう人たちが登場すると録画を飛ばしてみることにしています。


時代は絶えず動き変わって行くのですから、いろいろなご意見もあるのでしょうが、私のテレビ離れはこういうことから進んでいくようです。

「劇場に見に行こうかな」と最近は思うようになりましたが、ずいぶん先のチケットを取ってまで見に行くほどのエネルギーは湧き上がってきません。




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朝からの「タバコ臭」に誰も文句を言わないのか!? [どう受け止めたらいいのか]


昨日は早朝の通勤電車に乗りました。
ほどほどの混みようです。

が、しかし、
立っている私のそばの誰かの「タバコ臭」がきついのです。
めまいがしそうです。

夜勤明けなのか?
昨夜からお風呂も入らず着替えていないのか?

明らかに「たばこ部屋」のような愛煙家が閉じ込められて吸った異様なタバコの臭いです。

誰も文句も言わず電車に乗っています。
私はたまらなくなって次の駅で車両を変えました。

愛煙家の皆さんにお願いがあります。

●「タバコを吸う」ことへの嫌悪感のハードルが以前よりはるかに高くなっています。
朝からの「タバコ臭」は勘弁してください。

そういう方が働いている企業の皆さんにお願いがあります。

●「たばこ部屋」など作らないでください。この「タバコ臭」は「たばこ部屋」ができてからよりひどくなりました。
●世の中は愛煙家にはそうそう優しくないのです。


世の中にはいろいろな不満があると思いますので「我慢」することも必要かもしれませんが、社会的にこれほどまでに非難されている「喫煙」のことです。
愛煙家の皆さんももう少し上手にタバコを吸ってください。

多くのお客様は「スマホ」に夢中で気になさっていないのかもしれませんが、やはり不快です。



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「景気」はいいのか悪いの? [どう受け止めたらいいのか]

道行くたびに「景気はどうですか?」と聞いてみることにしています。

驚いたことに「景気がいいですよ」と答えた人はごくわずかです。
昨年の暮れのボーナスの頃、東証一部上場の超一流メーカーに勤める方のお話でした。
「うちはいいよ」と。。。

そもそも「YES」と答えるには控え目な国柄ですから、この企業は本当に業績がいいのだと思います。


ではその他の皆さんはいかがなのでしょう?
明らかに倒産件数も減っていますから「潰れるほどのご商売」も少ないかもしれません。

しかも、
●暮らしぶりはかつてと比べてずいぶん豊かになっています。
●海外旅行などもかなりの皆さんが行く時代です。
●ネットでは「〇〇の××は美味しい」と写真付きでアップされています。

こういう状況を見ると「景気が悪い」などとは言えそうもありません。


地方に行くと、多くの皆さんが「景気は良くないよ」と必ずおっしゃいますが、車やエアコンのある生活です。
そして長生きです。

東京23区内にある私の自宅の周辺はこの数年で半分以上の家が新築に建て替わりました。
今でもわが家周辺では新築住宅への建て替えが進んでいます。
マンションではなく一戸建てです。

それでも世の中の雰囲気は「景気がよくない」です。


とても不思議ですが、昭和世代の感覚から言えば、
●5年後、10年後まで贅沢ができるのかという不安があります。
●昭和の時代は、すべてが上向きになっていくという思いがありましたが、今の時代は「これからはどうなるのだろう?」と言う不安が絶えず付きまといます。
●「経済企画庁」がなくなり政府の公式発表も少し権威がなくなりました。
●日銀のレポートに対してもマスコミの取り上げ方は控え目です。


政治家やマスコミの派手な取り上げ方に庶民は地味に地道に経済現象を受け止めるようになったのかもしれません。
堅実なスタンスの庶民と派手好みのマスコミとのギャップが「景気判断」をも狂わせているのかもしれません。
昭和世代は「景気がよくなる」ベクトルを実感してきましたが、若い人たちには尺度がないのかもしれませんね。
かつては「日本人は悲観的に話すのを好む」と言われました。。。。


さてさて新しい時代の暮らし向きはどうなることなのでしょう。

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「好きなことを仕事に」するのか?「仕事を好きに」なるのか? [仕事についてのエトセトラ]


時々耳にするのが「お子さんが職を変えた」ということです。
そういう話の多くは、前職より見栄えや待遇が見劣りしているということです。

「見劣り」と言うのは甚だ失礼な言葉遣いですが、もともとよかれと思って就いた仕事なのに「肌に合わない」というか「なじめない」というか「向かない」と言うか。。。何が理由か不分明です。

