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住宅地の「緑」の寿命 [どう受け止めたらいいのか]

昨日は近所のお宅の生け垣の剪定をさせていただきました。

頼まれたのではなく、私の方から「運動不足なので刈らせてください」とお願いしたものです。
このお宅は普段は「お留守」。
近所にお住いのお嬢さんが道路回りの「掃き掃除」と「おうちに風を入れる」ために毎日のように通っていらっしゃいます。
大きなお庭でいつもは「植木屋」さんが入っていらっしゃいますが、今年はまだのようです。
「松」などの高級木や「高木」を除けば、素人でもある程度の剪定はできるものです。

最近はこんな風に「植木」の手入れがままならないお宅が増えてきました
・植木屋さんを頼むほどでもない
・そうかと言って自分ではできない
・人を頼めばお金がいる
という事情もあります。

季節に従って植木屋さんが入るのは相当のお金持ち。
多くのお宅の植木はそろそろ剪定してもいいころ合いです。


私は丸っきり素人ですが、
●自宅の庭の植木は自分で剪定している
●ご近所のお宅の庭が元気をなくしているのを見るのも忍びない
●こざっぱりとした庭が好き
●これからは落ち葉が増える時期
等々を踏まえながら傲慢にも「お宅のお庭の剪定をさせていただけないか」と声をかけてみました。
知り合いの皆さんには「しかたがない」的に応じていただきました。
これで2軒目です。
※素人の私の方からお願いしたこともあり当然お代はいただきません。


昨日のお宅はいつも鍵がかかっているので道路からできる範囲です。
それでも40ℓはいるゴミ袋に4袋くらいの分量になりました。
しかも小さく枝を切り刻んだうえでです。


「ヒートアイランド」とか「森が」とか「緑が」などとおっしゃる方は多いのですが、「お金をかけてまでお庭の世話をするのが困難になりつつある」ような気配です。
結果、ご近所から「緑」が減っていくのです。
「蚊がいなくなってよかった」「落ち葉が減ってよかった」と喜ぶわけにもいかないでしょう。
そんなことになったら東京の住宅地は味気ないものになってしまいます。

若い建築デザイナーの方の中には「緑を植えるのは義務でもないし」とおっしゃる方もいます。
不動産業者さんに聞けば「土がある家を嫌がる人も多い」とか。

「内水氾濫」「地球温暖化」「CO2排出」等々と新しい言葉は次から次へと生まれてきますが、一人一人もそういうことに小さな協力をする方策をとってもいいのではないでしょうか。。。

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昨夜は満月でした。


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