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倒産したトップの顔 [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

このところ相次いで、有名(?)企業が倒産しています
アメリカ発金融危機の影響かもしれませんが。。。。。。

融資の仕事に長く携わっていますと、倒産企業に遭遇することは本当に残念である旨を、この「成功した企業トップ」のなかでも述べてきたと思います あるいは成功した企業をイメージするには倒産した企業のことを思い浮かべるとよくわかるということも述べてみました

今回、海外留学支援の会社、不動産投信(リート)の会社、下位とはいえ大手生命保険が相次いで倒産してしまいました 最近のことですから、経営陣・経営者がテレビで謝罪をしたり、コメントを述べていますね

皆さんはどのように受け止められたのでしょうか?

小生には、「無念」とか「悔しい」という姿が見えてきませんでしたが。。。。

企業が破綻しそうなとき。。。。。(ホテルK) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

今朝のTVに都心のKホテルの廃業話が取り上げられていましたね

社長による従業員への説明会
従業員の皆さんによる自主営業
それから館内の案内
等々

今まで、私がここに書いてきたような話とダブらせてみていただいたらすごく面白いのではないかと思います
東京の都心の一等地、交通至便なところにある歴史伝統的なビジネスホテルのK

単体の経営だけだと黒字だったけど、リゾート開発の失敗で約60億の借金が
例のリーマンがスポンサーについた(?)けど、リーマンは破綻

ヒト、モノ、カネ という切り口で見てみませんか?
テレに映像を通じただけの情報ですが

1.ヒトの問題
①社長について
 席上、従業員の誰かが言っていました
 「この席でニヤニヤして話している社長」。。。。。
 私の嫌いなタイプの経営者の一人です
 ストイックさが伝わってこない。。。。。
 きっとご自宅は立派な建物なんだろうなと、ふと思いました

②従業員の皆さんについて
 会場を見ると、気のせいか、ご年配の方が多いようです
 いや、そう見えました
 社長が退席しようとするときも、詰め寄る人もなく、胸ぐらをつかむような人もなく
 呆然と見送っていらっしゃいました
 私なら、襲い掛かってしまうかも知れないなぁと思いましたが。。。。


2.モノの問題
①老舗のホテルなだけに歴史を感じさせる佇まいです
②部屋の中も瀟洒というかモダンというか重厚感が伝わってくるかも知れない雰囲気かも知れません
 (実は、伝わってこないです 磨かれていないし、日常の手入れがされていません)
③軽井沢とか八ヶ岳の麓とかにあれば意味合いも違ってくるのでしょうが、都心のターミナル駅のそばのホテルにそれを求めるのならビジネスホテルのままでは中途半端かもしれません
④テレビで見る限りあまり綺麗ではありませんでした
 トイレとかキットいまいちなのかなぁと思いました

3.カネの問題
①約60億円の借入金ですか。。。。。?
②銀行もよく貸しましたね そこがポイントかもしれません
③働いている人たちのお給料はいくらくらいだったんでしょうね

4.エトセトラ
従業員の方が自主営業をされるということですが
①腕に腕章を巻いているような雰囲気ではだめですよ
 お客さんを巻き込んではいけません 関係ないのだから
②今日に至るまで、誰も気づかなかったのですか?
 もしそうなら再建は難しいです 社長だけが悪いのではにのですから
③少し料金が高いのでしょうね
 リゾートホテルではないのですから、ビジネス客用の価格設定が必要です
④とにかく綺麗にしてください 清潔感がないとリピート客は来ないでしょうね
 泊まるだけならカプセルホテルとかでいいのです
 気持ちよく眠るのなら、新しい清潔なホテルのは勝てません
 料金が高いのなら別のホテルにします
⑤このホテルの「売り」(特長)はなんでしょうか?
 戦略も戦術もないままでのスタートは長続きはしないでしょう
 長所を前面に出さないといけないでしょうね
⑥ビジネスは同情では続きません

いろんな考え方があるのでしょうが、私はそう思います
倒産しそうな企業には、予兆とか予感があります
それを払拭しないと再建は難しいですよ



タグ:ホテル 倒産
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小室事件 [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

音楽家の小室哲哉さんが逮捕されました
彼は、歌手なのか作詞・作曲家なのか(テレビでは音楽プロデューサーと言っていましたが)経営者なのか本業はよくわかりませんが、たいへん示唆的なニュースでした
人の災いをまな板に乗せる失礼を許していただくなら この事件は、とても面白いと思います

A.一世を風靡した音楽家の破滅と見ると
 やはり人気商売だったのだ とあらためて思ってしまいました

B.音楽事業家(音楽ビジネス経営者)の経営破綻と見ると
 つねづね小生がこのブログで申し上げていることをあてはめて確かめてみてください


音楽事業家(音楽ビジネス経営者)という視点で少しコメントしてみましょう
ニュースを拾ってみると
1.NHKのニュースでは「金利の高い金融機関からの借入」と言っていましたが、借金が多かったようですね
 他にもカード会社への返済とも言っていました
 通常、企業が倒産・破綻したときの負債の中心は銀行からの借入です
 やはり、いわゆる芸能関係の方は銀行から借入がしにくいということの証左です
 
 銀行が貸出をするときの決め手のひとつに「先行き」「将来見通し」と言うものがあります
 芸能人やスポーツ選手の場合、将来の見通し、すなわち来年以降も人気が続き、安定した収入が得られるかと言う 収支計画(見通し)が立てにくい事が特徴的です
 
2.彼の本業はなんだったのでしょうか
 音楽ビジネスの経営者と言う面と、音楽プロデューサー・歌手・作詞作曲家等々の音楽家としての側面がありました
 趣味とか片手間で音楽をやる方は多いですが。。。。
 銀行がお金を貸すときは、「収益の柱はなんなのか」と言う点には着目します

3.「ヒト・モノ・カネ」のチェックをしてみるとどうでしょう
 いわゆる、彼のビジネスの経営資源はどうだったのでしょうか?
 ①ヒト 
  ・彼自身がすべてでしたね ワンマン経営なのでしょう
  ・野球が典型的ですが、ひとりで攻撃と守備をすることはできません
  ・野球ならピッチャーで4番のワンマンチームでも、他に8人のメンバーがいます

  ・番頭さんはいらっしゃらなかったのでしょうか?
  ・奥様の実家にまで借金の取立てが行っていたようですが、
   もっと早く、何とか忠告は出来なかったかな
  ・よきパートナーはいらっしゃらなかったのでしょうか

 ②モノ
  ・定番商品は大事にして、その上で新商品を開発されたのでしょうか
  ・商品寿命と言うのもありますから、マーケットに受入れられているかどうかの検証が必要です
  ・育てた商品(人材)のケアはちゃんとできていたのでしょうか

  ・今回の詐欺事件の主役だった「著作権」は彼の収益の源泉でもあります
   それを売却すると言うのですから最悪ですね
   そもそも音楽著作権は複雑なようですが。。。。。
   収入の受け取り請求権を担保にお金を借りることもできたはずです

  ・彼は莫大な富を築いたはずです その富が財産となって残っていたのでしょうか?
   自宅はマンションだったようですが できたら戸建ての住宅がよかったです
   マンションと違い、イザと言うときの換価性は格段の差です

 ③カネ
  ・あれだけヒットを連発したのですから、預金はあったのでしょうね 当然のことながら。。。
  ・事業家・企業家であるのなら、
   銀行から「お金を借りませんか」とセールスを受けるような体質作りが必要です

4.「成功した企業トップの15か条」に照らすといかがでしょうか?
 確かに彼は音楽家として大成功をしました
 しかし、大成功を持続するのはたいへん難しいです
 ニュースとかテレビの番組で見ただけで彼を評するのは失礼ですが、たぶん皆さんもお気づきだと思います
 やはり、「細かさ」にかけていたようですね 緻密に計算されていたかどうかは疑わしいです
 もし音楽事業家として生きていくのなら。。。。
 
