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他人の口を借りて話す [無駄の効用かやっぱり無駄か]


親子などの場合など、なかなかストレートに話しづらいこともあります。

先日叔父の家に遊びに行った時、「仏壇を買う」という話になりました。

すでにお墓は準備している叔父夫婦ですが、どうも「仏壇」までは準備していないようです。
「おじさん仏壇はどうするの?」
と私がストレートに聞き、かぶせるように「大きいのよりも小ぶりの上品なのがいいと思うよ」と私のお薦めまで話してみました。


叔父は黙っていましたが、叔母のほうが「私の妹のところは。。。。」と今まで切り出せなかった話を出してきます。
叔父は多分昔から多くの家にあるような「大き目な仏壇」をイメージしていたようです。


叔母が「仏壇はどこの部屋に置くのがいいと思う?」とどんどん話を進めてきます。
叔父も「想定外」というか「今まで考えていなかった」ような顔で聞いています。

私が少しアドバイスをしました。
「これは少なくとも私の考え。おじさんの本音もあるだろうし、子どもたちの意向もあると思う。そんな時は、『甥の●●が来て仏壇お話をしていった。私はそうは思わないけどあいつがこんなことを言っていたけどどう思うか?』と息子たちに聞いてみたらどう?」
と。
「これはなかなか切り出しにくい話を『他人の口を借りて話を振る』というやり方なんだよ。
大切なのは『自分は賛成ではないが』というように反対の立場をにおわせながら子供たちの反応を見ると話が具体的になりやすいかも」
とも付け加えておきました。


なんとなく叔父も満足げです。
何よりも叔母が乗り気です。

そういうトークがあってもいいはずです。

上司部下という関係でも効果がありそうです。
「他人の口を借りて話す」という話し方は。

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