私のような親世代は「終身雇用」こそよかれと思っている人も多く、親から見ればお子さんの不本意な働き方に憂いていらっしゃる方も多いようです。


親と言うのはわがままなもので、お子さんには

●「五体満足」であってほしいと願い。

●できたら「美男(美女)」であってほしいと願い

●「賢い子」であってほしいと願い

●「運動神経がいい」と願い

●「有名校に進学」してほしいと願い

●進学したら「いい職について」ほしいと願い

●就職したら「そろそろ結婚して」ほしいと願い

●結婚したら「子どもを作ってほしい」と願い

●子どもができたら「次はまだか」と願い

そういうふうにハードルを次々とあげてしまうものです。


現実にはいろいろとうまく行かないことも多いものですが。。。



さてさて「お仕事のこと」です。

かつては、「イヤでも我慢して働く」と言うのが一般的でした。

かく言う私の場合は、

特に好きなことやりたいこととして選んだ仕事ではありませんが、就職してからはその仕事がいやだと思うことは一日たりともありませんでした

今のように「誉められながら育ったわけでもありません」から「叱られたり、不本意なこと」にぶち当たっても「なにくそ」とか「何とかなるさ」とか「次はうまくやろう」と気分転換をしながらやってきたつもりです。


多くの若い皆さんに伝えたいのは、「好きなこと」とか「やりたいこと」を仕事にできる人はとても少ないと思われますので「その仕事を好きになること」「何とかおつきあいをすること」を意識なさったらいかがでしょう。


僭越ながら「働き方改革」を提案してみました。


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若者に「身の丈に合った生活」をしていると言われてしまう [小さな親切、余計なお世話]

若者二人と話をしました。
おそらく二人とも30代。
まだ「若者」という見かけです。


いろいろ話していたら「身の丈に合った生活」をしているとのこと。

ただ「あきらめ」に似た空気感が漂っています。
まだ若いんだから「上を目指す」というか「挑戦してほしい」ような気がします。
「無謀」を期待するつもりはありませんが、少しだけハードルを表に出してしかも上げてほしいです。
もっとも言わないだけでそれなりに内に秘めたものもあるのでしょうが。。。。


そんな二人は、それぞれ高級車に乗っていました。
「クルマ立派だよね」
と言ったら、
「ストレスのはけ口なんですよ」
とも。






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「平成最後の〇〇〇」と言われても [どう受け止めたらいいのか]


昨年の秋ぐらいからマスコミでよく使われる言葉「平成最後の〇〇〇」。



「平成」時代に起きた経済の浮き沈みや大災害などは「今上(きんじょう)天皇」のせいでもないはずです。
また、元号が短く終わることになる時代があったとしたら「◇◇最後」などと言う言葉もイージーには使えないはずです。


私のように「昭和生まれ」のものには、頭の中では「今年は昭和94年」と考えたほうが計算が早いこともあります。
たとえば、(まだ生まれていなかった時代ですが)広島・長崎に原爆が投下され、太平洋戦争が終戦を迎えた昭和20年(1945年)から今年は74年です。
来年は敗戦から3/4世紀を迎えるはずです。
戦争のない(ある意味)平和の時代が続いているわけです。

まぁ、西暦で数えれば簡単なことですが、元号をもって「時代」とか「歴史」を語るのには少し違和感があります。


「平成生まれ」の方なら、来年以降も平成××年と数えればいろいろと計算が簡単になるはずです。
平成31年が「新元号1年」になるわけですから、平成年カウントは新元号になっても「新元号+30年」で計算できますね。






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最近の災害は「想定外」なのか?「想定しなかった」のか? [どう受け止めたらいいのか]

今日は「成人の日」。
1月15日を「成人の日」と当たり前のように過ごしてきた者にとっては少し物足りないような。。。。


昨日(1月13日)のニュースでは各地で行われた「成人式」のニュースが取り上げられていました。
中には、
●東日本大震災
●愛媛(大洲)、広島(坂町)、岡山(真備町)など昨年の7月豪雨
●北海道(厚真町)の地震
などの大災害からの復興に挑む若者の姿もありました。

それはそれでいいのですが、こういう被災者の皆さんの今一つすっきりしないものがあります。

こういう大災害は「想定外」だったのか?「想定しなかった」のか?ということです。


過日、ある災害地の工事説明の場に同席する機会がありました。
そこで思ったのは、

権利義務の当事者は誰なのだろう?

