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お金を貸すということ。。。。。 [素敵な企業、素敵な経営者]

融資の仕事をしていて、やはり一番つらいのは、企業の業況が悪化して、そのうち倒産してしまうことです
逆にうれしいのは、取引企業の業績が飛躍的に伸びていくことです あるいは、業績が改善していくことです
そこに、自分の銀行の融資や情報や知恵が上手に絡んでいると言うことがありません

こういう仕事をやっていますと、多くの方から聞かれます
「支店長、どんな企業にご融資するのですか?」と。。。。。。
あるいは、「上手な融資を受けるためのノウハウを教えてください」とか。。。。。

そういうときには、こう答えることにしています
「あなたならどんな企業にご融資しますか」とか「業績がよくなれば、黙っていても銀行がセールスに来ますよ」と。。。。

たいてい「もっとはっきりいいなよ」と怒られてしまいますが、ただ、「倒産した企業」の話とか「ご融資を受けられない企業」の話をするとたいていの方はご理解していただけます

ちなみに、一般の人に「あなたが支店長ならどんな企業に融資するのか」と聞くと、返ってくる答えは
①業績のいい企業
②経営者がしっかりしている企業
③担保がある企業
④将来性がある企業
等々 とても厳しいハードルを求めてこられます それではとても融資はできませんよといいたくなるほどです

どこの銀行でも、マニュアルがあって、コンピューターに財務内容を入力して、でてきた点数を見ながら融資をセールスしたり融資条件を決めていったりするのが一般的ですが

もし「皆さんがお金を貸されるなら」という視点で、少し考えて見ましょう
お金を貸す時のキーワード(融資のポイント)は
①貸したお金を返してもらえるか
②貸したお金が有効に使われるのか
③企業が持つ経営資源、経営資産はどうか
④先行きはどうか
⑤ディスクローズは行なわれているか
⑥企業としての売却価値(商品価値)はあるのか
ということです

①~⑥については頁をあらためて詳述していきましょう


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「ひと、もの、かね」・・・・・経営資源・経営資産のチェック [素敵な企業、素敵な経営者]

企業の経営資源・経営資産ってなんでしょうか?

しばしば「人、もの、かね」といわれますが、まさしくこれが経営資源(資産)ではないでしょうか。
「もの、ひと、かね」でもなく「かね、もの、ひと」でもない「ひと、もの、かね」です。

では、「人(ひと)」ってなんでしょうか?
それは、企業を形づくる
①「経営者」のことであり、
②「補佐役(番頭)」さんのことであり、
③「従業員」さんのことです。
儲かっている会社・業績のいい企業というのは、この三者のバランスがすごくいいです。

理想を言えば、
①企業の顔である「経営者」が優秀で、
②補佐役の「番頭」さんが銃後の守りをあるいは経営者に不足する部分をサポートし、
③「従業員」さんが意欲的に取り組んでいる。
 そんな会社が理想的です。

この三者が完璧という企業は少ないですから、後は力を100%以上発揮して、バランスよく組み合わさっている企業が強いですね。 それぞれが補完しながら。。。。。。。

ただ、印象で申し上げると、
儲かっている企業の人たちは、気のせいかもしれませんが、「若く見えるし」「話したり歩いたりするのが早い」です。
ためしに平均年齢を聞いて見てください。 あなたもきっと驚かれるはずです。

スーパーなんかでもよくわかります。 業績の悪い店は、店員さんの動きが鈍く、お客さんの邪魔になってしまいます。
いわゆる「きびきび」した姿が欲しいものです。

何よりも「補佐役」の存在は大きいです。
創業当時は、「奥さん」という「すばらしい番頭さん」がいらっしゃる企業が多いですね。
気がついてみたら「番頭さん」という喜怒哀楽を何も言わなくても共有できるパートナーがいるものです。
「補佐役」は
①財布を握っている。
②与信管理ができる。
③トップが不在の時の差配(捌き)ができる。
④トップにシナリオのある情報を伝えることができる。
⑤「まさかの時」の頼れる存在。
というのが大きな特長です。

こういう企業には、リーダーシップとかマネージメントとかというHOW TO本はいりません。
そういうものは知らぬ間に備わっているから不思議です。


こういうところは、金融マンの小生よりは、皆さんの方がはるかに詳しいのではないでしょうか。。。







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「ひと、もの、かね」②・・・・・経営資源・経営資産のチェック [素敵な企業、素敵な経営者]

企業の経営資源・経営資産ってなんでしょうか

しばしば「人、もの、かね」といわれますが、まさしくこれが経営資源(資産)ではないでしょうか
「もの、ひと、かね」でもなく「かね、もの、ひと」でもない「ひと、もの、かね」です

では、「もの」ってなんでしょうか?

それは、
①製品・商品・サービスです
すなわち、企業が取り扱っている「もの」です
エンドユーザー(消費者)に受入れられないものはやはり期待できません

②生産設備・店舗
ビジネスの源泉です
お金がかかっている必要はありませんが、整理・整頓がなされていることは効率のよさの象徴であり、品質のいい製品が生まれます
特に、食品工場、精密機械の生産現場等々では最重要チェックポイントです
工場や店舗には儲かる仕組みや合理性が隠されています

当然のことながら、「安全第一」という標語も「整理・整頓」された工場や現場だからこそ実現できるのです

③技術
特許とかISOとか得意分野とか競争力とか、好業績を生む源泉です

④資産
何年も企業活動を行なえば、どこかに儲け(収益)が資産となって蓄積されています
それは、企業体の中にある場合もあるし、中小企業の場合はオーナーの財産となって顕在化しています
 
何年も企業活動をやっていて
社長は賃貸アパートに住み、工場なども賃貸ばかりしかないということではいけません
やはり、利益が資産に置き換わっていくのが一般的です
 
社長だけが利益の分配を得るのはいかがかとは思いますが、社長すら資産を持っていないとしたら、「この会社は儲かっていない」あるいは「儲かってこなかった」あるいは「どこかで損をした」と見たほうがいいです

企業経営にはリスクがつきものです
まさかのときのために活用できる資産がほしいです
また、まさかのときのために活用できる資産が蓄積されているのです

ただし、企業経営には、華美な資産はいりません なぜならば、いざという時に換金できないからです

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「ひと、もの、かね」③・・・・・経営資源・経営資産のチェック [素敵な企業、素敵な経営者]

しばしば「人、もの、かね」といわれますが、まさしくこれが経営資源(資産)ではないでしょうか
「もの、ひと、かね」でもなく「かね、もの、ひと」でもない「ひと、もの、かね」です

では、「かね」ってなんでしょうか?

