「保育現場」「教育現場」に「経営コンサル」を入れるべき [仕事についてのエトセトラ]
「保育現場」「教育現場」にはいろいろと課題があるようです。
・保育士が足りない
・教師が足りない
・保育士、教師の早期離職
等々。。。。
その解決策(対策)として
①賃上げ
②時間外労働の削減
③増員
④規制緩和
等々と誰でも考えそうなことばかりです。
厚生労働省がまとめた「保育分野における人材不足の現状」と言う資料によれば
①保育士の有効求人倍率は、1月頃にピークを迎え、平成26年1月では全国平均で1.74倍
②平成25年度の新規求人倍率を見ると、9割超の都道府県において1倍を超えており、人手不足感が広がっています
と言う総論があって
❶指定保育士養成施設卒業者のうち、約半数は保育所に就職していません
❷保育士資格を有しながら保育士としての就職を希望しない求職者のうち、半数以上が勤務年数5年未満であり、早期離職の傾向も顕著です(この意味が不明)
という実情分析があって
「就業希望者が増えない理由」の分析として
❶保育士資格を有するハローワーク求職者のうち約半数は保育士としての就業を希望していません
❷保育士職への就業を希望しない理由で、就業継続に関する項目としては「責任の重さ・事故への不安」が最も多く、再就職に関する項目としては「就業時間が希望と合わない」が最も多い も多く、再就職に関する項目としては「就業時間が希望と合わない」が最も多い
さらに「就業希望者が増えない理由」
❸保育士職への就業を希望しない理由で、働く職場の環境改善に関する項目としては、「賃金が希望と合わない」が最も多く、「休暇が少ない・休暇がとりにくい」ことなどが挙げられている
❹保育士職への就業を希望しない理由が解消した場合、63.6%の者が保育士を希望
と言うことのようです。
果たして抜本的な解決が図られるのでしょうか?
「保育士」さんについていえば、
①短大(短期大学)が減った
②男性の保育士が増えてもこの程度
③経営者の「経営ぶり」が見えてこない
④「仕事の仕組み」にどんな改善があるのかわからない
等々の基本的なことが何も伝わってきません。
保育士さんと教師の皆さんの共通項は「相手が人間の子ども」と言うことです。
その難しさに「国民的な合意がないまま」では解決はしないでしょう。
かつては「意識高い系は幼稚園」と言う区別があり、マスコミも「お受験」など称して秋になれば競うように取り上げていました。
今はどうでしょう?
なにか、どこかが変わったのです。
「塾」「学童」などが一般化した「学校教育の現場」もかつてとは違います。
もはや「経営」と言う視点こそ必要です。
同じ文化の人たちが集まって机上の議論をしても何も変わらないでしょう。
昨日も保育の現場で「園児が大けが」をするという事故も起こりました。
さて。。。何か変わるのでしょうか?
リスクばかり高くなる一方で「自由な働き方」「子どもが産めないという低賃金幻想」の若者労働者を引き付ける魅力は何でしょうか?
そのうち「看護師さんが足りない」「介護士さんが足りない」と言う話も顕在化するでしょう。
逃げるな政治家
逃げるな評論家
逃げるなマスコミ
逃げるな若者
逃げるな親御さん
前向きに改善を考えないといけません。