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「地方国公立大学」の強化を! [少し政治的な話を。。。。]

「大学に行く」と言うことが特別なことであったのはいつの時代までだったのでしょうか?


最近では、おそらく、大学に行きたいものはほぼ入学できるという時代になっているのではないでしょうか。

不思議なのは、

●地元の大学に行かずに東京の大学を選ぶ若者が多いこと

●少子化と言われながら大学の数は減らないこと

●東京の大学に行けば生活費も高くアルバイトとセットであること

●一端、地元を離れた若者は地元に帰っていかないこと

等々。


「地方創生」、「地域活性化」、「移住」などと新しい言葉を並べてみても、生まれ育った地元を離れる若者が多いのも実情です。

・あるものは進学のため

・あるものは就職のため

ここに地方創生、地域活性化の秘密の一つが隠されているような気がします。


もし「地元にある大学が学業の場として強化されたなら」と思ってしまいます。



幸いなことに、今の日本には、47都道府県に

国立大学が必ずある

国公立の医学専門学部が必ずある

と言うことがあります。
ところが各大学の得意分野が強化されることもなく、また、得意分野が知られることもなく「偏差値」なるもので大学の価値が受験生にはメルクマールになってしまっているかのような状況です。

「〇〇」を学ぶにはあの大学でなければ

と言うような特徴があまりにも少なすぎます。


●今回の「新型コロナ」対応で際立った取り組みをした大学医学部の情報も聞こえてきません
「加計」問題の時、各県にある国公立大学の獣医学部、農学部に「獣医学科」の増設や新設をしようと言う動きもありませんでした

●「地方創生」と言いつつ、地域活性化のノウハウや技術力を地元の大学にどのくらい求めることができているのでしょうか


地元の大学あるいは生活費の安い地方の大学が力をつければ、若者の選択肢もずいぶん増えてきます
また、その地域で起業したり企業を誘致する条件の一つ「人材がいる」と言うことも具体化してきます。


今、「地方創生」とか「東京一極集中の緩和」をマスコミで唱える人たちの多くは「東京にいる人たち」です。

たとえは悪いですが「戦場に行かない人たちが撤退を転進と呼んだ」時代の構図と同じです。
すべて他人事です。


他方、地方の人が「地方創生」「地域活性化」と声を上げても、そこにあるのは「いくら補助金をもらうか」であって
・具体的に何をしてるのか?
・それは成功しているのか?
は伝わってきません。


新型コロナで分かったことの一つに、新宿のホストクラブのホストさんたちは地方から上京して寮のようなところで集団生活をしていたということです。

ホストなら大学に行かなくても務まるでしょう。
地方の若者の中には非正規の仕事をするために上京しているのか?と思ってしまうこともあります。


各地域の「大学のレベルが上がる」あるいは「得意分野が明確に」なれば、地元の高校特に実業高校まで活性化してくるはずです。

高度経済成長時代と言うのはそういう時代でした。
日本のように資源のない国がサービス業中心の社会になってしまったら国難の時には必ず不要なサービスになってしまうこともありがちです。


日本を変えるなら「地域の大学の強化」も大きな役割を持っているはずです。


選挙権は18歳まで引き下げられましたが、こういう視点で日本を見ている若者がどれほどいるでしょうか。。。。

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ポスト安倍 [少し政治的な話を。。。。]

「彼は話が長くて。。。。」

これはビートたけしさんが、昨夜の「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS)の番組冒頭で述べたポスト安倍候補の石破茂さんについての感想です。

おそらく「話の長さの割には中身もなく、要領を得ないし主張が伝わってこない」とでも言いたかったのでしょう。


安倍首相の退陣表明されてからと言うもの、マスコミの話題は「ポスト安倍(後継総理)は誰がいいのか?」に移ってしまったようです。

病気退陣と言うことで「安倍首相の政治的評価は控えめ」なのが気になるところです。

はっきり言って、
●長すぎた
●新しいことをするのは好きだけど「国民生活を豊かにするため」の基本は苦手
●夫婦して政治を私物化
●「森友」「加計」「桜」「霞が関人事」等々「お友達有利」的な胡散臭い話が多すぎます。


さて、お辞めになるのですから、「ポスト安倍」には少なからず関心はいくものです。

自民党総裁=日本国の内閣総理大臣

と言うことになりそうですから、自民党員でなくてもだれもが関心があることです。

●だれがなるのか?
●どういう風に決めるのか?

と言う二つがポイントです。


1.決め方について

「党員投票」によるべきと言う意見もあるようですが、はたして「党員投票」が民主的で公平なのでしょうか?

自民党総裁を選ぶだけならそれでもいいでしょう。
しかしながら、事実上の日本の首相を選ぶことになるのですから、「党員」と言うくくりが公平でも民主的でもないような気がします。

なぜかと言うと、

そもそも自民党員でなければ投票できない(関与できない)

②公職選挙法が適用されず、また、選挙人の資格の厳格さが伝わってこないので選挙そのものの信頼度が低い

議員投票なら、投票した議員を次の選挙で判定することができる

と言う点が挙げられます。

それでも「党員投票」が民主的だとか公平だというおしゃる方があるのなら、もう少しそのあたりの議論をなさるべきでしょう。



2.「ポスト安倍」の候補者について

石破さん

●マスコミ的(というかアンケート的)には1番人気のようですが、彼の国家観や政策が伝わってきません。
バラエティー番組での政治家タレントに過ぎないような気がします。
●ここ数年、私は何度も選挙区の鳥取県を回りました。
・彼が掲げる「地方創生」策で成功したものが見当たりません。お金のバラマキに過ぎず、地元マスコミがチヤホヤするためになんだか「いいことをしている」ような錯覚を覚えてしまう住民も多いようです。
・県民所得(特に一人当たりの県民所得)は全国最下位水準です。お金がすべてではありませんが、政治思想の中に「豊かにする」という発想がありません。
・「彼は決められない人だから」と自民党県連の関係者の人の話が全てを物語っています。
●「安倍退陣」報道を受けたインタビューでも、前向きな話がありません


岸田さん

●地味、発信力がないという評価のようですが、「発信力」とは何でしょうか?
人気のある小泉進次郎議員に発信力があると評価できますか?
●彼の国家観も伝わってこないのは事実ですが、新型コロナについて「生活困窮者に30万円」と主張されたのはとても現実的な政策でした。
●「安倍退陣」報道を受けたインタビューでは、「コロナ対策のことで日本の課題も浮かび上がってきた」と発言されたのは光明のような気がします。
●「派手な割にレガシーがない」と言われる安倍首相の後任には「地道」な方に私は期待してしまいます。

菅さん

●密室政治の中での有力候補のようですが、
安倍内閣の番頭さんの役目で、安倍政権の醜い部分に蓋をしてきたのが彼
「新型コロナ」対応での門切り型の発言の数々を見る限りポリシーの狭さを覚えてしまいました。
「東京の問題」発言こそ典型的な「政府の無策」を代表する言葉の一つです。
・日本郵政、ふるさと納税、携帯電話関連の出来事に代表されるように「総務省」畑の有力者の彼が関わった事案はどうもうまくいかないまたは胡散臭いがついて回ります。「国家観」が窺われません。
●安倍政権の中にいた人だから「新型コロナ」対策など円滑に進めやすいという意見があるのだとしたら「とんでもない」と言いたくなってしまいます。
なぜなら「新型コロナ」の政府施策を評価できるとは言い難いからです。
ここは人心刷新の必要がありそうです。


河野さん

●「もし勝てるのなら彼になってもらいたい」という人は意外に多いのではないでしょうか?
・新型コロナでもやもやした世の中には彼のように「はっきりとものが言える」人材が必要です。
・イージスアショア問題では党内の根回し不足を批判される方もあるようですが、スパッと断言できる判断力こそ大切にしなければいけません。


茂木さん

●話しぶりを見ていると「頭の回転が速そうだ」と言う気がします。
人望がないらしいのが残念ですが、石破さんや小泉さんのような人気先行型のタレント政治家よりははるかに頼りになりそうです。


⑥その他の候補

特に国家観(この国をどういう風にするのか)が伝わってきません。

稲田さん~防衛省時代の狼狽(頓珍漢ぶり)は記憶に新しいところです。

野田さん~よく名前の出る方ですが、主義主張はどんな方なのでしょう。女性だからと言うだけでは心配です。

下村さん~「胡散臭い」雰囲気しか伝わってきません。東京選出であるはずなのに「新型コロナ」で何かをしたという印象もありません。


まぁ、いろいろな視点や好き嫌いもあるでしょうが。。。。。










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「野菜の缶詰」の普及を! [どう受け止めたらいいのか]

安倍総理が退陣を表明されました。

マスコミの伝え方で少し不愉快なのは、安倍総理の長期政権下で「何ができて」「何ができなかった」と言うことにあまり関心がないこと。

特に、アベノミクスで残ったものは、

●低金利と言う金融政策
●株高という庶民の毎日にはあまり関係ないこと
●比較的安値水準の為替相場

と言うことくらいかも。
本来なら、森友、加計、桜、法務省人事等々もう少し批判されてもいいタイミングはあったはずです。


新型コロナの感染蔓延では、頼みの綱の「観光」「インバウンド」もすっかりはげ落ちてしまいました。

「利益率が低い」「非正規労働の温床」になりがちな「観光」に力を入れられたことには今一つ納得がいきません


本来なら、国際競争力のある「産業振興」に力を入れるべきだったのです。

日本の高度成長を支えた「モノづくり」産業は、
後継者不足
人手不足
中国への依存度大
と言う結果になっています。


「国力」と言う視点で考えた場合「サービス業」ばかりでどう日本の競争力を作っていくのか不思議でなりません。


例えば、代表的な「モノづくり」でもある農業の衰退には驚くばかりです。

この異常気象下、
●できすぎたら売れず
●暑すぎて野菜不足になったり
と言うことが顕著になりました。


食料は安定的に供給される必要があります

日本の技術を持ってしたら「野菜の缶詰」などもう少し普及してもいいような気がします。

●食料の安定供給に資する
●買い物難民の買い置きにも資する
●国際的な支援物資としても活用できる
●輸出も想定できる
●生産者の生産・販売の安定化に資する

等々いろいろな方策も考えられるはずです。

農業の6次産業化などと囃し立てた時期もあったようですが、気が付いてみると、

生業的な百姓農業
後継者不足

が課題になったままです。


企業化し安定した所得が得られる現代農業と言う産業に早く移行すべきなのです。

安倍首相がどうのこうのと言う前に、マスコミあるいは政治家各位がこういう政策的なことに何も言わないことが安倍政権時代の不幸の始まりだったのです。



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「午後10時までの時短営業」のどこが悪い! [新型コロナ]