「国」なのか「都道府県」なのか「市町村」なのか?

説明を受けているのは土地建物の被害があった当事者だけですが、集落や地域の代表者は聞く必要なないのか?

※堤防が決壊するほどの大災害の時にはその影響はこういう当事者だけでは済まないはずです。避難のリード役は市町村のはずです。そういう立場立場の関係が工事の内容に織り込まれているのかと不思議な気持ちになってしまいそうです。

この工事は土木工学的に正しいのか?
私が立ち会ったのは、濁流が「砂防えん堤」周辺の堤防を越えたり、「砂防えん堤」の底が掘れてブロック積みの堤防が倒壊してしまった現場です。
堤防をかさ上げするとともに川幅を拡げるそうです。
でも、その下流の川幅は従来のままです。上流が広がり下流が狭いままでいいのか?という疑問も残ります。


大きな災害が起きると「想定外」という言葉がよく使われますが、復旧工事の際には次の災害の想定をしているのだろうか?
ふと思った次第です。


大災害からの復興に立ち上がろうとする姿は確かに素晴らしいのですが、次の「想定外」を起こさないことも大切なはずです。


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「雪国」のおまぬけな大雪対策 [どう受け止めたらいいのか]

雪国に住む知人から連絡がありました。


消雪装置の水が出ていないので地域の世話役に聞いたら「本当だ。町の役場が忘れているのだろう?」と言い、町の役場にその世話役が電話をしたら「県より消雪装置は故障しており今シーズンは使えない」と返事があったと。


この地域は近年大雪が降り、「大雪による交通マヒ」がテレビでも全国的に中継されたところです。

知人曰く、「毎年、夏には消雪装置の点検や修理を繰り返してきたのに、冬になると故障って何なんだ。本当に税金の無駄遣いだ。行政が緩すぎる。」と怒りを越えて呆れかえっています。
しかも彼が指摘するまで誰も消雪装置から水が出ていないことに気づいていなかったようです。


私が「地方創生」問題に批判的なのも、こういういい加減な行政の執行ぶり、行政インフラ整備に手を抜いた姿を見聞きしてしまうからです。


すぐさま人的被害が出る「地震」とか「噴火」とか「大雨」などとは異なり「大雪」はじっくりと被害が効いてきます。
毎年、冬になると、
●高齢者のご自宅の屋根の雪下ろし
●道路網のストップ
●雪に閉じ込められた事故
等々のニュースが報じられています。


こういう「大雪」は、昨今の天気予報では事前に報じています。
また、そもそもの豪雪地帯なら毎年のことです。

なぜ対策が事前に取れないのか? 不思議でなりません。


目を見張るような「地方創生」の成功事例など聞いたこともないのに、選挙のたびに「地方創生」という言葉が踊ります

そんなことよりも「地方のインフラ整備」に力を入れる事こそ「地方活性化」の一丁目一番地のはずです。
この大雪対策だけは、他の災害に比べれば「技術開発」や「知恵」や「工夫」で対応できることが多いような気がします。


マスコミの皆さんもいい加減に「そうなのか?」と本当のことを伝えたらいかがでしょうか。



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公共工事やインフラ整備の費用公開を! [無駄の効用かやっぱり無駄か]


「税率が引上げ」られたリ「国や地方公共団体の借金」には敏感な人たちがたくさんいらっしゃるはずです。
では、税金の使い道はどうなのでしょう?

たとえば、テレビのローカルニュースを見ていると、「〇〇地域では使わなくなった小学校の校舎を利用して老人たちのための◆◆を作った」というようなニュースが流されることがよくあります。


税金の負担や入り口には敏感な皆さまも使い道(出口)になるとその敏感さも少し減ってしまうのかもしれません。
特に、地方公共団体レベルの比較的小さな案件については関心のない方が多いような気がします

●なかにはこういう無駄遣いが積もり積もっている
●維持・修繕・修理費などランニングコストが考えられていない
●携わる公務員さんの人件費のことが考えられていない
等々課題は覆い隠したままです。


「地方創生」とかなんとかという美しい言葉の中には相変わらず無駄を追加的に作っているものも少なくないようです。

もう昔と違います。

所得も約束的に増える時代ではありません
何よりも「人手不足社会」になってしまいました

何気なく流れているテレビのニュースや新聞記事ですが、今の時代にそぐわなくなっていませんか?