文字通り「お金」です

皆さんは、何のために働き、何のために会社を経営されますか?
簡単です 収入を得るためです
収入を得て生活し、残余を資産形成にあてるのです

「社会貢献」とかという考え方もありますが、まず自分の生活を安定させてから
社会や地域に貢献されたらいかがでしょうか

企業経営者は、サラリーマンよりもハイリスクです
ですから、
サラリーマンよりもたくさんのリターンを得なければいけません
サラリーマンよりもたくさんのリターンを得ていいのです

何年か会社を経営していて、「預金がほとんどない」という経営者は失格かもしれません
イザというときの備えが必要です

企業を経営するということは、
ご自身やご家族だけの生活だけではなく
従業員さんや従業員さんのご家族、あるいはお取引先の生活を豊にしないといけません

近江商人の行商理念には、
「売り手よし、買い手よし、世間よしの『三方よし』」というのがあるようですが、
売り手にも、買い手にも、世間にも「家族」の生活があるということを忘れないでいただきたいのです

すなわちリスクに備える「資金」はきちんと用意していただきたい、見せていただきたいと思います

「何年か企業の経営をしていて、自前の自宅くらいはほしいですね」と前項の「もの」のところで申し上げました
「何年か企業の経営をしているのなら預金はほしいですね」と付け加えておきましょう

こういう話をしたら、「いったいいくら預金があればいいのか?」と聞かれることがあります
答えは簡単です、月商の倍数、すなわち2倍でも3倍でもいくらでもいいのです

注:別の機会に「すし屋の理論」ということで詳しくお話します
 ※ http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-11-02

また、預金は会社名義でも、個人名義でもどちらでもかまいません
そして、ペイオフでの逆相殺のことまで考えたら、
借入をしている銀行にまたは保証人になっている銀行にお預けされるのがいいでしょう

ただし、個人名義で預金をされる場合は、
①事業(ビジネス)のための預金
②自らの生活のための預金
③子孫に残すための預金
と区分けしておくことが必要です

銀行はお金のない人には基本的にお金を貸したがりません
なぜなら、お金のない人は返してくれないからです

社長が高収入でない限り、従業員さんの収入は増えません
社長よりも給料の多い従業員さんがいる会社はごくまれなのですから







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「ひと、もの、かね」+α ④・・・・・経営資源・経営資産のチェック [素敵な企業、素敵な経営者]

企業の経営資産とか経営資源と呼んでいいのかどうか、少し違和感があるかもしれませんが、
企業を語るのに「明るい未来」「先行き」と言うのがあります

どんなにすばらしい企業でも『明日』のない企業なら魅力はありません
経営者が夢を語るだけでは明日は来ません
先行きが手に取れるような予感を感じさせるストーリーが必要です

かつて、DDTという有機塩素系の殺虫剤、農薬がありました
1981年に化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律の第一種特定化学物質に指定され製造と輸入が禁止されたらしいのですが、どんなに業績が良好な企業であっても、主力商品が発売禁止とか使用禁止になったら、明るい明日はなくなってしまいますね

「企業20年説」とか言われることがありますが、時間軸に絶えず並行していく企業でありたいものです

行き続ける企業は、歴史伝統的な基本を大事にしながら、確実に明日にチャレンジしています

「ひと、もの、かね」+α ⑤ (ディスクローズ) [素敵な企業、素敵な経営者]

企業の経営資産とか経営資源と呼んでいいのかどうか、少し違和感があるかもしれませんが、
素敵な企業はディスクローズに前向きです

こっそりとか内緒ばかりでは企業は大きくはなりません
経営者の蓄財はできても、それ以上大きくなることもなく、また持続は難しいです

上場企業ではないのですから、何でもかんでも公開(ディスクローズ)することはありません
企業秘密もあるのが当然です
技術やノウハウも公開する必要はありません
それが企業の強みですから

ただ、社会的信用力とか従業員の皆さんやお取引先の信頼を勝ち取るためには
最低限のディスクローズが必要です

企業が倒産した時によくある光景ですが
裕福だったのは経営者一族だけだったという姿は醜いものです
そういう企業は、知らぬ間に衰退していくのです

あるいは、何か社会的な問題がおこった時、すぐ公表しておかないと
後々までたたってしまいます
最近の「偽装」問題なんかがそうですね
「偽装が偽装を」生み、内部告発とかがあって、企業生命すら失われてしまうことがよくありますね

雪印がそうでしたね。。。。。

私の尊敬するT会長の会社でもダイオキシンが漏れ出したことがありました
本当に微量ですが。。。。。。

T会長、息子さんのT社長ともに、公表を即断
即座に県庁を訪問、ことの経緯を報告されるとともに善後策をマスコミで公表されました
その足でわが行にもご説明をいただきました

微量とはいえ、潔い行動の結果、特段批判もなく、逆に社会的な信用力が増したのは言うまでもありません

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「朕はたらふく食っている。。。。。」と言われたくないために。。。 [素敵な企業、素敵な経営者]

月曜日の朝礼で、あるいは4月1日の新年度のスタートにあたりスピーチをお考えの方も多いのではないかと思います あるいは3月の人事異動でチームリーダーに就任され部下向けにご挨拶をお考えの方もいらっしゃるかもしれませんね

ここでどんなお話をするかで、リーダーとしての資質や信頼度の評価が決まってきます
どんな話がいいのでしょうか。。。。。。

私が部下なら
①「報連相」
②「風通しのいい」
③「和」
この三つの言葉を平板に言わないで欲しいと思ってしまいます

①「報連相」を声高にいう人ほど「報連相」をしない
②苦虫を殺したようなあなたに「風通し」と言われたくない
③「和」と言う前に、求心力を高めるテーマや方向性を示して欲しい
と言うのが本音です

サラリーマンを長くやっていると、
①そういうあなたはどうなのだ
②綺麗な言葉は耳に優しいが、ワークするためにはどうしたらいいのか
③「人の良し悪し」ばかり言っていて、「和」を大切になどとあなたに言われたくない
と思うことが始終あるものです

オーナー経営者の二世なら「仕方がない」で諦めのつく人もいますが
サラリーマンで出世した人なら、その点を踏まえていいリーダーになってください

そのためには
①「目標」を明確にすること
②「仕組み」を作ること、または点検すること
③「現場」で汗をかくこと
が必要なのでしょうか。。。。。。


※参考までに。。。
「ほうれんそう(報連相)はうそ」の理論  http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-11-11
「ほうれんそう(報連相)はうそ」の理論② http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2009-02-19


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楽天:野村監督と帝人:安居社長・・・・言葉を味方に [素敵な企業、素敵な経営者]

昨日(10月25日)の日本経済新聞には、感動するフレーズ(言葉)がありました
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一つは、小生の大好きな最終面の「私の履歴書」の安居さんです
遅咲きで、帝人の社長になられ、今は日本政策金融公庫の総裁です

困難なことに弱音を吐くことなく挑戦される方のようです
昨日掲載分の末文に
「。。。取締役会での活発な議論が損失の拡大を防いでくれて感謝している。何でも社長の言う通りではいけない。」という言葉です

これは、小生が以前から言い続けている言葉です
言う方にも責任がありますから、首を覚悟で言わなければいけませんし、代案も必要です

もう一つは、楽天の野村監督に対する記者の
「・・・そのぼやきにはトゲがあった。一部の選手は委縮した。」というコメントです

記者氏の本音はよくわかりませんが、今日の楽天があるのは、野村監督のあのボヤキなのです
それなりの人は「何くそ!」と思うのが普通ですから(それなりの人の場合ですが)、何くそが人を成長させるのです

昨今のような、耳に優しい言葉は、混乱時代とかここぞ!という時には弱いものです
YESマンと耳に優しい言葉ばかりの組織は、いずれ腐っていきます

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「東洋のマジック」島社長を語る本が出ました [素敵な企業、素敵な経営者]

島精機製作所とかホールガーメントと聞いてすぐ「あの会社か!」とおわかりになる方がいらっしゃったら、かなりの事情通です。

実は、ヨーロッパのファッション界で「東洋のマジック」と呼ばれ、ベネトン、プラダ、エルメス、グッチ、マックスマーラ、ワールドなどの高級ブランドのニットファッションには必ず使われている編機を作っている企業です
パリコレのファッションショーのキャットウオークを軽快に歩くモデルさんが着ているニットの多くは、この島精機製作所のホールガーメントという編機で編まれたものです。