新型コロナの感染蔓延防止対策の一つとして東京都では「午後10時までの時短営業」の要請がなされています。

大賛成です。

コロナの感染蔓延以前の問題として「健康のためにも早くおうちに帰って休もう」と言う考え方に賛成だからです。


1年前の今頃は、

働き方改革

人手不足

などと言われていました。


「働き方改革」とは具体的に何だったのでしょう?
「副業を認める」ことがメインではなかったはずです。

まずは「ゆとりある生活」が主眼だったはずです。

所得は相応に

日中の仕事はテキパキと効率的に

残業は少なく

早くうちに帰って「家族」との時間や「身体を休める」時間を増やす

と言うことではなかったでしょうか。


仕事は早く終わったけど「夜更かししてまで飲食する」と言うのはどうも不思議いやおかしく感じます。


夜遅くまで働く仕事もある」と言う方もいらしゃるかもしれませんが、

●そういう人は多くない
●「だから夜更かしして飲食してもいい」とも思えません


また、「夜遅い」仕事が増えれば増えるほど「人手不足」が深刻化してしまいます。

これも本末転倒です。



新しい生活様式」「働き方改革」と言いつつ、「夜遅くまでのご商売」の皆さんの話は時計の針をコロナ前に戻そうとしているだけでは二でしょうか。

仕事が終わってからまで上司や同僚に付き合う苦痛もあります。

「少子高齢化社会」はこういう夜更かし型ご商売のお客様も減ってくるはずです。


まぁ、いい機会なので「夜のご商売」(特に飲食業界)の皆さんも働き方改革をなさったらいかがでしょう。

「それでは儲からない」とおしゃるのなら転業をお勧めいたします。



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「ポスト安倍」を語るマスコミの旧態依然 [少し政治的な話を。。。。]

「安倍首相の体調が芳しくない」と言うことでここのところのワイドショーでは「ポスト安倍」を論じる番組が出てきました。

しかしそこにあるのは古臭い自民党の年寄りの理屈ばかり


・Aさんはアンケート調査では党員の人気があるが党内の人気はいま一つ
・Bさんは安倍首相のお気に入りだったが目立たない
・Cさんは。。。。。

万事この調子です。
そして「選挙に勝てる人」でなければいけない等々。


「昭和」、「平成」と過ぎ今は「令和」の時代です。
西暦でも2020年になりました。

ところがマスコミの議論は昭和のまま
もっと言えば「昭和よりも稚拙」な感じもします。


ポスト安倍 と言いつつ「自民党総裁」を選ぶことだけなら「どうぞお好きに」ですが、今の日本の政党勢力図から見れば「日本の総理大臣を選ぶ」と言うことです。

ワイドショーチックな人たちの話を見聞きすると「これからの日本をどう背負っていくのか」を選ぶことと言うことが抜け落ちています。


・人気がある
・自民党の重鎮の意向はこうだ

など、日本を導く人にはどうでもいい基準です。


国家観、国家ビジョンはどうなのか?
わかりやすい自分の言葉で言葉で話せるかどうか?
決断力はあるか?

等々が国内的にも国際的にも必要なはずです。

もっと今の日本」「明日の日本」「10年後の日本」を語り、行動できる人材よ出てきてほしい!


今回のコロナ対応で
●マスコミは小池都知事批判ばかりだった
●自民党筋も小池都知事を嫌がっている
と状況の日本の政治家事情。

ひょっとしたら小池さんのような人が今の日本には必要なのかもしれない。
もっと若ければと思う次第です。


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タクシーの運転手さんが語る「コロナ東京」 [新型コロナ]

タクシーに乗った時、タクシーの運転手さんに聞いてみました。

売上は?

・昼だけで夜の客が少ない
・営業マンの人が乗らなくなった
・外国人が乗らなくなった


よく乗る客は?

・どちらかと言うと若い女性


繁華街はの客は?

・銀座はこっそりやっている
・六本木、赤坂、渋谷、新橋などの夜も街ではコロナ(クラスター)は出ていない
・そういえば、クラスターは新宿。池袋だけ


新宿、池袋と他の街の違いは?

・新宿、池袋のお客さんは「どこか違う」人たちが多い
・地方から上京して「新宿、池袋に行ってくれ」と言う客も明らかに違和感がある
・運転手さんから見ても新宿、池袋の客筋は何か質的に違うらしい

偏見かどうかは知らないけど。。。。。

ウーバーイーツ(Uber Eats)

・ここのところずいぶん減った
・マスコミ報道があり「配達員」の責任も多く、また苦情を浴びせられることがあるらしい
・うまくやっている人は常連客を持っている


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「コロナ倒産」と「自転車操業」と「資金繰り」 [裏づけのない経営学]

コロナの感染が蔓延し始めた頃、信用調査機関の発表には「コロナ倒産」という言葉が使われていました。

少し早すぎる。
もともと業況が悪い所にコロナで売上が止まり倒産の引き金となった

などと思ったものでした。
そうこうするうちに、「休業と補償はセット」とか「家賃が払えない」という声もたくさん聞こえてきました。


たしかに「新型コロナ」は経営環境の激変をもたらしました


こんな中で気になるのは、「経営環境の変化~急に売上が止まったり、儲からないという備えはなかったのか?」ということ。

●販売不振
●ライバルができる
●製品や商品が陳腐化する
●不良品が出るなどでコストアップになった
●原材料費の値上がりでコストアップになった
●従業員が辞めた
●経営者が不在になった
等々、経営を取り巻く売上不振、赤字、資金不足、損失要因はいくらでもあります。


ここでのポイントは「普段から経営を数字的に把握されていたのか?」ということです。


数字的に把握するツールとしては、


1.資金繰り表

●日次、週次、月次単位での「入金額」と「支払額」の入り払いの管理です。

現金商売だけなら売上は即お金に変わりますが、手形やクレジットカードや掛け売りでは売り上げと同時には資金になりません。

売上はあるのに「支払いを待ってください」ということが起きたりします。
ところが、家賃、光熱費、人件費、借入金の返済などのように現金払いのものは待ってくれません。

こういう資金管理に余裕がないと売上入金即支払という「自転車操業」になってしまいます。
つまり、売上が止まれば支払は行き詰ってしまいます。


2.損益計算書

●月次、四半期、半期、年次等の期間の儲け(利益)ぶりを示す数値管理表です。

期間中の売上と費用を明確にし、差し引きの損益をしますものです。
ただ、売上として計上していても、実際に現金として入金になるまでにタイムラグがあるようだと「勘定合って銭足らず」という問題もしばしば生じてしまいます。
売上には計上したけど、お金を受け取りに行ったら「相手が倒産していた」「値引きを要求された」というようなことになれば、「絵にかいた餅」状態になってしまいます。
ただ、損益(儲け)の傾向はつかむことはできます。


3.貸借対照表(バランスシート)

●ある時点での「資産」と「負債」の状況を示す数値表です。

こういう把握はなさっていらっしゃったでしょうか?
「資産」よりも「負債」が多い場合を「債務超過」と言います。

自分の商売の屋台骨がどうなっているのかがわかっていないと「売上減」「損失」が発生すれば経営はぐらついてしまいます。


おそらく、多くの企業経営者、財務・経理担当の方は百も承知のことですが、今の世の中、飲食店などの手軽な商売をなさっていらっしゃる方の中には「経営数字の管理」はどうなさっているのかな?とコロナ騒ぎの中で思ってしまいました。

昨今の東京の街の姿を見ると、立ち上げ資金が比較的少ないサービス業が多いような気がします。
ならばこそ経営の情熱の中に「数字の管理・把握」ということの重要性をセットしてほしいのです。

「商売をする」というのは見た目ほどには簡単ではないのです。
売上も儲けも一本調子で増えていくものでもないのです。

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「感染経路」の申告をしてください [新型コロナ]

マスコミの皆さんは自らを正義の味方のように思っていらっしゃるのでしょうか?
特に、テレビ・ラジオのコメント番組にご出演の皆さん

彼らが触れない代表的なことは、

①特措法改正が必要と言いながら、国会を開催しないことについての強い批判はない

②安倍首相の体調が悪いのに在任記録の話ばかりで代行を立てる話をしない

③感染患者の皆さんに感染経路申告を促さない


私が一番関心が高いのは「感染経路不明者」があまりにも多いこと。

たしかにどこで感染したのかわからないのも実情でしょう。

ただ、東京の空気を吸ったから感染したということもないはずです。

思い起こせば、だれでも、「あの時かな」という覚えくらいはあるはずです。
感染した(陽性の)皆さんにぜひお願いしたのはそういう記憶をぜひ語っていただきたいのです。

●ワクチンもない
●これぞという治療薬もない
●「自衛」以外の効果的な方法がない

現状から考えれば、「感染しやすい場所・ケース」がわかれば自衛策も取りやすいものです。

ただ、感染者の皆さんが話しやすいようにするためには、

想定される感染経路のことは感染者の個人情報とは切り離してまとめて公表する

ということを担保にすることは必要です。
感染経路を想定することで「自衛」の対策をしやすくすることも今のコロナには必要なのです。


おそらく「夜の街」を対象に一斉にPCR検査が行われたということは、感染経路の目星がついているのでしょうが。。。。



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「ホスト」と「キャバ嬢」の寿命は? [どう受け止めたらいいのか]


新型コロナの感染蔓延ですっかり一般名詞化した言葉の中には、「ホスト」「キャバ嬢」というのがあります。

そもそも「日陰の職業」だったはずなのに、テレビのコメンテーターの中には「彼らにも生活があるから」とかおっしゃっている方もいます。


ところで彼らの「人生プラン」はどうなっているのでしょう?

●いったい何歳までやれるのか?
●地方から出てきて寮生活のような暮らしの人もいるとか
●「ホスト」や「キャバ嬢」をやめたら次はどんな生活が待っているのか?

私が親しくしていただいたススキノの紳士:故「八柳鐵郎」氏によれば、
「キャバレーのホステスは最後の仕事、一般人との結婚も諦めるくらいの覚悟が必要だった」
とよくおっしゃっていました。


最近では民放のバラエティー番組にまで出演されるホストやキャバ嬢の皆さんもいらっしゃるようで、華やかに見えるとはいえ一人一人のライフプランはどうなっているのでしょう。


「雇用」とか「東京一極集中」などとかっこいい言葉を使う皆さんも、こういう働き方現象が待っている行方まで考えていらっしゃるのでしょうか?

地方から出てきて東京で「ホスト」「キャバ嬢」という姿ももう少し見直されてもいいのではないかと思います。

「職業選択の自由」があるとおっしゃっても、「華やかさ」と引き換えに若い時の情熱やパワーを短期間で消耗するのももったいないような気がします。


人生80年時代です。
次のステップに進む機会は多いのかもしれませんが、寄り道にしては少し違うような気がしてしまいます。

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「政府無策」 [新型コロナ]

新型コロナの感染蔓延につれてわかった来たことがあります。

政府無策

ということ。

たしかに、お金はバラ撒いたけど、
感染対策の哲学がない
感染対策の総責任者が不明
「分科会」というメンバーの議事に信頼度が低い
という特徴があります。

長く続いた安倍政権の一つの特徴かもしれません。

必要性や緊急性の優先順位がよくわからない
本当に必要で急ぐことには及び腰
全体像も各論も浮かんでこない

ということ。

財政予算を国が握っている以上は「お金のバラマキはどの政府でもできます」が、

①アベノマスク
~せめてデザインが良ければ救われたはずです

②各種補助金や給付金の配り方の狼狽
~一般的な行政資金の配り方と違う方法取っていたのではないでしょうか?
・税務申告ルートを使う
・健康保険ルートを使うGoTo
・郵便局や地域金融機関を使う
などの方法もあったと思います。
何せ方法論が固まるまでに手間がかかり過ぎました。

「休業と補償」というのも今一つよくわかりません
そもそも業績の悪い企業へのサポート力はいかほどか?
反社会的勢力のフロント企業のようなところに補償が必要なのか?
風営法対象企業にまで補償が必要なのか?
と思ってしまいます。

政策として用意すべきは「激変緩和」策だったのです。
コロナを契機にスムーズな廃業を推進する
・さすがにコロナ激変には対応できない企業の応援
と言った哲学を明確に出すべきだったのです。


