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若者労働力を無駄遣いする大人たち~東京電力のガス代半額キャンペーン [無駄の効用かやっぱり無駄か]

世の中は「労働力不足」だと言われています。

私がいつも思うのは、
●ほんとうに労働力は不足しているのだろうか?
●必要でもない商売に若い人が割かれ過ぎていないか?
ということです。

ところで、最近は、「電気代をお安く」「ガス会社を変えませんか?」的なセールス電話を受けたり、チラシを見たり、街角などでセールスをしていたりという機会に遭遇されることはありませんか?


ここのところ、近所の駅前で「初月 ガス代 半額!」という東京電力のキャンペーンをやっていました。

10人くらいの集団で
●幟旗をたて
●ティッシュとチラシを配り
●道行く人に声をかけ
をやっているのです。

道行く人の反応はいま一つのようですが、不思議におもしろいことがたくさんあります。

たとえば、

「東京電力」と名乗りながら、胸の名札には「東京電力エナジーパトナー株式会社」

チラシを配っていた人たちはそのまた子会社の人たち(委託を受けた会社)

その働いている人たちは非正規の若者

その人たちは、ほぼ業務知識なし

「安くなる」と言ったところで、今の契約を丁寧に見直したり、電気の使い方を見なおせば減る程度の金額

「エネファーム」は使えるのか?と聞いても答えられないレベル
~偉い人と相談の結果、今までの「東京ガス」で契約を続けてくださいとの回答

というような状況です。


世の中にはこの手の話はありがちですが、今は「人手不足社会」です。
しかも「若者労働力が不足」しているのです。

つまり若い人たちがこの程度の仕事で非正規で使われていて、その若者自身が将来の不安を持っていないという状況です。


東京電力というような巨大組織ならこの程度の仕事ならベテラン社員を各部署から引き抜いてもできるはずです。
子会社、孫会社を使って若い労働力を無駄遣いしている
と見えてしまいます。

この無駄が、電気料金にオンされているはずです。

こういう公共的インフラ事業はイージーな取組みは禁物です。

「競争を促進して価格を引き下げる」というには無駄が目立ちます


労働力不足が当然のように語られる昨今ですが、世の中に必要のない事業や商売に労働力が無駄遣いされているとしか思えません。





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