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筋が通らない高齢者の発言~「飯塚さん」と「橋本さん」のお門違い [どう受け止めたらいいのか]

先週のテレビのニュース番組を見ていてなんとなく変だなと思ったことがありました。

一つは、池袋の交通事故の加害者:飯塚幸三容疑者(88)の次の発言です。

安全な車を開発するようにメーカーの方に心がけていただき、高齢者が安心して運転できるような、外出できるような世の中になってほしいと思っております


88歳の高齢、体調不良にもかかわらず池袋と言う繁華街の道路を暴走し母子を死亡させるなどしたドライバーの後日(11月9日)の発言です。

たしか肉声をTBSテレビで流していたはずです。
この期に及んで「こういう発言をするのか」「あなたは言う立場にはないのでは」「容疑者のと家族はこういう発言を許すのか」と憤りを感じてしまいました。


そして「88歳の高齢者が安心して運転できる車」などが必要なのでしょうか?
「自動運転」の車のことを意識しているのだとしたら違和感も湧いてきます。

「自動運転」の車が世に出て「彼のような超高齢者」がこういう車に乗って行き交うような世の中ってどんな絵姿なのでしょう?
「車」だけではなく「道路」も「発着場」も「駐車スペース」も今の世の中にあるものとは別のものができないといけないかもしれません。
こういう人たちが「病院」や「デパート」の玄関に降り立つ姿を想像すると社会インフラそのものまで変えていかないといけません。

「あんたのような人が車を運転することの方がおかしい」
となぜマスコミははっきりと宣告しないのでしょうか!

一人で出歩くことの方が不安ではないかと思われるような人ならばこそ、「公共交通」の充実あるいは即応性を訴える方がまだ救われます


なお、マスコミの取り上げ方も不自然なところがあります。

●「88歳の男が書類送検されました」と読み上げる一方で画面には氏名も肩書も出ています。
●そもそもこの肩書もいつまで背負わなければいけないのでしょうか?退任してからのずいぶん経っているはずなのにまだ以前の肩書がついて回っています。
●「遺族の男性らが記者会見」という表現も違和感に満ちています。画面には被害者の方の「夫」と書いてあります。「遺族の男性」ってあまりにも抽象的すぎます。


二つ目は、「ウェークアップ!ぷらす」(日本テレビ系 19.11.16(土)8:00~9:25)での橋本五郎(72)読売新聞読売新聞特別編集委員の「たいしたことない」発言です。

大阪府知事、大阪市長であった橋下徹さんとの今話題の「桜を見る会」についてのやり取りの中でのものでした。
かねてから橋本五郎さんの「優等生」的または「聖人君子」的発言が気になっていました。
彼の話しぶりはマイルドですが、結局は「丸め込むような」コメントに終始しているだけではないのかということです。

「桜を見る会」に出てくる金額は彼らからすると「たいした金額」ではないのかもしれませんが、もう少し本質を突く意見が欲しいものです。
安倍総理周辺できな臭い話が出るたびに、結局は彼のようなコメンテーターがマイルドに包み込んでしまって今日があるような気がします。


私自身「いつか行く道」ではありますが、こういう年寄りにはなりたくないと思った次第です。

「高齢者」と言うと弱者のようですが、この二人の発言には腹が立ってしまいました。


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