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実は「貸し渋り」は起きていない [裏づけのない経営学]

世の中は景気が悪くなっているらしいですね

不景気になると、必ず出てくるのは
①金融機関が「貸し渋り」をしている
②中小企業の資金繰りがたいへん
という話です

確かに、景気が悪くなると企業業績も悪くなるのが一般的であり
金融機関もそういう企業には貸し出しを渋っているようです

でも、「金融マニュアル」を読むと
①経常利益が赤字の企業
②債務超過の企業(自己資本比率がマイナスの企業)
③要債務償還年数が長期にわたる企業
④先行きが不透明な企業
⑤ディスクローズしていない企業
には貸し出しは抑制せざるを得ないようなニュアンスです

つまり、景気が悪くなると、企業業績も悪化し、金融機関が今までのように
イージーに貸せない(審査を通らない)企業が増えてきます
「貸し渋り」とおっしゃる企業の多くは、たぶん業績が悪くなっていませんか?

バブルはじけて金融機関が破綻したり破綻しそうになった時
多くの方々は、「何でそんな企業に融資したのだ!」と金融機関を非難され
ペイオフの懸念から、貸し倒れを防げと。。。。。

ある意味、「貸し渋り」と「ペイオフ」は裏腹の関係にあるのかも知れません

「アリとキリギリス」という寓話がありました
「貸し渋り」とか「資金繰りがたいへん」とおっしゃる企業の皆さんは
業績のいいときに「蓄え」をなさいましたか?

確かに銀行は、「晴れの日には傘を差し出し、雨の日には傘を貸さない」
のかも知れません
それは今日にはじまったことではありません

経営のパートナーとして金融機関を仲間にしていらっしゃいますか?

そういえば、昨日、補正予算(案)が衆議院で可決されました
中小企業対策はいかがでしたでしょうか?
金融機関からお金を借りやすくすることよりも
①売上が増える(回復する)
②収益が上がる(儲かる)
ような施策はありましたでしょうか?

返さなければいけないお金を借りることよりも、
もっともっと優先しなければいけない事があるような気がします

実は「貸し渋り」は起きていないかもしれません
なぜなら、今日も、銀行員は
「お金を借りてください!」と頭を下げながら企業回りをしています






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立地の話:やっぱり人口を知っておかないと。。。。 [裏づけのない経営学]

ビジネスを行なうときには、やはり5W1Hが大切です
すなわち
1.いつ
2.どこで
3.誰が(誰に)
4.何を
5.どのように
のチェックが必要です

小ぶりな経営とかなら別ですが
「あったらいいな」とか「これは売れる」というだけのレベルならビジネスは長続きしません
特に、規模を大きくしようとしたら、必ず無理が生じます
マーケットの人口をよく見ておかないと、たとえばお店なら必ず出店過多になってしまいます

出店過多には
①コストがかさむ
②借金が増える
③信頼できる店長さんや店員が不足する
④飽きられる
等々、売上規模は増えるものの、収益効率は悪くなってしまうことが多いようです
「流行っているのでもう1店舗お店を出したら業績が悪化した」というのは良くある話です

マネージメントの問題もありますが、マーケットの人口規模に合わせた出店が必要です

ところで、人口ってどうやって数えるのでしょうか
典型的なのは、「国勢調査」ですが、5年毎なのと、やはりアンケート調査です
少し正確なものを求めるとしたら「住民基本台帳」に基づく人口でしょうね
日本人である限りは、皆さんもどこかの市区町村に登録なさっているはずです
この登録の数字が「住民基本台帳」に基づく人口です

ただ、この数字にも問題はあります
たとえば、福岡県の場合を見て見ましょう
福岡県全体の人口は、全体では500万人くらいで、そのうち福岡市は138万人です
でも、実際に天神や博多周辺に行ってみたら、東京や大阪のような賑わいです
福岡の場合は、いわゆるストロー現象で、九州の各地の若者が集まってきます
買い物だけに来ている人もいるかもしれませんが、実際は、200万人くらいの雰囲気です
たぶん180万人くらいの人口なのでしょうね

この点が住民基本台帳による人口の盲点です
皆さんは住民届けはどこで出しておられますか?
学生のときどこに出してましたか?
想像でお話しすると、学生さんの中には、親元に住民票を残したままアパートとか下宿暮らしの人も多いのではないでしょうか フリーターとかの人とかもそうなんでしょうね
一方で、お年寄りとか結婚して生活が安定した人はその地域に住民票を出しているはずです
年金の受給や健康保険や子供の学校の関係もありますね
そもそも正社員になれば、住民票の提出も必要でしょうね
単身赴任の人も住民票は出していないでしょうね