税金の無駄遣いという発想から一番遠い所にマスコミこそいるのではないでしょうか?

「公共事業の資金調達」はどのように行われているのか?
こういう時代になった今はもう少し掘り下げて考えていく時代になっているのではないでしょうか!

把握のしやすい「小さな公共事業」からこそ「資金計画の開示」を始めて行ってくれませんか

「そんなものいるのか?」という着眼点こそ今の世の中には必要なような気がします。



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お正月の「朝まで生テレビ」のこと [どう受け止めたらいいのか]


「朝まで生テレビ」(テレビ朝日)という番組をご存じでしょうか?
田原総一郎さんをメインの進行役に各界の論客(政治家、学者、マスコミ人等)が夜を徹して討論・議論する番組です。


かつてはよく見ていました。録画してみることもありましたが、最近はずいぶん見ていませんでした。
大晦日の夜のこと、「紅白歌合戦」も「ゆく年くる年」も終わり所在なくテレビをつけると「お正月スペシャル」をやっていました。

途中から見始めたのと、うたた寝もしたりですべてを完全に見たわけではありませんが、いつもに比べずいぶん違和感が伝わってきました。

①田原さんのキレが鈍った
②ずいぶん論客が減った
そして何よりも
「地方創生」策については他の人の話を遮ってまで話し始める方もいらっしゃいましたが、「防衛」政策になると沈黙基調になってしまいました


「地方創生」については情緒的・文学的な(ある意味的外れ)の話でも長話はできますが、「防衛」政策についてはどうやら正攻法で議論しなければいけない昨今の国際情勢を鑑みればうかつに話せないのも実情でしょう。

「戦車」や「軍艦」や「航空機」の装備などに(ある意味オタク的な)知識があっても、韓国、北朝鮮、中国との間で外交上の話題がここまで現実的になってしまうと「政策」を語れる方は本当に少ないようです。

今までのように「我こそ論客」とでも言いたそうな方も「おとなしの様子」です。


地方創生」策の議論は笑ってしまいました。

所得の高い方々の東京での机上の議論」あるいは「著名人が地方に行っていい所だけつまみ食い」しているような話にはうんざりしました。


「地方礼賛」のオンパレードの方もいます。
「地方の人達が抱えている本当の課題」などどこかに行ってしまっています

地方は女性が働きやすい」的におっしゃった学者先生の話は胡散臭さがつきまといます。
〇〇県は女性が子育てしながら働ける素晴らしいところ」的におっしゃる姿には笑ってしまいました。



この番組のハッシュタグのついたツイッターでは、

〇〇に住んでる子育て世代です。共働きが多いのは、大企業もなく、男性の平均収入が低いからです。共働きしないと生活できません。女性は非正規雇用がかなり多いと思います。


確かに田舎には仕事がない。これは事実。同時に、不便な場所でもパソコンがあれば出来るような仕事に就くことができるような高度な教育が行き届いていないのも田舎。都会ほど新しい技術や便利なもので溢れてるけど、それを本当に必要としているのは田舎だと思う。


「〇〇県は東京よりも女性が働いている」の理由を待機児童の話にしているが、経済力の方が多い気がするが。それ以外にも説明変数が多すぎるからここから議論は進まない。


昨夜久しぶりに朝まで生テレビ見てたけど普段頭のいい事言ってるパネリストの皆さんも少子化の話になるとトンチンカンなことばかり言ってた。

等々。。。。


私の新年はこういう番組を見ながら始まりました。


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「多選知事」の通信簿 [少し政治的な話を。。。。]


今年は統一地方選挙の年のようです。

そのためか「多選知事」の続投表明や「多選知事」に向かう新人の出馬等もマスコミでは取りざたされているようです。

知事の任期は4年
あのアメリカ大統領の任期と同じですが、アメリカの大統領には2期8年という歯止めルールがあります
「多選」というからには、この2期8年を超えてまだ知事の職にある、あるいは職にあり続けようとする方々のことという風に定義しましょう。

もし、民間企業なら2期8年の長きにわたって業績の伸長がなければ4年を待たずに首の付け替えが行われることも多いかもしれません。

首長特に知事の「多選」は何を基準に評価されていくのでしょう?

よくわからない「人柄」とか「ほかに候補がいない」とか「マスコミでの露出度が高い」とか「説明できない存在感」というようなものがあるのでしょうか?