不調のGoToトラベル
~菅官房長官の「東京の問題」「東京除外」発言や「前倒し」による準備不足がたたりました。
人気に偏りが出れば、「コロナ対策経費」の負担がたいへんだったかもしれません。

お盆帰省の自粛増
~菅官房長官をはじめ政府筋は「自粛不要」と言っていましたが、世の中の空気は小池都知事の「特別な夏」を思考の基準にしたようです。

学校問題が不透明
~この点はあまりにも情報がないのでよくわかりませんが、「学校休校」対策、「オンライン授業」の定着度などが伝わってきません。
「6月卒業」「9月入学」などを考える時間は十分あったはずです。

医療体制の整備
~どの程度国が関与しているのでしょう?
・「お金は出すけど具体策は地方自治体任せ」でうまくいくようなテーマではありません。
・東京の「療養ホテル不足」問題についての菅官房長官の無責任発言は許すことができません。

その他の「見える施策」不在
GoToイート(農林水産省:元気いただきますプロジェクト)などはもっと早くやれば即効力があったはずです。


等々、「新型コロナ」対応についての「国のやっている感」が伝わってきません


私は東京に住んでいますので、
●感染状況
●コロナに向き合う生活スタイル
については、
東京都の公表資料や小池都知事の記者会見ぶりを見聞きしていれば事足ります
特に「医療体制」「重症者度合い」については都の「モニタリング会議」の報告のほうがわかりやすいという実情もあります。


「政府無策」に呼応するかのようにマスコミの対応もいただけません。
コロナ感染が蔓延した当初の小池都知事批判も今ではすっかり行き場のない状態になっています。
本来なら政府を批判すべきところなのに小池都知事批判にすり替えていた節があります)


安倍内閣というか、この国の与野党の政治家には「緊迫した時の政策対応能力がない」のではないかと思ってしまいます。

大阪知事を持ち上げたマスコミも反省が必要です。
一生懸命しているというよりも内容に寄り道が多いのではないかと感じてしまいます。



長期政権の安倍内閣ですが、今、「これはすばらしい政策だった」と言うものがいくつあるでしょう
お得意の「観光政策」「インバウンド政策」はものの見事にぶっ飛びました。
元に戻すには「時間」と「知恵」がずいぶん必要でしょう。


私は支持政党は特にありませんが、今後の政権運営者には、

長い目で見た日本づくり
青写真のある日本づくり

を是非ともお願いしたいと思います。

今のままでは、すべてがあまりにも中途半端すぎるような気もします。





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ある大病院の入院患者の「薬の誤飲」の話 [どう受け止めたらいいのか]

それなりに著名な大病院での出来事です。
看護師さんの話によれば、
●ある入院患者が2日続けて薬を誤飲してしまった。
●その患者は認知症ではない
ということ。

さて、これだけの情報でどうお感じになりましたか?
病院で処方された薬というのは「飲まなくてもダメ」「飲み過ぎると危険」という大きな問題があります。

少し事実関係を詳説すると、

①この患者の薬は1回あたり最大10数個服用し、薬はタイミングごとに異なる。
②毎日「朝食後」「昼食後」「夕食後」「就寝時」と4回に分けて飲む
③この病院では、服用の都度患者さんが飲んだ薬のカラの数で管理している
1回目の誤飲は、
「夕食後」の確認時、同じ薬のカラが2個あった
ことから飲み過ぎが発覚(飲んだかどうかは不明)
2回目の誤飲は、
「朝食後」分と「夕食後」分を勘違いして飲み間違えた(朝食後と夕食後では飲む薬が違う)

ということのようです。


ここまでで何か不可解なことはありませんか?

そうなんです。「1回目の誤飲」と「2回目の誤飲」の共通点は、
飲んだ後の事後チェックだけで、飲む前の事前チェックがない
ということです。


さらに事実を付け加えると、
1回目の誤飲の後、毎日の「朝食後」「昼食後」「夕食後」「就寝前」の4回分をそれぞれ小さな箱に入れて並べておきベッドの脇に置くように患者さんに指示をした
ということがあります。

つまり、「朝」「昼」「夕」「就寝前」と並べてテープで箱をくっつけて置いてあったのです。
どの箱にも飲むタイミングでの服薬分の薬が入っていたのです。

そして、2回目の間違いが起きたのは「夕食後」の服薬時です。
「朝食後」からスタートすれば左端の箱から服用していたものを、患者さんが「夕食後」にもかかわらずうっかり一番左端の箱の薬を服用してしまったのです。
結果、病院では大騒ぎになってしまったということです。

ここまでで何か疑問とかご意見はありますか?
「患者がバカ」と言えばそれまでですが、「うっかり」では笑えない間違いです。


私なりに課題を整理しました。

1.1回目の薬のカラ問題
・飲んだのか飲んでないかが確認されていない
・たまたまカラだけが1個余分にあったということも考えられる

2.どうして「飲む前」に確認できなかったのか
・この病院では、患者任せで「まさか間違いは起きないだろう」が前提で事後の「カラ管理」になっていること

3.なぜ「向こう4回分」の薬を準備させたのか
・結果から見れば「間違いのもとを増やした」だけ
・この「向う4回分」の薬を小箱に分けるルールはいつ、だれが考えたかわからない歴史伝統的なもの
箱をひっくり返した時の再チェックの問題、何かの事情で準備していた薬の数や種類に間違いがあったらどうするのか

という素朴な疑問が湧いてきます。


ここまでの情報で言えるのは、
この病院では
患者さんに正しく薬を飲んでもらう
薬の誤飲によるリスクが想定されていない
ということ。


立派なナースステーションがあり、優秀な看護師さんがいても、「その動作は何のため」「その確認はなぜ」というコンセプトがありません。

薬を「朝食後」「昼食後」「夕食後」「就寝前」と4区分させるのはなぜ?
・・・考えたこともない様子
この方法の中にあるリスクとメリットは何?
・・・考えたこともない様子
この方法はいつごろから実施されているのか?
・・・知っている人がいない様子
と素朴に質問してみました。


「人命」というとても大切なことに毎日接している看護師さんたちの落とし穴を見たようでした。

多くの工場や現場に
安全第一
整理整頓
という標語がかかっている理由はお分かりだと思います。

病院の中でも「安全第一」と「整理整頓」は当たり前すぎることのはずです。
しかしこの看護師さんから聞いた話は、「安全第一」「整理整頓」という言葉の外側に日常の行動があるような気がします。


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身近にある「リスク」に気づくかどうか [銀行(員)と付き合う法]

一昔前、銀行員と言えば
●堅い
●堅苦しい
●細かい
などと形容されたものでした。

当時から、銀行員は、
金銭紛失リスク
~1円でも合わないと厳しい追及がある
返済リスク
~貸出金が返済されない
金利変動リスク
~調達金利と運用金利のミスマッチ
価格変動リスク
~国債価格や株価の変動リスク
事務リスク
~「現金その場かぎり」の職場の緊張感
システムリスク
~コンピュータが止まったらどうにもできない

等々の数々のリスクにさらされていて「リスク管理」「自主点検」「照合」などという言葉と毎日向き合っています。
※「事故や感染症で誰も出勤しない」という不安もあります。


まぁ、外からは見えない銀行員の働きぶりの一端ですが、今回の新型コロナの感染防止策の議論の時、
それはどういうリスクがあるのか?
リスク認識をしたら「自主点検」はしないのか?
リスクを軽減するためにはどうすればいいのか?
ということがどこにもないような気がしてしまいます。


別に銀行員に限らなくても、
●爆発物を取り扱っている工場・現場
●有害物質を取り扱っている工場・現場
●大型クレーンや歯車などのある工場・現場
等々、見ただけで「危ない所かも」というところはそれなりにあります。


だから多くの工場や現場には「安全第一」という標語が掲げてあるのです。


政治家やマスコミの新型コロナの取り上げ方の中に「人命第一」という言葉が掲げてあるのか?
特にマスコミは「たいへんだ!たいへんだ!」と「あれはダメだ」ばかりです。


そんな視点で見れば新型コロナに向き合う人たちの向き合い方の軽重も見えてくるかのようです。

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「違和感」で気づこう世の中のおかしなこと [新型コロナ]

新型コロナについてはいろいろな示唆的なことがあります。

政治家の発言、マスコミの報道ぶり等々から伝わってくる違和感があまりにも多すぎます。


たとえば、

菅官房長官の発言

東京の問題
・あの時、東京限定の病気だと考えた人がどのくらいいたでしょう?
ふつうなら全国的に拡大する懸念を表明し用心や対策を徹底するのが一般的です。

GoToトラベルの前倒し強行
・あの時の赤羽国土交通大臣の狼狽したような顔色を隠すことはできません。
おそらく「そんなばかな」と彼は思ったはずです。

※菅官房長官が国家観を持って対応していたらコロナ対策もずいぶん変わっていたでしょう。
だれが選んだか知りませんが「分科会」メンバーにも違和感のある方がいらっしゃいます。

「用意周到」という言葉からは程遠い発言が目立ちました。


吉村大阪府知事

「うがい薬」発言
どんなに弁解されようが、
・商品を陳列されていた
・「増産をお願いしている」旨の発言あり
・インサイダー取引該当懸念
は払拭できていません。
彼は「知事である前に弁護士」です。
いわゆる「規範意識」は一般人のそれよりもはるかに高いものが求められます。

「重症者」の定義発言
これも苦し紛れの弁解に聞こえてしまいます。
マスコミの伝え方もダメです。
「厚生労働省の定義の有無」はどうなのかが伝わってきません。
基準がどうで、どう運用されているのかを比較できないと意味をなしません。
吉村知事の説明は屁理屈のように見えてしまいます。


大野埼玉県知事

「東京由来」

イメージはわかりますが、趣旨がわかりません。
「埼玉県人は東京に行くな」というメッセージでもありませんでした。


マスコミの伝え方

「夜の街」「歌舞伎町」という言葉遣いがおかしいという論調
東京に住んでいればよくわかりますが、
「夜の街」というのは一般的に使われています。
また、「歌舞伎町」などにはふつうの人は行きません。地方から上京された東京不慣れの方がよく行かれる歓楽街です。

「キャバクラ」「ホストクラブ」擁護
典型的な水商売です。
「キャバクラ」や「ホストクラブ」が表に出てくることも変な感じがします。
いろいろなテレビ番組がこういう業態を英雄視したかのように取り上げてきたことからこのコロナ禍では手のひらを返したような伝え方ができないだけです。

それにくわえ「風俗産業」の実態に触れないのも不思議です。

安倍総理の「健康診断」
これは官邸筋のミスリードでしょう。
「追加検査」という言葉使いがまずかったです。
「定期的な検査の一環」と言えば自然体で受け止められたはずなのに。。。。

知事の評定
ひところ知事の評定のようなことをやっている番組もありました。
あれは今はどうなっているのでしょうか?
テレビの映り方と行政手腕は違うということを今持って理解していないのでしょうか?



