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お葬式の話① (企業経営者のお葬式) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

ありそうで意外とない話をさせてください
企業経営の中で、「お葬式」と言うのは、それなりに重要なテーマです
誰しも、そういうことは考えたくないですが、あまり経験できたり練習したりすることでもないので
小生が、経験した、企業経営におけるお葬式のお話を書き留めてみましょう
(本来なら、はばかられる話ですが、企業経営という視点でコメントすることをお許しください)

あるとき、銀行の雑誌の取材でプロのカメラマンに同行してある会社の会長の写真を撮影したときのことです
長男である社長から「お金を払うから、会長の写真をいっぱい撮っておいてくれ!」とお願いされました

また、ある社長からは「会長のXデーも想定しておかなければいけないので、教えて欲しい」と言う依頼を受けました
ちょうど共通のお取引先の会長の葬儀があった際に総務担当者を小生に同行させ、小生の隣の席で社葬の勉強をなさった企業もあります

お葬式は、ご遺族にとっては最大の悲しみごとですが、
企業にとっての「お葬式」は、先代や功労者の偉業や業績を称えるとともに、新体制スタートの最終章です
ご遺族の悲しみはもちろんですが、企業経営にあっては、お葬式も文字通りセレモニーなのです

お葬式は、宗教、宗派、お寺、土地柄等々によって大きく異なりますから
「かくあるべき」と言うことはありませんが、
銀行員である小生から見た「お葬式の姿」を少し整理してみましょう

まず、銀行から見れば、お葬式は
①故人への感謝とご冥福を祈る
②ご遺族へのお悔やみ
③ご遺族からの心象をよくしておくこと
④ご遺族の確認
⑤後継者の確認
⑥取引先の序列や濃淡の確認
⑦参列者の確認とその表情の確認
などを行なうのには最高の機会です

こう書いてしまうと何か打算的なような気もしますが、
お弔いの気持ちで臨んでも、結果的に、こんなことを考えてしまいます

企業の側からみれば
①後継者を明確にする格好のチャンスです
②故人の功績をあらためて披露することができます
③後継体制が万全であることを示すことができます
④参列の皆さんの状況で、お取引先筋の支援・友好関係も問題ないことなどを誇示することができます

冒頭、お葬式は、宗教、宗派、土地柄等々によって異なると申しましたが
企業経営と言う意味では、そう大きくは異なりません

たいへん失礼で、余計なお世話ですが
企業人としてお葬式を行なわれる方へのご提案です

1.経営陣の皆様に
①いつか社葬があることを想定しておくこと
  ・・・・・後継体制の最終章です いつかは必ずXデーが来ます
②「社葬」と「家族葬」を区分しておくこと
  ・・・・・故人を見送るのはご家族です しめやかなお見送りが必要です
③「香典」「供花」「弔電」はもらわないこと
  ・・・・・社葬費は経費で落ちます 「御礼」「挨拶回り」等々のことを考えたら
      「しめやかに」が基本です
      「香典返し」とかの労力や手間を考えたらたいへんです
④「弔事」は、故人のことをよくご存知の方あるいは故人の功績を語れる方にお願いしましょう
  ・・・・・在りし日の故人のお姿が偲ばれるお言葉は参列者の胸に熱い記憶を残してくれます
⑤葬祭の「会場」「日時」等はご家族の都合ではなく、弔問客の都合にも配慮してください
⑥「家族葬」のあとで、後日、「お別れの会」「偲ぶ会」等をなさるといいです

2.ご遺族の皆様に
①訃報は突然ですが、企業活動は継続しています ビジネスによどみがないようにご協力しましょう
②家族葬と社葬は区分けされたほうがいいでしょう
 ・・・・・残念なことですが、社葬にはビジネスの義理で参列される方も多いです
     故人も、ご家族・ご遺族の皆様だけのお見送りを喜ばれるはずです
③相続問題は、信頼のおける税理士さんに生前からお願いされておくといいでしょう
 ・・・・・企業である以上、従業員さんやお取引先などいわゆるステークホールダーを意識しないといけません
     特に、相続の結果、経営資産を切り売りしたり、自社株式を売却するようなことになったら
     企業活動に影響がでます
     後継者の方が、安心して事業を継続できるような配慮が必要です

3.故人様に
 生前から、以上を、ぜひとも想定しておいてください
タグ:お葬式
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お葬式の話② (誰も教えてくれない話) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

数年前のことでした 高野山の金剛峰寺を訪ねたとき、そこの若い和尚さんにお説教を聞きました
「ご霊前のお花はどちらにむいていますか?」という話です

本来は、亡き人に手向けるものですが、お花はすべて参拝者のほうに向いていると。。。。。

各地を転任していると、その土地土地でお葬式にも特長があります
たとえば
1.高知では
 お葬式のご焼香は、読経が開始されるとすぐに始まります
 参列者の大半は、その読経の順番を待つために長い列になりますが、読経が始まれば、焼香もスムーズでそんなに時間もかかりません
同じ日に3件のお葬式が重なったことがありますが、市内のお葬式であれば、これくらいのお葬式ならすべてに参列することができます
街の中心部のお葬式であれば、礼服を着て自転車でお参りされる方も多いようです
そういうお葬式のせいか、参列者がすごく多いような気がします

地元紙の「高知新聞」は、地方紙の中では購読率の高い新聞ですが、訃報記事を見ていないとうっかりお葬式を見逃してしまうので「高知新聞」を購読する方が多くなるらしいです
こういう言葉が適切かどうかわかりませんが、なぜか親しみのわくお見送りです
列に並ぶ参列者も、日銀支店長から商工会議所の重鎮等々多士済々です
お酒どころですから、夜の街のママさんの姿も多くみかけます

もちろん、ご遺族とか特に親しい縁者の方々は「代表焼香」と言って、焼香台よりも前に指定席が設けられます

2.徳川御三家の和歌山のお葬式は少しセレモニーです
まず、喪主と友人代表等故人とご縁の深かった方が入り口で立礼をされます
参列者のお出迎えと見送りをなさるのです
故人のご友人のご高齢の方が立礼をされているのはよくあることですが、冷え込むこの時期のお葬式では少し心配になってしまいます

ご焼香の時間になると、ご遺族(特に奥様やお嫁さん)は棺の前に座られてご焼香者一人ひとりにご挨拶されます(頭を下げられます) 喪主は、お見送りのために立礼をされていますから、棺の前は女性の担当です
お葬式は、通例、ご遺族・ご家族が悲しみの中でお見送りをされると言う姿を思い浮かべますが、客人に対してすごく礼を尽くされているような気がします
ご霊前に手向けるお花が参拝者のほうを向いているのと同じように、ご遺族の方も参拝者のほうを向いておられます

(余談ですが)「県民性の謎」と言う類の本を読むと、和歌山の県民性の一つとして「礼服とジャンパー」の文化を上げる人がいます その心は、日常生活は質素だが、セレモニーは大切にされると言うことのようです

ただ、たまたま時代の流れなのかも知れませんが、「香典をご辞退される」というお葬式は和歌山で始まったような気がします
ある霞ヶ関の有名官僚のご実家で、地元の有名企業の会長の母君のお葬式のときには、会長からきつく厳命されました 「花も受け取らない 父のときにはその列の長さに閉口し、かつ、後のお礼対応にも困った 仕事にならない お気持ちはありがたいがご辞退する」とのことでした


3.福岡のお葬式も丁寧です
特にお通夜がそうです お通夜もお葬式と同じくらい時間がかかります ご焼香だけで簡単に済ませると言うわけには行きません
タモリとか武田鉄也などに代表される話し上手の芸能人を多く生んだ土地柄なせいでしょうか
通夜でも告別式でも皆さんすごくご挨拶がお上手です
何よりもお坊さんの読経がすばらしいです

4.木場のお葬式
以前のことで今は変わっているのかも知れませんが、東京の材木どころ木場では、告別式よりもお通夜のほうが盛会です
木場の重鎮に教えていただいた話では、昼間は皆さん仕事なので夜のお通夜に出席し、告別式は近親者だけで済ませるとのことでした そのせいか通夜は長蛇の列です 通夜には木場村の材木業者の方が一同に会されます
彼の話では、特に銀行員なら、「早めに来て列が長くなり始めたら、先頭のほうから参列者にご挨拶をしながら最後尾に並ぶのがいい」とのことでした つまり、木場の重鎮がたくさんいるので、「ここの葬式にはあの銀行が来ていた」と言うことで故人の評価が高まるとのことのようです また、銀行員も「顔を売る」ことができるとのことです

お通夜を重視される地方も多いのではないかと思います 新潟のほうでもそういうところがありました

土地になじみのない小生が垣間見たお葬式の様子です
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お葬式の話③ (香典の話) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

訃報を聞くと悩ましいのが
①参列しなければいけないのか
②供花や弔電の手配は必要かどうか
③香典はどうしようか
と言うことです

お取引がある場合は別なのでしょうが、個人のベースで対応するときは悩ましい限りです
特に、ご本人ではなく、親御さんの場合には複雑な気持ちになります

「供花、香典は、故人(ご遺族)の意思によりご辞退申し上げます」というご案内も多くなりましたが
1.本当に香典は要らないのか、
 ①葬儀会場に着くまで不安な気持ちになるものです
 ②「辞退する」と言いながら、会場では、香典を受けとられるケースもあります
 ③最近では、「香典返し」が用意されている場合もあります
 ④職場のルールでグループでまるで会費のように徴収されることもあります

2.「香典は要らない」が、参列はして欲しいということなのか
 ①よく知っている方ご本人のお葬式ならいざ知らず、親御さんの場合にはどう対応するのでしょうか?
 ②行かなければいいのですが、やはり「人の目」と言うのも気になります