 また彼を知る人がコメントしてました
 「彼は収入が減っても生活レベルを落とせなかった」と、
 たとえば「いつも飛行機はファーストクラスを利用」みたいなことですね
 事業を志す以上はいわゆる「そろばん勘定」が必要です

 彼の目標はなんだったのでしょうか?
 ビジネスには明確な目標が必要です その目標に向かって絵は描けていたのでしょうか?
 才能だけのドライバーショットではスコアはまとまらないし、優勝もできません

 もてはやされた人が陥りやすい罠は「ストイック」になれるかどうかです
 芸能関係の人はどうしても派出に映ります
 からよくわかりませんが、そこが一番のポイントのひとつです

倒産とか破綻したと言う情報に接したときは、「他山の石」として、自らのスタンスをチェックされるのもいいかもしれません



タグ:小室哲哉
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企業が破綻するとき(K食品の場合) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

今朝の新聞にK食品が昨日民事再生法を申請した旨の記事が出ていました
やっぱりかと言う思いです

当社の実情はよく知りませんが、よく言われる「コンプライアンス」違反が倒産の引き金になったようです
警察が家宅捜査に入ったり、農水省から改善命令をもらったりしたら、
①信用はがた落ち
②仕事にならない
③従業員のモラールが落ちる
④取引先もよくて静観姿勢で売上見通しが立たない
⑤銀行も新規融資をしてくれないばかりか、既往融資の条件強化を求めてくる
⑥社長以下経営陣も各方面の対応に追われっぱなしで前向きな対応ができない
などなど、足元で引き金を引く事象はたくさんあります

経営陣の皆様が、せめて
①せっかちで ②細かくて ③くどかったら
この倒産は起きてなかったかも知れません

経営者の方は、
①自社のストロングポイント及びウィークポイントをよくご存知のはずだったと思います
②主力商品の動きは把握されていると思います
③主力社員の実力や貢献度もご存知であったと思います
それが経営者の役目ですから

再生に向けた法的措置が民事再生法ですから、立ち直るといいですね

[TV][TV][TV][TV] 
民間信用調査会社〇〇〇によると、外国産野菜を国産と偽ったとして、長崎県警に不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で家宅捜索された食品加工会社「K食品」(東京都中央区)が28日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債額は44億3800万円とみられる。

 同社は今月、中国や米国から輸入した野菜を国産品に混ぜて「国産」や「九州産」の冷凍野菜として出荷していたことが発覚。農林水産省がJAS(日本農林規格)法に基づく改善指示をしたほか、長崎県警が21日に本社などを家宅捜索していた
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ある企業の倒産 (あるゴルフショップのこと) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

ある「倒産情報」のサイトを見ていたら、テレビCMなどで有名なゴルフショップが事業停止をしたとのことですね
当社のことは、よく存じ上げませんが、ゴルフの関心のある方ならかなり知名度のあるお店です

「倒産情報」をかいつまんでみると、
・事業を停止、事後処理を弁護士に一任した
・創業以来、約60年の業暦
・1970年代後半から80年代前半にかけては、積極出店に伴う大規模な広告宣伝戦略で知名度向上を図った
・クラブスイング診断システムの導入などで競合他社との差別化を推進していた
・売り上げのピークとなる1989年には、年売上高約100億円を計上していた
・不況下のゴルフ人口減少や中古ゴルフショップの台頭などで事業環境が悪化、2003年の年売上高は約30億円に落ち込み、収益面では毎期欠損計上が続いていた
・積極出店に伴う金融債務が重荷となっていたため、最盛期には10店舗以上あった店舗を相次ぎ閉鎖、近時は首都圏にて4店舗展開するほか、ネット通販も手がけていた
・業績低迷が続くなか、数年前に創業社長が死去
・昨今の経済情勢下ではリストラも限界となり、資金繰りが一段と悪化した
とのことのようです

「会社の寿命」については、よく20年~30年といわれています
また、親子の年齢差も約30年です

昨今の日本は、不況の真っ只中でそれどころではないかもしれませんが、
今は「企業疲労」が起きていないか等々をチェックするチャンスでもあります

タグ:倒産
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博多織って知っていますか。。。。(ビジネスか伝統工芸か) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

皆さん、博多織ってご存知ですか。。。。
今朝の8時35分からNHKでこんなドラマがあります
「博多はたおと」というドラマです
http://www.nhk.or.jp/fukuoka/drama/hataoto/

是非見てください
聞いたことがあっても、見たことがない人が多いですよね

あんなに一生懸命織っても、誰が買うのかなぁ!とか
人間ドラマ+ビジネスドラマとしてみると面白いかもしれません
日本中の伝統工芸品が抱える悩みとか併せて考えると面白いですよ

博多織は帯に使われています
でも、「献上」という柄は、どこかしらルイビトンにも通じていて、なかなか素敵です
そんなことも、少しだけ思いやりながら見てください

※ルイビトンの柄は、パリ博覧会に出展された日本の家紋にヒントを得て生まれたと言われていますね



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博多織って知っていますか。。。。(ビジネスか伝統工芸か)② [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

「博多はたおと」はいかがでしたか
2年ほど福岡に暮らした小生には、懐かしく感慨深いものでした
特に、福岡らしい、いわゆる福岡の風情を伝えてくれ、しかも朝鮮を経由して大陸の文化や技術が入ってきた玄関口であったと言うことが強調されたいい作品だったと思います

山笠のはじまる頃になると、博多の男衆は、法被(はっぴ)を着て街を行き来しています 結婚式などにも、その法被を着ていくとのことです 明太子で有名なF社のK社長などは中心人物の一人です
(博多手一本、博多祝い唄 http://www.cocoj.jp/~yamakasa/kouza/kouza04001.htm などがあったら、もっと博多っぽくなったでしょうね)

やはり伝統工芸をどう見るか。どう伝えていくかと言うことへの答えはなかなか見出せません
産業(ビジネス)として伝えていくのは本当に難しいです
特に、着物文化が衣食住の主役ではなくなった日本では、和衣装の活躍の場はますます狭くなってきます
博多織が「帯」である限りは、着物の好きな方々のマーケットでしか生き残れません

ドラマの中で、主人公が博多織のウェディングドレスを着ていましたが、新しい試みとして評価はできますが、今あるドレスを凌駕するのは難しいでしょうね。。。。。

小生は、福岡にいたころから博多織でできた「名刺入れ」を使い続けております 献上の柄でできたものでなかなかオシャレです 博多織と東京の皮革加工業者とのコラボレーションの結果の製品です
しかしながら
①今まで、誰も、気づいたりコメントした人はいない
②福岡の人ですら、使っている人はいない(記憶にありません)
など、やはり、埋もれた存在です
「地産地消」と言う言葉の割には地元でも盛り上がりを欠いています
展示会や発表会を覗いても、そこにいらっしゃるのは着物に詳しい人や着物を着る人などの関係者が大半で、裾野が広がっていかないような気がします

昨日、博多織の柄はルイビトンに似ていると書きました 少しいい過ぎかも知れませんが、まんざらウソでもありません
博多織でできたボストンバックはなかなかオシャレです (福岡では買いそびれましたが、いずれ買い求めようと思っております) これなら、今のファッションには十分戦っていけますし、若い人にも受入れられると思います