和歌山で暮らすようになると、島精機製作所や島さんが、いかに有名で神様のような存在であることに、否が応でもお気づきになることでしょう

企業人の会話の中には必ず「島社長」の話が出、市民の皆さんは「島さん」と友達であることを自慢される方が多いようです

それほど素晴らしい起業家です。

そんな「島社長」の生きざまを語る本が出ました。

「EVER ONWARD~限りなき前進~ シマセイキ社長 島正博とその時代 」(辻野訓司 著 産経新聞出版)
という本です。
・・・・産経新聞和歌山県版に平成20年4月7日~21年3月30日まで連載されたもののようです。

帯には、
戦争で父を失い、戦後は生活保護を受けながら小学校、中学校そして昼間は働きながら夜は定時制高校へ通うという生活を余儀なくされた。そんな貧乏のどん底から立ち上がって、コンピュータ制御横編み機で世界一の座を掴んだ男の物語である。」
とあります。

この島社長こそ、このブログの「成功した企業トップの15カ条」の主役のお一人です。
東証第一部上場企業へ起業を作り上げた島社長の生きざまです

身近でお話しをうかがう機会が何度もあったのですが、島社長のお話には「さすが!」とか「そうなんだぁ」という言葉がついて回ります
本社ビルをお訪ねされることがあれば、必ず驚かされてしまいます。

①工場の中の清潔さに驚きます
②エレベーターのボタンに驚きます
なによりも
③島社長の数珠つなぎのお言葉に驚きます

・・・・・もしあなたが島社長にお会いされ、社長が無口な方だった場合は、このブログを最初から読み直してください

テーブルの上の紙ナプキンに鉛筆で図を書いていただいたことも何回もあります。
社長自ら工場をご案内いただきました その時の社長の目は若者のように輝いています

あるパーティーでのことです。
お召しになっていたホールガーメントのニットのベストを隣席の方に差し上げられたこともありました。
当社の第一の営業マンでもあります

小生が着ていたニットのベストに毛玉ができていると言って、早速、新しいものをお届けしていただきました。

島社長のお話を聞く時、必ずつながるのが、「食」です
和歌山のこれはという焼肉屋やステーキハウスには「島さんがいらっしゃったことがある」というのが一つの勲章です
若いころから「ビフテキ食べたい!」というのが目先の願望だったようです
・・・・ハングリー精神を具体的にかつ身近な言葉でおっしゃっていたのかもしれません。

そして、「美味しいものを食べるようになると、人は「衣=洋服」にこだわる」 というのも氏の持論です

・・・・会社の社員食堂もイタリア製のテーブルセットだったと思います。
社員の中にはワインのソムリエもいらっしゃいます。

奥様も素敵な方です
島社長とともに苦労をされていらしたからでしょう。
和歌山の街を、自転車に乗っていらっしゃる姿もよくお見かけしました。
商工会議所の婦人部の勉強会の時のことでした、黙々と会議室の机の端っこを持って勉強会スタイルへの設営なさる姿は普通の方でした。
「島社長の奥様なのに・・・・・」と恐縮してしまいました。

本当に素敵なご夫婦です

それから、島社長には、(内緒ですが)腕利きの番頭さんがいらっしゃいます
この点も教科書通りです。

最近は当社も有名になりましたが、ほんの最近まで、和歌山の人でも
①島精機はいい会社
②島さんはすごい人
という話はよくお話されますが、
③島精機が何を作っているかご存じない!
という方々が多かったようです。

[本]
http://www.shimaseiki.co.jp/

[本]和歌山放送のWEBニュースより
http://wbs.co.jp/news.html?p=4370


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「ユザワヤ」というお店・・・・・「自分仕様」の時代 [素敵な企業、素敵な経営者]

以前から吉祥寺に行くと気になっていたのですが、女性に人気の「ユザワヤ」という手芸等々の小物雑貨のお店があります
昨日のテレビで、「今、元気なお店」的な企画で採り上げていました

蒲田で創業されたお店も、今では、吉祥寺、銀座、渋谷、新宿の目立つ店に変わっています

創業者の畑中 利元氏によれば、
1.日本一になること
2.人の何倍も働くこと
 創業時は、2坪の店で、朝6時から夜11時まで働いた
3.儲けよう儲けようと思わないこと
4.まずお客様優先
ということが経営のテーマだったそうです

業績のほどはよくわかりませんが、
その勢いを、一度チェックされておかれるのもいいでしょうね

地道な商売からここまで育て上げられた秘訣をもっともっと聞いてみたいものです

湾岸高速を横浜のほうに向かって走っていくと
大きな看板の倉庫が見えます
あの看板を見て、何を思われますか。。。。。。

店内のお客様にもインタビューしていましたが
一言で言うと「自分仕様」ということかもしれません

最近は、ぴかぴかの携帯を持っている女性が減りました
ビーズで囲ったりとか、みなさん「自分仕様」です
こんな流れの中

①安くていい品物が増えた
②気がつくと東南アジア製
③捨てるのは問題がある
④お金は楽しく使いたい
⑤自分だけのもの
⑥フレキシブル

などというキーワードが思い浮かんできます

ということでしょうか。。。。




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「2番ではダメな理由(わけ)」に答える [素敵な企業、素敵な経営者]

先日のいわゆる「事業仕分け」の中で、蓮舫議員から日本の次世代スーパーコンピューターへの予算編成に対し「世界一を目指す理由は何か。2位ではだめなのですか」と発言があり、霞が関のみなさんが戸惑うシーンがありましたね。

たとえば、「オリンピックで、金メダルと銀メダルのどっちがいいのですか?」と聞かれたら、理由なく「金メダルです」と答えてしまうような問答に似ていましたが、おカネが絡むとなると、答えぶりも論理的でなければいけません。

実は、この点について、㈱島精機製作所(東証一部)の島正博社長は、
http://www.shimaseiki.co.jp/
「2番は1番と比較されて、2番だから値段を安くしなさいと値段をたたかれて無理を云われるのは当たり前なんです。しかし、大抵の場合、創業時は、本来作ろうと思っているモノより売れるモノを作ってしまいがちですが、私は創業の時から世界にないモノを作ったら、和歌山が不便でも外国からどんどん買いに来てくれるだろうなということで、スタートから世界にないモノを作ろうとという基本を持っていましたし(略)」と語っておられます。
[本]「和歌山経済同友会会報2003WINTER ISSUE」(平成15年2月10日発行)より

あるいは、別の機会に承ったお話では、「船や飛行機のタラップを一番に降りてきたら注目度は違う 2番では相手にされない!」とのことでした。

島精機製作所の本社工場にはやや古めのオーストリア製(?)の工作機械がありました。
島社長の話では、
「この機械がどうしても欲しくて、現地に買いに行ったら、すでに日本のある企業が第一号で買っていた。
話を聞いたら、船で日本に持ち込むらしいとのことであった。
どうしても日本に第一号で持ち込みたい!ということで飛行機で日本に持ち帰った。」
とのことでした。

島社長のこんな負けん気が、パリのファッション界をして「東洋のマジック」と言わせしめるのではないかと思います。


・・・十分な説明になったかどうか良くわかりませんが、スーパーコンピューターの研究・開発に携わっていらっしゃる方々は、
①いい加減な気持ちでやっているのではない
②成功したらビジネス面でもマーケットをリードできる
③しかも、国家戦略でなければできない
ということがおっしゃりたかったのではないでしょうか。。。。。。