福岡には、大学や専門学校も多く、また若者が働く場所も多いですね
「はかちょん族」といわれるように単身赴任の人もいっぱいです
宮崎以外の九州の主な県庁所在地からは電車やバスなら2時間の距離です

つまり、福岡市には住民届けのない人が多いのではないかと思います
福岡市の人口が200万人くらいかもしれないと思う理由です
人口の増えている都市は、公表人口以上に人口が多いのかも知れません

こういう若者は、正社員として就職するときとか結婚するときとかに住民票を出すのでしょうから
この人口統計は、やや遅れた数字になっているのでしょうね

逆に、過疎地域の特長は、高齢者が多くて若者が少ないことですが
統計以上に人口は少ないのかも知れません
福岡の逆です
たとえば、日本で一番人口の少ない鳥取は、全県で60万人くらいですが
鳥取市から大阪までは2時間位ですから、実際には住民票だけで住んでいない若者も多いのかも知れません

東京や大阪のような大都市になると、もう少し違ってきます
つまり、千葉都民、神奈川都民、埼玉都民といった形で、周辺の各地域の人たちも、まるで東京の人のように昼間は東京で生活しています
たぶん、夜はそれぞれの地元にお帰りになるのでしょうね
福岡や札幌の場合は、たぶん、夜も福岡や札幌に住んでいる方が多いのでしょうね

分析は皆さんにお任せしますが、下記の統計資料をご参照ください

日本の人口:http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/xls/080731_6_sa3.xls
全国の人口:http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/xls/080731_6_sk5_01.xls
東京の人口:http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/xls/080731_6_sk5_14.xls
福岡県の人口:http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/xls/080731_6_sk5_41.xls
鳥取県の人口:http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/xls/080731_6_sk5_32.xls

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日本一を目指そう (あなたの周りに日本一がありますか) [裏づけのない経営学]

成功した経営者の秘訣の一つに「負けず嫌い」というのがあると以前に書きました
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-09-04

Y社長の会社のクラブチームが全国優勝したときのこと、「やはり日本一にならなければ。。。。。」とおっしゃっていました「一番と二番ではずいぶん違う」とも
S社長も「一番になる」が口癖の一つです

ところで皆さんの周囲に「日本一」はありますか?

福岡の人に、「日本一はありますか?」と尋ねると、「明太子です」と必ず返事が帰ってきます 
明太子のように競争相手の少ない世界での日本一ではあまり面白くありません

実は福岡の西鉄バスの保有バス台数約3,100台は日本一です
東京都が運営する都バスの保有台数は約1,500台ですから、その多さは見事です

福岡の天神付近では、西鉄バスが、まるで電車のように数珠繋ぎで走っている光景をよく目にします
福岡は西鉄バスの独占マーケットです
福岡市の郊外まで行ったら、市街地への帰り道はバスを利用されることをお奨めします
やってくるバスのほとんどは「天神行」か「博多行」ですから、まず間違うことはありません
ただ、天神のバス停はいっぱいあって路線ごとに違うので、知っている景色があったなら、適当なところで降りておかないと車庫まで行ってしまうこともあります

ビジネスにおいてもやはりNO1になれば、プライスリーダーになることもできます
業界トップ、シェアトップという言葉の持つ意味にはやはり凄いものがあります

さて、皆さんの周囲には、日本一はありましたか?

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第五次産業としての農業 (生業的なビジネスから簿記のある経営に) [裏づけのない経営学]

ものの本を見ると(ひょっとしたら、コーリンクラークの産業分類というのかも知れませんが)、

第一次産業:自然に働きかけて採取を行う産業。ただし、鉱物等の地下資源を除く。 農業、林業、水産業など。
第二次産業:地下資源の採取。または,(第一次産業が生産した)材料を加工して工業製品をつくる産業。鉱工業。建設業等。
第三次産業:第一次産業にも第二次産業にも分類されない産業。情報・知識を集約する点に特徴がある。金融業、不動産業、商業(流通業、小売業、卸売業など)、サービス業(飲食業、運輸業、通信業など)や第一次産業や第二次産業に含まれない業種全て。
と言われていますね。

