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「制限速度」を守って運転していますか?~例えば「大津園児死亡事故」~ [どう受け止めたらいいのか]

大津市の園児が巻き添えになった大きな交通事故がありました。
いろいろな受け止め方があるとは思いますが、私が思うのは、

①こういう事故被害は園児でなくても逃げられない

「一般的には右折車に80%の過失」というのは車両間の物損事故被害の場合のこと。
今回の直進車はブレーキも踏まずそのまま横断歩道に突っ込んでおり、犠牲者への責任は重いはず。

③右折車両による直進車の進路妨害が原因であることは間違いないが、直進車の右前部と右折車の右前部が衝突しており、直進車のスピードやブレーキを踏んでいないことが大きな事故につながっていることも否定できない

④とっさのことなので直進車も止まれなかったことは理解できる

一般道の制限速度(今回は50キロ)を守って走っている人は少ない。特に片側1車線の場合は。

と言った視点の検証も必要だと思います。


実は私は、赤信号で停車中に後続車に追突されたことがあります。
乗っていた車両は全損
●結局私は脳内出血で頭部に穴をあける血抜き手術を行った
という結果になりました。

この時、友人の医者や車のディーラーの担当者からは、
「よく死ななかったね」
と言われたものでした。

事故当時、警察を交えた検分の時、加害者は、
①ぼーっとしていた
②自分は60キロで走っていた
③ここの制限速度は50キロ(実際は40キロ)
④ブレーキは踏んでいない
と話していました。

●事故直前の私の車のルームミラーに映った後続車は「猛スピード」でした。
●おそらく80キロくらいは出ていたでしょう。
●私の車は1回転して反対車線に飛び出しました。
●私自身は衝突直後の記憶はありません。
(気がつけば反対車線で止まっていました)


●加害者の車(日産エクストレイル)はやや左に逸れたところで二つのエアバックが飛び出した格好で止まっていました。
車に詳しい方なら「よく死ななかった」という言葉の意味が伝わると思います。
なお、損害割合は0:100だったのは言うまでもありません。


一般道を走ると、制限速度を守って走る車などまずありません。
(逆に高速道路では制限速度で走っている車はかなりあります)
自宅周辺の制限速度は30キロのところが多いですが、30キロで走っている車は本当に少ないようです。


こういう大きな交通事故が起きる主因は「スピードの出し過ぎ」に違いありません。

私が見ている限りでは、交差点に進入する車で減速する方はまずありません
特に、黄色信号で進入される方は逆に加速なさる傾向があります
環八のような大きな道路を右折する際の待ち時間はとても怖いものがあります。


今回の事故で、多くの自治体は「園児の歩行路の点検をした」というニュースが流れていました。
また、ガードレールや防護帯の強化などを提言される方も多いと思います。

しかし「最大の対策はスピードを出さないこと」と私は声を大にして言いたいです。

今でも交差点の信号で停止する時は「止まってくれるのだろうか?」と不安でなりません。


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