「香典返し」について
1.ギフトカタログは最悪です 
①あってもいいけど、なくても特に困らないものばかりです 要は不要です
②カタログ業者にすべてを任せるので、手間はかかりませんが、「真心」のない対応です

2.「ギフト券」は失礼です
 ①お金にお金でお返しするようなものです

3.葬儀の際に、「香典返し」をいただくのもいかがなものかと思います
 ①金額に関わらず一律対応です(そうはいってもなぁ!)という気持ちもありますね
 ②あまりにも機械的で、形式的過ぎます
 ③貰いそびれたとき、催促するのもしずらいものです

4.自宅に送ってこられる場合にはご配慮を。。。。
 ①ご遺族のけじめであり、それなりのご配慮を感じるものではあります
 ②故人の戒名とかを書いた「ご挨拶状」が添えられてあることが多いですが、取り扱いに困ってしまいます
  ご自宅のご住所とかも書いてあるので、簡単に捨てていいものか戸惑ってしまいます


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お葬式の話④ (誰も言わない話) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

新聞を見ると、毎日のように訃報が載っています
特に季節の変わり目や寒暖の差が多いときには訃報が多いようです
〇〇株式会社の元××取締役がお亡くなりになったとか
△△株式会社の□□取締役のお父さんがお亡くなりになった
という訃報記事をよくお見かけします

これだけ個人情報云々と言う時代にあって
死因や病名等々かなり細かなことまで載っています

特に企業関係の場合、この手の話は、東証等の開示規則にも載っているわけでもなく
経営に大きな影響を及ぼすようなことでもないと思います
プライバシーの話は、「蜜の香り」がすることもありついつい見てしまいますが、
特に新聞に掲載するほどの情報でもないようです
敢えて死亡広告をなさるのなら別ですが、とても奇異に感じることです

確かに、お葬式についてはどなたも練習をなさったり、事前に予告があったりすることもありませんから
いわゆる「世の倣い」的な対応や、葬儀屋さんのいいなりであったりすることが多いのではないでしょうか

ウィキペディア等を見ても、
香典=差し上げるもの あるいは 「日本の文化」的に 「あげるもの」という前提で書かれています
香典については
1.本来、香典は霊前に供える物であった
2.葬儀にはそれなりにお金がかかりますし、ご主人の死亡等による経済的な困窮対策として、
 ちょうど「無尽講」のように、縁者の皆さんが相互扶助を行なう目的であったのかも。。。。
3.自分の家のときももらったので、お返し的に香典をしなければいけないから
などと考えられます

核家族化や少子化という社会構造の変化が起きている中で、
いつのまにか、葬儀だけは派手なものになってしまいました
親戚やご町内・村(むら)内の皆さんなどの関係縁者によるお見送りの儀式が
知らぬ間に「セレモニー」と言う商業主義的なものに変わってしまったようです

「人それぞれ」と言うお考えもおありでしょうが、お葬式は、多くの人に影響を与えてしまいます
小生のようなサラリーマンは、特に広く知らしめなくても、あの世に行けます
大切なのは、突然悲しみに襲われた遺族の気持ちの切り替えを早く行なうことです
「セレモニー」としてのお葬式などは必要ありません
特に、闘病が長く続いたりしたら、ご家族の疲労もピークに達しているはずです
①そっと見守ってあげる
②ご遺族の先々の(経済的な)不安を取り除いてあげる
③ご遺族のお気持ちを早く切り替えるような環境にしてあげる
と言うようなご配慮が必要なのではないでしょうか

あるお役所の方がおっしゃっていました
お役所がお手伝いをする葬儀の費用はそんなにはかからないそうです

たとえば小生の葬儀は
①家族等の近親者で行なうこと
②会社にも積極的に知らせないこと
③無駄な費用はかけないこと
④供花・香典・弔電・参列等は一切いらないこと
 (たとえば、会社のものもいらない)
⑤お骨の一部を先祖代々のお墓に納骨すること
を家族に伝えております

なお、そうは言っても、香典返しにお困りの方に少しヒントを(余計なお世話ですが)。。。。。
小生なら、温度計・湿度計つきの電波時計を送ります
理由は
①寒暖に対する配慮の一助になるからです
②値段に幅があること
③温度計・湿度計はいくつあっても困りません
 ・部屋ごとに欲しいものです(お風呂やトイレにも置きたいです)
 ・健康への気づかいに役立ちます
 ・電気代とかの光熱費の節約に役立ちます
 ・実際に上げたらたいへん好評でした
 ・小生が欲しいものの一つです

大きな古墳やピラミッドは、おそらく埋葬者の権勢の大きさを鼓舞するものだったのでしょう
ですから、時の権力者は、生前からお墓作りをテーマにしていたのではないかと思います
小生のような小市民は、
①近親者にのみ静かに見送られたいものです
②家族の社会復帰の負担を取り除いておくことだけがテーマです

高野山の和尚さんのお説教の中に
「あなたの『心』はどこにありますか
 頭の中ですか
 胸の中ですか
 おなかの中ですか」。。。。
 そうあなたの身体の中にあるのです

 死んでしまったら、『心』はあなたの身体から出て「あの世に」行ってしまいます
 だって、死体のことを「亡骸(なきがら)」というじゃないですか」
というお話があったような記憶があります

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お風呂の腰掛の理論  (質感の話) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

皆さんは、お風呂の腰掛(いす)をお使いになりますか?
最近は、シャワーしか使わない人や、お風呂では腰掛(いす)そのものを使わない人も増えたのでしょうね。

ところで、お風呂で「腰掛(いす)」をお使いになっている皆さんに質問です。
「その腰掛は、どちらでお買い求めになりましたか?」

お風呂の腰掛(いす)は、
1.100円ショップ
2.ホームセンター
3.スーパー
4.デパート
5.アメニティーグッズのお店
などなどいろんなところにありますね。

ただの腰かけですから、あまり付加価値は付いていません。
100円ショップで買った腰掛も、デパートで買った10,000円の腰掛も
さほど変わりもがないような気がします。

ここで提案ですが、少し値段の高い腰掛を買ってみませんか。。。。
3,650円以上のものを買ってみてください!!
きっと違いがわかります。


3,650円のものでも、原則毎日使うものですから、一日あたりの代金は年間になおすと10円です。
100円のものなら36個買えるかもしれないですね。
安物をとっかえひっかえ使うのもいいですが、品質のいいものを長く使ってみませんか。

毎日「これは100円で買いお得だった」と思うか、「やっぱり100円のものは。。。。」と思うかはご自由ですが、
高いものは、やはり、座り心地がいいですよ!!
それが「質感」です 品質の良さを体感できるのがいいですよ。

ただ、少しばかり、アドバイスを。。。。

①お買い求めになる際は、自分の膝から下の長さとイスの高さ加減がいいかどうかよく確かめてください。
 足を折り曲げて座ったときの感覚が大切です。

②自宅のお風呂の水道の位置と鏡の位置を確認しておきましょう。
小生の敬愛するS社長によれば、日本のお風呂は、水道の蛇口の位置がまず決まり、それから鏡の位置が決まるところに問題があるそうです。
どんなに身体にフィットした腰掛でも、水道の蛇口の位置次第では、使い勝手が悪くなってしまいます。

③奥様は掃除が好きですか?
「どうせお金をかけるのなら檜のものを!!」とかお考えになった方にアドバイスを。。。。
檜とかの木製品は、最初は「木の香り」が素敵で惚れてしまいますが、手入れを怠ると「ぬめり」とか「かび」が発生して台無しになってしまいます きれい好きな方なら、きっとお捨てになってしまいます。
ポイントは手入れをいとわないかどうかです お風呂の窓を開けて風を入れたり。。。。。。

たかが、お風呂の腰掛ですが、語ってしまいました。
皆様がビジネスで取り扱っていらっしゃる製品・商品はどんなものですか?
「質感」はいかがですか。
中途半端なものは、中国とかの新興国のものに負けてしまいます。



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目線の理論 ①(ゲレンデ理論) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

スキーをなさる方ならご存知かも知れませんが、特に、初心者の頃にはこういう経験をされたことはありませんか?
スキー場のスロープを下から見上げた時は、緩傾斜に見えていたものが、リフトで上に登って、いざ滑ろうと思うと、急峻なスロープに見えてきて、怖くなってしまったことはありませんか?

小生は、科学者ではありませんので、まったくの感覚でお話をさせていただきますが、
たとえば、身長170cmの人なら、
下から見上げるときは、目の高さは地上(足元から)160cmくらいでしょうか?
たぶん、結果として目の位置の分だけ実際よりは緩やかに見えてしまいます。
逆に、上から見下ろす時は、目の位置の分だけ実際よりは急傾斜に見えてしまうのではないでしょうか。。。

※絵に描いて説明できないのが残念ですが。。。。
 極論すれば、45度の傾斜も、下から見上げたときは、目の高さの分だけ下駄を履いた状態になりますから、傾斜角度は、30度くらいの緩やかなものに見えてしまいます。
 逆に、上から見下ろす時は、目の高さの分だけ、目から見下ろす角度は急になってしまいますから、ひょっとしたら60度くらいにでも見えてしまうかも知れません。

つまり、同じものをみているにもかかわらず「上から目線」で見る場合と「下から目線」で見る場合とでは、ずいぶん違って見えてしまうということです

これは、売り手と買い手、生産者と消費者、上司と部下、先生と生徒等々の関係に似ているのではないでしょうか。。。。。。
同じものをみても、スキー場のゲレンデのスロープで起こったのと同じことが起きてしまうのではないでしょうか。

「なぜ、売れないのだ!」「なぜ、わからないのだ!」と思われることが多いと思います。
たぶん、同じものを違う目線で見ているからでしょうね。
「相手の立場になって」と言うことは、「目線を合わせる」と言うことではないでしょうか。

※余談ですが、ゴルフをなさる方は、こういわれますね。
「打ち上げ」とか「打ち下ろし」とかと。。。。

「打ち上げ」の時は、実際はもっと急ですから、見た目ほどにはボールは飛びません。
「打ち下ろし」の時は、実際はもっと平坦なのかも知れません。
ただ、ゴルフは、キャリー(空中を飛ぶ距離)とラン(転がる距離)の区別がありますから、
「打ち上げ」はあまり転ばないし、「打ち下ろし」は平坦な場所に比べれば転がって行きます。
・・・・・ゴルフの教科書にはこう書いてあるのかも知れません。
「高く打ち上げようと思うなかれ、普通よりは早く地に着くだけです」と。。。


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目線の理論 ②(家庭教師の理論) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

学生の頃、家庭教師をなさったことはありますか?

