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「親が子を養う時代」だとか [どう受け止めたらいいのか]


近所の建築現場で働く職人のおじさんがおっしゃるには「今は、親が子を養う時代」だとか。


この職人さんは、アラ70くらいの左官さん。
「若い人はやらないの?」
と聞いたら、
「もうね、今は『親が子を養う時代』だから若い人はこんなところで働かないよ。若い人の中にも一生懸命働いている人はいるけどね」
と。

そして「10年もしたらこういう仕事はなくなるかもね」とも。



そんなところに資材を配達しているトラックがやってきました。
聞けば結婚もしている24歳で、独立してやっているとか。

経理は奥さんがやっているけどまだ法人化するまでには至っていないとも。


トラックのエンジンをかけたままに作業をしているので、「エンジン切っておいた方がいいよ」
「排ガスの臭いがすごいし、うるさいし、ガソリン代がもったいないし、動き出しても困る」と言うと彼はすぐエンジンを切ってくれました。
「近隣の苦情が出ないように気配りしながら仕事をするようにしたら無駄なことが減るよ」と言うと納得した様子です。

●素手で木材を運んでいるので、「手袋をした方がいいよ」と言うと「皆さんからよく言われるけど、暑くて。。。」
「手袋」をした方が「ケガのリスク」が減り、また「力もいれやすい」ということは彼自身わかっているようでした。


経営ぶりの話などをすると、「そういう話を聞かせてくれる人はいない」とも。
彼は「お酒も飲まない」とも。


若者と年寄りのコミュニケーションがうまくいっていない時代」なのかもしれないと思ってしまいました。


今の世の中、過干渉が嫌われ、また何か言うとパワハラ呼ばわりされてしまいます。
ただ、どこかで線引きを緩くしないと人材が育たないような気がします。


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