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「小物」の自慢癖 [裏づけのない経営学]

菅首相がマスコミの主役になった時率直に思ったのは「どうでもいいことを自慢する人」ということ。


銀行員をやっているといろいろな企業経営者にお会いします。
融資をする場合はこういった経営者のお話を聞きますが、いわゆる「裏を取る」ということで「実査をしたり」「競合他社と比べてみる」あるいは「否定的な目で見る」と言ったことをやります。


ここでのポイントは「自慢」です。
そんなにいい話ならもっと業績がいいんじゃないの?
と思うことが何度もありました。


いい企業特にその経営トップの多くは「自らを自慢することは限りなく少ない」ということが言えます。
理由は簡単です。
●自ら自慢しなくても他人が囃し立ててくれる
業績は過去のこと
あっという間に陳腐化してしまう
ということがあるからです。


私が尊敬するある企業経営者は、何かというと「そんな晴れがましいことは」というのが口癖でした。
彼は
●一代で年商100億円を超える企業を作り上げ
●実質無借金経営
●主要取引先はアメリカの企業
●後継者にも恵まれている
●相応に役職も引き受けている
※ある著名な政治家の後援会長でもありましたが、なぜか選挙の時は入院されていました。


また一代で上場企業を作り上げたある企業経営者の場合も同様でした。
日本でよりは海外でとても著名な方でした。
製品の市場占有率は50%以上はありました。


こういった企業経営者に共通するのは
自ら自慢はしない
「よいしょする人」とは距離を置く
ということ。


菅首相の対極にある人たちでした。
菅首相の「自慢癖」「自分に不都合な意見は封じ込める」ことには小物感が漂ってきます

サラリーマンの方なら自分の上司、あるいは経営トップに置き換えてみるとわかることもあると思います。



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