「違和感」というのは言葉を変えれば「不自然」ということ

体制が変わった時の違和感は合理的な説明があれば慣れてきます。
ただ、「泥棒に入られた時のような不自然さ」というのは「そういえば」と後で気づくものです。


こういうことは、「家」でも「職場」でもいたるところで日常的に起きていることですが、この「違和感」が何らかのシグナルになることがあるものです。


いつもは何気なく見ている「ニュース」あるいは「ニュース番組」ですが、人の生死に影響するようなことには「違和感」とか「不自然さ」は大事にしないといけないのです。





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銀行の挨拶のベースは「防犯」 [仕事についてのエトセトラ]


このところ大手企業の若い人達と話すことがよくあります。
気になるのは言葉遣い。とても丁寧。
そして、口癖のように出るのが「すみません」「ありがとうございます」。

お礼を言うのは私の方なんだから、もっと上から目線で言ってもいいですよ」と提案したら、先輩格の人から「今のCSの流れではそれは絶対許されない」のだとか。

なんだかおかしな距離感のある言葉遣いだけど「まぁいいか」と思うしかありません。


挨拶と言えば銀行も丁寧ですが、根っこには「防犯」「強盗抑制」というのがあります。
警察の人の話では、銀行強盗というのは「顔を見られるのを嫌がる」のだそうです。

そこから、来店客の顔をしっかり見て挨拶をするというのが大原則です。

「強盗」などと言う人たちはそもそも銀行に用がないのですから「顔を見られたら出ていくしかない」ということなのです。


もっとも、今は、
①銃を持った人
②外国人
③覆面を被っている人
など、かつてのような牧歌的な様子はなくなったので「強盗」抑止の効果がどこまであるのかはよくわかりませんが。。。


最近、よくあるのはコンビニでの殺傷事件
マニュアル化が進んでいる
・そもそも店員さんが少ない
ので止むを得ないところもあるのでしょうが、「あいさつ」の根っこには何かポリシーがあるのでしょうか?
たとえば「万引き防止」のように。
そしてそのポリシーは理解されているのでしょうか?


CS(顧客満足)という言葉が忘れられてしまうほど浸透した感のある昨今ですが、「なぜ?」「その意味は?」をよく考えた合理的かつ実効性のある「あいさつ」が行われることも必要なのです。


「お客様は神様」だとは思いますが、「お客様も守らなければいけないルール」はあるのです。


withコロナの時代に合わせたCS活動も考えなければ「お客様よし」だけではとんでもないトラブルに巻き込まれそうです。










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「数値基準」とか「検証」というマスコミに言いたいこと [新型コロナ]

「新型コロナについては数値基準を作らずに総合的判断をする」と東京都6月末に公表してから1か月が過ぎました。

当時マスコミやそのマスコミの影響を受けた皆さんは「数値目標がないとわからない」と批判される方が多かったようですが、実績・実状はいかがでしょう。

私には「モニタリング会議の判断がよく伝わり、現在の状況がよくわかる」と思えます。


ひるおび」(TBS系)の進行役の恵俊彰氏のように今なお数値基準がないなどと言っている人もいますが、数値基準方式の大阪の通天閣は「赤色」のライトアップがなされているのでしょうか?
もし「黄色」なら大阪はたいへんではないということになってしまいます。


たしかに「数値目標」はわかりやすいのですが、

「たくさんの売上」というよりも「売上〇〇億円」とか「多数の入場者」というよりも「入場者〇〇万人」と言った一本調子でイメージできるテーマの場合は具体的な数値目標を置いたほうが明らかに進捗状況もよくわかります。
※積み上げて数字を作る時のゴールとしての数値目標ですから容易な部分があります。


しかし、新型コロナのように「感染者ゼロ」「死者ゼロ」と目標を作っても、明確な薬もなく確固とした対応策が固まっていない状況下で数値の動きに一喜一憂してもその評価が正しいのかどうかもよくわかりません。
まるで地雷の埋まったところ歩くかのような新型コロナです。
10m先までは無難に行けても、残り50㎝で地雷が爆発したら元もこうもないのと一緒です。
感染が収まっても、どこかで感染者が出たらまた1からのスタートになってしまいます。
また新規感染者が増えても軽症者ばかりなら大きな問題にはならないのかもしれません。
つまり「数値目標がなじまない」状況にあるというのが実態です。

逆に、結核のように治療法などが明確な場合は「罹患者〇〇人以下」という基準も置きやすいということもお分かりだと思います。その点が「新型コロナ」とは大きく異なっています。
「99人」は良くて「100人」は悪いという境界線上の判断もしにくいところもあります。



モニタリング会議」の内容が具体的に公表されるようになり、

「夜の街」の感染が多い
「若い人」の感染が多い
「無症状者」でも他人に感染させる
「高齢者」や「既往症がある人」は重症化しやすい
「家庭内感染」が増えて来た
「医療現場」の実情
「熱中症」などのような新たな課題も取り込みやすい

等々が私たちにも見えてきました。
課題解決には、竹で割ったように数値で示されるよりは具体的事実で説明されたほうが中身のある取り組みがしやすいケースもあります
結果、都民の多くは「大人の対応をしているという気がします。



そして「検証」についても、答えを決めていて検証結果をそれに合わせるようなことでは意味がありません
たとえば、

当事者以外の第三者が行うこと
数値基準は数値の持つの意味のわかる人が判断すること
~前提条件から離れて数字だけが「一人歩き」をしてしまうこともよくあります
専門家が行うこと
~ワイドショー的な番組では「医学知識もない者が思い込みだけで論評なさっているケースがよくあります
比較がなされること
~「倒産件数」などは石油ショックの時のような過去の大不況の時との比較もなく「たいへんだ~」ありきが先行しています


毎日流れてくるワイドショー的なニュース番組を見ていて思うのは、
いままで放送した番組の回顧なく新しいことを当然のように言う
その発言にどこまで信頼度はあるのかと思うものもある
専門家でもなく、平均的な生活者でもないテレビタレントの意見に偏重している
ところが垣間見えます。


新型コロナ対応は国を挙げて取り組まなければいけない大きな課題であるにもかかわらず、
政府無能への無批判
勉強不足マスコミの煽り
ポジショントークやバイアスのかかった発言
ゴールを持たない言いっぱなし
で振り回しているマスコミの伝え方にも大きな問題があるような気がします。


マスコミは本当の危機やシリアスな事案には弱いのかもしれない。




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「政府の指示」に従うか「小池都知事の要請」に従うか [少し政治的な話を。。。。]

コロナ感染が日本でも報じられるようになってからと言うもの、「政府方針」と「小池都知事」の取り組みぶりの開きを感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

マスコミはと言えば、ほんの最近まで「小池都知事」のやることなすことを批判していましたが、このところ一部の番組では「政府を批判」が優勢になりつつあるようです。


おそらく、
様子がわかってきた
●さすがに政府の対応では混乱を重ねるだけ
●「特措法は地方自治体の長に権限を委ねている」といった手前、なかなか実状との乖離を受け入れがたかった
~国会の再開を強く論じるマスコミはありません。「不偏不党」精神なのでしょうか?

放送法上の免許賢者である国を批判するのはまずいという判断もあった
安倍政権の終わりが見えて来た
西村担当相、加藤厚労相、赤羽国交相のおどおどしたような歯切れの悪い発言に対し、菅官房長官の断定的な話が空回りしているという違和感をごまかせなくなった
GoToトラベルがスタートして以降、沖縄の感染者が急増し「東京の問題」とは言えなくなった
●コロナで遠出の取材もできず、机上の議論に頼る東京に多いマスコ人にも、地方の実情が伝わり始めた
●タレント、芸人あるいは芸能事務所との関係が深いマスコミは、コロナ被害の大きいタレント業界救済のためできの悪いコメンテーターを使い続けなければいけないという事情もある
※時の「政府批判」をする出演者は即番組から外されていくという業界の事情もあるようです

●「大阪」「愛知」「福岡」「神奈川」「埼玉」なども「東京の問題」とは笑っていられなくなった

都民の多くは「政府方針」よりも「古家都知事の要請」に従っているというか「大人の対応をしている様子がうかがえる

ことなどがあるのでしょうか。。。。


私はこのところ朝から晩までテレビやラジオのニュース番組、ワイドショーなどを見る機会がずいぶん増えていますが、

あの「小池都知事批判急先鋒」であった「ひるおび」(TBS系)ですら「政府批判」の色彩を強めつつあります。

特にこの「ひるおび」(TBS系)の特徴は、
(番組HP)
 http://www.tbs.co.jp/hiru-obi/

小池都知事批判ありきで番組のストーリーが決まっている
東京都のホームページすら見ず小池都知事の記者会見ぶりを切り取った情緒的な批判の繰り返し
大阪びいきなるも大阪の実情は伝えない
進行役の恵俊彰の煽りがひどい

等の番組作りが特徴的です。


同じTBS系の「ゴゴスマ」は、名古屋のCBCの制作のためか伝え方が相応に冷静です。

(番組HP)
  http://hicbc.com/tv/gogosmile/

東京都のホームページをよく見て分析した報道ぶり
煽り屋的出演者が少ない

という番組作りで好感が持てます。



民放各局の番組つくりの狙いがどこにあるのかよくわかりませんが、

●我田引水的なポジショントークに偏る人
●「他番組の受け売り」「昔の名声のようなものだけ」の人
がコメンテーターの中にはかなり目立ちます。

ラジオ番組でも、あまりにも「粗い」あるいは「この人には言われたくない」というタイプの人が好きかってな意見を論じておられます。


●そもそも日陰の存在である「ホストクラブ」や「キャバクラ」等の風俗産業を好意的に取り上げる
●あの石田純一さんをコメンテータと出演して意見を述べさせる番組もあります
夜10時以降の飲食をまるで当然視するような扱い方には閉口してしまいます。「深夜の飲食は健康によくない
働き方改革というのに平日の夜遅くまで飲み食いしているのか
通勤がたいへんと言いながら夜ふかしばかりしている
等々一般人から見れば不思議でおかしくないかいと思えることでも「おはようございます」が挨拶言葉の業界ならではかもしれません。


政府が発する指示もマスコミが伝える情報もこれほどまでに頼りなくなってしまいました。

菅官房長官の言う
東京の問題
~今や全国の都会地の問題です。

GoToトラベル
~夏はそもそも観光需要の高い時期であり、キャンペーンの時期の設定ミスとしか言いようがありません。
キャンペーンは不需要期に商売の平準化を図るために行うものなのです。
また、「インバウンド40万人を目標に走ってきたアベノミクスが開けた穴」や「JALに代表される航空業界、新幹線に代表されるJR、JTBに代表される旅行業界」(いわゆる3つのJ)をGoToトラベルで救済するためというのが見え見えです。
経営基盤の弱い観光業者、旅館・ホテル、飲食業などではコロナ対策費を賄うのも一苦労が見えてきます。

ホテル療養施設不足問題
~東京だけではなく愛知、沖縄でも起きてしまいました。
菅官房長官は東京都の怠慢をなじっていらっしゃいましたが、GoToトラベル実施が4月には伝わっていたはずなので、ホテル側が「コロナを選ぶか」「GoToを選ぶか」は自明と言えば自明です。
従業員の雇用につながらない」「リピーターが生まれない」「風評被害の恐れがある」コロナをホテル側が選ぶはずがありません。唯一の救いは「GoToトラベル」が東京除外になったことです。

これというのも総選挙を意識した「一票欲しさ」の問答無用的な菅官房長官の断定発言の結果です。
※安倍総理を批判なさる方も多いようですが、内閣官房を牛耳っているのは菅官房長官ですから。


このところNHKが恒例の「太平洋戦争の記録番組」を放映していますが、コロナとの戦いと見比べてみると面白いなと思うことがあります。

マスコミは国家の危機には政府の味方
「撤退」を「転進」と伝えた大手マスコミと今のコロナ禍の報道ぶりはよく似ています。
「おかしくないかい」と思ってしまいます。
このままでは、「大きな課題にはマスコミの情報では信用できない」「SNSのほうが本音が伝わって来る」ということになってしまいます。

外国のことは好意的に日本のことは否定的に伝えたがるマスコミ
先日のNHKでは、「なぜアメリカは原子爆弾の製造・投下を急いだのか」という話をしていました。
今まで知らなかったのですが、当時原子爆弾の開発が一番進んでいたのはヒトラーのいるドイツで、そのドイツを封じ込めるためには「ドイツに先んじてアメリカが原子爆弾を作るしかない」という考えが根底にあったのだとか。
ドイツから亡命したユダヤ人科学者やノーベル賞を受賞した科学者を総動員して開発した様子をうまく番組にしていました。
裏側にある事情を踏まえながら外国のことを見比べると意外なこともわかってくるものです。

日本の政府は「コロナ対策」のために学者を総動員するほどまでに深刻に考えていらっしゃるのでしょうか?