有権者が首長(知事)の評価をすることはことほど左様に難しいのではないかと思います。


マスコミ諸兄にお願いしたいのは、例えば、

1.業績

たとえば、

①一人当たりの都道府県民所得が向上した

②合理的説明のできる予算の使い残しができた

等で測ることができるかもしれません。



2.功績

たとえば、

①住民誰しもが望むインフラ整備を企画した

②災害等の対応ぶりがよかった

③閉塞感漂う都道府県の風土に風穴を開けた

等々で比べることができるかもしれません。


マスコミの報道ぶりを見ていると、「言葉の遊びによる花の咲いたことのない種まき」「マスコミへの露出度の高さ」「政党の推薦」などをもって「当然視する」ような伝え方もあるような気がします。。。。


群馬、福井、福岡、島根などでは複数の保守系候補が名乗りを挙げているとの報道もあります。
意欲的な後継者、新人が立候補できる都道府県こそ「勢いの種」があると考えてもいいかもしれません。


権力は腐敗する」とも言われます。
優秀な知事は「後継者」を作って行くのもお仕事の一つなのです。


行政は住民のためにある

ということを、マスコミも有権者も何よりも多選知事自らが理解しないといけないのではないかと思います。



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「ネット」(デジタル)より「口コミ」(アナログ)のほうがいいこともある [無駄の効用かやっぱり無駄か]


小さな本屋の店主と話していた時のことでした。

私が「あそこはよかった」的な話をしていたら、そばにいたお客さんが「そういうところの写真は撮っていらっしゃるのですか?」と声をかけてこられました。

少しご関心のある話だったのでしょう。

私は、「写真はそれなりに撮っていますが、ネットにアップしてもライバルも多いので比べられてしまいますよ。こうやって口コミで話を拡げていくことも有意義なこともかなりあると思います」と。

彼女はその後も話題の中に入っていらっしゃったので、それなりに話題は広がって行きました。
ちょっとした場所やモノやコトのよしあしや評判を伝えるには意外にも口コミのほうが話に引き込みやすいということもあるようです。

「なんでもかんでもネット」という人もおありかもしれませんが、このように「議論」とか「会話」とか「長話」の楽しみというのもあるはずです。


実は、私のほしい本はなかったので他の店に行こうかと思いましたが、「取り寄せましょうか?」と店主がおっしゃったのでお願いすることにしました。


最近の世の中はこういうちょっとした伝え方、表現の仕方もあるのです。







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葬儀屋さんとタバコ臭 [仕事についてのエトセトラ]

私は「火のついたタバコのニオイ」と「愛煙家の体臭の混じったニオイ」が大嫌いですので少しバイアスが掛かっていることをお許しください。

先日、中堅の葬儀屋さんの幹部の方とお話ししました。
その席には、後継となる若い幹部候補の方も同席です。

その時気づいたのは、その若者の「タバコ臭」の強さです。
彼に意地悪に質問してみました。

「あなたはこの会社に何年くらい勤める予定ですか?2~3年ですか?それとも定年まで勤めるつもりですか?」と。

彼は、「定年まで勤めるつもりでいます」と。


その回答を受けて、私は「もし定年までこの会社で働くつもりなら、即、たばこを止めたほうがいいですよ」と申し上げました。

この企業は、互助会組織で事前に積み立てを募集しておいて葬儀費用を割り引く仕組みです。
したがって、葬祭の実行部隊というよりも積立金のセールスが何よりも優先する仕事です。
そして「たまたまこの葬儀屋さんにお願いした」という偶然では済まされません。


ボロ服を着て、何日もお風呂に入っていないような体臭のする係りの方」や「水商売然とした強い香水の香る方」が葬儀を執り行う人たちだったとしたらご遺族の皆さんはどんな思いをなさるのかを考えてみるとよくわかります。


●「しめやかな弔いの時を迎えていらっしゃるご遺族への心遣い」というものはどうするのでしょう?

●「積立金」募集セールスに行った時お客様から何と思われるのでしょう?

●「お父さんがタバコを吸っていなければ。。。。。」とお思いのご家族はどれくらい多いことでしょう。


たかが「タバコ臭」。。。それがどうした?と思いの方もいらっしゃると思いますが、職業には「敢えてしなければいいのに」という環境設定があるはずです。

彼には、私が昔読んだおとぎ話「大蛇を退治する話」もしておきました。

村人を困らせていた大蛇にタバコのヤニを集めて追っ払った」という話です。


今度彼に会うことがあるかどうかよくわかりませんが、少し楽しみになってきました。



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「経済効果〇〇〇億円」という机上の空論 [どう受け止めたらいいのか]


イベントや商品などの成功を見込むと「経済効果〇〇億円」などと言う話をなさるマスコミがあります。

本当にこういった「経済効果」は実現しているのでしょうか?