今回の不景気は、ひょっとしたら、「安物ばかりの使い捨て」文化から、「いいものを長く使う」という方向に意識を変えさせてくれるかも知れません そうなれば、こういった博多織のボストンバックも注目されると思います こういったアイテム(製品)に主軸を移していくことにより、伝統工芸の技を伝えかつビジネスとして成立させていくことが可能かも知れません
ただ、デザインや使い方モデルについては、地元の女子大生などの若者にもっともっと協力を求めていかれたほうがいいのかも知れません 特に、「着物・和装のための博多織」から「今の生活に溶け込んだ博多織」に発展させていただくことことが必要かと思います 伝統工芸を特別視していく限りビジネスとしての裾野は広がっていきません

駆け出しの融資係のころ、お取引先の社長から「出張であんたのネクタイを買ってきたよ あんたはいいネクタイをしてないから」といただいたのが、博多織のネクタイでした 当時は、われながら「地味」だと思って余りつけませんでしたが、何年も経った今、オシャレで結び心地もよく、特に夏に似合うことから好んでつけております

主役の星野真里さんには、テレビ局の出入りにはこの博多織のバックを使っていただき、持ち物紹介コーナーでさりげなく宣伝していただきたいものです あるいは地元のソフトバンクホークスの選手の移動にも使ってもらいたいものです
最近の日本文化は、マスコミが作ってしまうようですから。。。。「〇〇さんが使っている」と言うのが、最大の宣伝のようです

ところで、主役の「星野真里」さんについては、「娘にしたい女優」NO1の称号を与えたくなったのは小生だけでしょうか。。。。

※博多織のショップは、福岡ドームのそばのJALシーホークホテルのショッピングアーケードの中にあります 覗いて見てください
http://www.hawkstown.com/cgi-bin/cms_hotel/shop_detail.cgi?seq_no=118
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博多織って知っていますか。。。。(ビジネスか伝統工芸か)③ [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

「博多 はたおと」が再放送されるようです
本日22日、16時からNHKです
是非、ごらんください

http://www.nhk.or.jp/fukuoka/drama/hataoto/

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コストを磨いてみませんか (「経費節減」は暗い話ではない) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

先日、ある経営者から「業績がよくないので、経費節減をすることにしました なんか暗い後ろ向きの話で嫌だけど。。。。。」というはなしを聞きました

「経費節減」と考えるとなんとなくみみっちい感じになるのかもしれません
でも、「コスト低減」(注:コスト削減ではない)あるいは「コスト磨き」と言い換えたらいかがでしょうか

商売は、
①売上を上げる
②製造(販売)原価を圧縮する
③販売管理費を抑える
ことの組み合わせで利益も出てきます

最大のコストは、おそらく人件費ですが、人減らしをする前に先ほどの3点(①~③)を1円でも向上・改善することを考えることはすばらしいことです
業績が悪くなったから経費を節減するのではなく、普段からコストを低減させる習慣が企業活動では当然のことではないでしょうか。。。。。

家庭では普通にやっていることもあるのかも知れませんね
会社に来ると「細かい」と言われるのが嫌で、誰もいい出せないでいるような事だってあるかも知れません

つまり、当たり前のことをやるだけのことです
コスト意識は永遠です
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倒産情報は経営の教科書 (HPから想像する倒産事情) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

最近は倒産が増えていますね 企業経営の生の教科書かも知れません
今はインターネットが発達しましたので、倒産の事情や倒産した企業の状況がよくわかります
せっかくの機会ですから、後付けではありますが、ご自身で、その倒産情報や倒産企業のHP(ホームページ)をご覧になってみませんか。。。。

倒産情報を入手したら、すぐその企業のHP(ホームページ)を、グーグルやヤフーで検索して閲覧してください
倒産してしまったから「そういう目」で見てしまいますが、倒産してから大きくHPを書き換える企業をありませんので、非常に参考になります 専門的な知識は不要です 思いつくことを書き留めてください そして、「自分ならどうする」とか「私はこう思う」とか、自社とかお取引先とか本当に「いい企業」の状況と比べてみてください
・会社概要
・沿革
は必ず見てください

正解はないかも知れませんが、後継者の方とか若手の方の意見を聞いてみるのも楽しいものです
あるいは出入りの銀行員にも試して見られるといいですよ。。。。。

最近倒産した企業の場合
不動産業が多い
ホームページが派手であったり、誰のためのホームページなのかよくわからない
社長のブログや信条なども掲載してあることも多いようですが、地に足が着いた話かどうか思いやってください
もし公開企業なら、有価証券報告書や業績予想をみるといいですよ 粉飾とかそんな数字はないよねぇーとか思うこともありますよ
オフィスや施設が立派なところは、売上が減ったら、家賃とか金利は払えるのだろうか?とかも考えてみてください
関係会社や拠点が多い場合には、誰が、どう管理しているのだろうか?(社長は忙しいはず)
多彩な事業をなさっている場合は、どういうつながりがあるのだろうかと考えてみるのも面白いです
取扱商品・製品は生きているか
利益の源泉はなんだろうか
自分はこの企業で働きたいだろうか
等々
何かお気づきになるはずです

小生がいう「成功した企業トップの15カ条」に照らしてみてください
きっと見えてきます その企業のヒト、モノ、カネ、が。。。。。

なお、参考までに、倒産情報が掲載されているHPを紹介しておきましょう
・帝国データバンク http://www.tdb.co.jp/tosan/jouhou.html
・東京商工リサーチ http://www.tsr-net.co.jp/new/sokuho/index.html
・九州企業特報   http://www.data-max.co.jp/tousan.html
などです

また、企業のHPは、グーグルやヤフーの検索欄に企業の名前を入れれば検索できます

手前味噌ですが、「成功した企業トップの15か条」はこちらです
[本]
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2009-02-27






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エコと言う名前の経費節減 [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

ある有名企業の友人がぼやいていました
「とうとうわが社も、経費節減の徹底の社内文書が出た しかも、収益向上とかコスト削減とか節約とか企業として当然の切り口で「経費節減」を行なおう!と言う檄文ではなく、エコ・地球環境保護の観点からの経費節減・節約というストーリーなのですよ」と。。。。

この話しを聞き「さすが」とか「なるほど」と妙に感動してしまうのは小生だけでしょうか
「会社の業績が悪化してる(儲かっていない)のでコスト(経費)を切り詰めてくれ」というと会社の中の雰囲気も暗くなるので、優しく今風に言葉を選んでかつオブラートに包んでさりげなく経費節減をなさるのだなぁ と感心してしまいました

かなり業暦の古い会社なので、歴史的に、経費削減とかコスト意識という言葉は「言わずもがな」の経営テーマ・企業風土として育まれているのものと想像しますが、「更なる経費節減」を言い出しにくいのでマイルドに伝えていくと言うことなのでしょうね
また、いたづらに危機意識を煽るのもいかがなものかと言うご配慮もあるのでしょうね

ただ、その会社の経費節減策の具体的な内容を聞けば、どこの企業でも言われなくてもやっているレベルのことでした 経営陣の方々のお顔もよく存じ上げているので少し苦笑してしまいました

業績が悪いから経費削減を行なうと考えるよりも、「改善」とか「もったいない」とか「コストをチェックすることで品質のいいものを安く」というビジネスとして当たり前の企業文化をつくることをこの機会に是非とも醸成・定着されることを祈念します


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歓迎 : シニア空割 ! [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

今朝(3月11日)の新聞に、ANA(全日空)[飛行機]の「シニア割引」の話が掲載されていました
[本]全日本空輸(ANA)は2009年3月10日、65歳以上を対象にした「シニア空割」を09年4月から導入すると発表した。
国内線全線が対象で、運賃は一律9000円。便の事前予約はできず、当日の搭乗手続き時に空席があった場合のみ利用が可能。同社のマイレージクラブ会員であることが条件。
http://www.ana.co.jp/dom/fare/senior_sorawari/index.html

少しうれしくなる話です
今回の対応策は、昨日アバウトに説明した「損益分岐点」を計算されてのことだと思いますが
大歓迎です
数人で貸切のように飛行機にお乗りになったご経験をお持ちの方もいらっしゃると思いますが
乗客の少ない飛行機には少しさびしいものがあります

以前、ある航空会社の支店長氏に教えていただいたのですが

100人乗りの飛行機を飛ばす場合
A:定価の切符(チケット)で50人の乗客が乗るケース
B:料金を定価の半額したら100人の乗客が乗るケース
があるとしたら、航空会社を経営する側としてはA・Bのどちらを選ぶのか・・・・・?