まだ、「コロナ」は終わったわけでもありませんし、いつ終わるのかもわかりませんが途中経過ということで見ると不思議に思うこともあることです。

「働き方改革」「東京一極集中」「人手不足」「後継者不足」と言われたアベノミクスの失敗を包み隠すかのような政府の無策ぶりにみえてしまいます。

アベノミクスの特徴である、
株は堅調
金融緩和は不変
という部分は多くの国民の暮らしを支えてはくれていません

「インバウンド」と「サービス業偏重」のアベノミクスは効果がはげ落ちたように見えます。
即効性と見栄えが高い分、コロナのような構造部を揺るがす経済阻害要因にはとても弱いということが露見してしまいました。

高度成長から続く日本の豊かな国民の暮らしは構造部分がしっかりしていたのです。




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「移住者」の口で田舎を語ってはいけない [みんなうすうす気づいている]

マスコミの伝え方によれば、「移住」とか「移住者」と言うと何か素晴らしい人達のように思ってしまいますが、彼らの口で「田舎」(地方)の現実や課題を語っていいのかという素朴な疑問を感じてしまいます。


私が見る限り、移住者にはいくつかのタイプがあるようです。

都会脱出組

・都会を無味乾燥に感じ田舎に新しい環境を求める
・「子育てによい」と信じている
・うつ症状の改善
・都会のスピードや満員電車という現実についていけない
というような人たちのことです。

「健康」優先ならやむを得ないのですが、「職」「働く」ということを意識せず「ワーケーション」的感覚で移住した人の中にはやはり「所得が足りない」問題も起きているようです。

「子育て」重視組もお子さんが義務教育を卒業したら移住の目的が曖昧になってしまうような方もいらっしゃるようです。


現役引退者組

退路を断って移住された方の中には、「都会こいしや」感が高まる方もいらっしゃるようです。
・車がないと暮らせない生活スタイル
・伴侶に先立たれた場合の虚無感
・医療体制への不満
等々。


補助金狙い組

意外にあるのが各自治体の「移住者歓迎」話を天秤にかけながら、自分のやりたいことをいかに補助金で(自己資金なしで)やるかという人たちです。

こういう人たちは決して金づるの移住先を批判することはありません。
私が知る限りではスピリチュアルなグループが地域行政に深く入り込んでいるケースもあるようです。


実家帰省組

特に奥さんの実家に「マスオさん」状態で移住される方も多いようです。
ただ、ご主人の中には浮かない顔の方もいらっしゃいます。
「家庭の事情」で今までの職場を捨てたが、代替される魅力に乏しいと思っていらっしゃるかのようです。



こういう人達の話で地方(田舎)の課題を語ることができるのでしょうか?
退路を断っている人たちが本当の話をなさっているとも思えません。


行政トップの中には移住者の数を競うようなスタンスの方も見られますが、「その地域で生まれ育った若者の流出」に歯止めがかからないことに光をあてようとなさいません。

もし「地方」(田舎)の課題を求めるのなら、地域で生まれ地域で育った人たちが持つ「不安」や「不満」を汲み取らなければいけません。

高齢者の中には「住めば都」「生まれ育ったところが一番」的に大人の対応をなさる方も多いので本当の課題を聞き取ることができません。


ただ、今回のコロナ感染の広域化はいろいろなことを教えてくれました。

たとえば、

1.今年ほど「お盆の帰省」がクローズアップされたことはない

●これほどまでに地方から都会に出てきている人たちがいるという現実に驚きました。
●コロナがなければ「実家」に帰ることもなく「海外でのバカンス」に出国していた人も多かったはず。


2.根深い「ムラ意識」が再確認された

都会特に東京からの帰省者が毛嫌いされたことでもわかるように、ひとたび地域を抜け出してしまうと「他所の人」にされてしまうことへの驚きです。
「村八分」的発想がまだまだ抜け切れていません。

移住者の皆さんが溶け込んでいるようで実は簡単には溶け込んでいないことを教えてくれるかのようです。




地方創生を語る政治家やマスコミは多いし、また「東京一極集中」を語る知識人的な人も多い昨今ですが、

地方創生具体的なゴールのイメージがないままお金をバラ撒くだけです。
これでは「お金の切れ目は縁の切れ目」になってしまいます。

東京一極集中東京に住んでいる人が他人ごとのように語っている姿が滑稽です。
「あんたこそ東京から出て行きなよ」と言ってあげたくなります。


かくして「地方」「田舎」の課題は吸い上げられないまま、お金だけがばらまかれている現実があります



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もし「鈴木奈々のようなおバカキャラ」が部下にいたら。。。。 [仕事についてのエトセトラ]

彼女には失礼だけど、「天然ボケ」というか「おバカキャラ」というか、鈴木奈々という面白いタレントがいます。

本当の実力や実像はよくわからないものの、

彼女の特長は

①めげない。
②理解のベクトルが違う。
・・・・わかったふりをしながら、全然理解できていない。
③まんざらおバカでもなさそうだ(と思わせる)。

そんな気がします。


皆さんの部下には、こんな人はいませんか?


もし、本当にいたらどんな状況になるのでしょうか。。。。


実は、私の部下にもこんなタイプがいるのです。
知識はあるものの、

①ピントがよく外れる。
②よく忘れる。
③(実は)理解しているようで、もともと理解ができていない。

「性格が悪い」かと言えばそうでもないし、
純朴なのはいいのですが、(テレビタレントでもないので、)本当に使い方に苦労します。

自分では気づいていないようですが、正直に言うと「チームのお荷物」です。
自分では「仕事ができる」と思い込んでいるようです。
しかし、歴史的に見ても、それほど業績を上げた形跡もなく、あるいはチーム一丸となって仕事をするということも苦手なようです。

独りよがりで、ルール無視が続きます。
自分では、「ルールを無視している」という自覚もないようです


彼女は、もう20年選手です。
かつての上司はどう対応していたのか不思議と言えば不思議です。
普通なら、退職してもらってもおかしくないレベルですが、
わが社は優しい企業なので。。。。

今、「チームで仕事をすること」を叩き込んでいます。
うまくいくといいのですが。。。。


彼女の名誉のために、敢えて言うと「不正はしない」タイプです。
ただし、気づいていないウソが多く結果不正になっているのが困りものです

時々組織の隅っこにこういう人がいる
企業経営にはこういう刃こぼれが大きな問題を起こすことがあるものです。



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「小池都知事批判」が減り「国の無策」批判が増えて来た [新型コロナ]

いろいろとマスコミが面白おかしく伝えた「新型コロナ」対応。

東京に住んでいるものがマスコミの報道ぶりを見ると「なぜこんなに小池都知事の批判ばかりしているのか?」と不思議でなりません。


たとえば、

1.「お盆の帰省問題」

結果から見れば、東京の方の多くが自粛。
空気を読んで大人の対応をしただけのこと。

例年なら、この時期は、
●成田、羽田空港の出国ロビーが映し出され「海外」にバカンスに行く人たちのうれしそうな笑顔が映し出されていました。あの人たちは今年はどうしているのでしょう。

●「お嫁さんがご主人の実家に行きたくない」的なお悩み相談が数多く寄せられたはずが、今年はこの話は「封印」状態。


2.「東京の問題」と「東京由来」

東京に住んでいるとこれほどまでに不思議な言葉はありません。

しかも国の官房長官や隣県の知事の言葉です。
パンデミックは国を挙げて取り組むべきもの、マスコミを含めて「地方自治体が。。」を追求した結果全国にコロナが蔓延したと言っても否定できないはず。


3.「西村大臣」と「赤羽大臣」と「加藤大臣」がおどおどしている

若手の大臣なのに発言ぶりは不安そうで「決められない」的な顔がのぞいています。
コロナ対応の直接の担当セクションの大臣なのに不思議です。

菅官房長官の横柄な発言ぶりと合わせればなんとなく伝わってくるものがあります。


4.GoToトラベル と療養向けホテル問題

菅官房長官は「療養向けホテルが足りないのは東京都の問題」とおっしゃっていました。

もしあなたがホテルの経営者ならどういうスタンスになりますか?

GoToトラベルにそなえて準備をする
・休ませている従業員の雇用につながる
・リピーターが獲得できる

「療養向けホテル」に提供する
・従業員の雇用につながらない
・リピーターが期待できない
・風評被害が生じる

さぁ、どちらでしょうか?
あの菅発言の稚拙さは許せないものがあります。


5.アベノマスクのデザインを問う人がいない

アベノマスクの最大の失敗は「デザインが悪かった」こと。
せめてデザインが良ければ人気が出たはず。
あのデザインをまさか安倍総理が決めたとは思えない。
多額の税金の無駄遣いなのに誰も責任の所在を明らかにしない。


6.10万円の効果・結果を問う人がいない

現金給付の10万円が出た頃を境に感染者が増えている感じもします。
●そもそも生活に困窮していた人たちの大変さが伝わってこない。
・10万円では足りないはず
●国会議員の皆さんんももらわれたのか素朴に知りたい


7.観光政策・インバウンド政策が張りぼてだった

●おそらく「観光」業者の皆さんは儲かっていなかったのでしょう。
・だからコロナ禍は「観光」業者に大きな影響を及ぼしている
●「〇〇ステーキ」に代表されるように、売上ばかり求めた店舗展開をしていただけ。だから利益が追い付いていなかったという経営問題が露呈した。


8.「経済を回す」という政府の経済対策は何?