たしかに虫眼鏡で見るようにそのコトやモノだけを取り上げてみると確かに経済効果があったかのような気になるのは事実ですが、丁寧に考えてみると、

1.「日本」以外の人が消費しないと「日本国内の経済効果はない」

「経済効果=売上増」だと考えると、日本人個々のお財布の中を見ると、

所得が増えない限り、
預金を崩す
借金をする
ほかの消費をやめる
ことがないと、資金は産まれていません。
こういう状況で経済効果があったと呼んでもいいのでしょうか?
おそらく資産負債の状況が変化したか、他のご商売の方の売上減を産んでいるはずです。

日本の高度経済成長が「輸出」の恩恵だったことやアベノミクスの柱の一つに「インバウンド観光政策」があることの意味がよくわかると思います。


2.一時的な「経済効果」はコストアップになるだけ

たとえば、「一時的な経済効果120億円と毎月の経済効果10億円ならどちらがいいのか?」というテーマで考えてみてください。

たとえば「ホテル」というビジネスだとわかりやすいと思います。

一年間の経済効果(売上増)という見方をすれば「一時的な経済効果120億円」と「毎月の経済効果10億円」なら年間の経済効果(売上増)は同じ120億円です。

ところが、コストを考えると少し変わってきます。

●「一時的な経済効果120億円」のためには客室を120億円分用意しなければいけませんが、この時期が過ぎてしまえば空室ばかりになってしまいます。
つまり客室の稼働率(回転率)はものすごく悪くなってしまいます。

ところが、「毎月の経済効果10億円」のためには客室は10億円分の用意で足ります。
おそらく客室の稼働率(回転率)は高く、資金的にも随分助かります。


●「一時的な経済効果120億円」のためには従業員を一時的に120億円分用意しなければいけませんが、この時期が過ぎてしまえば従業員はやめてもらわないといけません。
つまり常用雇用では対応できないので、非正規的な季節労働者(パート・バイト)に頼ることになってしまいます。
この時期は他のホテルでも従業員ニーズが高まりますので、パート・バイトと言えども賃金は高騰してしまいます。
他方で、季節労働者ですから「労働の質」が高まらない恐れがあります。

ところが、「毎月の経済効果10億円」のためには従業員は10億円分の用意で足ります。
つまり、毎月コンスタントに従業員が必要ですから、従業員の安定常用雇用につながります。しかも熟練度も高まるはずです。



この二つの例でも、「一時的な経済効果の魅力というのはそれほど魅力的でもない」と言えそうです。


マスコミ」は「キャッチ―なことを好む傾向」がありますが「経営」というのは「継続的に経済効果」を享受することが望みたいものです。


現場では「平準化」と言えば当たり前のことになっています。
つまり突出した売上増や売上減ではなく、「安定的に売上が推移していくこと」または「費用が均てん化されていること」が期待されているので「均す」(ならす)という行動をとります。


経済効果はあるはずなのに景気が持続しない
経済効果があるはずなのに安定雇用にならない
ということの一端はこういうところにあるのです。
忙しいだけで「儲からない」という側面も顕在化してしまいます。


マスコミの皆さん。政治家の皆さん、テレビでかっこよくお話になる皆さん等々いかがご考察なさいますか?



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「休日」の増加は「働き方格差」を生むばかり [みんなうすうす気づいている]


今年のGWは天皇の退位・即位もあり10連休になるそうな。
そしてこういうふうにたくさん休日の連なることを「プラチナウィーク」と呼ぶそうな。

私は銀行員だったこともあり、当時は「休日が増える」のは大歓迎でした。

なにせ、

●休日でも貸出金利息はもらえる(休んでいてもお金は稼いでくれる)
●12月31日(大晦日)まで働き、1月4日から出勤というのが当たり前
●決済や手形期日の関係で現場にいないといけないことも多かった
●それなりに高給であった
●お客様企業から本当に頼りにされていた
~特に年末年始にはお客様がご挨拶にお見えになっていました。担当先の来訪が多いことで仕事ぶりや仕事能力がわかるとまで言われていました。