いわゆる損益分岐点まではよくわかりませんが、
①乗客の多いBのケースのほうが、コーヒーの提供や手間はかかる
②ひょっとしたら燃料代も増えるのかもしれない
が、
③乗員の数は、乗客の多寡に左右されない
 =乗客が一人でも、100人でも乗務員の数は変更できない(同数必要)
④空港の食堂・売店の売上や空港までのアクセスの売上は増える
⑤機内販売の売り上げも増える
⑥飛行機の潜在需要(潜在客)の掘り起こしに繋がる
とのことでした

比較的生活に自由度の高い方々の需要発掘になれば日本経済にもいい事
ではないでしょうか。。。。。
地方の方が、お気軽に東京のお孫さんの顔を見に来るといった光景が目に浮かびます

しいて言えば「シニア空割」と言う堅苦しい名前ではなく
「スカイメイト」のようなオシャレなネーミングにしていただくといいですね
http://www.jal.co.jp/dom/waribiki/skymate.html
http://www.ana.co.jp/dom/fare/guide/sm.html
こちらは「ヤング空割」です

ところで、
皆さんは、飛行機の座席はどこをお選びになりますか?
前方ですか?後方ですか?
通路側ですか?窓側ですか?
小生は、好んで窓側に乗ります
窓から見下ろす景色は、小学校の時に習った「地図」のようで楽しいからです
ただ、早く予約をしないと、窓側の席は埋まってしまいますから、その点はがっかりすることも多いですね

そこで提案です
窓側の席は、500円ほど料金を上げていただけないでしょうか。。。。。。。
理屈はありません
ただ、窓側に乗った気の効いたお客さんがブラインド(日よけ)をおろして眠ってしまわれることもよくあるものですから。。。。。

RIMG0823.JPG

量を求めるのか(安くたくさん売るのか)
質を維持するのか(値引きせずに量を抑える)
永遠のテーマでしょうか。。。。。
損益分岐点を長期的に計算してみませんか?
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「〇〇のプロ」(入社式の言葉から。。。) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

昨日4月1日は、エイプリル・フールであるとともに、多くの会社で、入社式が行なわれたのではないでしょうか

入社式とかでは、自社の商売について「〇〇のプロになれ!」とお話される経営トップの方も多いのではないでしょうか。。。。。
実は、小生も、この言葉は大好きで、やはり「餅は餅屋」にお任せを!といいたくなることも多々あります

さて、早朝の新聞やテレビのニュースで興味深かったのは、
「事故米転売被害者・B酒造が三笠側から裏金30年」という記事です

昨夜のニュース番組では、キャスターが、
①当時、三笠に裏切られたと言っていた企業が、実は消費者を裏切っていた
②50人程度の従業員に責任はない
というようなことをコメントしてました

皆さんは、今回のニュースを見聞きされていかがお思いになりましたか?
もし見逃しておられましたら、週末の報道番組などで報道されるでしょうから、ぜひみていただき、その際にぜひとも考えていただきたいことがあります
こういう話は、「経営の教科書」ですから。。。。。。

小生の感想を申し上げておきましょう
①やはり「自らに厳しい」経営振りでないといつかは信頼を失う結果となる(小生の言葉で言えば「ストイック経営」が必要)

「実は従業員にも責任がある」ということです
小生は、多くの企業を訪問しましたが、
いい企業というのはやはり「従業員さんはプロ」です
・生産工程やノウハウはすべてご存知です
・特に品質レベルにうるさいのも事実です
・おそらく、この会社では、お米の異常(あるいは不分明あるいは違和感)なことは社内では公然の事実だったのではないでしょうか

問題のB酒造の立柱看板を良くみてください
少し古びて、さわやかさがないことにお気づきになった人はいらっしゃいませんか
伝統の香りを併せ持つ古さならいいのですが
はっきり言うと「錆びた」ように見えます

企業の実態を把握する糸口の一つとして、会社の門・玄関・看板等々にも注目してください
バブリーで華美なものである必要はありませんが、こういったものは、その企業への先入観を与えてくれるとともに、また企業実態を物語っていることが多いということも多々あります
余裕のある企業なら、あるいは品質管理にうるさい(細かい)経営陣なら「こぎれいにしろ!」と命ずるはずです

時折、3月末に急に、看板などのペンキを綺麗に塗り替えられる企業もあります
この理由が理解できる社長様は多いのではないかと思います



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人材採用時の留意点。。。。(偏見的人材論) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

いつものことですが、少し偏見に満ちたお話をさせてください

企業経営は「ひと、もの、かね」と申し上げました
その中で、いい企業というのは
①優秀な経営陣(経営トップ)
②優秀な番頭さん(補佐役)
③優秀な従業員
で構成されるとも申し上げさせて頂きました
[本]http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-09-29

小生が若い頃の思い出です
結果的に倒産してしまった企業の話題を二つ
①一つは、この会社は、なぜかオシャレな美人ばかりが集まる会社でした
「美人」ということだけで企業を論じるのはセクハラに近いものがありますが、
気になったのは、異様に人件費が高かったことです
案の定倒産されました

②二つ目は、ある倒産企業出身の人材を採用し高い評価をされていた会社がありました
「いい人が来てくれた」とうれしそうに話しておられた社長と奥様の顔が今でも浮かびますが、やはり、この会社も経営者ご夫妻の意に反して倒産してしまいました
確かに知識等々は当社にはもってこいの方でしたが、やはり「倒産した会社」の文化を引き継がれた方だったようです


転職に抵抗のないご時勢ではありますが、人材を採用する時には、是々非々で活躍ぶりに期待していくことも重要ではないでしょうか。。。。。「新風」であるのも事実ですが。。。。。


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「男60歳」は年寄りなのか若いのか。。。。(男が年寄りになる日) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

男性が「年寄りになる日」があります。
それは、お孫さんができた時ではないかと思います。
どんなに若作りの方でも、お孫さんの前では、自分のことを「おじいちゃん」と呼ばれる方が多いようです。こうなるとやはり、一気に老けてきます。

それはさておき、ビジネスマンはいつから年が寄るのか。。。。。
まず、中小企業の(特にオーナー)社長は、60歳なら、まだバリバリ真っ盛りです
ゴルフのドライバーもはるかに飛びますし、知的好奇心も盛んです。

ところがサラリーマンの場合は、「定年が60歳」という意識が高いせいか、急速に老化していかれるようです
特に中途半端に高いポストにある人は、そういう発言が目立つようです

サラリーマンの定年は、ある時、55歳から60歳まで5年ほど延びたようですが、実は、寿命は、10歳以上延びたのかもしれません。80歳まで元気で生きることを考えたら60歳というのはまだまだ若者です。

こういう人が経営幹部にいると組織の気力がよどんでしまうようです
①若い人でなければ。。。。。。
②50歳を過ぎたおじさんには、新しいことへの意欲がなくこんな仕事は無理。。。
③私がそこまでしなくても。。。。
等の発言が聞かれだしたら組織は最悪です。

社内を見渡せば、こういった「自分を年寄り視」するおじさん幹部です。

中には、メールの見方もわからなかったりする方も多いようです。
「俺だってメールくらいは見るよ」とおっしゃる方も多いですが、
「メール送りましたから・・・・・」と言わないと見ない人も中にはいらっしゃるのが実情です。