ただ、現場感覚で卑近に見ると、
第一次産業=生業的なビジネスの色彩が強いような感じがします つまり、もっぱら生計維持にウェイトがかかっているような気がします。
また、
第4次産業、第5次産業と言うのも生まれてきているような気がしませんか?
小生の感覚的な定義で言えば、
第4次産業:朝でもないのに、「おはよう!」とか「おはようございます」と言う挨拶が定番なビジネス マスコミ、芸能界、社交的飲食店等々 で、意外にも、ファッションや消費分野の先端を走ったりオピニオンリーダーのように扱われがちなビジネス
第5次産業:「生業」から「経営」に高度化したビジネス 業種を問わず、零細企業と呼んでいたビジネス(?)から、組織的な企業ビジネスに変わったもの

特に農業分野においては、(きわめて感覚的ですが)
①家計調査も長い間、農林水産省の管理下に置かれており、総務庁の「家計調査」と比べられてこなかったため、実態が把握しづらかった。
②「営農指導」という名のもとに、「農協」による借金過多体質が築かれていった。
③特に、コストや利益と言う側面で見たら、設備投資が「あったらいいな」的になされていたケースが多いように思われる。
④貸借対照表(B/Sバランスシート)や損益計算書(P/L)の作成や事業計画の策定がやや不分明のような気がする。
⑤後継者ができにくい経営システムである。
などの課題があったのかも知れません。


少し乱暴な議論かも知れませんが、
「食の安全」とか「食料自給率の向上」等も意識しながら、農業に期待をかけるのならば
やはり、ビジネスとして「絵」が描けるような経営振りが求められるのではないかと思います。
日本の場合、多くのビジネスが経済産業省の主管分野が多いですが(許認可は別として)、
農業ビジネスにおいても、経済産業省が主管するような経営振りが求められているような気がします。

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トップの孤独 (社長と副社長の距離) [裏づけのない経営学]

「社長と副社長の距離は、副社長と運転手の距離よりも遠い」
これは、帝人中興の祖:大屋晋三氏の言葉らしい。

彼の功績の是非は別として、「言い得て妙」な言葉としてふっと頭をよぎることがあります。
彼の真意は知る由もありませんが、小生なりに解釈してみると、

トップから見れば、「NO2の副社長も末席の新入社員や運転手さんや用務のおじさんも、五十歩百歩で心情的には遠いところにいる。」
もっと平たく言えば、「誰も俺の気持ちをわかってくれない」「気安く腹を割って話せない」ということでしょうか。。。。

「いい企業にはいい番頭さんがいる。」という言葉の裏返しかも知れません。
同族企業等でなるべくしてトップに就かれた方には印象が薄いのかも知れませんが、這い上がってきた方にはときどき思い当たる節があるのかも知れません。

サラリーマンの方でも、あるいは社長じゃなくても、「長」のつくポストの方には、共通のご経験があるはずです。

もし、あなたが部長なら、
「部長と課長との距離は、課長と平社員やアルバイト社員の距離よりも遠い」とでも言うのでしょうか。
もし、あなたが課長なら、
「課長と部下の主任との距離は、主任と平社員やアルバイト社員の距離よりも遠い」と言うこともできるでしょうね。
一見、「和気藹々」に見える企業でも実はこんな孤独と戦っている人は多いのではないでしょうか。

「俺はそんなことはない!」とお思いのあなたは、たとえばこんなことにお気づきではないですか?
あなたが平社員の頃のことを思い浮かべてください。
さっきまでとは、逆に、組織を見上げてみてください。

「平社員と上司の課長との距離は、課長と部長の距離よりも遠い」
「課長と部長との距離は、部長と副社長の距離よりも遠い」
「部長と副社長の距離は、副社長と社長との距離よりも遠い」

などと、思われているかも知れません。

「逆は真ならず」かも知れませんが、あなたの部下から見れば、直属のあなたが出張とか休暇でいない日ほど気が楽なことはないのかも知れません。

たとえば、平社員の方の場合、
課長からの命令や指示は、逃げ道なく従わなければいけませんが、
部長からの直接の命令や指示の場合は、「課長と相談してお答えします」と時間を稼ぐこともできます。
もっとも、最近の企業風土では、そんな余裕はありませんが。。。。。。

あなたの部下には「直言型」の方はいらっしゃいますか?
企業組織の人的距離感を埋めてくれるのはそういうタイプの人材ではないでしょうか。。。

あなたの周りが、いわゆるYESマンばかりだと、きっと居酒屋では上司のあなたへの不満がお酒の肴に変わっているかも知れません。
「裸の王様」の話に出てくる、純真な子供も必要なのです。。。。