[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]
ちなみに私は、蓮舫議員のファンであります 引き続き頑張ってください。

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上村愛子選手の涙のわけ・・・・「悔しい!」 [素敵な企業、素敵な経営者]

冬季オリンピックの真っ最中です

モーグルの上村愛子選手の涙は美しかったですが
みなさんはどう思われましたか

たまたま見たTVでは、アナウンサーが「滑り終えた安堵の涙」みたいなことを言っていましたね
それも事実なのでしょう

本人に聞かないとわからないですが
小生には「悔し涙」に見えました
カメラが振られた、お母さんの無念そうな顔が印象的でした

今回のオリンピック選手の特徴は「悔しい」という言葉をはっきりという人が多いことです
小生のように「何くそ!」信奉者としてはいい発言だと思います

銅メダルをもらった加藤選手もスピードスケートの女子選手も、スノボーを辞退した藤森選手もみなさん「悔しい!」とおっしゃっています

①負けたこと
②予定と違ったこと
③力量が劣っていたこと
④4年間の努力が報われなかったこと
⑤歯が立たなかったこと
⑥たまたま失敗したこと
とかが、「悔しい!」と言わせるのでしょうか
その「悔しい!」を踏み台にして、再起や再挑戦が起きるといいのですが。。。。。

最近は、負けたのに「悔しい」と言わない人が多いので気になっていたのですが、今度のオリンピックの選手の皆さんははっきりとおっしゃっています
マスコミの方のほうが拍子抜けされているくらいに

さて、企業についての話です
そろそろ3月末が近づいてきました
決算の企業も多いのではないでしょうか

もし、業績が悪かったとしたら
「楽しかった」「まぁ、よかった」などと言えますか

なぜ悪かったのかと反省し、来期は黒字にするぞ!と挑戦気分になってらっしゃいますか?


[本]
「勝負に負けたときの言葉は「楽しい」ではない。。。。」
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-09-21

「§5 『負けず嫌い』であること (くじけない)」
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-09-04

青木功流「私の履歴書」が楽しみです・・・・「負けるもんか」
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2010-02-01
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ユニ・チャーム:高原会長の成功も、やはり「なにくそ!」から始まった [素敵な企業、素敵な経営者]

今月(平成22年3月)の日経新聞:私の履歴書も面白いですね 朝刊が配達されるのが待ち遠しい毎日です

今月は、ユニ・チャームの高原会長の登場です
昨日(3月3日)は、「のちにはみとれ」でした

悪ガキにいじめられ、悔しさと惨めさが交錯し、思わず出た言葉が「のちにはみとれ」(後には見とれ)だったそうです
・・・いじめられて泣きながら家に駆け込んでもははは慰めてもくれず、ある日、突き放すようにしてこう言った。「男が泣いて帰ってくるようなみっともないことはするもんやない。こう言い返しい。『のちにはみとれ』と」・・・・・

この「何くそ精神」が、人生やビジネススタイルの随所におそらくでてくるのでしょう
氏は、75歳のとある日、母校のOB会の例会で講演中脳出血で倒れ、
①抑揚のないロボットのような話し方は4か月で治した
②垂れ下ったままの右腕は肩まで上がり
③握力は倒れる前よりも強くなった気がする
④多少とも介助があればお風呂も着替えも不自由ない
⑤補聴器の小さな電池の入れ替えも自分でできる
とのことである
氏曰く、「負けるわけにはいかない」と

今度のバンクーバーオリンピックで特長的なのは、選手の多くから「悔しい!」という言葉が何度も出てきたことです しかも涙を添えて

ひょっとしたら、多くの先輩が歩んでこられた「成功への道」の入口に、多くの日本人が気付いたのかもしれない


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市川海老蔵と15か条 [素敵な企業、素敵な経営者]

他人から見れば順風満風の人生を歩んでいるような人がいる

たとえば
①男前(イケメン)
②才能がある
③環境に恵まれている
④家柄も十分
⑤きれいな奥さん(恋人)がいる
⑥お金がある

等々の切り口でうらやむような人がいるのは事実です

週末のワイドショーでは、「歌舞伎役者の市川海老蔵さんが暴行を受けて入院し、舞台に穴をあけた」 と言う報道を楽しんでいるようです

みなさん、この報道で何か違和感がありませんか?

①あんな綺麗でかわいい奥さんをもらったばかりの人が飲みに行って朝帰りかよ!
②演技に悩むほどベテランなのかよ
と言うことです

小生がこのブログを始めたきっかけとなった「成功した企業トップの15か条」に照らしてみましょう

①『情熱家』であること
②『こだわり』を持っていること
③『せっかち』であること

④『マーケットの向こう側から見る』こと(現場主義)
⑤『負けず嫌い』であること
⑥『教育』の大切さを知っていること(人材の育成)

⑦『自らがやる』こと
⑧『細かい』こと
⑨『くどい』こと

⑩『声が大きくおしゃべり』なこと
⑪『ケチ』であること
⑫『工夫屋』であること

⑬『貪欲』であること
⑭『好奇心』旺盛なこと
⑮『ストイック』であること

さぁ  彼についてどこかに気になることがありませんか?
小生は、彼の「人となり」を知っているわけではありませんので、多くを語る資格はありませんが

15番目の 『ストイック』であること という点に引っかかるのです
歌舞伎役者としては、最高の顔立ちであり、家系的にもレールが敷かれているその彼に求められるのは 「自分に厳しい」ことではないでしょうか。。。。。

お酒で羽目を外すもよし
たまには息抜きも必要です

ただ、役者は「声」「顔」「身体」が命です

お酒で「喉」が潰れたらどうしましょう
寝不足で「顔」から精彩が失せたらどうしましょう

小生は、歌舞伎を楽しむほどの趣味・教養人でもありませんから
彼の行く末を心配する立場でもありませんが

世の
①少し成功した経営者
②これから成功しようとする人たち
③成功した親から引き継いだ二世経営者
のみなさん!

是非とも「他山の石」として、自らをチェックしてください

「人の上に立つ!」と言うことはこういうことです


今、政治の世界も揺れています
誰を見ても力不足です
みなさんの意中の政治家をチェックしてみてください

100点満点の人はいません
ただ、「ひと、もの、かね」で上手に補完していくことはできるはずです

つまらないマスコミのつまらない話に惑わされないように。。。。。


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三菱重工:西岡相談役の「私の履歴書」・・・・現場主義 [素敵な企業、素敵な経営者]

月が変わりました 今年もあと1か月を切りました

先月(2010年11月)、日経新聞の朝刊の「私の履歴書」の主役は、三菱重工業相談役の西岡 喬 氏でした
僭越ですが、感銘の連続でした

モノづくり企業の神髄を聞かせていただいたような気がします
特に、11月29日(月)の「努力の歩みが信頼に(勤勉さを阻む風潮に危機感)」と言う記事は、とりわけ強く印象に残っています

社会に出てからの自分の歩みを振り返って言えることは、私は日本人の良い特質を持った先輩、仲間、後輩たちに支えられ、任務をまっとうしてきたという事実だ。みんな優秀で、勤勉かつ協調性がある。こうした人たちがわが国の製造業を担ってきた。

が、それらの日本人の長所を阻む風潮がある。まず、世論受けを狙った意見がもてはやされる傾向だ。」

次に、実務に携わっていない人たちの批評が幅をきかせていること。実務の当事者が一番、改善や改良の仕方を知っている。無意味な批判は彼らのやる気を失わせ、スピードも落としている。