アドレス帳や名刺にメールアドレスが書いてある以上は、「電話と同じようにチェックする癖をつけていただきたい」ものです。

実は、50歳を過ぎても、いわゆるヒラ社員はのびのびと仕事をされていらっしゃる方が多いようです。
特に、基本・基礎ができている方が多いので、
①「あなたが必要だ!」という仲間意識
②「頼りにしている」という期待感
を明確にしていけば、有力な戦力になります。

年寄りサラリーマンに問題があるとするなら、
自らが「自分は年寄りだ」と思ってしまうこと
周囲が「年寄りは仕事ができない!」と決め付けてしまうこと
組織的な研修をしないこと
上司が口やかましく言わないこと(「言っても無駄」と決め付けていることも多いようです)
「楽をして暮らしたい」という意識を許してしまうこと
が主因ではないでしょうか。。。。。

年寄りサラリーマンの方へ
①人生には卒業はないと考えましょう
②「自分は年寄りだから・・・・」とおっしゃるのなら早く退職しましょう
③「亀の甲より年の功」は大切ですが、「年の功」を今の時代に生かしましょう

年寄りサラリーマンを部下に持つ方へ
①人生の先輩であることに敬意を払いましょう
②家に帰れば家族もいらっしゃるということを踏まえて、人間としての尊厳を否定することのないようにしましょう
③ストロングポイントを最大活用しましょう
④「亀の甲より年の功」という言葉もあります。少しは「年の功(経験)」も尊重してください

あなたがプロ野球の監督だとします、
A選手:40歳、昨年の実績は打率3割
B選手:24歳、昨年の実績は打率3割
ポジションが同じなら、どちらの選手を使いますか。。。。。。

人生は80歳と考えたら、戦力は上手に使いませんか。。。。。



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タグ:年寄り 定年
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顧客データが流出したら。。。(個人情報漏えいの事件に接して) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

今朝の日経新聞(09年4月9日)に、
「有名証券会社のシステム部の社員が個人顧客情報約150万人分を持ち出し、そのうち約5万人分を約33万円で名簿業者に売却した」
との話が出ていました

さて、皆さんはいかがお感じになられたのでしょうか あるいは何かなさいましたか?

たとえば、
①なんてことをやったんだぁ!
②我社のシステムは大丈夫だろうか?
③我社の社員にはそんなやつはいないだろうか?
④だからあれほど言ったのに。。。。。。

⑤早速部下を呼んで、仕組みを確認した
⑥早速上司に呼ばれて、仕組みを説明した
⑦そもそも「個人情報保護法」とは何かと勉強した

⑧私の情報は漏れていないだろうか
⑨これからは自分の個人情報には注意しなければと思った
⑩またコンプライアンスについてやかましくなる

などでしょうか。。。。。。

小生は
①これだけの情報を30万円ほどで売却するとは、安すぎる(@6.6円/件)
②一生を棒に振るのだからあまりにも安い
③金融庁がどんな風に対応するのか見もの
④この会社がどのように対応するのか見もの
⑤「羹に懲りて膾を吹く」ような対応が求められるのは嫌だなぁ
⑥そういえば、「コンプライアンス」という言葉は、あまりTVでは見ないな
などと不埒にも考えてしまいました

グーグルで検索していると、「コンプライアンス不況」とか「内部統制バブル」という項目まで出ていたので驚きです

気持ちはわからないでもありませんが、法令遵守は当然のことです
ただ、多くの企業や現場で、
①コンプライアンスの徹底振りをチェックするルールが過剰品質になっていること
②形式にとらわれ過ぎること
③営業優先で議論に参加しない人が多いこと
④「形だけはつくっておけばいい」とためにする人が多いこと
の方が問題なのだろうなとは思いますが。。。。。

さてさて、この証券会社が、どのような処分を受けるのかよりも
消費者(顧客)への影響はどうなのか
消費者(顧客)からの信頼をどの程度失うのか
もし、顧客離れが進んだとしたら、顧客が戻るまではどのくらいかかるのか
ということにすごく興味がわいてきました

個人情報の保護については、内閣府よりこんなHPで広報されています
ご参照ください
[本]http://www5.cao.go.jp/seikatsu/kojin/

ちなみに、「個人情報の保護に関する法律」等には以下の様に書いてあるようです
①個人情報
・生存する個人に関する情報で特定の個人を識別可能なもの(第2条第1項)
②個人情報取扱事業者
・5,000人分を超える個人情報をデータベース化してその事業活動に利用している者(施行令2条)
③利用目的の特定
・個人情報取扱事業者は、個人情報を取り扱うに当たっては、その利用の目的をできる限り特定しなければならない(第15条第1項)
④取得に際しての利用目的の通知等
・個人情報取扱事業者は、個人情報を取得した場合は、あらかじめその利用目的を公表している場合を除き、速やかに、その利用目的を、本人に通知し、又は公表しなければならない(第18条第1項)
・本人との間で契約を締結することに伴って契約書その他の書面(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録を含む)に記載された当該本人の個人情報を取得する場合その他本人から直接書面に記載された当該本人の個人情報を取得する場合は、あらかじめ、本人に対し、その利用目的を明示しなければならない(第18条第2項)
⑤第三者提供の制限
・個人情報取扱事業者は、次に掲げる場合(略)を除くほか、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない(第23条第1項)






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「クーラーを使おう」という前に。。。。(エコカー、エコ家電にちょっと一言) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

いつのまにか、世の中はエコブームですね
エコカー、エコ家電等々と。。。。。
エコというのはecologyという言葉から来ているのでしょうか。。。。
最近まで言われていた、省エネという言葉はどこに行ったのでしょうか

昨日、わがオフィスでは、ちょっと面白いことがありました
急に暑くなったので、「クーラーをつけよう!」と女性陣が騒いでいました
先日、経費削減をしようと社内ルールが決まったばかりなのに、クーラー使用にはルールがありません

家庭でも、クーラーを使うと電気代が上がり
自動車も、クーラーを使うと燃費が悪くなりますね

暑いからクーラーもいいのかも知れませんが、やはり、まだ四月です
仕事や作業の能率が悪くなるからというもっともらしい理由もありますが
暑いからクーラーでは芸も知恵も工夫もありません
窓を開ければ、この時期ならまだ涼しい風も入り込んできます
安物の家庭用扇風機でもあれば十分涼しい季節です

以前、ある支店で、お客様から注意されたことがあります
「この店はクーラーが効きすぎる
①入ってきた瞬間にめがねが曇った
②女性の行員さんは皆さん長袖を着ている
③不景気なこの時期贅沢だ そんな無駄使いをするのなら金利をまけて欲しい」
と。。。。。
ごもっともなご指摘です

女性の行員に長袖のことを聞いてみたら、「実は腕の毛深いのが嫌だ!」ということらしいのです
しかし、いわゆる仕事のできるタイプの女子行員は、半袖で仕事をやっています

外回りの仕事をしていると
①寒いオフィスの中
②外に出た瞬間は暑い
③クーラーきかせた車
④車を降りたら炎天下
⑤お取引先はクーラー

寒い暑いのサンドイッチ状態で、体調を損ねることも時折あります

小生は若い頃の「肉離れ」がクーラーに当たると痛んできます
冬の寒さと違い、クーラーの冷えは身体に応えます

エコもいいけれど、まず哲学が欲しいですね
①省エネは永遠
②車に乗る機会が少ない方は、省エネカーを選ぶより先に、車に乗らないことを考える
 (車に乗る機会が少ない人が、省エネカーを選ぶのは少しこっけいな時もあります)
③省エネを追求するのなら軽自動車をどうぞ
④省エネも頻繁に使えば多エネになってしまいますね