高校生に数学を教えるよりも
小学校の低学年に算数を教えることのほうが
はるかに難しく感じられたことはないでしょうか。。。。。。

似たような立場・距離の近い能力レベルの人が語るのは比較的楽ですが
立場や距離感が違うとなかなかうまく行かないとお感じの方も多いのではないでしょうか

同じものを見ているようで、目線の距離や位置や高低が違っていることもよくあるものです
「相手の立場に立つ」と言うことは本当に難しいものです

「どうしてわからないんだよ・・・・・」と怒ってみても
「わからないものはわからない」と言うことです
「どうしてわからないのか」と言う事情や理由を考えながら「相手」を見ていく必要があるのかも知れません

「りんごが木から落ちる」のを見て「万有引力の法則」とか「重力」の話で
その現象を説明するのはすごく難しいと言うこともおわかりだと思います

タグ:家庭教師
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目線の理論 ③(ディズニーランドのパレード理論) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

皆さんは、東京ディズニーランドに行かれたことはありますか?
いろいろなアトラクションがありますが、夕方に行なわれるエレクトリカルパレードも魅力的ですね
http://www.tokyodisneyresort.co.jp/tdl/japanese/dreamlights/

きっと誰もがわくわくしてしまうパレードです
しかしながら、すべての来園者に楽しいパレードではないかも知れないのです

パレードが始まると、パレードコースは人だかりです
前列の人は座り、その後ろには、コースを囲むように立って行きます
(最近は違うのかも知れませんが、かつてはそうでした)

そんな時、遅れてやってきた子供連れは、お父さんが肩車するか抱っこしないとお子さんにはよく見えないのです
下に下ろすとお子さんはいぶかって、泣き出したり、「もう帰ろうよ」とか言い出す始末です

つまり、どんなに楽しいことでも参加できない人にはつまらないのです
目線に隠れたものは興味も関心ももたれなくなってしまいます
どんなにおいしい料理も食べない限りはおいしくないのです

目に付くような工夫や食べてもらう努力をなさってますか。。。。。



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「てつぼう」の理論 (基準は変わったのではなく、あなたが変わった) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

子供の頃学んだ小学校を訪ねてみませんか?

校庭を歩いて見ましょう きっと「てつぼう」に目が留まるはずです
「えっ!こんなに低かったっけ。。。。」とお思いになることでしょう
子供の頃は、高く思えた「てつぼう」も、大人になった今から見れば、本当に低い位置にあるものです
たぶん、「てつぼう」は昔から同じ高さなのです きっとあなたの身長が伸びたのでしょう
あんなに苦労した「逆上がり」も今ならできそうですね
というか、頭が地面に着いてしまいそうですね

続けて、中学校の校庭を覗いてみてください
小学校で見た光景と同じかも知れませんね
浮かんでくる先生や友達の顔は違うかも知れませんが。。。。。

そして、高校の校庭にも足を運んでください
小学校や中学校で見た光景と比べるといかがでしょうか?
何かお気づきになりましたか?

あなたのビジネスが小さなものから大きなものになり
マーケットが拡大していって、そのマーケットが求めるレベルにあった基準(レベル)があるようですね

あなたが出世して昇進したのなら、新入社員の頃に求められたレベルがあったのかも知れません

たぶん、そのときどきで求めらた基準(レベル)は、今の時間でもそう大きくは変わっていないのでしょうね
きっと、あなたのレベルが上になったのではないでしょうか

でも、ふと、昔に戻ろうとしたら、さっきの小学校の「てつぼう」のように、地面に頭が付きそうになってしまうかも知れませんね
でも、ちょっと工夫をしたら、昔のようにすぐに回れるようになるでしょう 怖いこともないですから。。。。

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命へ繋がるビジネスが生き延びると言う法則(不景気に生き残るビジネスとは) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

オバマ大統領の宣誓式の日に皆さんは何をお考えになりましたか?
小生は、大統領専用車のことが気になりました。
未曾有の大不況で、かのGMもフォードも壊滅的な打撃を受けていますね。でも、あの大統領専用車はGMが技術の粋(すい)を結集させて大統領の命を守るべく作ったもののようです。

世界の車販売トップのトヨタでもベンツでもフォルクスワーゲンでも本田でもなくGMなのです。
さすがアメリカと関心された方も多かったのではないでしょうか。

不景気・不況と言われるアメリカのビジネスには、よく見ると、断然(あるいは比較)優位の分野があります。
航空機・ロケット・医療技術・医薬品・化学・薬品・農業・食品・石油・金融・原子力・兵器・自動車などなどです。

もし、あなたがAUの携帯電話をお持ちであったなら、裏側をごらんください qualcomm(クウォルコム)と書いてありませんか?
あなたの車のカーナビにはGPSなどと言う言葉はありませんか?
デュポンと言う会社は何を作っているのでしょうか。。。。。。

それらのすべてが「戦場」とか「戦争」と言う言葉で括っていくと答えがわかります。
以前、NHKが「ベトナム戦争の失敗」とかと言う番組の中で、「それはアメリカ人がたくさん死んだことだ。アメリカ人が死ぬ戦争はしない」と言っていたのが非常に印象的でした。

産業革命の水平移動の結果、命との距離の遠いビジネスはどんどん他の国に移転していきましたが、戦争関連のビジネスはアメリカに残っているのではないでしょうか。。。。。(仮説に過ぎませんが)
フィーバー(大ヒット)したビジネスでも持続することはすごく難しいことです。

小生が金融の現場で見た限りでは、基本を大切にした(=結果から見れば生死に大きく影響を与える結果となる)ビジネスをオーソドックスに続けていらっしゃる企業が長寿命のようです。
「生きていくための必要性に答えるビジネス」が長続きするようです。

『必要は発明の母』と言われます。
必要とは、生きていくために合理的かどうかということではないでしょうか。
一時的に大ヒットするビジネスはたくさんありますが、定番商品を見ると生きていくための必要性が語れる商品・製品であるような気がします。

あなたがなさっているビジネス(お仕事)は、「命に繋がっていますか?」
不景気な時、売れ行きが鈍った時こそ、原点に帰って考えてみませんか?
世の中になくてもいいビジネスは、いつか寿命が来てしまいます。

最近の企業は「安全・安心」とよくおっしゃいますが、「命を守る」と言う風に聞こえてこないから不思議です。。。。

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「食の安全」の法則 (あなたは家族に食べさせられますか・・・・) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

食品会社を中心に『安全・安心』と言う言葉が当然のように語られていますが、
『安全・安心』って何なのでしょうか。。。。。

一言で言えば=健康被害ということでしょうが、
ただ、影響の時期について
A:フグの毒のように即効性のあるもの
B:健常者には問題ないが、病人等には受け入れられないもの
C:人生の後刻において影響が出てくるもの
D:子・孫等の次世代に影響の出てくるもの
などがあるのでしょうか

パッケージに「健康のために。。。。」と記載してあるタバコなどは、B.C.Dと言うことでしょうか
普通の方には影響がなくても、抗がん剤治療等で白血球が減少した時期にある方などには、お鮨ですら危険な食べ物になってしまいます

おかぁさんから貰った免疫が切れた乳幼児とか体力の弱った高齢者には影響が大きいものもあります
『安全・安心』がお題目となってしまった嫌いがありますが、自らのご家族がお食べになるというレベルで少し自社製品をチェックしてみませんか?