●コロナが蔓延し始めた当初、「感染ストップが最大の経済対策」と叫んだエコノミストはかなり多かったはず。
・今ではそんなことを言う人は誰もいない。「感染が収束すれば経済は回る」というのは当たり前のことなのに。
●ひょっとしたら「株価」で経済を見ているのか?
・それなら経済対策は何も必要ない
予備費はなぜ使われないのか?
・まさしく「今でしょ」のはずですが。


9.政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会がワークしていない

●全国をひとくくりにした指標がワークするとも思えないし、そもそもわかりにくい。
・東京都のモニタリング会議のデータや結論のほうがよくわかる。
・いわゆる「大本営発表」がどこまで信頼されているのかも不思議。
・せめて日本全国をいくつかのパターンに分け対応策をパターンごとに組み立てる必要がある。
●マスコミも含め、もうあまり相手にされていないのではあいのか?そこで出た話が「コロナ対応」にどう活かされているのかさっぱり伝わってこない。
●長い人生の中で「国の無策」という言葉を初めて今回は実感した人も多いはず。


10.マスコミはなぜ政府を批判しない

当初は小池都知事批判ばかりのワイドショーでした。
ここにきてずいぶんと小池都知事批判は減ったようです。

まるで小池都知事批判を忘れたかのような今日この頃ですが、
それでもストレートに政府の批判をする番組はないようです。

ワクチンも治療薬も確固としたものがない以上、国を挙げて取り組むのが最良の姿でしょう。
マスコミを中心に
・「特措法は知事に権限が下ろされている」
・「地域ごとに事情が違うので知事に任せるべき」
などと当初から言われてきましたが、「社長かと思ったら中間管理職だった」という発言でもよくわかるように当初の立ち位置が間違っていたということも言えます。


「地域で事情が違う」という言葉ほどいい加減な言葉はありません
なんとなくそれらしく聞こえますが、行政対応はそれほど違っていません

微妙になじむように微修正をすればいいレベルです。

地方・地域にこだわる割には具体的に何をしたのか伝わってきません。
あの県で起きたことはこちらの県でも起きることだったりします。


やはり、放送法の監督官庁である総務相、特に総務大臣経験者である菅官房長官には忖度していると言われても致し方ないような放送ぶりです。

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平和な日本~批判が許される自由 [どう受け止めたらいいのか]


昼下がりのテレビのワイドショー

素人ばかりが集まって知ったかぶりの話をしている。
ゴールもなければ、それが正しいのかどうかもよくわからない

毎日、同じような人たちがテレビに出て同じようなことを言っている。
「煽り」と言われてもやむを得ない。

このところの特徴は「小池都知事批判がずいぶん減った」こと。
あそこまで批判ばかりしていた番組もおそらく見当違いだったと自ら認めたのでしょう。

ワクチンも治療薬もない中、議論ばかりしていても正解にはたどり着けない。


そして、

10万円がそろそろ行きわたったと思うけどその効果の検証もない

10万円では足りない人も多いはず。そういうご家庭はどうなったのか?


「香港」の国家安全維持法による逮捕劇のニュースを見ていて思うのは、批判の自由があることの幸せ


ただ、テレビ番組を見ていて思うのは、政府のコロナ対応について小池都知事の言動を批判したほどには鋭い批判もない


「東京の問題」と言った官房長官がいて、「東京由来」と言った知事がいても、この人たちは言いっぱなしのまま

批判の自由がある国なのに鋭い批判がないのは寂しい


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「業績」と「過小資本」 [裏づけのない経営学]


新型コロナの蔓延に伴う倒産を憂うニュースが報じられています。


おそらく、お客さんの減少から来る売上減が主な原因でしょう。
こういう時に考えなければいけないのは「業績」。

「業績」=「売上」

と考えていらっしゃる方はいませんか?


銀行員が考える「業績」は「利益」です。
つまり「儲かっているかどうか」です。

※人気ドラマ「半沢直樹」でも赤字を粉飾して隠していたことが発覚し大どんでん返しがあったはずです。


テレビなどの伝えぶりを見ていると、多店舗出店をなさっていて「たいへんだぁ!」とおっしゃっている方もかなり多いようです。

店舗数を増やせば増やした分は「売上」が増えますが、それに比例して利益が増えるわけではありません

年商1億円の企業で利益が1百万円だったとしたら利益率は1%です。

年商1千万円の企業で利益が1百万円だったとしたら利益率は10%です。

あなたならどちらの企業を評価しますか?


儲かってもいないのに店舗を増やしていけば、今回のコロナのような事態になればコストばかりがかかってしまいます

「経営がたいへん」とおっしゃる経営者の中には「売上ばかり追求して利益を追求してこなかった」方も多い感じがします。


この週末にテレビが取り上げていたインバウンド向けのの観光バス会社の場合は、もっと特徴的でした。
バスの台数も多く、各地に営業拠点を設けている企業でした。
しかし、あまりにも資本金が少ない
1千万円にも満たない資本金です。

バスはリースでしょうから売上さえ上がれば資金繰りは回って行きますが、今回のように売上が止まってもリース料や家賃のような固定費の支払いは発生します

そういうことは頭の中になかったのでしょうか?

アベノミクスバブルで景気が良かったように見えた日本ですが、経営というアプローチで見れば「自転車操業」の企業が多いのではないでしょうか?

「観光」を標榜する宿泊施設の多くも、顧客ニーズに合わせた設備投資が必要でおそらく借入金も多いはずです。

政府が「GoToトラベル」に力を入れるのも自転車のペダルをこぎ続けなければいけないご商売が多いということの裏返しでもあります。

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銀行員の夏休み [銀行(員)と付き合う法]

意外と思われるかもしれませんが銀行員は「休暇取得」が増えました。

かつては、
12月31日の夜まで残業している
休日出勤(ただ働き)
サービス残業(ただ働き)
風呂敷残業(ただ働き)
早出(ただ働き)
等々が当たり前のような世界でしたが、今ではすっかり法令順守(コンプライアンス)の世界です。

1週間の連続休暇を必ず取る
四半期に一度以上週末とくっつけた連続休暇を取る
パソコンのONとOFFの時間で勤務時間が決まる
セキュリティのセット時刻と作業時間の照合が行われる
休暇・出張日の押印齟齬のチェック(休暇のはずなのに稟議を起案していたり、処理伝票がある等)

とても細かい勤怠管理になっています。
そのため事前に3か月先までの休暇予定を提出し、小刻みに修正していく仕組みです。
海外旅行などにも行きやすくなりました。


これというのも「働き方改革」の流れに沿ったというよりも、
●「金融庁の検査」では、長期休暇を取っていないもののリスト提出
●「労働基準監督署の調査」では、サービス残業のチェック
が行われてしまうことが発端でした。


そうこうしているうちに、
「個人情報の管理」の要請から、
・銀行内の書類の持ち出し禁止
・私物の構内持ち込み禁止

「AI化・IT化」の進展
・銀行内でしか仕事ができない
・そもそも仕事が減った

「健康管理」の要請から
・休暇の取得増
・残業の大幅削減
になった

という事情もあります。


かつては黒カバンの「とっちゃん坊や」のイメージが強かった銀行員もスマートなイケメンが増えて行ったのです。
また、残業が減ったことから「給料が減った」と部下からお叱りを受けることがありました。


ところで銀行員には面白い休暇取得の傾向があります。
たとえば「お盆だからと言って帰省する人は少なく、7~9月の間で1週間以上の休暇を取る」人が多いようです。

●地元採用の女子行員の場合は「お盆は暇なのでわざわざ休むこともない、あとでゆっくり旅行に行く」などと言う合理的な考えの方も多いようです。
●転勤の多い総合職の場合は「お子さんの都合に合わせてゆっくり休む」と言う人も多いようです。
●結果、暇なお盆の時期に休暇を取ることが増えました。

おそらく「働き方改革」の先を行っている業態かもしれません。


ただ、20年くらい前から「働き方」に別の大きな変化が起きてしまいました。

病人が増えた」「うつ症状が増えた」「中途退職が増えた

ということです。
原因はいろいろあるのでしょうが、私が見る限りでは、

●豊かな時代に育った若者はどうも「打たれ弱く」、昔と違い、何かあると「パワハラ」認定してしまうため上司もアドバイスがしづらくなった=たたきあげて育たない。

●「大学は出たけれど」が増え、どちらかと言うと幼稚化が進んでいる

●「銀行業務検定」「保険・損害保険」「証券業務」「運転免許」等の資格取得が義務化そして「通信教育」「e-ラーンイング」が推奨されており、手を抜くと「あの程度の問題でも不合格」とか「ついていけない」人も増えています

●学生時代スマホばかり使っていて、パソコンが使えないという人も多いようです。

企業の大人担当者や経営者と会話ができない(ビジネスの常識がない)人もありがちです。

法学部をでていても法律やルールに従った仕事ができない

こうなると、どんなに有名な大学を出ていても行き詰まってしまう人が増えてしまいことにもなってしまいます。
おそらく「就活戦線」では難関の方でしょうが、応用力がなく、努力を怠るタイプにはずたずたにプライドを傷つけられてしまうことになってしまいます。

結果、「うつ」が増え「転職」組も以前比べるとはるかに多くなっています。


銀行のような大きな組織では、機械化の進展もあり、店舗の統合や人員削減が頻繁に行われていきます。

困るのは、人員削減には「うつ」で療養中の人は対象になりませんので、人員削減人数以上に実働人員は大きく減ってしまうことになってしまいます。

そこに「優秀なやつ」が転職退職してしまうと代えが利かないという問題もあります。

霞が関の官僚とこういう話をすると霞が関の省庁でも「同じような悩み」があるようです。


銀行がそれでも何とか運営できているのは、
互換性の強化
多能化
応援体制づくり
組織で対応する
●向き合う姿勢は「ストイック
ということを日常的にやっているからではないでしょうか。


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「ごみ集積所」の廃止と「コロナ」 [新型コロナ]

皆さんは家庭ゴミをどこに出されますか?

わが家のブロックでは、家庭ごみを
A:歴史伝統的な「ごみ集積所」に捨てる
B:自宅の前に出す
C:マンションやアパートの集積場所に出す
等、ご家庭によってパターンもあるみたいでした。


2月のとある日、「ごみ集積所」のお世話をなさっているおじさんがわが家に。
妻が班長をしているらしいのでうちに来たとのこと。
※近所のこと、町内会のことは妻の仕事で私はほとんど関与しない。
たまたま私が外にいたのでお話を聞きました。


お話を聞くと、
私たち夫婦も80歳を超え、毎日の掃除や網掛けなどの世話がたいへんになってきた。
先々面倒を見る者もいないのでここらで「ごみ集積所」のお世話をやめさせていただきたい
区の清掃局に相談したら「ご近所の方で話し合って決めてくれ」と言われた


そこで私は、
●おそらく「ごみ集積所」の場所を変えるからと言って賛成する人はいないと思う。
※自分ちの前に「ごみ集積所」が来ると困るという拒絶反応のほうが多い。
●このあたりは自宅の前にゴミを出す人のほうが多いはずなのに、「ごみ集積所」のごみは毎回増えている
町内会費も払っていない「マンションやアパートの住まいの人のゴミ」「通りすがりの人が置いていくゴミ」なども多いようだ。
●いっそのこと全戸自宅の前にゴミを出すことに決めましょう。
と即断、「区の清掃局」に連絡することに。


区の清掃局」を訪ねると、
●各戸の自宅前にゴミを出すことは可能。
ただし、各戸毎に「自宅の前に出す」のか「他のごみ集積所」に出すのか届け出てほしい。
※住宅地図のコピーをもらいマークをつけて提出することに。それに基づき回収の清掃業者に指示をするとこと。
●「ごみ集積所」廃止には1か月程度の周知期間を取り、「区所定の案内ポスター」を貼ってほしい。
マンションやアパートはそれぞれにごみ集積場所を設けることが義務になっている
とのこと。


件のおじさんとすでに「自宅前にゴミ出し」をしているお宅以外のお宅を訪問し、ポスターを見せながら「ごみ集積所の廃止の了解」と「今後どうされるか」を確認しました。


さすがに、「ごみ集積所の廃止」に反対されるお宅はありませんでした
反対しようものなら「お宅の前をごみ集積所にしてください」と切り返すつもりでしたが。


中には、
●「今までごみ集積所のお世話をなさった方にお礼を言っておいてください」とおっしゃる方も。
●古くを知る方からは「あそこは前回の東京オリンピックの時にできた。それ以来あの場所がごみ集積所になり親子二代でお世話になっている」とも。
※約80年にわたる歴史遺産です。


