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「改善提案」 ~ 効率化は目的、合理化は方法論そして全体が効率化したか? [仕事についてのエトセトラ]

かつてQC(Quality Control)、TQC(Total Quality Control)と言う品質管理・品質改善運動と言うのがありました。
今でもなさっている企業や組織もあると思います。
しかしかつてのような盛り上がりが伝わってきません。

私が知る限りでは「小集団」毎に仕事のやり方の改善を目的とするものでした。
「こうすればいい」「こうやろう」と言う提案の中身を見るとA班の効率化はB班の負担増になる事例もあったようです。

そもそも効率化には
「A班のお仕事」+「B班のお仕事」=10
        ↓
「A班のお仕事」+「B班のお仕事」<10
にならなければいけないはずなのに

結果を見れば「A班のお仕事は減る」が「B班のお仕事が増える」と言う事例もあるようです。


そこで「あなたの改善提案が評価されない」と言うのはこういうことになっているケースもあるようです。
つまり全体像を見ていない

「改善提案」と粋がってみても「なんだお前の都合がよくなるだけか」と言う評価になってしまい、逆にあなたの評価を下げてしまったのでしょう。

意外とありがちです。
声が大きい人に傾向的によくあるのですが「上司」「同僚」はちゃんと見ているのです。

「効率化」とか「合理化」と言う時に考えなけれないけないのは、
「効率化」は目的であること
②「手順を省略する」「他の部門の負担にすり替える」のでは効率化と言えません
③組織、チーム全体で「合理的」な仕事のやり方になったかどうか
と言うことです。

「改善提案」と言えば聞こえもいいのですが「ちっとも改善になっていない」「独りよがり」の場合もありがちだということもよく吟味してください。


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