以前、とてもおいしいと評判の食べ物の工場を訪ねた時、工場長に
「こんなにおいしいものが、安くで毎日食べられるお立場なのでいいですよね」とお話したら
彼は「作っているところを見たら食べられませんよ だから私は食べないけど。。。。」とおっしゃった言葉が忘れられません

「美味しんぼ」(雁屋哲原作、花咲アキラ作画による漫画作品)に、時折、食の安全の話が描いてあります
美食と言う観点だけではなく、食物の持つ謎を見つけながら読むのも楽しいです
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「性善説」と「性悪説」  ( 「いい人」ってどんな人?の法則 )   [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

人を評価する言葉として、
・人柄がいい
・やさしい
・思いやりがある
・バランスが取れている
などと評されることがありませんか。。。。

ビジネスで成功した人をコメントするとき、いわゆる『人柄』面の評価を前面に出すのは、実はミスリード(誤解のもと)ではないかと思います。

人は誰でも、私生活における当事者間においては、いい恋人であり、いい家族であり、いい夫妻であり、いい父母であり、いい子供です。
このことは誰一人疑う余地のないところです。

ところがビジネスの現場においてはいかがでしょうか?
もし、いい人ばかりの集まりであれば、昨今力が入っている『コンプライアンス』などというものは不要です。
また、成功した人のそばには、厳しい上司や先輩や鬼軍曹がいたことが多いようです。
あるときはマーケット全体が厳しく・辛い世界であったはずです。

ただ、ビジネスの人間関係は、あるいは企業内の人間関係は、組合せの部分がかなり多いようです。

私生活では性善説」「ビジネスでは性悪説」をベースに考えてみると、成功とか企業統治とかがわかりやすくなるのではないのでしょうか。。。。
言い換えれば、
①ビジネスは人柄だけでは成功しない
②企業組織(サラリーマン社会)はややもすると人柄で評価されやすい
③人柄は、接し方や表現方法で個人差が出てしまう
と言う点を踏まえて、有能な人材をパートナーにしていくあるいはその人材のストロングポイントを引き出していく(換言すれば「使いこなす」)ことが成功への近道であると思うのは私だけでしょうか。。。。。。


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手漕ぎボートの理論 (ボートを漕いだらリーダーシップがわかる) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

皆さんは、ボートを漕いだことがありますか。。。。

漕いだことのない人も漕いだことのある人もボートを漕ぐ時のことを思い浮かべてください。

一人でボートを漕ぐ時は、自らがリーダーであり、漕ぎ手です。
しかも後ろ向きに進むので、遠い先のほうの障害物やコースも頭に入れておかないといけません。
右手が強い人が漕ぐと、ボートは右に回ってしまいます。
左手が強い人が漕ぐと、ボートは左に回ってしまいます。
左右のバランスをとりながら、後ろに漕いでいかないとボートは前に進みません。

二人でボートを漕ぐ時は、どちらかがリーダーで、二人とも漕ぎ手です。
遠慮していたら、ボートの進む方向が定まりません。
二人ともが、我をはって、進む方向を譲らなかったら、ボートの進む方向は定まりません。
しかも、呼吸が合わないのですから、前にも進みません。

二人だと、左右に並んで進むのか、前後に並んで進むのかと言うのも大きなテーマです。
左右に並べば、左右の力の入れ具合も重要です(恋人同士なら楽しいに違いありませんが)
前後だと、どちらが前に座るのかとかの問題も生じるでしょうね。
たぶん、どちらかリーダーが必要です。そしてもう一人の人はリーダーへの協力が必要です。

三人だとどうでしょう?
左右に二人+一人なのか。
縦に三人なのか。
座り方に工夫も必要ですが、
三人のなかで誰が方向を決めるのか?誰が前を見るのか?誰が漕ぐ力を指示するのか?
などなどの問題が生じます。
たぶん、誰かがリーダーになり、残りの二人は協力をしないといけません。
あるいは、役割を決めて三人の力が最高になるようにしないといけないですね。

では、二隻の舟を並べて漕いだらいかがでしょうか?
それぞれのボートでは、一隻の時と同じことが発生します。
でも、二隻を同じ方向に進めるためのリーダーが必要です。

では、三隻ならいかがでしょうか?
7隻ならいかがでしょうか?10隻ならいかがでしょうか?
もっと大きかったらいかがでしょうか?

舟の数が増えてくると艦隊になります。
一団の舟が同じ方向に進むには、それぞれの舟の中でリーダー(小隊長)ができ、そして艦隊をまとめるリーダー(艦隊長)が必要になりますね。

艦隊が複数並んで前に進むなら、それぞれの船で同じことが生じて、それぞれの艦隊でも同じことが起きてきますね。
こういうのを連合艦隊というのでしょうか。

こんな光景をどこかでご覧になりませんでしたか。。。。。

部下の方とか上司に「リーダーシップを!」と言う方が多いのですが、あるいはそういう研修も花盛りですが、実はすごく簡単なことだったのです。
口で言えばの話ですが。。。。。。

そういえば、辞書を見たら
リーダーシップ【leadership】 指導者としての地位・任務。指導権。2 指導者としての素質・能力。統率力。
と書いてありました。
舟の話だったのかも知れませんね。。。。。


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「アリとキリギリス」の理論 (あなたはどちらですか) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

「日本は、島国で資源もないので、資源を輸入して、それを加工して輸出している」
子供の頃、こんな風に学校で習いませんでしたか。。。。?

つまり、
①資源を輸入する 流れと
②それを加工して輸出する 流れに
何らかの理由で不都合なことが起こると、日本の経済はおそらく立ち行かなくなるのでしょう

この数年は、資源が高騰したり、あるいは輸出に大ブレーキがかかったりを経験しました。
そんな中、未曾有の好業績をあげた企業も多数ありました。

私は、この場でも、あるいはビジネスの現場のなかでも、
①トイレットペーパー理論
②寿司屋の理論
等々を唱えてきました(8年11月2日のあたりに書いています)。

マスコミは、極端から極端を伝えがちですが、小生のような現場にいると、堅実に着実に企業作りをしている企業・経営者に目が行きます。 みなさん驚くほどストイックです。
当然のことながら、その逆の倒産していく企業もたくさん見て来ました。

儲かっていても、コツコツとまるで「アリさん」のように働き続ける企業
儲かっていると、ダイナミックにまるで「キリギリスさん」のように、成功を謳歌する企業
それぞれがビジネスの成功の受け止め方だとは思いますが、なぜか、イソップの「アリとキリギリス」の寓話を思い出してしまいます。

私は、多くの企業に預金の必要を唱えてきました。
自己資本の充実は預金からと言うのが私の持論です。
「まさかの時の〇〇」という備えが必要だったのです。

今いろいろな政策が唱えられていますが、
キリギリスさんのためだけのものなら企業力は高まらないでしょうね。
あるいは、えさをもらうだけのキリギリスならやはり企業力は持続しないでしょうね。

唐突かも知れませんが、「保険」なども、財務戦略としては有効な商品であるようです。
企業は、技を磨き、経営のパートナーを上手に使い、逞しいアリさんになることが企業家の義務です。

かつて、尊敬する八柳鐵郎氏は、キャバレーがなくなった理由について、
「身の丈が大きくなりすぎて足元が見えなくなった」からとおっしゃっていました。
ダイエーとローソン、ヨーカドーとセブンイレブンなどでも顕著な現象のようです。
今回の不況の特徴の一つに「上場企業の倒産」があげられると思います。

企業経営のテーマや経営振りを見直すいい機会だと思うのは小生だけでしょうか。。。。。

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「トイレの電気(電灯)を消しましょう」と言う理論 (理に適うと合理的という理論) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

企業のトイレをお借りすると「節電にご協力ください」とか「退出時はこまめに消灯のこと」などと電灯のスイッチのところに貼紙をしてある会社によくお目にかかります。
皆さんの職場ではいかがでしょうか。。。。

おそらくそこのトイレの蛍光灯はつきっぱなし、または点けっぱなしのことが多いのでしょうね。
 「貼紙しているのに電気を消さないやつがいる」とお嘆きの貼紙好きの総務部長さんも多いのではないでしょうか。。。。。

さて、その貼紙は何のために貼っていらっしゃるのでしょうか?
当然ことながら、
①使わない部屋の電気(電灯)をつけっぱなしにしているのは「もったいない」からです。
②経費節減につながることなので、社員の皆さんにお願いするためです。

ところで、貼紙をしても効果がないのはなぜでしょうか?
簡単なことですが、
①「やる気がない」ためであり、
②「そのくらいのことはどうでもいい」と考えている人が多いためであり、
③実は「その貼紙を見ない」からです。

さて、「経費節減」「不在時消灯」のトイレの貼紙はどこに貼ってありますか?
よく見かけるのが、「電灯(電気)のスイッチ」のところです (貴社ではいかかですか?)。

小生なら、
①小便器に向かった時の目線の正面に貼ります。
②大便器に座った時の目線の正面に貼ります。

なぜならば、電気(電灯)を消さない人は「電灯のスイッチ」は見ない。 と言う大ルールがあるからです。
きちんとこまめに電気を消す人に注意を促しても効果は上がらないのです。
「電灯のスイッチ」を意識しない人には、用便中に否が応でも頭に叩き込むように警告(掲示)をするのが効果的です。

「そんな細かなことを」とおっしゃる方も多いと思いますが、成功した企業は「細かく」「くどく」「せっかち」なのです。
カッコよく言うと「緻密(細かい)」「徹底(くどい)」「クイックレスポンス(せっかち)」なのです。
現場では、1円の値引き・値上げ交渉をしています 1円の製造コスト削減と戦っています
トイレの蛍光灯の電気料金も「製造原価」かまたは「一般管理費」です。

オーバーですが、お題目だけですべてができるのなら警察は要りません。

「千里の道も一歩から」かもしれません。

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5W3Hの理論 (お絵かきの理論) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

ビジネスの話はやはり論理的でないといけません
平たく言えば、「絵が描けるか」あるいは「ストーリーはなんだ」と言うことです

特に銀行員に説明される時にはより重要なことです(生意気かもしれませんが)
銀行の融資は篤志家による投資とは異なります
サラリーマンである銀行員が「稟議」を書けるような説明が必要です
「ベンチャーだから、やってみないとわからない」と言うわけにはいきません
「それを調べるのが銀行員の仕事だ!」と言うのも本末転倒です

内部的にはそれを戦略とか方針とか作戦とかという言葉で説明されるのではないかと思います
時々コンセプトとかストラテジーとかビジネスモデルなどとかっこよくおっしゃる方もいらっしゃいますが。。。
計画(企画)を立てるとか話しを進めていくとか説明していく時には

