SSブログ

「象徴天皇」制度を守ろう [みんなうすうす気づいている]

「平成」が終わり「令和」が始まりました。

マスコミや商業ビジネスはこの移ろいを大きなメモリアルとして取り上げ、取り組んでいるようですが、私自身にはそれほど感慨もありません。

ややもすれば「10連休」のほうが特別視の対象になってしまいそうです。


「時代の移り変わり」という意味では「2000年を迎える時」のほうが興奮しました。
こどもの頃、マンガなどで夢見た「21世紀」を現実に迎える
仕事の上でも「システムがうまくワークするのか?」と気が気ではない
ということで、その夜は行きつけの飲み屋で、気の合った人たちと迎えていました。
オフィスには留守番役を残したままで。

※何もないのが当たり前だったし、私がその場にいても即応することはなかったので支店からそう遠くない連絡のつくところにいました。
(NTTの支店長と私が発起人のような会でしたから。)
知り合いの弁護士さんがカレーを煮込んで臨戦者向けの炊き出しでもありました。


あまりマスコミは報じませんが、平成天皇の素晴らしいのは、

「政治利用」も「宗教支配」も無関係だった初めての天皇

ということではないかと思います。

(日本国憲法)

第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く

第四条 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。
2 天皇は、法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる。


私は昭和の生まれであり、テレビを通じて知る「原爆」や「終戦」の式典の様子はこども心に強く焼き付いています。


私自身は支持する政党もなければ特別の宗教の信者でもありませんが、

平和な暮らし

ということに代わるものは何一つないという考え方が強くあります。


このところのマスコミの伝え方を見ると「平成最後の」とか「令和初」とか、そういうことはどうでもいいような気がします。


今回は30年というほどほどの期間を経ての「改元」(天皇の交代)なのでわかりやすい点もありますが、この「ほどほど感」がない時はどうするのだろう?と思ってしまいます。


そして、皇室の皆さんには、ある一人の人格として「個」の部分があるのではないかと思います。

・健康は?
・恋愛・結婚は?
・就職は?
・少子化は?
等々、時代の移り変わりの中で位置づけも変わって来るのではないかと思います。

そこで失われて行けないのは「政治利用」「宗教支配」の排除ということに他ならないのではないかと思います。


「天皇の交代なのか?」「元号の交代なのか?」今一つよくわかりませんが、世の中が落ち着いたら「象徴天皇」の歴史的・文化的な行事であったと冷静にみることも必要ではないかと思います。


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事