ふと
「体温力」(PHP新書 石原結實著)という本を読んでほしいなと思ってしまいました
省エネには「体のことも考えよう!」という哲学が欲しいですね

先日まで、資源がないとかレアメタルの調達が難しいといわれた時期もありました
電気製品だって「不必要に持たない」という考え方が必要です
景気対策は別のことでやってみませんか。。。。。




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事件・事故は経営の教科書 (そのときの対応振りを見れば、経営状況がわかる) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

時々悲惨な事件や事故が起こりますね
テレビを見れば、最近は24時間ワイドショー状態ですから、何かが起これば日本中に知れ渡ってしまいます

今回のクレーンの転倒事故については、皆さんは何をお考えになったでしょうか。。。。
不幸にして、事故に遭遇された方がいらっしゃるので、コメントをするのは憚られる部分もありますが、
企業経営という側面で少し議論されるのもいいかも知れません

小生が経営と言う側面で気になったのは、
クレーンを貸し出していた企業の経営トップのインタビューです
テレビカメラに向かって斜め座りであった
質問に対して、日頃の教育・研修振りにつき「○○○していた」 と思う との表現が垣間見られた 点です

テレビも生中継ではないので、取捨してしまいますから、実態はよくわかりませんが
①たまたま事故に遭遇された方がいらっしゃる中では、「申し訳ない」とか「容態を気遣う」という雰囲気が伝わらない写され方
②「思う」と言う伝聞型の「明らかに現場を知らない」説明の仕方
には課題が残りますね

日頃の、社内での経営トップのお話振りや会議での発言振りをのぞき見るようでした
事件・事故のような突発的な出来事のときは、普段の「地」が出てしまうことがよくあります

こういった他社例に触れるにつけ、
いい企業として継続していくためには、
普段から誠実で細やかな経営振りが求められると言う教科書になればいいと思います

もし、「さすが!」と言うことがあったとしたら
普段の「知恵」「工夫」「仕組みづくり」「現場の把握力」「まじめな経営態度」などがそう思わせたとお気づきになることも多いのではないでしょうか
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新幹線に乗ったら確かめてください(駅のホームの看板は見えますか) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

もうすぐゴールデンウィークですね。
新幹線でご旅行される方も多いのではないでしょうか。。。。

たとえば東海道新幹線:「のぞみ」にお乗りになったら確かめてみてください。

まず、新幹線が大きな川を渡るたびに鉄橋の脇の堤防にある看板(川の名前が書いてあります)を見つけてください。 大井川とか天竜川とか書いてあるのが見つかるでしょう。

次は、通過する駅のホームにある看板を見つけてください。 通過駅の名前は読めますか?
猛スピードで通過しますから、ボクサー並の動体視力がないと読めないかも知れませんね。
(注:動体視力とは、文字通り動くものを見る能力)

車内の電光掲示板に「ただ今〇〇駅を通過中です」的な表示は出ますが、駅の看板を見て確かめる楽しさもあります。
そこで提案ですが、駅名の看板を、列車の進行方向に垂直または斜めに取り付けていただいたら良く見えると思うのですが。。。。。
あの見えない看板は、いったい誰のためのものでしょうか?
その駅に停車した乗客の皆さんのものなのでしょうね。。。。おそらく

でも、駅の風情を楽しみたいと思うのは小生だけでしょうか。。。。。。?

実は、地下鉄とかふつうの電車でもそうです。
朝のラッシュ時などは、「いったいこの駅はどこの駅なのか?」などと思ってしまいます。
最近の車両には、デジタル掲示板とかがありますが、〇〇線(行き)的な表示になっている時も多いのです。
駅での駅名連呼もありません。

電車の中から見えるように駅名表示をして欲しいものです。

お宅の会社やお店の看板は誰からでもわかりますか?見えますか?

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粉飾決算 [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

「粉飾決算」で起訴されているある有名経営者が、マスコミの会見で、
「粉飾決算をやろうと思って経営していたわけではなかった」と話していました

その部分だけを採り上げるのは失礼かも知れませんが、
①経営者の多くは、誰しも当初から粉飾決算をしようなどと考えていないはずです
②「粉飾決算」は結果論かもしれません
③特に、上場企業では、投資家に事実を誤認させるような行為はそのことだけで罪です

彼は、「粉飾」の事実そのものを否認しているようですが。。。。。。
タグ:粉飾決算
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最近の愛煙家は臭い。。。 (大蛇を捕まえるというおとぎ話) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

子供の頃に読んだ昔話を紹介しましょう
[本]むかしむかし、山間の小さな村に、大蛇が出て、女・子供をさらっていき、その村人はたいへん困っていたらしいです
村人は、大蛇は怖いし、なすすべもなく途方にくれておったそうです

そんなとき、神様より、大蛇の退治には、「煙草(たばこ)のヤニ」をいっぱい集めて村の入り口に塗り付けなさい 大蛇が出たら「煙草のヤニ」を投げつけなさい というお告げがありました

こんな話だったかどうかは忘れましたが、「大蛇には煙草(たばこ)のヤニ」というのだけは、今でもはっきりと覚えています
大蛇も逃げ出す不愉快なもの=煙草(たばこ)のヤニ

最近の愛煙家の方は、昔に比べてずいぶん臭くないですか?
今は、家庭でもオフィスでも公共の場所でも、喫煙場所が限定されています
その結果
①煙草の煙の密度が濃くなった
②空気清浄機が設置してあっても、洋服に染み付いてしまう
③喫煙場所が、かつての「井戸端」状態になり、いい加減な噂話が語られている
・・・・・火があるだけに微妙な話題かもしれません
④喫煙場所の話を気にする経営者もいる
⑤「家で吸えないので」ということをもっともらしい理由にする人がいる
・・・・・家族の健康は大切だが、同僚の健康は関係ないという趣旨に聞こえます
などなどが起きてしまいます

なかには
①税金を払って吸っている
・・・・・そんなにおっしゃるのならもっと払ってください
②煙草を吸わないと落ち着かない
・・・・・「煙草を吸わない人は落ち着きがない」とでも言っているように聞こえてしまいます

もし愛煙家のあなたがビジネスマンであるなら
①大蛇も恐れおののくほど、不愉快なにおいの持ち主です
②喫煙所でこそこそ密談をしている一人と思われてしまいます
③気配りのない人と思われてしまいます

もし食品関係の方ならば、失格かも知れません
煙草を吸う板前さんの話は、「美味しんぼ」(雁屋哲原作、花咲アキラ作画による漫画作品)に出ていたような気がします・・・・・・

①風の強いところで吸ってください!
②そうすれば、洋服のにおいは防げます
タグ:愛煙家
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ある経営トップからの礼状 (機械的な礼状は失礼千万) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

先日、ある有名な販売店であるものを買いました
その数日後、社長名でお礼状を頂きました

「多数の販売代理店の中から弊社を選んでいただきありがとうございました」
とか
「貴殿あるいは貴社にとってお役立ち。。。。」
というような文面であったと思います

ご丁寧なことですが、
①「たまたまそこでしか売っていなかったこと」から小生はその会社で買い物をしたのです
②「選んだ」という特別な意味はありません
③「貴社あるいは貴殿」といった使い勝手のよい言葉はうれしくもないものですね
④社長のお名前も活字のままでした
⑤おそらく、本社で機械的に発送されているのでしょうから、販売担当者は知らないかもしれないですね
⑥ひょっとしたら、社長ご自身もご存じないのではないでしょうか。。。。

小生が懇意にさせていただいている東証一部上場のある企業トップは、
そういう時は必ず自らご署名されています
ひょっとしたら、秘書の方のお取り計らいなのかも知れませんが、
小生にだけそういう対応をなさっているのではなく、
「お礼状」等々は必ずそうなさっています

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ある企業の倒産 (やはり。。。。) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