①When  (いつ)     :時期
②Where (どこで)    :場所・エリア
③Who (だれが)    :登場人物
④What (なにを)     :製品・商品・サービス
⑤Why (なぜ)      :事情・理由

①How much (いくら)  :予算、採算、資金調達の方法
②How long (いつまで) :期間、寿命
③How to (どのように) :やり方、ノウハウ

を明確に説明する必要があります

「いいものはいい」とか「やることありき」とか「やってみなければわからない」とかという情緒的な説明ではやはり受入れられないでしょうね

ビジネスである限りは
①論理的であること
②イメージが浮かぶこと
③素朴な疑問が生じないこと
が求められます

最近は、プレゼンテーション(話し方、説明の仕方)のうまい人が増えてきましたが、論理矛盾を突くことこそ銀行員の仕事でもあります



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「ほうれんそう(報連相)はうそ」の理論② [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

先日、ある企業の経営者の方から、「わが社は「報連相(ほうれんそう)」ができていない 報告が上がってこない」と言うお嘆きの話を聞きました。
どうやらトラブルの話が報告されないでいたということのようでした。
「悪い話ほど経営トップに早く伝える」と言うのが理想的なのでしょうが、やはり悪い話は報告しづらいものです。

かつて「ほうれんそう(報連相)はうそ」と言うご説明をいたしましたので、
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-11-11
多くは語りませんが、もし「報連相(ほうれんそう)」を求めるのなら (「報連相」の不出来にご立腹されるのなら)

①話しやすい雰囲気を作っているかどうか
②いい話ばかりを求めていないかどうか
③「あれはどうだった」とか「何かないか」的に上から下への聞き癖を作っているかどうか
④悪い話しを聞く時、表情を変え過ぎていないかどうか
⑤報告が上がってくるような「仕組み」(ルール)を作っているかどうか

等を検証されたらいいかがでしょうか。。。。!





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名刺の効用 [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

皆さんは名刺をどう使われていますか。。。
休日になると、少し時間があるので、自動車ディーラーを回ったりしているのですが、そこでは少し気になることがあります。

自動車ディーラーを訪ねると、多くの場合、セールスのかたが応対します。
小生は、自分の車で乗りつけ、かつ試乗とかもよくするのですが、こちらが催促しないと名刺を受け取ることがありません。

ひょっとしたら、
①小生は買わない客としてマークされており「こいつに名刺をやっても無駄だ!」と見抜かれているからでしょうか。
②折からの不況で経費削減の一環として名刺は極力ださない。
③受け取る人が減った。
と言うことなのでしょうか。。。。。

名刺があるから信用できると言うわけではありませんが、名刺をいただくと、少しだけ信用力がアップするような気がするのは小生だけでしょうか?

でも、名刺でも貰っておかないと本当に車を買うとき誰に連絡すればいいのか戸惑ってしまう今日この頃です。

もっとも、保険屋さんのように、来るたびに名刺を机の上においておかれる方がいらっしゃいますが、それはいかがかなとは思いますが。。。。。。。

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「省モノ」の時代の到来 [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

 今はすごく不景気だそうです 100年に一度の不況だそうですから、おそらくそのすごさはたいへんなのでしょうね
ところで、今、日本の経済を語る中心的な年齢層はおいくつくらい(いくつぐらいの年齢の方)なのでしょうか。。。。。
(特にマスコミの方は。。。。)

終戦とともに高度成長した日本もGDP第2位の国力まで上り、今は、「豊な国の高原」の中にいるようですね
「歴史は繰り返す」とか「歴史が教えてくれる」と言う言葉があったかどうかはわかりませんが、戦後(太平洋戦争終結後)の日本経済のトレンドの中で、経済とか国民生活の中のキーワードのいくつかを思い出してみませんか。。。。。。特にエポックメーキング(新時代を迎える契機となる事柄)なキーワードを

1.二度の石油ショック(昭和48年(1973年)と昭和54年(1979年))が生んだもの=「省エネ」

 この時以来、日本には「省エネ」と言う言葉が定着しました
石油価格が安くなった局面でも、生まれてくる製品(たとえば自動車・家電製品等々)には、必ず「省エネ」がテーマとなっています
当時のトイレットペーパーや洗剤などの買占め騒動(トイレットペーパー騒動)や「石油が手に入らないので自殺」という新聞記事がご記憶にある方には、「石油」はトラウマなのかも知れません 「省エネ」は日本社会の永遠のテーマになったのがこの時です

2.バブル崩壊(平成2年(1990年))が生んだもの=「省経費(省コスト)」

バブルの時代は、低金利・円高・土地価格の上昇・財テク・過熱消費等々に代表されることが起きたはずです 企業も個人も、低金利の資金を利用して土地・財テクに走り、かつ、経費で落とすことによる節税が注目されたのではなかったでしょうか。。。。
バブルの崩壊とともに「始末(倹約)する」と言う国民性が思い出された時期かも知れません
以来、「経費削減」とか「節約」と言う言葉が企業・家計のテーマになってきたはずです
「多経費消費」から「少経費消費」に変わって行ったのです

※「バブル」はプラザ合意(昭和60年9月22日(1985年))以降の急激な円高及び低金利政策に始まり日経平均株価が、平成元年(1989年)の大納会(12月29日)の最高値38,915.87円をピークに急落していくまでの間と考えましょう

3.リーマンショック(平成20年(2008年)9月15日)以降の急激な円高及び世界景気の低迷が生んだもの=「省モノ」

いわゆるサブプライムショックと言い換えることもできるでしょう

昨今の皆さんのご家庭ではいかがでしょうか? 明らかに「いらないもの」「なくても困らないもの」は敢えて買わない という行動や考え方が生まれてきたのではないでしょうか 最近では捨てたり壊したりするのも無料ではありませんからそのコストも視野に入れておかなければいけません それが「省モノ」なのです
最近「車を手放した」とか「何年も同じ車に乗っている」と言う話しをよく聞かれるのではないでしょうか。。。

この「省エネ」や「省経費」や「省モノ」と言うエポックメークに、「高齢化」とか「エコ」とか「少子化」とか「安全」とか「コンプライアンス」(法令順守)などと言う言葉などが時代流れの中で被さりながらマーケットが形作られてきているような気がします また、これからもこの「省・・・・」を核にしながら動いていくような気がします

ここで注目しておかなければいけないことは、
①この三つのエポックメーキングの渦の中を主役として経験したのは「団塊の世代」であることです
石油ショックは、今から30年ほど前です
バブルの崩壊は、今から20年ほど前です
そして今です

この三つのエポックメークを明確に体験し記憶しているのが団塊の世代(60歳前後の年代)を中心とした年齢層の方々です
ここの世代を外すと人口の多いのは30歳代の方々です 彼らは、石油ショックの前後に生まれたいわゆる団塊ジュニアで、日本の暮らし向きが緩やかな高原状態になりはじめてから育ってきた方々です 
マーケットとしてみる時には、彼らの経験や記憶は小刻みでターム(存続期間)が短いことを念頭に入れておかなければいけません
ただ、サラリーマンとしての団塊の世代は、いわゆる「定年」を迎えビジネスの現場からの撤退を余儀なくされ、所得が増えない世代になってしまいました

②いつまで世界第二位の経済大国であり続けるのかということです
人口規模、生産力の勢い、価格や技術の格差の縮まりなどの状況を考えると、この点は念頭に入れておく必要があります

日本の経済政策や企業の事業計画を考える時、こういったキーワードも整理しながら企業が持続していくための条件を意識した経営が望まれるような気がします





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ゴルフの理論 (一打は一打 上がってなんぼ。。。。) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

ゴルフ[ゴルフ]をなさる方なら、ときどきこんなことで溜息をつかれることがあるのではないでしょうか
たとえば30センチのパットが入らなかった時など。。。。。
「パットも一打」の重要性を改めて思い知らされる時です

250ヤードのロングディスタンスのティーショットも一打です
ショートアイアンも、寄せも、パットも距離に関係なく一打です
いわゆる「ちょろ」も「空振り」も一打です
ゴルフは、合計の打数で決まります

さて企業の業績は、最終の利益で決まります
売上-コスト=利益  の方程式です
売上の1円もコストの1円もすべて利益の1円に繋がります

経費(=コスト)を1円抑えることは、利益が1円増えることです
経費節減は利益に繋がるということがビジネスの鉄則です

ロングドライブのティーショットが美しいように
後は、利益を生むスタイルの問題です
大きく売りを上げると何か勢いがあるようですが、売上は小さくても利益率が高いと言うほうが経営は安定しています

「上がって何ぼ!」は、ゴルフのスコアも企業の業績も同じです
戦略を立て、そのとおりに戦っていくことも同じです
※ 利益率(%) =(売上-コスト)/売上=1-(コスト÷売上)=100%-コスト比率%
と言うことでしょうか。。。。。。

ゴルフは、飛んだり華麗なスーパーショットがあると美しいですが
クラブの役割どおりの安定したショットを連続させ、緑の芝生の上を刻んでいくのも楽しいものです







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「合成の誤謬」 (ごうせいのごびゅう)と言う話 [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

経済学者でもないので笑われそうですが、お取引先の勉強会とかで話すと驚かれる話があります。
合成の誤謬」と言う言葉です。

たとえば、
今のように景気が悪くなったり収入が増えない時期になると、各企業とかご家庭では必ずなさることがあります。つまり「経費節減」とか「節約」ということです。
たいへんすばらしいことです。わが社でもわが家でもやっています。

ところが、困ったことに、皆さんが無駄使いをしなくなるとたちどころに物(もの)が売れなくなってしまいます。

これを「合成の誤謬」と言います
個々人としてはあるいはひとつひとつは合理的な行動であっても、多くの人がその行動をとることにより、全体にとって不都合な結果あるいはうまく行かないことが生じてくることです。