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貸渋りは起きてないかも。。。。(信用格付の話) [裏づけのない経営学]

「正常先」「要注意先」「破綻懸念先」「実質破綻先」「破綻先」というお話をご存知ですか?
銀行は、お取引先をこのように分類(格付)しています
これは、金融庁の「金融検査マニュアル」にでています
「金融検査マニュアル」では「債務者区分」と言います

少し平たく説明しておきましょう
ご融資を行なう企業については、銀行は、財務内容等を見て、いわゆる格付を行ないます
その格付けに従い、融資の総額、担保の状況、金利等々を決めていきます
その格付の典型が、「正常先」「要注意先」「破綻懸念先」「実質破綻先」「破綻先」なのです

それには、各企業の
①経常損益の状況(赤字でないかどうか)
②自己資本の状況(債務超過でないかどうか)
③要債務償還年数(借金を返すのに何年かかるか)
④キャッシュフローの状況(税引き利益+減価償却費-増加運転資金-設備投資)
⑤将来性・成長性(先行き)
⑥経営者の資産の事業への投入具合(「代表者等との一体性」と言います)、預金・不動産等資産状況
⑦経営者への報酬・家賃等の支払い状況(生活費以上の所得部分を返還した場合の利益の状況)
⑧経営者(代表者)からの借入の状況
⑨技術力・経営者の資質等
等々を勘案・加味しながらこの分類(格付)が決まってきます

ちなみに
正常先   ~融資に心配のない普通の企業です
要注意先  ~業況や財務内容に課題があり、返済振りに問題があったり金利減免などの貸出金の条件変更を行なったような企業です 短期の貸出(期限一時弁済)を期限に新しい貸出で振替決済して反復したりすると、条件変更と見られることもあります
破綻懸念先~現状破綻(倒産)はしていないが、先々、破綻の可能性がある企業です 貸出金も延滞の状況にあり、最終的な回収に懸念がある先 「ひょっとしたら倒産するかもしれない」と言う状況
実質破綻先~法的・形式的な破綻の事実はないが、深刻な経営難にあり事実上破綻(倒産)している企業です  「不渡りを出したと言う噂があるが、仕事は継続している」ようなケース
破綻先   ~法的・形式的な破綻の事実がある企業です

いずれも貸出金の回収(ご返済)の度合いを示すものです
金融機関では、貸出の都度、あるいは信用格付が変更になる都度、貸倒引当金を計上します
たとえば、
「正常先」なら、一般企業の売掛金のように数%の引当金を積む
「破綻懸念先」なら、100%の引当金を積む
といった具合です

銀行としては、貸出先・貸出申込先の業況如何では、貸出金について相当額の貸倒引当金を積まなければなりません(損失の計上になります)から、業況の悪い先には貸出をしたくなくなってしまうのかも知れません
なお、担保の状況によっては貸倒引当金の引当額を減らすこともできますので、担保を銀行から求められることもあるでしょう。。。。。

なお、貸倒引当金のことを考えたら、業績・業況の悪い会社(企業)には貸出をしたくないのが銀行の本音でしょう
このあたりが、銀行は「雨の日には傘を貸さない」と言う所以かも知れません
昨今のような不況になってくると、貸し渋りと言われてしまうのもやむをえないことかも知れません

また、貸倒引当金を積むことから、その損失を補填するために、金利を引き上げたりもします

少しアバウトに書きましたので、お取引のある銀行の融資のご担当の方に正確な話はご確認ください


(参照)
ある銀行のHP等、参考資料を紹介しておきましょう
[本]融資審査
法人のお客さまへの融資にあたっては、まず、返済能力や成長性を見極めるため、キャッシュフロー分析などの財務分析をはじめ、業界の動向、技術開発力や商品等の競争優位性、経営管理能力など、総合的に評価を行ったうえで、貸出案件ごとの資金使途、返済計画などの妥当性を検証することにより、的確かつ厳正に与信判断するよう努めています
http://www.smfg.co.jp/responsibility/risk/credit_risk.html

