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「退職願」と「職務分析」と [仕事についてのエトセトラ]

日付空欄の「退職届(願)」を持って仕事をしている。

公務員さんらしき方のSNSによくみられるようになりました。
不思議です。
「退職届(願)」など白紙の紙に
●名前
●退職する旨
●退職時期
●申し出の日付
を書けばいいのですから、わざわざ日付空欄の「退職届(願)」など用意することもないでしょう。
とりあえず口頭で宣言して組織所定の様式で提出すれば済むことです。
「心意気」を示すものだと言ってもお粗末です。

問題なのは「公務員さんのSNSにこういう話が多い」と言うことです。
おそらく
❶仕事にやりがいがない
上司に指導力がない
仕事が多忙
などと言ったことの複合要因がそこに内在するのでしょう。

民間企業や組織でもそういうことはありがちです。
しかし、おそらく公務員さんと民間企業が違うのは
仕事のゴールが明確(成果が明確)
仕事ぶりについて人事考課、賞与考課の時にフィードバックがある
上司、同僚、本人の「人事異動」が定期的にある
「職務分析」を絶えず行い、増員・減員、組織の見直し、仕事の配分の見直しが頻繁にある
等々、仕事遂行上の変化や刺激が多いことがあります。


公務員さんや学校の先生が気の毒なのは、
仕事のゴールがわかりにくい
職務分析が行われていない
~それは「誰がする仕事なのか?」「その部署ですべき仕事なのか?」「その仕事量は妥当かどうか?」等々
※民間企業から高齢あるいは不向き出向者を受け入れてもいいはずです
❸学校の先生に顕著なのは「教師になったらいきなり一国一城の主」状態で経験不足が否めない
業績悪化や倒産がない
等、他の組織と明らかに違うことがあるようです。

さらに言えば「スマホは得意でもパソコンは苦手」と言った要領の悪さも想定されます。
ビジネスの現場では「パソコンが使えないとどんどん仕事が遅れて」しまいます。


最近は「教員や公務員の過酷労働」的な記事のニュースになるようになりましたが、
現場の課題をどこまで把握してのことなのか?
職務分析なき改善提案は奏功しない
本来誰がやるべき仕事なのかはっきりしない
解決策が「報酬増」では問題先送りに過ぎない
と言うこと。


働き場所としての良しあしの判断が「机上の理屈や議論で終わっている」限りは「働き方改革」はうまくいかないでしょう。






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