そろそろ新年度の経営計画を煮詰めていらっしゃる時期と思います。
マーケットを読むときあるいは作戦を練るとき、
自分(自社)ではやらないことをマーケットに期待する
様なことをなさっていませんか?
逆に言えば、マーケット(現場)の状況を踏まえた作戦が必要です。

ひょっとしたら、似て非なることかも知れませんが。。。。。
●銀行でよくあるのは、収益が低下している企業に「もう少し経費を圧縮してください」とアドバイスをすると、鸚鵡返しに「だからこそ金利を引き下げてください」と言い返されてしまうのは困ったものです。
●新聞のトップで、「消費不振」とか「ベアゼロ」とか「企業業績の先行きが不安」と書き、家庭欄などで「身近な節約術」などを解くと、明日から新聞の購読をやめる人が増えるような話です。
二部あるいは二紙とっている企業や家庭は、経費節約のため二部を一部に、二紙を一紙に削減したり、中には、インターネットで見ることに変えたり、図書館で見たりとかするようなことです。


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パチンコに負けない法 (ロスカットルール) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

パチンコはもうかれこれ20年くらいはやっていませんので、これから述べることは、間違っているかもしれません

ただ小生の記憶では、わずかばかりの成功体験(勝ったときの記憶)が頭の中にこびりついていて、数多い負けた時の不愉快な記憶などは微塵だに持たずに何度もパチンコ屋のドアを通り抜けてしまっていたことです

[ぴかぴか(新しい)]   [ぴかぴか(新しい)]   [ぴかぴか(新しい)]   [ぴかぴか(新しい)]   [ぴかぴか(新しい)]

さて、皆さんはパチンコをなさる時(パチンコ屋さんに入店される時)、入場料はいくらお払いになられるのでしょうか。。。。。。。[exclamation&question]

「うむ?入場料は要らないのでは。。。。。」とお思いの方も多いと思います
確かに、パチンコ屋さんは入場無料です 昔なら、玉を買う時に初めてお金を払いました
では、もし入場料をお支払いになるとしたらいくらお支払いになりますか?
たとえば入場料は3,000円と言うことにしましょう

入場料を決めたら後は簡単です
さぁ、パチンコをはじめましょう
最近のパチンコはあっと言う間に終わってしまうと言うことのようですが
3,000円使ったら、そこでその日のパチンコは終わりです さっさとお店をでて帰宅しましょう
つまり、入場料3,000円分を使い切ったということです
パチンコ屋を後にするときも、負けたと言う実感がないから不思議です
注:決して他の店に立ち寄ってもいけません 「今日は運がなかった」と諦めましょう

もし、間違いが起きて玉が受け皿いっぱいになったなら、ゲームを中断してすぐさま商品交換所に行ってください
つまり、その部分が勝った部分になります
後はその繰り返しです

もしそれ以降、受け皿の玉がすっかりなくなったら、3,000円の入場料を払った上でさっき交換した商品をお土産にいただいたと考えてください

こう考えると、負けたと言う敗北感なく帰宅の途につくことができます
そんなアホなと思うようになったら占めたものです その日を最後にパチンコをやるのが嫌になること間違いないです

これがロスカットルールです
負けてもいい予算を立てておいて、もしその予算を使い切ってしまったら、そこで「打ち方やめ!」と言うことです
つまり、いったん休んで仕切り直しをするのです

多くの事業計画は、〇〇したら××儲かると言うところからスタートします
思うように行かなかった時には、「こんなはずではなかった」と言うことになります
しかしながら、損失予算=損してもいい許容範囲をはじめに定めておいたら、ある意味事業計画も楽になります

仕事柄、「新規ビジネス」のご相談を受けることがありますが、
その時は、「もし失敗したらいくら損をしますか?」「いくら損をしたらそのビジネスは中断しますか?」と尋ねることにしています
その損失予算が既往のビジネスが生み出す利益あるいは内部留保と比べて、大事に至るかどうかをチェックすることも、その新規ビジネスのお手伝いをするかどうかの判断の材料にしています








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「会議は踊る。。。。?」 [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

サラリーマンをしていると
「また今日も会議で仕事にならない」とか「会議は無駄だ!」とか。。。。。
そんな愚痴をこぼしている人が多いのも事実です

特に業績が悪いときは、なぜか会議が多くかつ長くなるようです

でも、なぜ会議をするのでしょうか?
理由は簡単です それは仕事だからです
では、なぜ会議はつまらないのでしょうか?
理由は簡単です
①主催者の準備不足(会議を何のためにするのか知らせてない)
②主催者が会議に何を期待するのか不明
③進行役(司会)が下手
④参加者も会議への準備不足
⑤参加者が会議の目的を知らない
などが挙げられます

会議⇒議論⇒論点⇒点検⇒検討⇒討議⇒議決⇒決定
などと洒落てみたくなってしまいます

会議にも、
①朝礼のように伝達するもの
②説明するもの
③研修のようなもの
④報告をするもの
⑤意見を聞くもの
⑥意見交換をするもの
⑦決定するもの
等々
いろいろあります

主催者も出席者も何も考えずに会議に臨むと本当に時間の無駄です
必ず、何か発言するという意気込みが必要です

せっかくの時間です 無駄にはしたくないですね

小生がいい会議だと思ったのは、今から20年ほど前の会議です
課長を囲んで8人の会議です
開始時間は、夜の8時から終わりは終電の時間までです(当時は燃えていたので、時間外などと言う細かなことは誰も言いませんでした)
夜の8時開始と言うことは、それまでの間、外に飲みに行っても、食事をしてきても、寝てても平気です
要は会議の時に集中すればOKです

事前にテーマは与えられていて、進行役の課長は、みんなにひとりづつ意見を言わせ質問をさせた上で
最後に、自分の結論を言うのです
これは力がつきましたし、みんなレベルアップしました

最近ある人がぼやいていました
「会議の時は、誰も何も言わずスムーズに終わったのに、会議が終わってから「あれはどうだった?」的な質問が多く、結局何も決まらないと。。。。。」

会議の成功は、
①会議の目的を明確にすること
②会議でとことん議論すること
③時間がない場合は、小刻みに行なうこと
④進行役は、会議の始まりにあたり、この会議では何をするか説明すること
⑤進行役は、論点を整理しながら進めること
⑥進行役は、全員に意見を言わすこと
⑦会議の席上の発言により、発言者をスポイルしないこと
⑧会議の終わりには必ず総括をすること
ではないでしょうか











タグ:会議
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「報、連、相」に否定的なわけ (「報連相」はうそ) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

このブログのなかで、何度か「報、連、相はうそ」と言ってきました
組織を風通しよく経営していくには「報告」「連絡」「相談」は不可欠です

しかしながら、
①「悪い情報」は報告しづらい
②「上が持っている情報」は下に伝わりにくい
そして
③「情報が伝わったときの対応」が読みにくい
ということがあるからです

風は上からも下からも吹きます
風が吹くと何かしら影響が出ます
「風が吹くと桶屋が儲かる」がごとく、実は
①ビジネスチャンスです
②隘路(あいろ)とかリスクの発見・解決の契機となります

「報連相」の取組の良し悪しは
①「災い転じて福となる」ように、
a.苦情や相談事を新商品や新サービスの開拓・開発に繋げることがあります
b.対応振り次第で、相手方とより親密になることもできます
②「ちょうど暴風雨で堤防が決壊しそうになり、その堤防の改修工事が急遽行われる」ようになるかのごとくです
a.大慌てで補修(応急)工事をするのか
b.中長期的な視点に立って抜本的な解決策を練るのか(グランドデザインづくり)
と言う展開を生むケースもあります

ただ、少し不安が残るとしたら、情報が伝わったときに、受け取った人がどういう反応をするかと言うことです

部下は上司の日ごろの反応や対応を見ています
・勝ち馬に乗ったり、平時には有能な人でも、トラブルとか「ここぞ!」と言うときに
①動きが悪い(行動力がない)
②優先順位が決められない
③説明べた(相手に真意が伝わらない)
④自らの責任を前面に出さない(逃げる)
ということであったなら、日頃の「報連相」の言葉もむなしいものになってしまいます

ここで練習問題です こんなケースにはあなたはどうしますか?どう思いますか?
◎ケースの概要
①昨日(平日)、出張中の社員が、営業車で交通事故を起こした
②交通事故の時間は15時ごろであった
③事故の事実は、本日(事故の翌日)FAXで報告があった
④事故の原因は、交通事故の相手側の不注意(一時停止無視)
⑤当方には怪我はないが車は破損
⑥相手側は、怪我をし入院し、かつ、車も破損した

さぁ、
A:あなたが上司なら(経営トップなら)どうしますか?
B:あなたが事故を起こした部下ならどうしますか?
C:あなたが事故を起こした社員の同僚ならどうしますか?