[本]案件審査
貸出資産の質を維持するためには、日常の与信管理を通じて不良債権の新規発生を未然に防止することが極めて重要となります。
案件審査については、基本的には、個別案件ごとに担当営業部店において厳正に分析・審査を行い、営業部店長の権限を超えるものについては本部の審査部門が審査を行う態勢をとっています。審査部門においては、業種や規模・地域等の切り口で専門の審査担当部を設置しており、顧客やマーケットの特性に応じて専門的かつ迅速な審査の実施、営業部店への適切なアドバイスを行うことができる態勢を整えています。
また、不良債権の新規発生を未然に防止する観点から、特に、ダウンサイドリスクの高い低格付先に対しては、営業部店と審査担当部が一体となり与信方針を明確化するとともに、早い段階でのお取引先の健全化に向けた支援を行う運営としています。
http://www.mizuho-fg.co.jp/company/internal/r_management/creditrisk.html

[本]金融庁「金融検査マニュアル」
http://www.fsa.go.jp/manual/manualj/yokin.pdf

[本]金融マニュアル~金融検査マニュアル別冊〔中小企業融資編〕
http://www.fsa.go.jp/manual/manualj/manual_yokin/bessatu/y1-01.pdf






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社長の犯罪 (「ストイック経営」の時代が来た) [裏づけのない経営学]

オバマ大統領の就任等々で少し扱いが小さいですが。。。。
ひょっとしたら「西松建設」の事件は日本での企業経営にとってすごく大きなテーマになるかも知れません

企業経営に携わる方にとっては、
「やはり。。。」と言う思いが強いのではないでしょうか
それとも「もっとうまくやれよ」とお考えになったのでしょうか。。。

特に、上場(公開)企業及び公開準備企業には、より厳しい「内部統制」「コンプライアンス(法令遵守)」経営が求められてしまうかも知れません
ある意味「羹に懲りて膾を吹く」的に危惧を感じられた方もあるのではないかと思います

大会社・大企業には、会社法及び金融商品取引法にて「内部統制」が要請されています
詳しい法解釈とやるべきことは、法律家・コンサルタントの皆さんに譲るとして、

①企業経営者として、意識しなければいけないのは、「インチキはだめだ!」と言うことではないでしょうか
②普遍的な常識から考えて「やはりおかしい」と思うことや、「それはおかしい」といえる企業こそが生き残っていくのかも知れません
③別の項でも触れたように、「それはだめ!」とか「おかしい」と直言・議論できる企業風土が求められているのかも知れません

「そんなことを言っていたら商売にならない」と言って手を抜くと、「商売にならない」前に企業が破綻してしまうかも知れません

少し以前の話を持ち出すと、「雪印グループ」、「ミートホープ」最近では「キャセイ食品」等々の破綻した企業の事情と結末を他山の石として自社を検証してみるチャンスかも知れませんね
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午後から雪が降ってきたら。。。(地方によって考え方が違う) [裏づけのない経営学]

ちょうど今日のような冬の日の昼下がりの出来事でした
温暖な地方の県庁での出来事でした
その県の商工部長と話していた時のことです
商工部長からは、「企業誘致に協力してほしい できたらハイテク関係がいい!」とのご依頼でした

そんな折、ふと窓の外を見たら、雪が降り出してきました
最初はちらちらと降っていましたが、南国には珍しく、すこし大粒の雪が降り始めてきました

そこで私は申し上げました
「部長、雪が降り始めましたね 明日は積もるかも知れませんね こんなとき、部下の皆さんと外で作業をされていたら、部長はなんとおっしゃいますか?」
「おそらく、みんな!雪が降り出したので、仕事は打ち切って明日にしよう!」とおっしゃいませんか。。。。。

もし、日本海側とか雪国の方なら
「おーい、雪が降り始めたので、早く仕事をしてしまおう! 明日は積もって仕事にならないから、今日のうちに終わらせてしまえ!」とおっしゃるはずですね

皆さんならいかがおっしゃいますか?どうなさいますか?

この部長は明日の朝礼でこの話をするとおっしゃっていました

明日、すこしだけ解説しましょう








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寒い地方には寒い地方なりのよさがある(ハイテク産業の立地) [裏づけのない経営学]

たぶん気のせいでしょうが。。。。。

スイスは何が有名でしょうか?
そうです 時計が有名ですね 世界的に。。。。。
スイスのことは詳しく知りませんが、
たぶん、①山に囲まれた国 ②冬は寒い ③冬には雪が降る ④素敵な湖がある(たとえばレマン湖など) ⑤時計が有名 ⑥永世中立国 等々でしょうか

日本の時計のメッカはどこでしょうか。。。。
そうですね、長野県の諏訪地方ですね 同じく行ったこともないのでよくわからないのですが。。。。。
①山に囲まれて ②冬は寒くて ③冬には雪が降って ④素敵な湖があって ⑤教育立県で。。。などと思い浮かんできます

不思議なことに、長野の諏訪地方とスイスとはなんか似ていますね
皆さんはいかがお感じですか?


