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国会議員の教科書~「国民の安全や安心」を守るために [少し政治的な話を。。。。]

どうやら臨時国会の開催中のようです。


今回は「台風19号」被害の真っただ中での国会なので、災害対策優先なのは仕方がないとして「関西電力」問題もあったはず。
というか、台風被害があまりにも大きかったために、世の中ではどんなことが課題だったのかすっかり忘れてしまいました


ところで、国会議員各位は何をもとに質問をなさっているのでしょうか
・各政党の事務局が用意した準備資料なのか?
・各議員がお勉強された成果なのか?


かつて私は霞が関のお仕事に関わっていたことがあったのですが、
その時に国会議員さんの「教科書」は各省庁が作った「白書」あるいは「審議会の報告書」がベースということもよくあったようです。


最近気になるのは、この「白書」という声をあまり聞かない、あるいは重要視されていないということです。


「白書」は各省庁の精鋭部隊が1年間の所掌事項のレビューと課題と展望をまとめ上げたものです。
前年度1年間の事象の分析
ヒストリカルなデータの検証
がベースになっていたはずです。
そして、単一省庁だけではなく関係各省庁の吟味を経たうえで作られたものです。


平成に入って以来「大きな災害」に何度も遭遇しています。
その惨状を伝える報道には「たいへんだぁ!」という話と「ボランティア」とか「元気をもらった」「勇気をもらった」と言ったなんとなく情緒的な部分が前面に出てくる報じ方が多いような気がします。


最近のこういった「自然災害」の悲惨さを見聞きするにつけ、
いつか見た光景ではないのか?
その教訓が生かされていたのか?
まさか「油断」ということはなかったか?
かつての災害で何かを勉強したのか?

文明や技術が進む中「まさか」という思いも強く感じてしまいます。


「白書」・・・・なんとなく税金の無駄のように思われがちですが、今の国家政策の遂行には連続した吟味がますます必要になってきたのではないかと思います。

「劇場政治」をテレビ・ラジオはおもしろおかしく伝えているようですが、今一度「基本に帰る」ことも必要ではないでしょうか!


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