こんなケースのとき、状況を変えて(たとえば、悪いのは当方とか死亡者が出たとか)考えてみてください
「報連相」と口や言葉で言うのは楽ですが
事が起きたときの絵が描けていますか。。。。。



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営業マンの「靴」を良くみてください。。。。(銀行員の服装) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

新入社員を迎え、新人研修をなさっていらっしゃる企業も多いのではないかと思います。
おそらく、ビジネスマナーなどというカリキュラムもあるのではないでしょうか。

あるいは、皆さんの会社には、いろんな企業の営業マンがやってきますね。
自社にも営業マンがいらっしゃいますね。
仕事の話ばかりでは退屈なので、その営業マンの身なりとかをチェックしてみると面白いことがわかります。
たとえば出入りの銀行員をご覧になって下さい。


チェックのポイントは

1.ヘアースタイルを良くみてください・・・・パンチパーマとか茶髪はいません。
①銀行員で「茶髪」とか「パンチパーマ」は勇気がいることです。
②ある意味「清水の舞台から飛び降りる」ようなものです。
③こういう担当者の場合は、ときどきは、銀行を訪問されたり、上司ともお会いになってお話をしてください。
④理由は、「大胆なことができる」タイプということです。
⑤やはり、こざっぱりしているというのが基本です。

2.Yシャツは地味です。
①胸元にブランドマークが入っていたり、腕にネームの刺繍があるのは仕立てたYシャツです。
②「仕立て=もらい物」という連想が働きます。
③銀行では、お取引先から金品をもらうことは禁じられています。
④かつては、中元・歳暮・餞別といった習慣には寛大でしたが、今は受取厳禁です。
⑤「もらい物」と見まがうようなYシャツは着ない。 というのができる行員です。

3.ネクタイのネック(Vゾーン)は小さな三角形。
①お金を扱っていると、キリリとネクタイを締めるのが癖になります。
②1円にもうるさいのが銀行員です。

4.カフスボタンは、よほど偉くないとしません。
①銀行員はデスクワークが多いので、カフスは邪魔です。
②接待とかが中心の人はカフスも必要なのでしょうが、銀行員は接待は不得手です。
※接待を受けたからと言って融資に手心を加えることはありません。

5.クリップタイプのタイピンをしています。
①お金を数えたり、書類を作るのにネクタイが邪魔になることもあります。
②ただし、いわゆる「光り物」の目立つ銀行員には警戒してください。
※「お金を扱う」ということは、目立たないように動くということが必要です。

6.靴はウオーキングシューズがベター。
①ぴかぴかの皮底の靴は現場では履きません。
②重要書類やお金や手形・小切手を持ち歩いているので早足で歩く必要があります。
③油のこぼれた工場などを見学することもよくあります。
④車の運転には、皮底の靴は不向きです。
⑤雨の日は、皮底の靴は滑ります。
⑥鋭い方(お客様)は、銀行員の靴底の減り方までチェックされます。
※よく歩く人の靴底はよくすり減っているという意味です。

7.ローレックスなどの高級時計は控えています。
①皆様から頂くお利息で給料をもらっています。
②派手な時計は目に付きます。
③今は昔、銀行員が犯罪に巻き込まれるとき「オメガの時計」をもらったという新聞記事がよくでていました。

8.身体から離れにくいバッグです。
①まさしく「集金かばん」です。
②「手首を通す」あるいは「握る」というのが原則です。
③トイレに行くときですら、カバンは手から離しません。
最近の方は、トイレの床にカバンを置くようなことも平気なようですが。。。。。
※業務用のバックはすべて会社貸与です。個人の好みでバックを持つことはありません。

9.手帳は必需品です。
①お客様の「ご要望は待ったなし」のことが多いので、メモするのが基本です。
※手帳に書きながら「頭」に書き込んでもいるのです。

10.ポケットに手を入れる暇はありません。
①お客様の知恵や工夫や汗の結晶である大切なお金をお預かりしている以上、ポケットに手を入れた「上から目線」は禁物です。
②時折は「慇懃無礼」なことがあっても「横柄」なのは銀行員の勘違いです。基本は「経営のパートナー」です。
③ストレートな発言をする銀行員を大切にしましょう。もって回った言い方や後でごまかす銀行員は信頼できません(俗に「逃げる」と言います)。

「ふぅー」と溜息が出てしまいそうな職業です。
しかし、これぐらいストイックなことが、信用を勝ち取る秘訣です。
お客様から「うさんくさい」と思われたら銀行員不向きです。

しいて言えば、
「(孫)娘の婿に」と思われるのは最大級の賛辞かも知れません。


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タグ:銀行員 婿
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「手漕ぎボートの理論」②(ある経営会議の話から) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

以前述べました「手漕ぎボートの理論」がこんな風に使われました。

[本]
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2009-02-15-1


以下は、とある経営幹部がお話されたものです。。。。。

たとえば、こんなことをイメージしてみてください。
沖合いへ、「手漕ぎボート」でみんなで漕ぎ出した状況です

皆さんの中には、思い浮かべるイメージは違うのかも知れませんが、
私が思い浮かべた姿は、

①平素、海は、「岸」から見れば穏やかな景色を楽しませてくれます。 
・晴れた日には思わず海の向こうまで行ってみたくなることもあります。
・しかし、凪(なぎ)ばかりではなく、天候が急変し、荒れ狂う嵐がやってくることもあります。
・岸に向かって漕ぎ出しても、気持ちとは別に、潮の流れは逆方向に流れたり、渦を巻いている場合もあります。
・船団のトップの舟の周りと後ろの小舟の周りでは、潮の流れがまるっきり違うと言うこともあります。

②皆さんの乗ったボートは、一人乗りのものもあれば、何人も乗り込んだものもあります。そんなボートで船団を組んで漕ぎ出しているのです
・船団としての共通のルールと言うのもあります。
・あるいは海の掟やマナーと言うのもあります。

③手漕ぎボートですから
・オールのこぎ方の知識や漕ぎ加減も理解しないといけません。
・一人乗りであろうと、何人も乗った舟であろうと、進む方向と漕ぎ方は同じです。
・左右同じ漕ぎ加減でないと同じところをぐるぐる回ってしまうことにもなりかねません。

④ボートによっては、新しいものや、穴を板でふさいだような老朽船もあるかも知れませんが、沖に漕ぎ出す以上は、日々メンテナンスがしてあるはずです

⑤広く広大な海でも、
・岩礁もあれば、格好の魚の漁場もあります。
・潮目や風の吹き方も急に変わることも多々あります。

⑥船団ですから、一団となって波を乗り越え進んでいくには
・皆さんが同じ方向を目指して進むこと。
・司令船は明確に指示を出すこと。
・司令船の指示を丁寧に受け止めること。
・司令船に自分の舟の状況・情勢を伝えること。
・隣の舟の状況を見極め、手を差し伸べ協力して同じ方向に進むこと。
・隣の舟にも助けを求めること。
が必要です。

と言うものです。
さて聞かれた人や皆さんはどのように受け止めになられましたでしょうか?


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たまにはクイズでも。。。(1㎏の鉄と1㎏の綿と1㎏の水に濡れた鉄の理論) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

少し古典的な話をしましょう。
クイズを二つ。

第一問 太郎君のおばあちゃんは風邪で寝ています。
孫の太郎君は、おばあちゃんのところにお見舞いに行くことにしました。
お見舞いに行く途中で、太郎君は「牛」に出会いました。太郎君を見た牛さんは、「もぉ~」と鳴きました。
春のいいお天気の日だったので、そうこうしていると「蝶々」が飛んできました。
ひらひらと舞う姿に感動してしまいました。

太郎君はおばあちゃんのお見舞いに行く道中とても素敵な気分になりました。
さて、太郎君のおばあちゃんは、何の病気だったのでしょうか。。。。?

RIMG0340.JPG


簡単すぎる問題でしたね。 では、

第二問 1キログラムの「鉄」と1キログラムの「綿」と1キログラムの「水に濡れた綿」があります
さて、どれが一番重いでしょうか

聡明な皆さんのことですから、答えはもうおわかりですね。

では、さらに次の問題をやってみましょう。

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第三問 
①「四国山中にある総檜造りの木造の1億円の新築の住宅」
②「世田谷にある○○○ハウスというハウスメーカーの1億円の新築の住宅」
③「銀座にある1億円の新築マッチ箱ハウス」

さぁ、①~③の中では、どれが一番値段が高いでしょうか?

①~③はいずれも1億円でした。 
きっと①の四国の山中の家は、お城のような大邸宅でしょうね。

②の世田谷の家も、このあたりでは、大きな家なのかも知れません。取り壊したら2軒くらいの家が建つのかも知れません。また、ちょっとリフォームすれば、すぐ転売できるかもしれないですね。

③の銀座の家は、土地代が高いですから、いわゆる「猫の額」とか「蚤の額」のような土地の上に建つちっちゃな家かも知れません。

今、この①~③の住宅を売りに出したらいくらになるのでしょうか?
いわゆるリセールバリューって言いますね。
あなたならどのお家がほしいですか?多くの人ならどれを選ぶのでしょうね。。。。

上の第二問の質量は、どんな状況でも不変ですが、

経済的な価値(価格)は、周辺の状況とか利用価値とか普遍性(誰にも同じ価値)の有無等々で価値が変わってきます。

①の四国山中の総檜造りの家は、その価値がわかる方にしか1億円の値打ちはありません。
おそらく建った瞬間に価値は減じていくのではないでしょうか。。。。

②の東京の住宅地のハウスメーカーの住宅は、相応に利用価値は認められます。
不動産屋さん風にいえば、ある意味人気の住宅物件です 土地価格が大きく下落しない限りは高止まりしそうな価値です。

③多分、銀座のマッチ箱ハウスは、本当に狭い物件ではないでしょうか でも、隣地と併せて考えるのなら利用価値はさらに向上します。
ひょっとしたら、買い求める人は1億円以上の価値を提示するかも知れません。

このように①~③のように、絶対的な価値は同じかも知れませんが、相対的にあるいは時間の経過とともにあるいは周囲の環境などから経済的な価値は異なるということがビジネスの中では間々あることですね。




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倉庫や物置をきれいに整頓する方法 [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