(参考)10.02.08 追加
○潮風とハイテク工場 (理に適っているかどうかのチェックが必要)
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2009-02-26-2

○午後から雪が降ってきたら。。。(地方によって考え方が違う)
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2009-01-25-1

○午後から雪が降ってきたら。。。。②(地方によって行動パターンが違う)
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2009-01-25-3

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午後から雪が降ってきたら。。。。②(地方によって行動パターンが違う) [裏づけのない経営学]

午後から雪が降ってきたら
A 「明日にしよう!」といって仕事をやめてしまう地方と
B 「今日のうちにやってしまおう!」といって仕事に集中する地方と
がありますね きっと。。。。

作業効率とか、集中度はいかがなものでしょうか

暖かい地方では、冬でも外で遊ぶことが多いですよね 外での仕事もできますね
お天気がいいと、家の中にいても、途中で仕事や勉強をやめて外にでてみたくなりますね
逆に、冬が寒い地方は、家の中に閉じこもったままです 長い時間じっとしていることにも平気です

精密機械の部品工場の仕事をご存知ですか?
機械化が進んだとはいえ、人の手による細かな作業が特徴的です
根気強く続けなければいけません ひょっとしたら目が悪くなるような作業も続けないといけません

寒い地方なら、家に閉じこもってじっとしているのに慣れていますから、どちらかといえば、暖かい地方よりも、そういった細かな作業に向いているのかも知れませんね

もし、東海道新幹線にお乗りになることがあったら、窓の外を見てください
しかも、工場の看板ばかりを探してください
東京から名古屋までの間は、九州のほうに向かって左手(海側)には、電気製品の工場はないのかも知れません
名古屋を過ぎて、岐阜県とか滋賀県とかになると急に電気製品の工場が増えてくるような気がしませんか?

おそらく工場を作る時には、いろんなことをお考えの上で立地されるのでしょうから、何でこんなところに工場があるのかなぁ!と考えて見ると車中が楽しいですよ。。。。。

注:失礼な言い方ですが、冬の寒いシベリアには、きっと精密機械の工場はないはずです
おそらく、あそこまでも寒くて雪が多いと、最初から考え方が違うのかも知れません
たぶん、北海道にも精密機械の工場は少ないかも知れません。。。。。

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偏見的職業分類(あなたは「何屋」さんですか。。。。) [裏づけのない経営学]

ふっと思ったことなのですが、職業には、「〇〇屋」と呼ばれる商売があります
本当に偏見かも知れないですが、怒らないでください

たとえば
建設業(土建)、保険(保険)、証券(株)、新聞記者(ブン)、不動産(不動産)、政治家(政治)。。。。等々

逆に、
役人、先生、弁護士、医者とか、そうそう銀行員も「屋」が付きません(でした)
バブルはじけて以来「銀行屋」と呼ぶ人も出てきました

最近は、漢字とか日本語がTVのクイズ番組でもブームですが、この「屋」というのは、何か意味があるのでしょうか。。。
タグ:職業分類
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あなたの会社の名前の由来は。。。。。? [裏づけのない経営学]

名前にはそれなりに意味や思い入れがあるものです
それは、お子様の名前はもちろんのこと、商品や企業の名前であっても。。。。。。。

 実は、2001年(平成13年)6月のことでした ある会社の創業100年のパーティで、コクヨの黒田会長のお隣の席にご一緒させていただきました
特に話題もなかった小生は、大胆にも黒田会長にこう聞いたのです
 小生「コクヨという名前は、小生が子供の頃からお世話になった会社の名前です でも、妙に変わった名前の気がしますが、由来はなんですか。。。。」と
 この時、黒田会長からは丁寧にお話しをいただきました
「カタカナだとわかりにくいですが、漢字で書いてみてください 「国誉」と書きます 実は、コクヨの創業者は富山の出身です 富山では、越中の国を離れる時、立派になって(=国の誉れとなって)戻って来い!と言って見送られる慣わしがあります 先代が富山を離れる時も、やはり、親戚や郷里の皆さんからそう言われて国を出てきたのです その「国誉」と言う言葉を社名に頂いたのです」と

