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何を伝えたいのか?「マスコミ」 [新型コロナ]

「外出自粛」要請が出ている週末の土曜日。
私はと言えば、近所の皆さんと普通に話し、近所の子どもさんとキャッチボールをしたり、庭の手入れをしたり。。。。
その傍らを買物袋を手に下げた人たちも普通に行き交っている休日でした。
家族や近所の人と対する時はマスクもしないし、不特定多数の方がいらっしゃるスーパーなどのお店に行く時や散歩に行く時はマスクをするという基準が正しいかどうかもよくわからないまま。


ここのところ「ワイドショー」や「トーク番組」をそれなりに見聞きしてきましたが、一言でいうと「マスコミは何を伝えたいのか?」ということ。


罹患者の数を伝え、死者の多さは「ものの数」を数えるよう
~「志村けん」さんについては涙目で話すコメンテーターも、「他の死者」については単なる数。
ご家族、関係者の方の悼みや無念さは同じだと思うのだが。


世界各国はどうしているのか?
~あんなにたくさんの患者や死者が出ているにも関わらず海外は素晴らしい取り組みをしているかのような伝えぶり。


患者が増えているという話しをしていたかと思うと、「医療崩壊」そして「経済」「生活」がたいへんという話しが混ざってくる。
~論点はいろいろあるのかもしれないけど、デパートのように総花的なメニューの取り揃え。
・優先順位はどうなんだろう?
・それぞれについての「番組としての考え方」はどうなのかさっぱりわからない。
・おあとは視聴者の皆さんがそれぞれお考え下さいということのよう。


政府、都知事の対応を批判、非難するコメントの多くは「好きか嫌いか」に基づくものが多いような気がする。
~これではどんな政策をとっても評価されないし実効性は乏しくなってしまう。
「話し方」「言葉遣い」がおかしいなどと評することは言語道断のはず。


コメンテーターの多くも「自分の生活エリア」での空気感に基づいた話が多い。
~こういう人たちの話が一般的かどうかはとても疑わしい。
海外の状況を伝える時も、「他国との行き来が多い」「移民が多い」「人種・民族も複雑」等よって立つところが違うことも加味しながらの伝え方が必要。


力が入ったような伝え方をする番組も多いけど、「じゃぁどうすればいいのか?」が伝わってこない。
「お金をもらって話す」のなら、自分の責任で明確な話をしていただきたい。
何の話だったか記憶に残らないまま番組も終わる。


整理しなければいけないのは「優先順位」に基づいた話し方をすること

私なりに整理してみると、

1.「人命への恐怖」について国民は何をなさなければいけないのか?
~ここが散漫なまま「ああでもないこうでもない」と話しているから伝わらないのです。
国民一人一人が「どうするのか」を伝えるのもマスコミの役目。もし「政府」「行政」の役目だというのなら「政府」「行政」がやっていることを広報・支援し、不満があるのなら明確に改善を求めればいいのではないか。


2.「医療崩壊」の防止と備えをもっと明確に話すべきではないか?
~「物理的な病床数」と「医療機器の不足」と「医療従事者」の疲弊にどう向き合うのかの整理が必要。


3.「マスク不足」への向き合い方はどうするのか?
~「アベノマスク」を笑うのはいいがそも「マスク2枚」をありがたいと思う人たちもいる。
バカにする人たちは受け取らないでいただきたい。
いったいいくらあればいいのか?
毎月30枚×家族数が必要だということだけでは前に進まないはず。


4.「子供の教育」の問題の答えはあるのか?
~「ネット」を使って自宅で学習できるようにしてほしいという話しをする人が多いが、それでいいのか?
もし早期に収拾しないのなら学校というシステムそのものが変わるはず。
私なら「学校を再開すればいいじゃないか」と言います。
現実には「分散登校」なども検討・実施されるようです。
「公共交通」機関を利用しないと通学できないような児童・生徒は最寄りの学校に通学するくらいの選択肢も必要。


5.「医者には行けるのか?」というアナウンスも必要。
~新型コロナ以外の病気や検査の人は普通に医者に行ってもいいのか素朴に疑問。
病院がクラスター化しやすいことを考えるとそこの整理は必要。


6.「事業者の話」が「水商売」に偏っていないか?
~飲食・観光という業態はそもそも「不安定なご商売」でだからこそ「水商売」と呼ばれているのです。
「事業補償」など不要です。
どうぞ倒産してください
歓楽街の「クラブ」のママの話を聞いて同情する人がどれくらいいるのでしょうか?
今までは「ゴルフがどうの?」「〇〇のバッグがどうの?」「海外旅行がどうの?」と考えていた人たちでしょ。(と思ってしまいます)
マスコミご用達のお店ではないでしょうか?
庶民は行かないので世の中になくても困りません。
そういう業界がなくなってもちっとも困りません。
「倫理規定」徹底のいい機会です。
何よりも、新型コロナが一段落すればまた「たけのこ」のようにお店ができてくるはずですから。



近所の人と話したり、街の様子を眺めていると

誰も給付対象者がいない
~「年金生活者」と「サラリーマン」は所得が変わりませんから。

スーパーやホームセンターでは相変わらず楽しそうに買い物をしている人の姿が目立つ
~園芸コーナーはいつも以上にお客さんが多いようです。
「季節要因」と「時間ができた」ことによるものでしょう。


経済対策のポイントは
「困っている人」はどんな人か?
●その人たちは救済しないといけないのか?
●その人たちをどこまで救済するのか?
●その人たちの救済方法はどうするのか?


今までの不況・不景気の時には「補償」という言葉はあまり聞かれなかったのにも関わらず、なぜ今回は「補償」という言葉が前面に出るのか不思議でなりません。

「政府」や「知事」が「自粛しろ」というのは「強制」だと思うという話しをなさる方もいらっしゃいますが、そういうのを経営リスクと言います。
「激変した」というのはお気の毒ではありますが。。。。。


観光ホテルなどの業績も昨年と比べるのが正しいのかどうか?
「インバウンドバブル」のピークと比べてどうするんだ!という思いも私にはあります。


マスコミの伝え方でおかしいのは、「歓楽街が閑散としている」「花見客がいない」のが不思議だとでも言いたそうな記事やリポートが目立ちます。

普通に考えたら「命に関わるのに行くかよ」ということなのですから。


先の戦争では政府・軍部に抵抗できなかったマスコミ。
今回は「言いたい放題」で散漫な主張。
録画していたニュース番組を見ても3月24日くらいまでは「オリンピックがどうのこうの」という話題がとても多かったようです。
もうね、うんざりです。

経済対策について多くのコメンテーターが口にされるのは「スピーディ」という言葉。
どうしてそんなに急がなければいけないのですか?

急ぐのは「感染対策」なのです。

気のせいか「コロナ・ショック」という言葉を聞かなくなりました。

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