私が支店を任されるたびにやったのは、倉庫や物置の掃除です。
それから、女性の更衣室(ロッカー室)も整理しました(整頓させました)。

倉庫や物置や更衣室というのは手つかず状態の場所が多かったのです。
少なくとも当行では。。。。。。

どうしてこんなに汚いのか!
とか、
整理していないのか!
等々を尋ねると、

①いつかはきれいにしようと思っていた
②昔からのものが多くて、捨てていいかどうか判断がつかない
③きっと、誰かが、いつかは使うものかも知れないので捨てづらい
④女性ロッカーの場合は、休憩室を兼ねている場合も多く、退職した先輩からの引き継ぎものも多い
⑤困っていない!
などという意見が多く出てきます。

注:女性ロッカーの整理には
①女性の代表の意見を十分聞くこと
②女性の代表複数を同席させること
③労働組合の了解を得ておくこと
④労働組合の同席を求めること
など、セクハラだと言われないような配慮が必要です(念のため)


では整理の手順を申し上げましょう。
倉庫など整理したい場所の整理期間(1週間とか1カ月とか一定の期間)を決めましょう
期間が決まったら「整理したい場所」の荷物をすべて外に出してください
出した荷物は会議室など、「仮の倉庫(スペース)」に保管してください

空になった倉庫の棚(たな)は、色分け(※)してください
色分けの方法は、管理者(よく使う人)別にしましょう みんなで使うものは共通コーナーにおいてください
では、日々、「仮の倉庫」のものを使うたびに、「元の倉庫」の色分けの基準に従って「元の倉庫」に戻してみましょう

整理期間が終わった時、「仮の倉庫」に残ったものを皆さん(整理メンバー)で仕分けしてみましょう
「仮の倉庫」に残ったものの処分方法(「捨てる」とか「元の倉庫の所定の色の場所に戻す」等々)を決めてください


これで第1回目の整理期間が終了です。
第2回目は、「元の倉庫」の棚の色別に同じことを繰り返してみてください

やってみて気がつくのは、
そのモノの管理者が不明なものが多い
整理期間中、一度も使われなかったものが多い
お正月用品のように、年に1度しか使わないが、必要であるものもある
などがわかってきます。
「元の倉庫」に戻す時、管理者ごとに色分けしましたから、以後、整理が行き届いていない棚とかは犯人がすぐわかります


こんな整理方法ですが、意外と効果があります。
ただ、留意点を列挙しておきます。
捨てるにも費用がかかりますので、社内でバーゲンをして持って帰ってもらうとかお客さんに差し上げるといったことも考えましょう

小さなスペースやキャビネ等から初めてみましょう 大風呂敷はやけどする可能性があります(失敗するかも。。。)

貴重品はカギのかかるところに仮保管する必要があります

「そんな暇はない」との抵抗にあったら、「売り上げも上がっていないのだから気分転換をしてみよう!」と切り返してください

以上です 騙されたと思ってやってみませんか。。。。。。。

※色分けの方法・・・・テプラ(キング)、ネームランド(カシオ)等でカラーシールを棚(たな)とかケースに貼り付けるとわかりやすいです 色や文字体は、各人のお好みで選ぶといいです たかがネームシールですが人柄が出てなかなか楽しいです

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飛行機の理論 (その1) ・・・・企業経営は飛行機の飛ぶ姿に似ている [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

皆さんは、飛行機[飛行機]の中でコーヒーをお飲みになったことはありますか?
その時、お気づきになりましたか?
テーブルに置いたカップの水面が揺れていないことに。。。。

皆さんは、新幹線[新幹線]の中でコーヒーをお飲みになったことはありますか?
その時、お気づきになりましたか?
テーブルに置いたカップの水面が小刻みに揺れていたことを。。。。

一国の経済成長や一企業の成長は、飛行機の飛ぶ姿に似ています

まず座席に着くとシートベルト付けます
飛行機はゆっくりと離陸を始めると、
機体は急角度に上昇し、
大きく旋回しながらさらに角度を上げ、
ついには水平飛行ができる高度まで上昇していきます

小生はパイロットではないので、いい加減な話をさせていただきます。。。。。。

まず、機体が滑走路から離れるまではすごく不安です ちゃんと空に飛べるかどうかなどと。。。
離陸直後は、シートベルトがないと身体が飛び出してしまうほど乱暴な上昇です

多分、パイロットの方は、機種を上に向けることだけを考えて操縦桿を手にしていらっしゃるのではないでしょうか
重力と気流に逆らって上昇していくのも大変かもしれませんが
多分、上に上昇していくことにだけ注力していればいい といっても過言ではないかもしれませんね
もし機首が下がりそうになっても、また機種を上に向けての連続でしょうね。。。。。
時には追い風を利用して、時には向かい風を操って、上昇していくのでしょうね

企業を創業された当時のことを思い起こしてください
たぶん、船出したり、離陸されるにはすごく苦労されたのではないでしょうか
ちゃんと離陸できるかどうか心配したり、向かい風と戦ったり、あるいは追い風に乗ったり。。。。
雲の上までたどり着くと、あとは安定飛行です

最初は、セスナ機のような小型機で飛び上がり
フレンドシップのような飛行機に、そしてYS11、707、737、727、767、747・・・・と徐々に機種を大きくしていかれたり、機数を増やしていかれたのではないでしょうか

これはちょうど、小さな企業として創業がうまくいき、業績の伸展に伴って工場や販売拠点を大きくしたり、増やしていく姿に重なってきませんか。。。。

ただ、企業経営と飛行機が少し違うのは、
飛行機は、一定の距離を飛んだら目的地の空港に静かに着陸していきますが
企業経営は着陸することはありません

空高く舞い上がり、水平飛行に入っても、小型機のままなら、雲の状況次第では揺れっぱなしです
機種を少し大きくして、今度は、雲の上の安定した水平飛行で飛べるようになったとしても、
ロケットと違い、さらに上に行くという目標はありません

それどころか、今度は、墜落しやしないかと、まっすぐに飛び続けていないといけません
乱気流とかに巻き込まれて、機首が下に向こうものなら大変です
片方のエンジンが止まろうものなら大変です

それって企業経営に似ていませんか。。。。。。



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飛行機の理論 (その2) ・・・・もう一機、飛行機を飛ばしてみませんか。。。。 [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

近いうちに、日本の航空会社の747(ジャンボ)が姿を消すらしいですね。
巨大ジェットの時代から、小型分散型に変わって行くのでしょうか。

羽田から大阪、札幌、福岡などに向かう幹線路線では、もはや1時間に数便といった電車並みのダイヤですね。
大きなジェット機を飛ばさなくても、乗れないのなら次の便にという乗り方ができるようになりました。
また、大きな飛行機に空席がいっぱいというのも、飛行機会社としては効率が悪いものです。
お正月とか、GWとかのように混雑する時には、路線毎に便数を集中させていくとか比較的大きな飛行機を優先的に使うということでいいのでしょうね。。。。。

さてさて、創業に成功し、早々に後継者ができ、経営が安定した企業の経営トップにお会いすると、なぜか物足りないご様子のことがあります
まるで飛行機の操縦よろしく、上昇する時のスリルに比べ、雲の上の水平飛行に退屈されてしまったかのようです。さりとて月に行くわけでもなく、これ以上の上昇も期待できません。

そういう時に、(冗談半分に)別の飛行機を飛ばしてみたらいかがですかとアドバイスすると喜ばれる方が多いです。
 「企業規模を大きくしすぎて、もし空席の多いジャンボのような会社になったら不安だ」とお考えの経営者も多いものです。
そういう時には、この飛行機の理論をご説明します。
「もう一機飛行機を飛ばしてみませんか。。。。」と。。。。。。

セスナ機でも、737機でもいいのでもう一機別の飛行機を飛ばしてみませんかということです。
つまり、別会社を作って、別の商売をなさったらいかがかとご提案してみるのです。
成功した企業トップは、「創業の魅力とか挑戦する気概」を忘れられないということのようです。

この時には、少しだけ留意点を申し上げます。
①財務・経理を明確にしておくこと
・・・・特に資金調達がアバウトになるのは絶対に禁物です。
②損失予算を組むこと
・・・・失敗した時の損失を想定しておくこと。
そして、もしその損失予算の上限まで足してしまったら「運休する」ことです。
③本業はなにかということを明確にしておくこと
・・・・副業に夢中になってしまい、本業が疎かになってしまうということはよくあることです。
④連結対象にするのかしないのか決めておくこと
・・・・連結対象になれば、業績が本業に連動(一体化)してしまいます。
⑤本業の天下りポストでないこと
・・・・本業での人材対策として、受け皿を作ったというのではモラールが低下してしまいます。
人事制度、給与体系等々を変えることで、埋もれた人材がのびのびと実力を発揮してくれるものです。
⑥創業家以外のものでも社長になれる可能性があること
・・・・オーナー企業であると、オーナー筋の方でないとトップになれません。
そういうことが続くと、優秀な人材は腐ってしまいます。
それどころか転職したり独立したりが始まります。
そのためにも、本社(本業)では、その才能を十分に生かせないタイプの方の登竜門であること。
⑦存続期限を定めておくこと
・・・・ある意味副業です。「期間限定」にしておき、期限が来るたびに続けるかどうかを含めて「棚卸」をすることが必要です。状況によってはM&Aなどで売却してしまうことも想定しておきましょう。
本業よりも優秀な企業になることもあります。その時は、本業をどうするかという検討の契機にもなります。

飛行機を飛ばすのは、法的規制も厳しくまた人命を預かるビジネスですから生半可な気持ちではできません。副業を行うのも生半可にはできませんが、飛行機を飛ばすような用意周到な工夫やチャレンジがあってもいいのかもしれません。

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