やはり4月末は倒産が多かったようです
世界を代表する企業の一つであった「クライスラー」が米:破産法の申し立てをするくらいですから、やはり世界的に景気は悪いのでしょうね

小生が社長にお会いしたことのある企業が先日倒産しました
当時、当社には訪問したことはありませんでした
来店された時にお話を承ったのですが
①この企業には社長一人しかいないような話しぶり
②中国の工場の写真を見せていただき、お話を聞きましたが
「中国で作る」ということがどういう効果があるのか、あるいは、その戦略はなにか?
ということがよく理解できませんでした
③社長の勢いのあるお話ぶりに魅力を感じないではなかったですが、部下にセールスに行けとの指示はあえてしませんでした
(指示がなくても、めぼしい企業なら担当から言ってくるものですが。。。。)

本社の玄関には破産申立てをするとの弁護士名の連絡文書が貼ってあったようですが、
そこには「当社並びに当社役員の窮状をお察しいただき。。。。。」と書いてありました
「この会社の社員の方はどうしてるのかな。。。。」と思わず思ってしまいました

もう一度話を整理をしておきましょう
「成功した企業トップ」の話の裏側で、なんとなく「長続きしない企業の4カ条」の話をしてみましょう

粗い(おおざっぱ)
脇が甘い
特筆すべく特長がない
のんびりしている
ということでしょうか。。。。。

かつての日本の役割は、中国などのアジア諸国が受け持っていますし、この流れは逆戻りできません
①丁寧に
②ストロングポイントを持って(60点ばかりではダメ)
③ストイックに(言動に厳しく)
がますます重要な経営マインドになっていくのではないでしょうか


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「危機対応融資」を受ける大企業 [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

やっぱり不景気なのでしょうか。。。

東証第一部上場の大企業でも「危機対応融資」を受けるらしいですね
かなり有名な企業ですし、数年前に一緒に仕事もしましたが。。。。。。

今回の不況は世界的なものですから、仕方がないと言えばそうですが、
ただ、当時、こんな仕事のやり方でいいのかな?(実は、「すごいなぁ!」と)思いましたが
やはり、景気変動には「もろい」のですね
どこかに課題があったのかな?

ただ、あの時の、これらの企業の活動が、きっと日本経済に活力と繁栄をくれたのでしょうね
でも、持続しない繁栄は。。。。。少し気になりますね


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[本]2008年10月30日に策定された「生活対策」(新たな経済対策に関する政府・与党会議、経済対策閣僚会議合同会議決定)を受け、主に社債市場の機能低下に伴う企業の資金繰りの悪化等に迅速に対応する観点から、12月11日に「国際的な金融秩序の混乱に関する事案」が危機認定された
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「先祖返り」とは。。。。。 [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

最近「先祖返り」という言葉をよく聞きますね
てっきり新語・造語の類かと思っていたら、
辞書には[本]
「何代も前の先祖がもっていた遺伝上の形質が、突然その子孫のある個体に現れること。人間に尾が生じたり異常に毛が生えたりする類。帰先遺伝。」
「ある系統の個体にその祖先のもっていた形質が再現する現象で、帰先遺伝ともいう。」
などと記してありました

使っている人のニュアンスを汲み取ると、「以前やっていたことに回帰する」といったような意味に使っていらっしゃるような感じですね
結局は、この前の景気の良かった時に、「広げすぎた業務範囲をもとに戻した」というような意味でしょうか

しかし、その仕事の内容をよく見ると、「基本に帰った」だけのようにも見えます
景気が良くなると、人事制度とか、仕事の範囲や組織を変更する企業も多くありますが、その効果はいかほどだったのでしょうか。。。。。
基本を見据えながら、恒久性を視野に入れた活動を行う企業こそやはり持続していく秘訣なのかもしれません

「選択と集中」とよく言われてきましたが、「選択と集中」の効果はいかがだったのでしょうか。。。。


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電車の中の仁王様② (ひょっとしたらあなたの部下なのかも。。。。) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

電車の中に仁王様が立っている
ということと
黒髪ロングのストレートヘアーの椿姫がいなくなった

という話は、以前書きました

[本]
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2009-04-07

最近、面白いことがありましたのでご報告いたします

小生は、毎朝、満員電車に立って通勤していますが
隣に立っているサラリーマン風情の男性をよく見ると、左手は吊革を、そして右手はパイプフレームをしっかりと握りしめておられるのです
満員なので、小生の体が彼の腕にあたって彼を押しているようです
彼の腕をよく見ると「小刻み」に震えています
小生が、小声で「その腕を放されたらいかがですか。。。。」と申し上げたら
くだんの彼は「そんなことしたら体が倒れてしまいます」との回答でした

ちなみに小生はどこにもつかまっていないずるい立ち方です
腕が小刻みに震えるほど、自分を支えなくても、手を放して奥に詰めればいいものを!
と思ってしまいました

30~40歳くらいの男性サラリーマンの方の立ち方には面白い傾向があります
①大股開きであること
②電車に乗ったら動かないこと
です

普通は、肩幅と同じくらいに足を広げて立っている方が多いはずですが
動きもしない男性諸氏はどちらかといえば大股開きです
足があたってしまっても、どかそうともされません
(…普通はこれが「奥に詰めろ!」というサインになるのです)

なぜだろうかと考えてみると
①携帯でメールを打つには、足で踏ん張っておく必要があるのかもしれません
②車内アナウンスも「奥に詰めてください!」等々のものはありません

しかも、こういう人に限って、イヤホンを耳に差し込んで耳元が「シャリシャリ」言っているので、本当にはた迷惑な人になってしまいます

ところで、最近は社内アナウンスが減りました
かつては
「満員のところ恐れ入ります 一人でも多くのお客様がお乗りできますよう、今一つ奥に詰めください!」とか
「扉(とびら)付近のお客様は、いったんホームに降りてドア付近を広くしていただきますようご協力願います」
等々のアナウンスがあったものです

扉付近に仁王様が固まっていらっしゃるので降りにくい
降りにくいので、扉付近に人が固まる
という悪循環が起きているようです

そのうち、「電車の中で、アキレス腱を切った」などという苦情が生まれるかも知れませんね

この光景を思い浮かべた皆さんは何をお考えになりましたか?
小生の「口やかましい」のは別として
こんな方々が、あなたの職場で仕事をなさっていると想像してください
もう少し柔軟になってほしいなどと思うのは小生だけでしょうか。。。。



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「心が折れる」若者たち。。。。(あなたの部下はいかがですか) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

ある日の夕方のことでした
電車で若者二人の隣になりました
ある若者は座席に座り、相方のもう一人はその若者の前の吊皮を持って立っていました
二人の話に耳をそばだてていますと、どうやら二人とも同じ会社の新入社員のようです

立っている若者は、ワンサイズ小さな、いわゆる「ちんちくりん」なスーツを着て、片方の手を
交互にポケットに手を突っ込んでいます
もう一人は、二人分の座席の真中に座っています

立ったままの片方が、「最近の週末はどうしてる?」と聞くと
座ったままの若者は「最近は心が折れているので、寝てる 一週間に三日休みがほしい」「今月になって3回心が折れたよ」というと
立ったままの若者が「まだ2カ月じゃないか俺は楽しいよ」とのこと。。。。

二人を見る限り、新入社員のフレッシュさも感じられず、中学生がスーツを着たような雰囲気です
会社に行けば、ちゃんとしてるのでしょうから、こういう会話で評価をするのは失礼ですが、もし自分の部下ならもう少し「シャキッ!」としてほしいものです

皆さんは、ご存じかどうかはわかりませんが
「心が折れる」=「めげる」というような意味でしょうか。。。。

検索してみると、2000年ごろから格闘技の世界で使われてきたようです
そもそも「めげる」という言葉の使い方も不自然だと感じるくらいですから
日本語もずいぶん変わったものだと思ってしまった次第です