輸出より内需拡大に力を注ぐべきとする考え方は心配だ。日本は欧米以上に物が充足している現実を見ていないのではないのか。日本は資源を輸入せざるを得ない。資源を手に入れるには輸出で稼がなければならない。

日本を成長させるのは輸出であることを忘れるべきではない。

日本人の勤勉さにもっと目を向けるべきだ。この国を何によって発展させるのか、針路を若い人たちにはっきりと示すことが重要だ。

などなどなど。。。。。

お読みじゃなかった方は、ぜひ、ご一読ください

経済っぽい話をなさる方々は、おそらく日本経済新聞を読んでいらっしゃるのでしょうから、卓越した企業経営者のお声に素直に共鳴した意見を提供していただきたいものです


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商人は、「人の上に商いが乗っている」と教わった「がんこ」の会長 [素敵な企業、素敵な経営者]

この1週間、日本経済新聞(夕刊)の「人間発見」は「和食に込めた商人魂」ということで、がんこフードサービス会長の小嶋淳司さんのお話が掲載されていました。

ほんの5回の連載でしたが、楽しく小躍りしながら拝読しました。

昨日が最終回、そしてお話の締めくくりは、大学卒業を前に、京都のお寺の住職さんから授かった言葉が載っていました。

「商人(あきんど)っちゅう字はな、人の上に商いが載ってるんや。人間を磨いて人柄をよくする以外に商売を大きゅうする方法はあらへん」と。。。。。。。



小生のような凡夫は、

①磨くような素材でもなく
②今さら人柄がよくなる様子もなく


ということは、商売には向かないらしいと言うことのようです。。。。。。。



ただ、氏がおっしゃるには、

「商人はもうあかん、ダメやと思う壁に突き当たるときが何度もあるもんですが、方向性が間違っていないのであれば、そこでぐっと踏みとどまって、もう一歩前に進もうとせなあきません。」

「一度逃げたらね、後々自分が消極的な生き方しかできへんようになるんです。」と。。。。。


ここにも、「なにくそ!」精神があるような気がします。
「負けず嫌い」が成功の秘訣のようです。






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東レ:前田勝之助名誉会長の「私の履歴書」・・・・書き残しておきたい言葉 [素敵な企業、素敵な経営者]

2011年も残り少なくなりました。
愛読の日本経済新聞の「私の履歴書」にもすでに10人の人が紙面を飾りました。


その中で、どうしても書き抜いておきたい言葉がありました。
「ものづくり」経営の素晴らしさ、厳しさを改めて教えていただいたような気がします。

東レの「前田勝之助」名誉会長です。

2011年10月29日(土)の朝刊は、胸がわくわくしてしまいました。

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氏いわく、

1.「人づくり」を怠る企業に未来はない。

2.評価の基準を「本務を100%達成しても60点。ヨコとナナメの組織に貢献して30点。心配りで10点」とした。

3.自分の仕事さえこなしていればいいという姿勢では、変化する環境と業務に追いつけない。

4.経営者が間違いのない判断を下すためにどうするか。私は3つの思考法を使い分けてきた。

第1は緻密で合理性の高い囲碁の思考
……理詰めの判断が必要なときに採用する。

第2はマージャン型で、振り込まないこと、降りる勇気を持つことも必要だ

第3が競馬型。徹底的な事前研究と情報分析でリスクを評価し・・・・・・。

ものづくりで、1時代を築かれた方のお言葉はどこか違うと感銘してしまいました。



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「凡事徹底」 [素敵な企業、素敵な経営者]

私がこの言葉を初めて知ったのは、和歌山にある「セイカ」という会社の故竹田会長からでした。


おそらく二つある「座右の銘」の一つだったはずです。
その著 「『黄色の道』への我が人生 我が事業」 の巻末にも記されていらっしゃいます。

「セイカグループも、私が創業の年に掲げた「何くそ魂」をもち、「凡事徹底」の精神で今後も一歩一歩前進していってほしいと思う。」

と。


・・・・当たり前のことをあたりまえにやれるようにすることが、厳しい中で生き残りの方法だと思うんです。『凡事徹底』ですよ。

(これは、氏の著:『黄色の道』に収められている金沢大乗寺松野宗純氏の言葉です)


竹田会長が工場を回られる時は、皆さん「ピリピリしている」と氏を知る人がおっしゃっていました。
短い期間でしたが、仕事の場で、食事の場で、ゴルフの場で色々とご教示をいただきました。

こんなストイックなこと、「日本だけのことだろ」とおっしゃるなかれです。
当社の主力販売先の一つは、アメリカの有力メーカーD社です。


かねてより、竹田会長の口ぐせの一つ「凡事徹底」に感銘を受けていたところですが、
昨日(2012.03.13)の日本経済新聞「私の履歴書」の中で、大和ハウス工業の樋口武男会長がこの『凡事徹底』をおっしゃっています。

・・・・・私はこれを「凡事徹底」と呼ぶ。こうした普段の積み重ねが信用につながる。

と。

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「我が友 本田宗一郎」(NHK)をご覧になりましたか。。。。 [素敵な企業、素敵な経営者]

昨日の朝のことです。車に乗ったら、カーナビが「9月15日 老人の日です」とアナウンスしてくれました。
うちに帰って、壁にかかったカレンダーを見ると、「9月16日」のところに「敬老の日」と記してあります。
休日が増えたのはいいのですが、けじめのつかない、情緒のない時代になってしまいました。

そもそも「老人」というのも何歳からなのかもよくわかりません。


さて、この「老人の日」なのか「敬老の日」なのかはさておき、この時期は毎年NHKテレビがすごくいい番組を流しています

今年は「我が友 本田宗一郎 井深大が語る”技術と格闘した男”」という番組でした。

1991年の作品のアーカイブスだったようですが、本当に興奮してみてしまいました。


モノづくり経営者の執念と生き様に感動してしまいました。

私は、仕事柄多くの企業経営者の方にお会いしました。
本田さんほど有名な方ではないものの、「成功した企業トップ」の皆さんは大変よく似てらっしゃるようです


彼が今、「内閣参与」とかに就任して、時の首相にご意見なさったり、テレビでコメントなさったら何とおっしゃいますでしょうか。。。。

番組のコメンテーター氏は、東日本大震災や原発汚染問題の窮状を救ってもらいたい的なことをおっしゃっていました。
確かに。。。。。

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「人生を楽しませてくれてありがとう」

本田さんの言葉だそうです。

富士山のよく見えるところに眠る本田さんの顔が浮かんできてしまいました。

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「米になりたい」とおっしゃる経営者・・・・・東洋ライスの雑賀社長 [素敵な企業、素敵な経営者]

昨日のTBSテレビ「夢の扉」(18:00~)をご覧になりましたでしょうか?