さすが越中富山の「反魂丹(はんごんたん)」(からだのたましいを返してくれるクスリと言う意味) 精神です
その熱き思いの企業なのです

席上、黒田会長は、「わが社も100年続く企業になりたいものです 100年続くと言うことはたいへんなことです わが社はまだ、90数年です」とおっしゃっていました
ご創業が1,905年でいらっしゃいますから、今はもう100年越えの企業になっておられます

さて、皆様の企業はいかがでしょうか。。。。。。

コクヨのHPから抜き出した社名の由来を記載しておきます
[本]http://www.kokuyo.co.jp/yokoku/100/mania/01.html

 ノートや学習帳、便せん、領収書など、おそらく誰もが必ず一度はコクヨの商品を使ったことがあるのではないでしょうか?。ある意味で、国民的スタンダード商品として、これほど高い認知度を誇るブランドはありません。
 ところでみなさん、それでは「コクヨ」という社名の由来はご存知でしょうか?
実は、創業時から、コクヨは、何度か商号(社名)と商標(ブランド)を変えています。また、現在のコクヨという社名は、実はかつて商標として使用されていたものでした

 それでは、時系列順にその変遷をご紹介しましょう。
 まず、創業時(1905年)の社名は「黒田表紙店」。商標は創業者の名前をとってでした。ただしこの商標は、当時すでに書籍/文具の老舗「丸善」があったため、創業後10年ほどで使用を取り止めました。
 その後1914年、社名を「黒田国光堂」としますが、に代わる新しい商標の方はなかなか決定打がなく、過渡的に「国印」、「光印」が使用されます。
 そして、1917年、現在の社名の起源となる「国誉」が誕生します。命名者は創業者、黒田善太郎。その由来は、かつて志高く立身出世を夢見て郷里を離れるのを、親族や懇意の人々が温かく見送ってくれたときに、強く心に刻んだ「恩に報いるためにも、国の誉れとならなければ」という創業者の決意でした。予備知識なしに字面だけ見ると、「国誉」の国は、日本のことと思われるかもしれませんが、実は国家ではなく創業者の郷里(越中富山)のことだったのです
この商標はその後、カタカナ表記となり、1961年には社名も「コクヨ株式会社」として、商号と商標の統一を図ることになりました。
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「履歴書」を書いてみませんか。。。。(そして、あなたが人事部長です) [裏づけのない経営学]

いよいよ正社員の削減の話が出てきはじめました。。。。
もはや、「派遣切り」だけにとどまらない勢いかもしれません

さて、誰しも再就職のことを考えなければいけません
と言うことは、そろそろご自身の「履歴書」を書いてみませんか

次の内容で書いてみましょう
なお、パソコンの使用は不可です 手書きで書いてください

①氏名
②生年月日(及び年齢)
③住所
④借家か自家の別
⑤電話番号
⑥高校以降の学校暦
⑦職歴
⑨性格
⑩得意分野(または得意なこと)
⑪希望する年間報酬
⑫希望する職種
⑬希望するポスト
⑭希望する(または配慮して欲しい)条件または事情
⑭長所
⑮短所
⑯PCが使えるかどうか

以上を書いてください
実際の企業の面接では聞くことが不適切なこともありますが
ここでは、念のため書いてみましょう

皆さん書けましたでしょうか

では、今度は、あなたが人事部長になってあなた自身の採用の面談をしてください
ただし、人事部長は企業の経営幹部ですから
①人件費は最大のコストの一つである
②一人当たりの生産性の改善が企業経営のテーマの一つである
と言うことを踏まえて面談に臨んでください

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「履歴書」を書いてみませんか ②(あなたはあなたを採用しますか) [裏づけのない経営学]

「履歴者」はかけましたか?

学校暦を書いていてどんなことを思いになりましたか?
ひょっとして、「もう少し学校時代に勉強しておけばよかった」などと後悔された人はいないですよね

職歴を書いていてどんなことを思いになりましたか?
「何でこんなに仕事を変わって行ったんだろう」「なんで前の会社を辞めたんだろう」などと不思議になりませんでしたか

履歴書全体を見渡して、最近のクイズ番組にスカウトされそうだと思いませんでしたか?(失礼)
字が汚く、誤字が多かったりしていることはなかったですか?

