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高齢者が「投資セミナー」に行くということ [鈍感日本人への警鐘]

中学校の先輩に「昼食でも一緒にしませんか?」と声をかけたら、「〇日は大学に行く」との返事がありました。
結局、その翌日に食事をしたのですが、「大学で講義でもしてるのですか?」と聞くと、「いやね、公開講座を聞きに行っていたんだよ」と。
「テーマは何ですか?」と聞き返すと、「ファイナンスプランナーによる投資セミナー」だったとか。


低金利の時代なせいか、小金持ちには「資金運用」が気になるようです。


私が彼に言ったのは、
●お気持ちはわかるけど低金利の時代に欲をかくのは無駄。
「金利」≒「物価上昇率」≒「経済成長率」 と説明されており、物価も低く、低成長の時代にそれぞれの成長率を越えるような「金利」や「利回り」はないと思った方がいい。
●著しく「利回りがいい」投資にはリスクがつきもの
●ここまで金利が低いと、将来の金利上昇を夢見る方がいい。
●だからこそ「今は銀行の定期預金」がいい。「安全に資金を守ってくれる」点を優先した方がいい。
●この金利下なら、銀行まで行く「交通費」や「振込手数料」もばかにならない。
●「ボケ防止」と「健康のため」という理由でいろいろな人の話を聞くことまでは否定しないけど。
等々。


かくして「無駄遣いをしない」と言うのが最良の資金運用策であり、もっと言えば「風呂、台所、トイレなどの自宅のリフォーム」こそ気持ちに余裕を持たせる最高の「生きたお金の使い方」ではないかと思う次第です。


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