昨夜の放送は、

今では一般的になった「無洗米」を作る精米機を開発された東洋ライスの雑賀社長が主役でした。

実直なお人柄が思い浮かんできました。


印象に残るお言葉がいっぱいです。

奥様がお話になった「うちでは『米になりたい』と言っている」と。。。。

ご本人も、「精米機の中の米になった気持ちで機械の開発を考えている」ともおっしゃっていました。


話は少し違いますが、最近はテレビで、スーパーとかコンビニとかファミリーレストランとかお菓子メーカーとかの舞台裏を紹介する番組が増えてきました。


工場の中でマジックのように機械が動き製品(商品)が出来上がってきます。

この手の番組を見ていつも思うのは、「この機械を開発した人たちは四六時中新しい機械のことや今の機械の改善を考えていらっしゃるのだろうなぁ・・・・」ということです。

まるで、テレビのドラマでも見るように、そのお姿が浮かんできます。

時々何かで息抜きをされながら「『夢中』という言葉が似合うお暮しなんだろうな」と。。。。


雑賀社長しかり。。。。


こういう方々というのは、

・政治のことでも、教育のことでも、社会の出来事のことでも、いろいろなテーマに対して一家言お持ちだということ
・そういうことを通じて次のステップを考えていらっしゃるということ

が伝わってくるものです。

必要は発明の母」を文字通り実践なさっているものです。










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「木の国和歌山」の写真展に行ってきました。 [素敵な企業、素敵な経営者]

和歌山のある経営者の方の個展です。

高野や熊野や龍神とか「紀の国の生命力」を伝えてくれる写真展でした。


私自身は、「絵ごころ」も「歌ごころ」もないのでうまく評価はできないのですが、

写真の場合は、撮影した方の胸躍る感じが伝わってくるのが大好きです。


彼の写真は、技術的に言うと「大判カメラ」で写したもので「銀塩」がなくなるので最後の写真だとか。。。。
・・・・・この手の話はさっぱりわからないのですが。。。。

でも、作品的には、妖気迫るものがあります。

会社のカレンダーにも使ってあって、アメリカにもファンが多いようです。


彼の素晴らしいのは、皆さんに素敵な和歌山を伝えたいと。。。。



※写真展は

2013.10.23(水)~11.4.(日) 10:30~18:30
於:リコーイメージングスクエア新宿 (西新宿:新宿センタービルMB1)

で開催中です。
ご本人もいらしてますので、いろいろなお話が聞けます。




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「軍手がドレスに」:「世界一受けたい授業」(4/26(土) 19:56~)に『東洋のマジック』の会社が登場します・・・ [素敵な企業、素敵な経営者]

私は仕事を通じて数多くの企業経営者に出会い、そして教えをいただきました。

そんな中でも「島精機製作所」の島正博社長こそ「経営者の中の経営者」と尊敬しております。

その「島精機製作所」がまたテレビに登場します。

◆放映日時  2014年 4 月 26 日(土) 午後7時56分~

◆番 組 名 『世界一受けたい授業
※日本テレビ『世界一受けたい授業』ホームページ
http://www.ntv.co.jp/sekaju/

◆放映局   日本テレビ系/全国放送

◆放映内容
「メイド・イン・ジャパン」を学ぶコーナーで、日本製で世界シェアが高いもの、世界で唯一のもの、世界で人気・話題のものなどを採り上げます。

その中で、「ホールガーメント」を編んでいる映像が流されるほか、スタジオで製品に触れたり、従来品との違いを比較したりするなどして、ホールガーメントの優位性が紹介されます。

・・・・・・・


島精機製作所」と言ってもご存じでない方も多いかとは思いますが、

実は、ヨーロッパのファッション界で「東洋のマジック」と呼ばれ、ベネトン、プラダ、エルメス、グッチ、マックスマーラ、ワールドなどの高級ブランドのニットファッションには必ず使われている編機を作っている企業です。
パリコレのファッションショーのキャットウオーク(ランウェイ)を軽快に歩くモデルさんが着ているニットの多くは、この島精機製作所のホールガーメントという編機で編まれたものです。

でも、ここまでなるには、苦労と工夫の連続だったと聞いております。

・母子家庭
・お母さんの内職の手伝い
・手袋づくり
・奥様の献身

等々。。。。。

一言で語ると「軍手がドレス」にかも知れません。

島社長は日ごろから「ものづくりの大切さ」を力説されています。
番組ではどんなふうに採りあげられるのか楽しみです。

EVER ONWARD~限りなき前進~ シマセイキ社長 島正博とその時代 」(辻野訓司 著 産経新聞出版)
という本もあります。
・・・・産経新聞和歌山県版に平成20年4月7日~21年3月30日まで連載されたもののようです。

帯には、
「戦争で父を失い、戦後は生活保護を受けながら小学校、中学校そして昼間は働きながら夜は定時制高校へ通うという生活を余儀なくされた。そんな貧乏のどん底から立ち上がって、コンピュータ制御横編み機で世界一の座を掴んだ男の物語である。」
とあります。

この島社長こそ、このブログの「成功した企業トップの15カ条」の主役のお一人です。
東証第一部上場企業へと育て上げた島社長の生きざまです。

この番組でも、「一人の日本人のすごさ」「ものづくりの大切さ」を感じ取っていただけたら幸いです。

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若者よ「島正博」(社長)に会ってみてごらんよ [素敵な企業、素敵な経営者]

私の尊敬する企業経営者の一人を挙げるなら「株式会社島精機製作所」の「島正博」社長を真っ先に挙げさせてください。

島社長には何度もお会いしましたが、

①お母さんを楽にしてあげたい
②「ビフテキ」を食べたい

と言ったわかりやすい目的をバネになさって「東洋のマジック」という称号を手になさいました。
その努力物語には、天才肌に加え、創意工夫があふれています。

「寝ずに仕事をした」というのも事実だと思います。
おそらく「寝るのも惜しかった」「夢中になってしまい寝るのを忘れた」というような状況だったのだと思います。

さて、元旦のNHK Eテレビで放送された、

新世代が解く!ニッポンのジレンマ元日SP「ニッポンの大転換2015」

(2015年1月1日(木) 午後11:00~午前1:30(150分) )

をご覧になりましたでしょうか。。。。。


番組の案内では、
40歳以上入場禁止?新世代のリアルな声を世に届けてきた「ニッポンのジレンマ」恒例元日SP!大きな曲がり角を迎える2015年のニッポンはどこへ行く?Eテレ巻頭言。

これを見なければ次代は語れない?恒例2時間半の元日SP!「護送船団の時代」から「会社共同体解体」の時代へ。大きな曲がり角を迎える2015年のニッポンはどこへ行くのか?コロシアム風セットに新時代の若き知性、旗手たちがスタジオに大集結。「グローバル化時代の格差論とは?」VTRで田原総一朗らも問題提起?古市らはどう答える?この国のありようを見据え、若き世代が、200人以上の観客が見守る中、熱く語り合う

と銘打ってあります。

少し不満なのは、

①議論の語り手の皆さんの下半身がふらふらしている

・かっこいいお話が多かったのですが、どんなに時代が変わろうとも「基本は大きくは変わらない」という点が押さえてなかったような気がします。

・議論はかっこいいカタカナや難しい言葉が並んでいましたが、「目指す方向」や「熱い思い」はなんだったのですか?


②同年代の皆さんだけの議論でいいのか?

・「40歳以上入場禁止?」というイントロに代表されるように、少し横軸だけの議論だったような気がします。
やはり、「『老若男女』も交えたなかで、若い人が言いたいことを言う」という構図のほうが面白いような気がします。

・誰もがいつかは行く道です。「縦横斜め」の視点が必要です。


③「子育てと仕事」は両立できないのか?

