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留守宅の「生け垣の剪定」と「個人情報」 [どう受け止めたらいいのか]

ご近所のお宅の生け垣の剪定をしてあげました。
まぁ、私の「おせっかい」のなせる業です。
昨年(2018年)の12月のことでした。


もともとはご高齢の方がお一人でお住まいだったのですが、ある日緊急入院をされそのまま施設に入所されたため、空き家となってしまい「お正月も来るのに生け垣が鬱陶しい」ことになっていたのです。
ここのご主人はお庭の手入れに余念のない方でした。
「もっとすっきりしたい」というお話も聞いていました。


私は無断でも剪定をやる気でいたのですが、そうは言っても「後日のトラブルのことを考えたら了解があったほうがいい」ので、この家のお隣の奥様に相談したら彼女も大賛成で「私の知り合いがこのお宅のご主人のご兄弟姉妹の電話番号を知っているらしいので教えてもらって了解を取ってみる」とのお話です。

彼女は「さっそく了解が取れた」とわが家に連絡をくれました。
そこで私は「剪定ばさみ」と「のこぎり」をもってごみ収集日の朝から「剪定作業」を行い始めたのです。
中に入るのはさすがにはばかられるので道路側から剪定できる範囲でしたが。

作業をしていると、ご近所の奥様方(40歳代2人、80歳代1人)もゴミ袋をもってきてお手伝いをしてくださいました。
特に難しい植栽でもなかったので私がバサバサと切り落とすと、彼女たちがゴミ袋に入れるという繰り返しで、ごみ収集車が来るまでに作業を終えることができました。

素人ながらもまずまずの出来栄えのようです。
ご近所の方からは「プロがしたみたいにきれいになった」とのご評価をいただくことになったのです。


そこまではよかったのですが、電話連絡の労を取っていただいた奥様がおっしゃるには、後日このご兄弟姉妹のご夫婦の一組がお菓子をもっていらっしゃって「お礼もそこそこに、どうやって電話番号を調べたのか?」と苦情めいたお話をされたとか。


この奥様も「私は不愉快になってしまって」「最近は難しい時代だから」と驚きを隠せないようです。


電話番号=個人情報の壁問題です。

このお宅のご主人様は80歳代の方なのでご家族様にはいろいろと思いがおありのご様子ですが、せめて連絡先ぐらいはお隣の方にでも伝えたり、「何かあったらよろしく」的なお願いをなさってもしかるべきです。

みなさん長年お住いの方々です。
またご近所仲が悪いという話も聞いたことがありません。


さらに奥様がおっしゃるには「主が存命のうちに売却したい」ご意向だとも。
だからと言って茂った生け垣を放置しておいてもいいということでもないでしょう。


ここ数年わが家の周囲では「古いお宅が売却され、重機が入って取り壊され、また新しい住宅が建つ」ことが続いています。
取り壊しの際は「地震よりも大きな振動」が伝わってきます。 おたがい様なので直接苦情を言う人はいませんがなかなか心苦しい問題でもあります。
最近新居を建てて引っ越していらっしゃった若奥様も「ひどい振動ですね。ひょっとしてうちの場合もそうだったのですか?」とお話しされていました。
お互い様なので誰も文句が言えないし、新しく引っ越してこられた方に文句を言っても詮無いことです。
お役所の手を煩わせるほどのことでもないとは思いますがが。。。。
「街並み維持の義務」という制度でも作らないといけないかもしれません。

近隣関係というのは難しい。


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