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「早く」とか「遅い」と慌てるな [新型コロナ]

「新型コロナウィルス」についてはとにかく異様な事態です。

昨日はふとこんなことを考えてしまいました。
空襲が頻繁にあった戦時中」と「新型コロナ」とではどっちがたいへんなのだろうか?
と。

第二次世界大戦(太平洋戦争)の時のことを体験や記憶として理解できる人というのはおそらく90歳以上の方でしょうから多くの方は先の戦争の「空襲」なんておそらくわからないと思います。
※90歳=昭和5年生まれ、終戦時は15歳。

「太平洋戦争」末期というのは、
●政治~統制
●経済~統制
●マスコミ~統制
●軍部~強力な力
●物資~不足
●石油~不足
●医療体制~不十分
●食料~不足
●死の恐怖~空襲、栄養失調

そして、「新型コロナ」蔓延中の今
●政治~規制なし
●経済~一部自粛
●マスコミ~規制なし
●軍部~存在しない
●物資~マスクを除きほぼ充足
●石油~充足
●医療体制~崩壊懸念
●食料~充足
●死の恐怖~新型コロナによる肺炎

どっちが不安だったのだろうかと。。。。
そんなことを思い浮かべながら、テレビラジオをつけると、「早く」とか「遅い」という言葉が飛び交っています

たとえば、

1.首都封鎖

・本当に「東京が封鎖」されたら具体的にどんなことが起きるのかイメージできません。
・丁寧なアナウンスと準備期間がなければ大混乱に陥ってしまうでしょう
・今のような「自粛」ではどうしてうまくいかないのでしょう?
・マスコミは「不安」を煽り、政府・行政あるいは政治家への不安を煽るだけのような気がします。どうして「自粛」を呼びかけないのだろうか不思議でなりません。


2.医療崩壊

・「マスク」どころか「病院」「検査体制」「人工呼吸器」「ベッド」「医療従事者」等々がかなり足りないようです。
※治療法や薬が充足しているのかはさっぱりわかりません。
・「ダイヤモンドプリンセス」で騒いでいた時、こんなことを想定・想像できたでしょうか?


3.経済

・半年位前までは、「消費税」「人手不足」「働き方改革」「後継者不足」「育児休業」「株高」「アベノミクス」「地方創生」「ふるさと納税」などと活気があるような言葉が並んでいました。
・今はそういう言葉を使うことが自粛されているのかもしれませんが、「内定取り消し」「派遣切り」に始まり「今月の家賃が払えない」的な悲痛な声まで聞こえてきます。
・そこで経済対策ですが、「今月の家賃が払えない」人に仮に10万円の現金給付をしたところで来月はどうなるのでしょう?


マスコミは「早く」とか「遅い」と煽り立てていますが、「早く取り組めばどんなことが起きるのか?」が見えてきません
私は「腰を据えて経済対策をやったほうがいい」という考えです。


驚くのは「人手不足」という言葉がこんな脆弱な経済活動の中で叫ばれていたのか?ということです。


今、経済学者やエコノミストやコメンテーターが語らなければいけないのは、今日明日の緊急事態を煽ることではなく、少し長めの経済ビジョンを想定しながら足元の経済対策を語ることです。

一人当たり10万円を配るぐらいでは生活困窮者の支援にはなりません
外出自粛の事態にある中、国民全員にお金を配ったところで使いようもありません。
もし,100万円もらえるとしたら私は貯蓄に回します。
家の修繕をしなければいけないところもありますが、今、人を家に招き入れるのは避けたいからです。


そういえば、2月3日に散髪して以来床屋には行っていません
だって「3密」の典型のような気がするからです。


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