・私が知る限りでは、いわゆる「仕事師」の皆さんは子宝に恵まれていらっしゃいます
おそらく、いろいろなことを犠牲にはなさったのでしょうが、今回の議論に参加されていらっしゃった方のような悲観的な方はいらっしゃいませんでした。

※お子さまができなくて寂しい思いをなさっていらっしゃる方はたくさんいらっしゃるはずです。


④「地方」を忘れないでいただきたい。

・「この仕事は地方ではできないんだ」とでも言いたそうな方もいらっしゃいました。

特に地方出身者の方にそういうニュアンスが感じられました。


昭和の優れた創業者の皆さんが引退されたり、鬼籍にお入りになられだしています

今のうちに生きた教科書と向き合ってみることも必要だと思います

優れた経営者の皆さんは、若い方々の熱い議論が大好きで、参考になるご意見おっしゃったり、わかりやすいアドバイスをなさるはずです。


「若ければいい」とか「年寄りはだめだ」というような線引きをしていてもなぁ!という思いです。


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本田宗一郎の「夢」というホンダジェット [素敵な企業、素敵な経営者]

久しぶりに『』という言葉を聞きました。


昨日(4月23日)の「ホンダジェット」のニュースを見ていたら、「ホンダは創業以来空への『』を持ち続けてきました。本田宗一郎が持ち続けた『』であり、小型ビジネスジェットに新しいスタンダードを切り開くホンダの自信作」とホンダの伊東社長がおっしゃっていました。(NHK ニュースウォッチ9 15.04.23)

なんか素敵ですね。

企業家が持つ『』という言葉を久しぶりに聞いたような気がします。

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「東洋のマジック」と言われる島精機:島正博社長のご紹介 [素敵な企業、素敵な経営者]

私がお話を聞くたびに興奮してしまう経営者が何人かいらっしゃいます。
その一人が島精機製作所(東証第一部):島正博社長です。

http://www.shimaseiki.co.jp/


和歌山勤務の時、何度も直接お話しを聞かせていただき、工場も社長自らご案内していただきました。
その経営哲学、発想力、人生哲学を聞くたびに興奮してしまいます。

彼はおそらく日本でよりもヨーロッパでの方が有名かも知れません。
パリで毎年開かれるオートクチュールのファッションショーでも島精機のホールガーメントが活躍しています。
いわゆる「無縫製ニット」の生みの親です。

過日、社長の秘書の方から、「ネットのインタビュー動画」のご案内をいただきましたので、皆様にもご紹介いたします。

KENJA GLOBAL(賢者グローバル)社長インタビュー
http://www.kenja.tv/detail_12042.html

是非、ご覧下さい。

創業社長である島氏の「仕事への取組み姿勢」等が皆様のご参考になりましたら幸いです。


戦争でお父様を亡くされた島社長は、おかあさんの「手袋編み」の内職のお手伝いをされながら機械化に成功されたのです。
「お母さんを楽にしてあげよう」の一心だったそうです。

みなさんがよくご存じの「軍手」には、島社長の特許や発案がふんだんに盛り込まれています。
たとえば、
指先の「かがり」がないこと
手首のところが「ゴム」で編んであること
などです。
5本指ソックス」の製造機械も島社長の発案です。

本来なら「銀行員」になりたかったという氏ですが、母子家庭のため夢かなわず「起業」の道を歩まれたのです。

※「銀行員にならなくてよかったですね」とよく申し上げたものです。

彼の口癖は「ビフテキをおなか一杯食べたかった」です。

今回のビデオでも、

手袋と衣類の製造原理は同じ
仕事を愛して情熱を燃やす
人のためになる何かを想像して創り出していく

等々示唆的なお話がいっぱいです。


島社長のことをもっとお知りになりたい方へ、

「EVER ONWARD〜限りなき前進〜シマセイキ社長 島正博とその時代」

~ベネトン、ヴィトン、エルメス、プラダ、グッチ… 世界のブランドが愛用する横編み機メーカーが和歌山にある。お金も学歴もなかった青年はいかにしてシェアNo.1に育て上げたのか~

辻野 訓司(ツジノ サトシ)著  産経新聞出版

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をご確認ください。



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(地方創生は)「発想の転換」ではなく「基本に忠実」 [素敵な企業、素敵な経営者]

先日「軍手」を買いました。

2つで100円程度といったものです。
「ちょっとした作業に使うものだからこのくらいでいいか」という軽い気持ちでした。

ところがどうでしょう。。。。。
・手を入れたそばから「糸が引っ掛かります」。
・・・・イライラしてしまいます
・親指の付け根あたりが膨らんでいて何となく手になじみません。
・・・・作業に集中できません
・手首のところのゴムも緩い気がします。
・・・・安全のため、機械に巻き込まれた時に脱ぎやすいようになっています

その時に思ったのは「島社長に笑われる」ということでした。
私は一時的な作業でたまたま「軍手」を買い求めたのですが、プロの方はこれでは使いものになりません。

今の軍手を改善なさったのは他ならぬ島精機製作所の島社長だったからです。



昨日(11月21日)の朝の「ウェークアップ!ぷらす」(日本テレビ系8:00~9:25)では、「豊かさは地方にあり!知事が語る“発想の転換」という特集をやっていました。

進行役は辛坊治郎氏、対談のお相手は、和歌山県の仁坂知事、鳥取県の平井知事でした。
そこで取り上げられたのが、和歌山県にある「島精機製作所」です。

ある知事は「これからは『発想の転換』が必要」とおっしゃっていました。


果たしてそうでしょうか?

島精機の工場が映った時、みなさんはどんな感想をお持ちになりましたか?

私は、

工場がきれい (整理整頓が行き届いており、機械と機械のスペースが広い)

島社長が、一日に本社工場を2回巡回され、その都度社員の皆さんに声をおかけになる

ということでした。


なんと基本に忠実な社長さんなのでしょう。



実は、私は、2000年に初めて島社長にお会いし、それ以来何度もお話しを聞き、本社工場やデザインセンターをご案内いただき、ゴルフ、クルージングまでも島夫妻にご一緒させていただきました。

その時の強い感想が「基本に忠実」ということであり、「発想を転換された」というテレビの取り上げ方はあまりにも失礼なような気がいたしました。


ある時は、社長から「社員食堂で食事をして行ったらどうだ」とお薦めをいただき、当社のナンバー2の常務に案内されて本社内にある社員食堂で食事をしたことがあります。

イタリア(あるいはフランス)から取り寄せた「白い食卓とイス」が印象的な素敵な食堂でした。
メニューも(すでに)モニター画面に表示されていました。

ところが、気になったことがありました。
食事時間のピークを過ぎていたこともあり席は十分空いていたのですが、通された席は入り口近くの騒々しく落ち着かないところでした。
常務いわく「そこが島が食事する席です」と。。。。。


島社長について印象深いのは、とにかく「基本に忠実」であるということです。
突拍子に見えてしまうのは、あまりにも「原理原則」を大切になさるからではないかと思います。

たとえば「お母様の手間を減らす」「安全な作業に役立つ」「カットロスを減らす」にはといった明確な目的を達成するために合理的なアイデア・発想を重視されてきたように私には見えました

※なお、「地方創生」などと言わなくても、私がお会いした島社長は、15年前にはすでに、私財を投じて「地元の振興・活性化」に尽力なさっていました。



私はたくさんの企業経営者の方々とお会いしましたが、「奇抜な発想」で長続きしたという企業の思い出はありません

アンデルセンの童話「裸の王様」と同様「本当のことを見極め」、「基本に忠実」なことがたくさんのアイデアを生んだと思えてならないのです



番組の終わり近くで、

読売新聞特別編集委員:橋本五郎氏「東京に50年近く住んでいますが人が多くて疲れますね

進行役:辛坊治郎氏「しかし地元の町内会の人は怒るんじゃないですか」

とのやり取りがありました。

読売新聞本紙の論説も時々ぶれていると思しきところがありますが、「橋本さん大丈夫ですか?」
人が多くてお疲れになるのなら、「あなたこそ東京を脱出」なされればいいのではないでしょうか