もう何年も若者や新入社員を見てきましたが、最近の新入社員の中には
いわゆる「合コン」には熱心でも、職場では、いまいち
①工夫
②覇気
が見受けられない若者も目立つような気がします。。。

新宿で二人は降りて行きましたが、座っていた若者の座席の後には、女性が二人お座りになりました

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「室戸岬」に工場を建てる [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

ある優良企業の社長より「室戸岬に進出したい(工場を建設したい)」というご相談をいただいたことがあります
本来なら、東京近郊に工場を建て、首都圏の拠点にしたいとお考えになっていた資金を、地元のために使いたいとのお話です あの僻地で大丈夫だろうか。。。。というのが第一印象でした

ところで、「室戸岬」ってご存知でしょうか?
高知市の東方約80キロのところに位置し、西側の「足摺岬」と並ぶ風光明媚なところです
「室戸台風」という名前で記憶されていらっしゃる方も多いのではないかと思います
あるいは八十八か所の札所としても有名ですね
最近では「海洋深層水(ディープシーウォーター)」で脚光を浴びています
http://www.city.muroto.kochi.jp/hopweb/joho/html/joho00000114.htm
http://www.city.muroto.kochi.jp/hopweb/joho/information/00000114/2006map2.pdf
ただ、鉄道も高速道路も飛行場もない僻地です
http://www.city.muroto.kochi.jp/hopweb/joho/html/joho00000064.htm
(室戸市のHPより)

この工場起工式に招かれたのですが、その時、小生が社長と後継者のご子息に
「室戸岬の東側にあるこの工場はとてもいい立地です」と申し上げました

理由は
①室戸岬は、台風銀座ですが、台風は西から北上してきます
 御社のこの工場は、西側に山を背負っており、台風の風よけになりますね
②高知は太平洋に面しており、ハイビスカスやブーゲンビリアが咲くほど暑い地域です
 強い日射しが特徴的です 高知弁では、陽に焼けることを「焦げる」というほどですが
 この工場は、東側には海、西側には山があります  つまり、強い西日は山が遮り、朝の明るい陽光を東側から受けることができます  人が働いたり、できた製品を保管するのにも適しています
③何よりも「海洋深層水」の直接の取水口が工場にあります
 タンクローリーで運搬する工場が多い中、天然の理にかなった立地です
というようなことを申し上げさせていただきました

※この工場では、余った海洋深層水は数時間おきに海に放出しタンクの中に滞留しないような
工夫もしてありました

思った通り、業績は順調だとの噂です
ご子息も意欲的に取り組んでおられるようです

[本]海洋深層水については、高知県海洋深層水研究所のHPを参考にしてください
http://www.pref.kochi.lg.jp/~sangi/shinsou/dsw.html


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メールマガジンって必要ですか。。。。 [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

先日の日経新聞に「賃貸マンションの契約者や来店客向けに、賃貸契約に役立つ情報」をメールで提供する旨の「とある不動産屋さん」のメールマガジンの記事が掲載されていました
大変意欲的な取り組みだと思いますが、はたしてその成果はいかがなものでしょうか。。。。

住居というのは「そうそう買い替えたり、住み変えたり、引っ越したり」できるものではないような気がします
確かに必死になって住宅物件を探している人にしてみれば、重要な情報なのでしょう

でも、少しばかり疑問が残ります
わかりやすいホームページを作っておいて、そこにアクセスすれば済む問題です
一度目的を達成すれば(ここでは住宅が見つかれば)もうそのメールマガジンは必要ない
と思うのは小生だけでしょうか。。。。

ところで、小生も、毎日、好むと好まざるに関係なく20件くらいのメールマガジンを受け取っています
それなりに楽しくわくわくすることがあるものですが、3年近くもこの習慣を続けていますと
役に立つものはほとんどない
「売らんかな」というものが多い
見なくても困ることはない
配信停止をしても、その会社のホームページを見れば、間に合う
最近は、見ないまま「削除」することが多い
最近は、「配信停止」を随時行っている
「振り分け登録」をしても、新しいアドレスで送ってくるものも多く再設定が必要
なぜこのメルマガが送られてくるのかよくわからないもの(いわゆる「迷惑メール」)が増えた
というのが実情です

そうは言っても、役に立つものもあり
毎年、定期的に買う食料品のメルマガなどは、割引のタイミングもあったりして結構愛用しています
たとえば、
梅干し、明太子、サクランボ等々 本当に良心的なメールマガジンもあります
航空会社のものやクレジット会社のものは生活に重宝しています
ある新聞社のものは、やわらか頭対策・刺激用にクイズや雑学を楽しんでいます
ガス・電気などのライフライン関連のものは、一応チェックしています

少し問題なのは、東証1部に上場している大手企業のメルマガです
最近は少しうんざりしています
「売らんかな!」第一主義です
はっきり言って、その会社のホームページを見れば十分足りるものばかりで、
内容そのものは、「うーん!」と唸ってしまうようなものです
その会社の品位を損なうようなものまであります

参考までに、ある大手メーカのメルマガ規約ですが、
「本メールマガジンが3回に渡って不達の場合には、メールマガジン配信が停止になります」
「メールの未着・文字化け等の不具合について、当社は一切の責任を負いかねます。また、再送信などのサポートも受け付けておりません」
というものもありました

じつは、この企業からのメルマガが、いわゆる「文字化け」をしたことがあり
ご担当の方に確認したら
「あなたのパソコンの設定に問題がある 以後あなたには送りませんから」
という一方的なメールが送られてきました

確かに、世界を代表する企業のものなので、この程度の苦情にはいちいち答えておられないのでしょう
1年ほど間があいたので、再度登録させていただいたのですが
いわゆる「登録確認メール」は届きましたが、肝心なメルマガは送られてきたことはありません
きっと「3回に渡って不達の場合」に該当したのかも知れません

この企業からのメルマガだけが文字化けしたり不達になったりします。。。。
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倒産情報は経営の教科書(HPから想像する倒産事情②) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

ある企業が倒産しました
例によって、その倒産企業のHP(ホームページ)を見てみました

そこ企業は
本業以外にも数種類の飲食店を数店経営している
資本金の割には売り上げが大きい
HPがオシャレ(なんだかとてもかっこいい)
というのが小生の第一印象です

この話は、以前にも書きました
[本]http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2009-02-26-3

やはり、完璧なHPというのはないのでしょうが、HPを見ただけで胡散臭い企業は何かしらにおいがするのです
どこかに引っかかるものがあるものです

今回HPを見た企業は、一気に自己破産のようです
民事再生法の申請ではないようですから、きっと再建の見通しがないのでしょうね

注:アメリカの破産法は日本の民事再生法らしいですね

以前にも書いたかも知れませんが、
HPの中には、どこかに不安材料が隠れているものです
たとえば
①エコとか抽象的なことに力が入っているHP
・・・「エコ」が悪いことではありませんが、具体的なビジネスがあり、その後から総論や抽象的な話がついてきたほうがわかりやすいです
②あまりにもカッコいいHPも考えものです
・・・大手企業とたった一度でも取引があったら、もう、経常取引先のように書いてあるものもあります
③社長の実名ブログがある
・・・ブログは楽しいですが、自社のHPに実名でかける人というのはかなりの自信家かもしれません 足元をすくわれることがなければよいのですが。。。。

そういうつもりでHPをご覧になってください
特に、トヨタ等々の超大企業と中堅企業と中小企業と零細企業と。。。 比べて読むと何かわかるはずです

HPを見て、違和感あるいは催眠術にかかったときは、実際に面談等で現実的な姿にあたってみるとわかることがあるものです
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