3月になり、様子を見ていると、
●「ごみ集積所」のあたりがすっかりきれいに
カラスが来なくなりました
域外の「ゴミ出し難民」がうろうろされている
※どうやらうちのところは「ごみ収集時間が遅く」「駅までの道すがら便利」なことがあるようです。


後日、くだんのご主人とお話しすると、
●分別収集のため、毎日、ゴミ出しの準備をして後片付けをする苦労から救われた
●カラスが明らかにいなくなった
と。
私からは、「コロナ騒ぎの前に取組んでいてよかった」ですねと返しておきました。

「ゴミ出し」だってコロナの感染経路の一つかもしれません。
今はコロナに光が当たっていますが、無責任なゴミ出しはいろいろな感染症の感染源になるかもしれません。
そして街がきれいになりました。


2ブロック先の「ごみの集積所」も廃止になりました。
ごみの回収作業をなさる清掃員の皆さんの負担が増えたのかどうかはよくわかりませんが、明らかにきれいなゴミがゴミ箱に入れられて各自宅の前に出されているほうがいいような感じはします。
歩きながらの作業のほうが腰の負担も少ないような気がします。


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「電力消費量ピーク」と「水力発電」と「地方活性化」 [無駄の効用かやっぱり無駄か]

かつて8月と言えば「電力消費量」のピークと不安がこの8月にはありました。
夏の甲子園の高校野球です。

東日本大震災以降、8月の電力消費量は少し減っているらしいのですが、

熱中症不安からのクーラー使用の常時化
巣ごもり(外出自粛)による家庭の電力消費増加

原発不安
老朽石炭火力の廃止
石油ショック不安
代替エネルギーの不透明

等々を考えると、経済対策の一つとして安定電力供給や家庭用充電器・蓄電器の開発と普及に財政出動してもいいのではないかと思う今日この頃です。

実際には、新型コロナの感染拡大で企業の電力消費が想像以上に抑えられているのでしょうが。


7月は熊本、大分など九州や岐阜や東北で大規模洪水がありました。

●あの急流を発電に利用できないものか
●大規模ダムでなくても小水力発電のような簡易システムで分散発電ができないものか
小水力発電を使った地域の電気代は極力安くし、所得の少ない地域の支出サポートに充てられないものか?

などと考えてしまいました。

国家予算は、いったん国家の手を離れれば何に投資しようと効果は同じです。
貯蓄と海外投資に向けられない限りは。

所得が少なくても地方に住むメリットを具体的に見せて行かないと、地方の活性化及び東京の一極集中の緩和は実現しないように思う。

地方の活性化には、
地方大学の魅力づくりと強化
社会保険のある産業構造への転換(特に農林水産業)
等々、若い人たちのライフプランに応える政策が必要だと思います。
「観光」や「サービス業」中心の非正規労働頼りの産業構造では地方の魅力は少し物足りないような気がします。




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「経営トップ」のタイプからみた「吉村知事」 [裏づけのない経営学]

企業の経営者には出身の「畑」と言うものがあります。

たとえば、

研究・開発畑

財務畑

総務畑

営業畑

と言ったものです。


ものづくり企業」の創業者の多くは「研究・開発」畑の方がとても多いようです。
俗に「理科系」とも言います。
自ら開発した「製品」を世に出す(売る)ために企業化されたケースがとても多いようです。

こういった「ものづくり企業」でも組織が安定し部門が充実してくると「二代目」以降の経営トップは「文科系」(財務畑、総務畑、営業畑)の方が就くことがよくあります。
先代の父親はいわゆる「たたき上げ」の創業者であっても、法学部や経済学部出身のご子息が後継社長に就かれたり、研究畑あるいは営業畑の優秀な方をお嬢さんのお婿さん(含むマスオさん)にして後継なさる場合もあります。
お嬢さんが社長でお婿さんが副社長という企業も中小企業にはよくあります。


銀行では融資先の取引方針を毎年策定しある程度の融資枠を内々で設定しておきますが、その際には「」(経営者、従業員のレベル)「もの」(取扱い商品、生産設備、営業拠点)「かね」(資金余力、資産力)などを審査します。

その時に特に注目するのが「商品開発力・技術力」は維持できるか?ということです。
企業のトップともなれば、「財務面」あるいは「営業面」の数字や内容の把握は後天的に把握できるようになりますが、「技術力・商品開発」は一朝一夕ではできないものです。
ですから「ものづくり企業」では「技術部門・商品開発部門」に強力なスタッフがいないと企業競争力は一気に低下してしまいます。

美味しい飲食店」と言われても腕利きのシェフや板さんがいなくなればお客様の評判は落ちてしまいます。

「商品寿命」と言うものは短いものが多く、顧客は改善された商品を望む傾向があります。したがって「技術・商品開発」部門にはまさしくプロ(その道の専門家)が必要になって来るのです。

なお、「総務・労務管理部門」はいわゆる番頭さんのような人材に比較的任せやすいとも思われます。


さて、今回の大阪府吉村知事による「うがい薬」話の問題点の一つは、その効能を研究者ではなくおそらく「文化系」の知事が率先して説明された点にあります。
「技術」を説明するには借りて来た知識では無理があります。
大阪府では「ワクチン」の話もありました。これも「知事の口」から説明されたような気がします。

科学者は「ものづくり」には慎重です。
営業畑の人は「功を焦る」ことが時々あります。
ただ、「命」に係わる商品の場合、中途半端な完成品では危なすぎます。多くの経営者は失敗した時のことを考えます。

「うがい薬」の効能はよくわかりませんが、失敗した時の影響の大きさは計り知れません。

今回の「うがい薬」騒動をこういう視点でマスコミも受け止めてほしいものです。
選挙は「人気」で勝利することができても、「政治」や「行政」は人気だけでは評価できないものなのです。



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「産業構造の転換」を伴った地方の活性化を [みんなうすうす気づいている]


新型コロナは日本の弱い部分を露呈させました。

各所でいろいろなことに気づかされてしまいます。

1.政治

国難への即応力がない
首相の発信力もなく、担当大臣もいったい誰なのかよくわからない状況です。
国会議員に至っては、いったい何をなさっていらっしゃるのか?さっぱり伝わってきません。


2.地方政治

都道府県の知事の話を聞いてみても、パフォーマンスに走る人、日替わりのように話す内容の違う人、自慢ばかりの人があまりにも多いのにびっくりです。

気が付けば小池都知事のメッセージが一番わかりやすかったりします
愚直なまでに同じことを繰り返す勇気も必要です。
そして、宮下宗一郎むつ市長の聡明さが光った感じがします。
コロナ病床数を睨んだ発言には安心感が伝わってきます。


3.経済政策

「アベノミクス」が積み上げて来たものがはげ落ちました。
・為替政策
・金融政策
・株価政策
をベースに「観光」「インバウンド」などのサービス産業シフトに過ぎなかったようです。
結果、東京を中心に飲食業、観光業の業績悪化が著しく、非正規雇用に支えられた働き方はコロナ解雇を生みました。
砂上の楼閣の経済だったのかもしれません。

東京のコロナ感染のニュースの中で、キャバクラホストクラブという言葉が何度も出てきましたが、そもそも日陰の職業なのに「働いている人の生活」云々などとコメンテーターが擁護する姿は滑稽でもありました。


4、地方経済

東京ではサービス産業に非正規労働者が集まる状況が続き、地方の農業あるいは中小企業では「外国人研修生が来ないので人手不足」という凸凹が起きています。

職業選択の自由はあるものの、「お盆の帰省」話を見る限り、いかに地方の人が東京などの都会に出てきているか、そして地方から都会への流出が止まらないかの証左です。

「ワーケーション」などと突然言い出した政治家もいましたが、私には「地方で遊びながら仕事をする」という風にしか伝わってきません。
「地方での仕事をバカにしているのか?」とでも言いたくなってしまいます。

数字のやり取りで言えば、都会のサービス業などで解雇された非正規労働者の方の受け皿を地方に求めるほうが得策です。
都会にあって地方にないもの」の典型が、
AIを使ったビジネス
得意分野を育む大学教育
です。

人手不足と言われる農業もAIや機械化の進展による新しい産業に生まれ変わることができるはずです。

地方の活性化に一番欠けているものは若い人たちの「ライフプランを見据える」という発想です。
「地方創生」という言葉の底には一人一人の人生が考慮されていないというのが特徴的です。


コロナ下の経済論議を聞いていて笑うのは、「新しい生活様式」「ウィズコロナ」などと言いながら、コロナ以前の経済に戻そうという発想から抜け出せないこと。

「後継者不足」の時代ならなおさら「新しい産業構造」「地域経済」「地方生活」を目指すことで経済を作って行こうというストーリーが見えてきません。

製造拠点の国内回帰
AIを使った第一次産業の高度化
目的ある高等教育
等々、「頭を使った」産業構造の転換の場が地方にはあるはずです。

少子高齢化」の勢いはとどまることはないでしょう。
「地方が、地方が」の「地方創生」ではなく、「地方の活性化による日本創生」が必要なのです。




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吉村知事と「うがい薬」 [裏づけのない経営学]

昨日の唐突な出来事には驚きました。

大阪府の吉村知事が「新型コロナにうがい薬が効果がある」的な発表をされたことです。
真偽のほどはよくわかりませんが、第一印象で言えば「畑違い」なことをして「大丈夫か?」ということ。


私のライフワークである「成功した企業トップの15か条」(成功の秘訣15か条)に照らしても立場上やるべきではなかったと思ってしまいました。
それが真理なのかどうかは別として。まして「命」に関わることにはより慎重でなければいけません。


どこがダメなのか?
と言うと、(下の箇条書きでチェックしてください)

『細かい』こと (緻密)

・なぜ知事が門外漢のことを説明されたのか?
・セカンドオピニオンのチェックはされなかったのか?
・サンプルが少ない中で断定するかのような説明が適切であったかどうか
・薬屋さんから「うがい薬が消えた」現象が起きたようです


『せっかち』であること (クイックレスポンス・素早い対応)

・素早い対応は評価されますが、それは「今日できることは明日まで延ばすな」ということであり、「おっちょこちょい」とか「拙速」ということではありません。
・専門家でもない者がなぜ唐突に発表されたのかという素朴な疑問が湧いてきます。
・つまり、クイックレスポンスでも素早い対応などと評価できるようなものでもありません。


しかも知事は「弁護士」でもあります。
「弁護士」さんというのはもう少し論理的です。

昨日の吉村知事の「うがい薬」の話は、時々企業経営者が取りつかされてしまう「ある種の宗教」に酔ったような行動に私は見えてしまいました。


このところマスコミで評価が高かった(チヤホヤされた)知事の立場を越えた言動だったような気がします。

うがい薬が新型コロナに効くので「うがい薬仕入れ資金」を融資(貸して)ください」という申し出があったら皆さんは融資をなさいますか?
それなりに「裏取り」をなさるはずです。
「命」に係わることのリスクはあまりにも大きいので銀行なら慎重のうえにも慎重というスタンスで臨みます。


もし「小池都知事」が同じ行動をとられたら、おそらくマスコミはこぞって批判していたでしょう。
今後、どういう評価が下されるのか少し楽しみです。



~「成功した企業トップの15か条」(成功の秘訣15か条)~

成功した方には必ず共通することがあります

①『情熱家』であること   (一生懸命・一所懸命)

②『こだわり』を持っていること   (目標は明確なれど方法論は柔軟)

③『せっかち』であること (クイックレスポンス・素早い対応)

④『マーケットの向こう側から見る』こと  (現場主義)

⑤『負けず嫌い』であること  (なにくそ)

⑥『教育』の大切さを知っていること (人材の育成)

⑦『自らがやる』こと  (率先垂範・まめ)

⑧『細かい』こと (緻密)

⑨『くどい』こと  (凡事徹底)

⑩『声が大きくおしゃべり』なこと (やかましい)

⑪『ケチ』であること  (数字に明るい・節約)

⑫『工夫屋』であること (創意)

⑬『貪欲』であること (根気強い・粘り強い・チャレンジ精神)

⑭『好奇心』旺盛であること (高い関心)

⑮『ストイック』であること (精進・禁欲的・自らに厳しい)


成功することはたいへんです。
成功を持続することはもっとたいへんかもしれません。
成功にはゴールはないのですから。  

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芸能人やタレントのコメントのアバウトさ [新型コロナ]

新型コロナを伝えたり論じたりするワイドショーやコメント番組を見ていてうんざりすることの一つが「芸能人」「タレント」の皆さんが「まるで国民の代表のようにお話しされる」こと。


彼らが一般的な行動パターンの日本人とはとても思えない。

朝の通勤電車に乗ることもないでしょう
新幹線もグリーン車が多いでしょう
運転手さん付の車で移動される人が多いでしょう

そんなふうに考えると彼らが庶民の生活をどのくらい知っているのか?