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優良企業は特定の政治家に肩入れしない [素敵な企業、素敵な経営者]

自民党総裁選挙へ立候補を予定している方の発言を聞いていると時々おかしな話をなさっていることに気づかされます。

先日も、「地方にはいい企業がたくさんある」的な話をなさっていました。

私のように企業金融をやっていたものからすれば、

①優良企業を見て「いい企業」というのは簡単
優良企業は「特定の政治家に肩入れしない

ということを今まで実感し、「何をいまさら」感がすごくわいてしまいます。
「地方」と「都会」という対立感覚で産業を語ろうとしているところに日本の産業政策あるいは経済政策が時々陥る罠のようなものがあるようです。


つまり、

1.優良企業にも課題や死角は絶えず存在し、それを克服していくのが優良企業

2.「特定の政治家」に肩入れしてしまうとその人の政治的ポジション次第では裏目に出ることを知っている

ということです。

したがって、企業経営には安直な政治家介入を極力避けるというスタンスが一般的です。
金融の現場では、時には「政治家の名前」を出される企業経営者がいらっしゃいますが、それは逆に企業イメージのマイナスになってしまいます。「自己努力」する力がない企業ということがわかってしまいます。

また、韓国のように政権が変わるたびに企業経営が左右されてしまうのも困りものです。


政治家の皆さんにお願いしたいのは、一つの企業に肩入れするのではなく、「産業政策」や「経済政策」を論理的に掲げていただきたいのです

そこの勘違いが甚だしい政治家も相応にいらっしゃるようです。


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ある有力国会議員の後援会長のこと [素敵な企業、素敵な経営者]


企業金融の現場では国会議員や知事などの後援会長と近しくさせていただいたことがあります。


政治・行政に関心がおありの方ならどなたでもご存じの自民党の大物議員の後援会長氏(故人)もそのお一人でした。

彼は創業経営者で、地元超一流、業界での発言力も相応のものがありました。
事業もいわゆる「利権」とは程遠く、経営ぶりも手堅く、財務状況を見ても「上場してもおかしくない」ような企業でした。


多くの公職にもついていらっしゃった彼は私に、「自分は晴れがましいことは嫌いだ。でも地元のためあるいは業界の発展のために受けている」と事情を詳しくお話ししていただきました。

どれも「なるほど~」というようなお話でした。

そのせいかその「国会議員」先生も地元ではピリピリなさっていました。
少なくとも「後援会長の傘の下」では。。。。


そんな彼ですから、選挙期間中は「白内障の手術」だとか「人間ドック」などとおっしゃりながら平気で入院などをなさっていました。

そして寄る年波に合わせながら「公職」の後継者も作り譲って行かれました。


「政治家」を見る時、「後援会長はどんな人だろうか?」ということまで思い浮かべると、その政治家氏の「人となり」や「立ち位置」もよく見えてきたりするものです。

マスコミはそういうことまでは伝えないのが残念ですが。。。。


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「自慢」の仕方 [素敵な企業、素敵な経営者]


「そんな晴れがましいことはしたくない」
これは私が尊敬する「ある優良企業の会長さんの成功人生を銀行の機関誌で取り上げたい」という依頼をした時の会長のお言葉でした。

「主義として上場しない」と言うくらいの優良企業で地元の実力者でした。
親子ほど年の違う人生の大先輩で地元の重鎮の了解を頂くのはすごく苦労しました。

「あなたの成功物語をつまびらかに知っている人はいない。やはり苦労と成功の歴史をご家族や従業員の皆さんに知ってもらういい機会だと思う」などと説得して了解をもらいました。

彼に代表されるように「真の成功者は自慢なさらない」と言う気がします。
今も当社は業績良好、息子さんたちが立派に後を継いでいらっしゃいます。


片や「自慢大好き」な人たち

先日も同級生が何十年ぶりで電話をかけてきました。
「選挙に出る」のだと。
選挙とお葬式は知り合いと親せきが増えるというそのままです。


ある企業で働いていたら、もう少し有名で大きな企業に引き抜かれ、脱サラ独立し苦労もしたけど銀座の仕事や北京での仕事などいろいろとやった。
と延々と手柄話です。
親戚は勲章をもらう候補になっていると言った欲しくもない情報も。

個人的には家庭を顧みなかったせいか離婚もしたとも。
今は仕事から手を引き、今年ある選挙の手伝いをして来年は自分も選挙に出ようと思っている。
そういう話しでした。

いったい彼は成功したのかどうなのかわからずじまいでした。
きっとこれから成功への道を歩くことでしょう。


融資の相談を受ける時に特徴的なのは、「内容のよくない企業ほど自慢話が多い」ということ。
思わず「そんなにご立派な企業なら、赤字や資金不足になったりしないでしょ」と言いたくなってしまいます。


冒頭の企業の設備投資資金はうちの銀行で取り組みました。
会長は「実質無借金だから」とおっしゃりながら「大事な設備投資なので銀行借り入れを混ぜておきたい」ともおっしゃっていました。

この会長の社葬の際には参列者の皆さんに件の本が配布されました。


生前のこと
掲載が終わると会長から「妻も子もその嫁や孫まで集めて完成披露をした。みんなが本当に喜んでくれた。」と急ぎお礼を言いに来られました。今でもあの日の笑顔が忘れられません。

一代で年商100億円を超える企業を作り上げた経営者は人前では決して自慢をなさりませんでした。


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「自慢癖」はどこかで躓く [素敵な企業、素敵な経営者]

最近の風潮として「自ら自慢する」人が増えたような気がします。
それは「政治家」の皆さんに顕著なようです。

・SNSで自慢なさる方
・イージーなテレビ番組などで自慢なさる方
が目立ちます。
自分はどんなにすごいのか」とか「内部の秘密を隠さない」でお話になったりとある意味「鼻につく」方がいらっしゃるようです。

こういう人の特徴の一つは「上から目線」ではないので気が付かない人もあるかもしれません。
嫌われがちな「上から目線」という言葉は「話し方」の問題であり「話の中身」を問うものではありませんが昨今の風潮はなぜか「上から目線」をお嫌いになる方が多いようです。


事業資金を借りたいという人、融資をしたくない人の決め手の一つに「自慢癖というのもあります。
銀行員から見れば「自慢癖の強い人」に対しては「そんなにうまくいくのですか?」という思いもあります。
後になって「あの時の自慢は何だったのだろう?」苦笑する人も多いものです。


逆に「控え目」あるいは「心配性」の方には、
そこまでリスクを考えているのか
そんなことないですよ
と銀行員の方から「ご自身の評価ほどご心配なさることもないんじゃないですか」と言ってみたくなることもあります。


「上から目線」であろうが「自信無げな話っぷり」であろうが銀行員はビジネスストーリーを検証します。
興味がわくかどうかは「自慢」とは関係ないところにあります


SNSやマスコミの報道の仕方には持ち上げ気味なのが昨今の風潮です。
しかし、ご自身で自慢されなくても「ほんとうに素晴らしいものならだれかが推奨する」ものです。
ただ、中には「歯の浮くようなお話が好きな方」もいらっしゃいますから、「誰が評価しているのか」ということもポイントです。

「成功が持続している企業」と「一発花火のような企業」の違いはこういうところにもあります。




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