こともあり「仕方がない」という空気感でした。

※この年末年始の出勤体制は「大晦日は融資関連のお客さんが少ない」「ATMなどの機械が発達した」「時代が少し柔らかくなった」こともあり、次第に31日か4日のどちらかに交代で休暇を取るのも一般化してきました。

ところで現在はどうでしょう。
●流石に「休日」が多すぎます。
●銀行員と言えども「連続休暇を取らないと要領が悪いとみなされる」ほか、「金融庁からもご指導をいただく」状況になりました。
●また「あんたがいないとうちの会社は潰れる」などと言う企業はまずなくなりました。


ところで私の知る若者君。それなりに大手の企業に勤務していますが、働きぶりはブラックそのもの。この年末年始も31日まで出勤し、1月1日も出勤、2日は休んで3日からまた出勤という状況のようでした。
客商売なので休めないようです。
しかも休暇取得も不十分です。


世の中にはこういう働き方の人もかなりたくさんいます。
「要領が悪い」などと言う言葉では置き換えられない業務や仕事もあります。

ちなみにGWと言えども新聞は配達され、交通機関は動き、ガソリンスタンドやコンビニはオープンしているはずです。


交通機関のようにそもそも交代勤務が前提になっている業務は相応の対応はなされているのでしょうが、正規雇用の労働者は休み、非正規の労働者が代替するという現象が顕著になってきそうです。


エコノミストやマスコミのネクタイ族の中には「経済効果が〇〇〇億円」などとおっしゃいますが、あれは机上の議論というものなのです。

また、「おじいちゃんおばあちゃんちに長く行ける」「長旅ができる」などとメリットっぽく伝えるマスコミもありますが、「混雑ばかりが増える現実は違うでしょ。。。」と言いたくなります。

休日増よりも有給休暇の消化を上げることこそ真の働き方改革です。


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「地方議会議員」の立候補者を増やすには。。。 [少し政治的な話を。。。。]

今年はいわゆる「統一地方選挙」の年。

ところで「地方議会議員選挙への立候補者が少ない」(いわゆる「なり手がない」)問題はどうなったのでしょう。

待遇が悪いので「厚生年金加入」等の改善策を取りたいというような話もあったような。。。。


本当に地方議会議員の待遇は悪いのでしょうか?
素人から見れば「毎日議会があるわけじゃないし、催しや行事に出たりしてにこにこしている人も多いし、兼業の人も多い」という見立てもあります。


催しや行事に行けばそれなりに出費があるのかもしれませんが、公職選挙法もあることですし、ほどほどに取り組めばいいはずです。



私が見るに、「地方議会議員」への立候補者が少ない理由は、「選挙運動がめんどくさい」「しかも落ちたらばかばかしい」という点にあるのではないかと思います。

たとえば、

1.選挙選挙と言いながら「期日前投票が増えて来た昨今」では「選挙期間中だけの運動では足りません」。


2.町内会や集落の行事や催しに顔を出していわゆる「顔売り」をしなければいけません。

3.実際の選挙にはかなりお金がかかります。
●選挙事務所
●選挙ポスター
●ウグイス嬢
●選挙カー一式
等々だけでも些少な費用ではありません。
落選でもしようものなら元は取れません。


4.「政治家になりたい」という思いだけで立候補できるものでもありません。
「推してくれる支援者」があればこそです。


どんなに崇高な目的意識があっても今の選挙制度では、たとえ地方議会選挙と言えども、

政党に属していたほうがいい
立候補する前から知名度が必要
選挙費用はかなり掛かる
結局人気投票
落選者を支援した人に迷惑が掛かることがある
今の仕事を辞めてまで議員選挙に立候補する度胸はない

ということであれば、立候補できるハードルがとても高くなってしまう現実があります。

※地方では、落選者を支援した商売人とは付き合わないような風土があるところがあります。
土木建設業者さんには仕事が行かなくなったり、商店や食堂などにも客足を止められることがあります。


いっそのこと「選挙運動」そのものの見直しをしたらいかがでしょう。

●街頭演説はしない
●選挙ポスターは作らない
●地域行事や催しに参加したことを評価の対象にしない

政策・意見や名前の周知は「選挙管理員会」が統一的に一覧にして周知する
現在の仕事を辞めなくても立候補できる(不利益とならない)