グルメ番組に出て、「あの酒が美味い、あそこの料理が美味い」などと通ぶって言う人も庶民とは距離があるような。


ふつうのサラリーマンの職場生活
介護施設に通う高齢者を持った日常生活
普通の住宅地での一般的な生活

こういう体験が身体から滲んでこない人たちの多くが口にするのは、

小池都知事は何もやっていない。言葉の遊びばかり。

というような言葉。


サラリーマン生活の経験があるものなら、「すべてをトップ一人がやっているわけではない」ということなど百も承知です

都庁という大組織には、副知事もいれば、局長、部長、室長などと言った部門ごとの長もいて「司司が働いている」のです。


芸能人、タレントの皆さんによくあるのは「数値が公表されない」という勝手な思い込み

東京都の場合なら「東京都のホームページ」にかなり詳しく出ています。
コメントするのならこういう数値も確認したうえで発言してほしいものです。


コロナ報道が混乱する事情の一つには、勉強していないコメンテーターが自分の勉強不足を棚に上げて稚拙なコメントをなさることの影響も大きいようです。


民間企業の職場に行ってサラリーマンの職場での対策
住宅地の高齢者の生活ぶり
なども取材しながら東京で暮らす人の生活ぶりを伝えながら「コロナに向き合う」都民の「自衛」「自粛」の様子を伝えてほしいものです。


東京の住宅地で暮らしたことがない地方の人には、東京は飛んでもない所に見えてしまいます


知事の中にも頓珍漢な方は相応にいらっしゃるようです。

たとえば「東京由来」とおっしゃった埼玉県の大野知事
そこまでおっしゃるのなら、
東京の感染源を東京都民に教えてください
埼玉県の人は東京にはビザを持っていらしてください
~「東京由来」とおっしゃるのなら「埼玉県の方は東京に来ないで」ということになってしまいます。


いろいろな意見をおっしゃる方もあるとは思いますが、テレビのコメンテーターにもその程度の人が多いようです。

明らかに他の番組でのやり取りを見聞きして自分の意見のようにおっしゃる「昔の名前の人」もいます。

番組の中には「K値」などと言う当てにできない予測をさも信頼度が高いかのように伝えるものもあります

本当は政府対応をもっと批判しなければいけないことも多いようですが、なぜか政府批判が少ないのも不思議です。

かくして「新型コロナ」の報道はおかしなことになって行ったのです。






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「経済を回す」という錯覚 [新型コロナ]

「新型コロナ」にかかる報道ぶりの中で必ず出てくる「経済を回す」という言葉。

そして、その「経済」の典型例が飲食店、観光業界。


経済とはいうもののマスメディアが映し出すものは「経営ぶり」そのもの。
しかも、いわゆる「サービス業」。
戦後生まれ変わった日本は「ものづくりニッポン」「技術大国日本」の経済だったはずなのに、いつの間にか「サービス業」が経済を回しているような見方に変わってしまっているのです。

ちなみに一躍有名になったホストクラブは、

①歌舞伎町 約230軒
②大阪ミナミ 約120軒
③札幌ススキノ 約50軒
④福岡中州 約40軒
⑤名古屋 約30軒

くらいはあるとのデータもあるようです(出所不明)


マスコミでは、「そういうところで働いている人たちの生活もあるし」などと温情的な発言をなさる知識人もいらっしゃいますが、こういうご商売は「浮き沈み」の激しい水商売ですから、栄枯盛衰は必ずあるはずです。

夜の10時以降も営業している飲食店も全国的には相当数あると思います。

しかし、「働き方改革」「新しい生活様式」の時代を迎えたことに加え、「倫理規定」「コンプライアンス」というルールもあり夜の社交場が今後も勢いを増していくとも思えません
そもそも夜遅い飲食が健康にいいはずもありません

「コロナがどうのこうの」という前に、飲食業界は進んで構造改革をする時代になっているのです。


「企業20年説」というのがあります。
●為替変動、石油ショックのような外的要因による経営危機
●商品競争力の低下と言った競合要因による経営危機
●経営後継の失敗、中核従業員の退職のような内的要因による経営危機

等々の荒波などにどう向き合うかで企業の存亡は決まることがあります。

今回の「コロナ」はどの波に抗するものでしょうか?


太平洋戦争直後のように日本経済はすべてを失ったわけではありません。
多くの企業が産業が競争力を維持しながら生きています。

「コロナ」の直撃を受けた経営者の皆さんには申し訳ありませんが、従業員の皆さんには転職の道が開けているはずです。


また、別の産業で業績が伸長すれば、そこからサービス業界の需要も高まってくるはずです。
ただし「働き方改革」「新しい生活様式」そして「東京一極集中の緩和」という環境や「団塊の世代の高齢化」や「昭和世代(特にバブル世代)の現場からの引退」の中でですが。

これこそ「経済が回る」ということです。

ただ「経済を回す」ためには痛みが必ずいつかどこかに生まれてしまいます。
「それが何か」そして「優先順位」を判断するのは国民の皆さんなのです。

今の政府首脳やマスコミのとらまえ方はあまりにも迎合的で視野が狭すぎるのではないかと思ってしまいます。



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「札幌雪祭りとよさこい」と「鳥取砂丘ポケモン」と「GoToトラベル」 [新型コロナ]

キャンペーンというのはいろいろな狙いがあり、かつ利用したお客さんがリピートするかモ大きなテーマです。


1.札幌ススキノの有名キャバレーだった「エンペラー」(2008年倒産)の名物支配人の八柳鐵郎氏(2008年没)に聞いた「雪まつり」と「よさこいソーラン」の裏話を披露すると、

●「雪まつり」~雪の多い2月は観光客が少ない。そこで「雪」を観光資源にすることにしたもの。
台湾からの旅行客が泊まった旅館の主人が「吹雪で生憎ですね」と台湾の方に詫びのようにお話しされると、台湾の方は「何を言われますか、すごくラッキーな一日になりそうです。こんな吹雪は初めて体験します」と大喜びだったというエピソードもあったそうです。

※故八柳氏は、往時、ススキノを描いた著作も多数で、ラジオのパーソナリティやホステスさんたちの相談相手だった方のようです。出で立ちからも「夜の牧師様」とも呼ばれたお方です。

●「よさこいソーラン」~もともと「よさこい」は南国土佐(高知)が発祥です。
北海道から高知の大学に進学した方が「よさこい」に感銘し、北海道に持ち帰り商標登録までされてしまったといわくつきのものです。

ただ「よさこいソーラン」は6月がメインの開催です。
これも「農繁期」で札幌に客が少なくなる6月に時期設定をしたというのがポイントです。

つまり「雪まつり」も「よさこいソーラン」も札幌に観光客が減る時期の集客イベントとしての狙いがあったとか。


2.「鳥取砂丘でポケモンGO

マスコミ出たがり平井知事の発案です。(2017年11月24日(金)~26日(日)開催)
経済効果は3日間で13億円だったとか。
県民所得の少ない鳥取県ではまさしく「すごい」イベントだったはずです。

後日、鳥取砂丘周辺や鳥取市内でヒアリングをしてみました。

鳥取砂丘の土産物屋さん

●そもそもこの3連休は行楽シーズンなのでキャンペーンは不要。
・・やるなら観光客が来ないシーズンにやってほしかった。
●ポケモン客はお金を落とさないし、ホテルも満杯でお金を落とす一般客が来なかった。
※落とす人ではなく拾う人ばかりが来てしまったという皮肉です。
●こういうイベントは「お好み焼き」や「たこ焼き」や「焼きそば」などの屋台に客が流れる。

環境省の職員さん

●ここはジオパークなのでこういう呼び方で集客することがふさわしいかどうか疑問。
●ジオパーク認定の更新にもグレー。

鳥取市民の皆さん
●とにかく交通渋滞がひどかったし、路上駐車も。
●ポケモンを捜すため鉄道の線路内に入ったり迷惑が目立った。

地元の皆さんの評価はマスコミとは違い不満だけが残ったようです。

そこで皆さんに質問をしてみました。
仮に経済効果が12億円だったとしたら、
A.3日間で12億円の経済効果(=年12億円)

B.12か月で12億円の経済効果(1月づつコンスタントに1億円)
ではどちらがいいかと。

結果は、ほぼほぼBの「1月@1億円/月」のほうがいいと。

理由は簡単です。
宿泊施設なら、3日で12億円に合わせた設備投資をしなければいけませんし、従業員さんも12億円に見合う人を集めなければいけません。
これでは人集めもたいへんで、賃金単価も上がってしまいます。
また3日間だけの雇用だと非正規労働の温床になってしまいます。

毎月1億円に合わせた設備投資と従業員も常用雇用化が進みます。
要は「観光産業の売上の平準化」です。

そこでこんな提案もしておきました。
また知事がやろうと言ってきたら、倒産した「ゴルフ場」業況の悪い「スキー場」でやってくださいっ提案されたらいかがかと。

なお、その後、次の「ポケモンGO」が開催されたという話は聞きません。
机上の経済効果論と広告・企画費に税金がたくさん使われたという事実だけが残ったのかもしれません。


3.「GoToトラベル」のタイミングの悪さ

●この時期は夏の観光シーズンです。キャンペーンがなくても人はやってきます
●ただ、インバウンド依存度が高かった所には受け止め方が違うかもしれませんが、国内客回帰の絶好のチャンスだったのです。
●また、どんなにキャンペーンを打っても、旅行先は消費者が選びますから旅行先格差も起きてしまいます。
●お客の来ないところでは「コロナ対策」投資がかさみ、また人気のところは非正規労働の温床になってしまいます。
●キャンペーンをやるのなら「閑散期」「地域格差解消」を狙った格差解消もしなければいけません。
●経営が安定するためには「平準化」という発想が重要です。


キャンペーンを打つのなら、地域経済の持続可能性サスティナビリティ)」を意識した施策や工夫が必要です。
税金を使って終わりではないのです。



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