くらいのことをやってみれば少しは立候補者も増えるかもしれません。


「なぜ立候補者が少ないのか?」の議論があまりにも少ないように思います。

「政治家が悪い」という話をよく聞きますが「いい人は立候補できないのが今の政治の状況かもしれません。



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「腕時計」をつけなくても困らない日々 [みんなうすうす気づいている]


「スマホや携帯電話を持っているから」という意味ではなく、「腕時計」をしなくても生活に困らないようになってしまいました。

たしかに腕時計に変わり生活空間のそこら中に時計は溢れています。

それでも仕事をしていた当時は毎日「腕時計」をしていました。
電車の時間、始業時間、会議の時間、アポイントの時間等々守らなければいけない時間がとてもたくさんありました。
だから信頼のおける「腕時計」が一つは必要だったのです。

ところが、仕事をやめてからというもの「時間に正確でなくても暮らせる」ようになってしまいました。

「お待たせしてすみません」と言われても「いいですよ急いでいませんから」と答えることにしました。
電車に乗り遅れても「特に急ぐわけでもないから次のでいいや」ということです。
早く着く必要もないことから「歩いて行く」ことも増えました。

年寄ると「せっかちになる」と聞きますが、私は不思議なくらい「のんびり」になりました。

残された時間の少なさは気になりますが「生き急いで」どうすると開き直ってでもいるように細かな時間が気にならなくなってしまいました。

これは若い時からかもしれませんが、「食事」の時間、「寝る」時間、「起きる」時間などはもうほとんどいい加減です。


若い人に自慢してみたくなってしまいます。

自由でいいだろう

と。


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「親子ほど年が違う」ということ [どう受け止めたらいいのか]

お正月のテレビを見るとなかなか楽しいコマーシャルが流れています。

「えっ?野球選手だったのですか?」

と紅白の司会をやった広瀬すず(1998年生 20歳)さんが長嶋一茂(1966年 52歳)さんのプロ野球選手時代の写真を見ながら話す富士フィルムのCMのくだりです。

https://dramac.jp/walldeco_hirosesuzu1812

二人の年齢差が32歳ということは「親子ほど年が違う」ということです。
つまり「見てきた景色が違う」ということになります。


ただし、ここで気をつけなければいけないのは「基本は変わらない」ということです。
にもかかわらず、年齢差を揶揄するような発言や無関心が時々存在するのは残念なことではないでしょうか?


30歳年長の方も30歳年下の方も「相手の見ている景色を尊重しながら議論する」ということも必要な時もあるでしょう。


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年賀状はいつまで書き続けるのだろう?~年賀状が教えてくれる「老い」 [どう受け止めたらいいのか]


お正月が来るといつも考えてしまうのは、

いったいいつまで年賀状を出し続けるのだろう?

ということです。


●仕事をやめた今となっては「今年もよろしく」的な話もありません。
●親しい人たちとはメールやラインで臨場感あるやり取りができてしまいます。
●いただいた文面にも「体調」とか「年金」とか「後期高齢者」と言う言葉が増えてきました。
●叔父叔母の年賀状を見ると「あて名書きがやっと」的なよろよろ文字のものもあります。

普段行き来をしない友人・知人・先輩・後輩とは「普段の無沙汰の非礼を詫びる」とか「私は元気ですよ」宣言をするくらいの意味しかなくなってしまいました。


そういえば、
●私は家族葬のつもりでいますから万一の場合も年賀状をやり取りしている人にお知らせすることもないと思います。
●家族に「喪中」の知らせを出してもらうのも気が引けます。
~私はいただいた年賀状を見ながら「あて名書きは手書き」していますから、おそらくわけがわからないと思います。
●彼らの訃報に接し、私が弔問することもおそらくないでしょう。
●「出すと来ない」「出さないと来る」と言う隔年キャッチボールも間々あることです。

こんな風に考えると、

年賀状を出さない親切」「年賀状をもらわない親切」もあるのかもしれません。


今年の元旦もまた「出してないけど来た」方が何枚もあります。

●法人名のものは返事を出さないことにしました
●きっと来年も出さないだろうなと言う人には出さないことにしました


年賀状のやり取りが減るのは寂しくもあり未練もありますがそろそろ潮時かもしれません。
私は物持ちがいい方なので何年も前にいただいた年賀状がたくさんあります。
特に住所録も作っていないので、シュレッダーにかけてしまうと「音信不通」の線を引いてしまうことになってしまいます。

まぁ、いいか。。。。

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