人事部長さん 採用はうまく行きましたか?
高給取りの方がご応募され、頼もしい限りだったのではないですか。。。。。

でも、「細かく」「くどく」「せっかち」な社風についていける方はいらっしゃいましたでしょうか

得意分野のない人、呑気な人、自分に都合のいい条件・希望ばかりの人
パソコンすら使えない人等々。。。クリアしなければいけないことが多いのに気がつかれませんでしたか?

雰囲気を見ていて、だらしない人ではなかったですか
整理整頓がきちんとできて、身綺麗な方ならいいですね
安心してお金を任せられたらいいですね
うまく職場に溶け込める人ならいいですね 先輩の邪魔にならない人ならもっといいですね

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プロ野球の季節がはじまりましたね [裏づけのない経営学]

プロ野球のキャンプが始まりましたね
野球の好きな方なら、小躍りされているかもしれませんね。。。。

プロ野球を見ていると、なぜか企業経営に重なってしまうので楽しいです
小生は巨人ファンですが、何度かファンを辞めようと思ったこともありますが、今も、細々と応援しております

さて、小生の巨人についての見方ですが
1.監督・コーチ・選手を企業経営になぞらえてみると楽しいです
監督=社長、コーチ=役員(ヘッドコーチ=番頭)、選手=スタッフ(社員)及び商品と置き換えてみましょう
ドキッとするこがすごく多いですよ 強いチームは、強い会社に似ています
もし、あなたが、どこかのチームを批判・分析されるのなら、あなたの会社と比べてみてください

2.昨年の状況を思い出してみましょう
過去を振り返って、同じ失敗をしないこと(過去を教訓にすること)が明日を生むはずです
野球の報道を見ていると、毎年同じパターンです

3.フリーバッティングとかの練習で柵越えを連発することの意味がよくわからない
要は、試合でヒットが打てるか!ホームランが打てるか!と言うことです
ヒットの延長線がホームランと言う名言があるようですね
社内で「これはいい商品だ!これは売れる!」と内輪誉めをしてるようなものです

4.「基礎=基本」を鍛えていますか昨年の巨人はスタートダッシュに失敗しました あれだけの選手を揃えながらもたつきましたね
なぜだったんでしょうか。。。。。

上原、高橋尚投手の不調が典型的です あるいは打撃陣のひ弱さが目立ちました
なぜでしょうか。。。。。
簡単です 足腰の鍛え方が足りなかったからです だから彼らはシーズン途中で二軍に落ちて足腰を鍛えたはずです 特に新球(「新しい球」を覚えようとすると、小手先だけの練習・投球術になるようです)

巨人の選手の特長は
①腰高(重心が高い)
②いいピッチャーが出てくると打てない
③ピッチャーにポカが多い
④頭が悪そうな試合運びである
と言うことでしょうか

理由は簡単です マスコミのちやほやが原因です
マスコミに取り上げられることが多いせいもあって、見栄えのいい練習ばかりしているからです
今年は、新人の大田選手が典型的です
①たかが新人なのにつつき過ぎ(原監督はなぜフォームをつついたのか?)
②下半身がひ弱
③迫力がない!(日本ハムの中田選手の方がまだ迫力がありました)
明日から即1軍で使えるのなら別ですが、もっとじっくりゆっくり育ててください

5.選手の役割が不明
V9時代の巨人が強かったのは、
①ONがいたこと
②選手の役割がきちんと決まっていたこと
③ヒットを打つこと、進塁をすることなど役割が明確でした
今の巨人は、他のチームなら普通の選手でも、急に名選手になってしまうことです
プロの野球を見せてほしいものです

V9時代のスターティングメンバー
1番 柴田(赤い手袋)・・・・出塁して盗塁(または高田)
2番 土井または黒江・・・・小柄でしぶとい バントまたは球数をたくさん投げさせる
3番 王
4番 長島 (打点が多い)
5番 高倉・末次・田中・吉田・国松等々(ONと比べるから見劣りがしますが、それはそれはすごい選手です)
6番 外野手の誰か(高田等々5番候補がたくさんいました)
7番 森 (ホームランも打てるキャッチャー)
8番 ピッチャー
9番 黒江または土井・・・・下位打線でも息が抜けません 7番8番9番でも息が抜けなくなります

6.うきうきしない
巨人が好きでもうきうきしないので、試合を見ることが少なくなりました
寝る前に、プロ野球ニュースを見るかインターネットで確かめれば終わります
「うきうき」するどころか「ひやひや」しかしないTV中継は見ていて気が休まりませんし、興奮もしません
特に、仲間内の話しかしない解説者とアナウンサーとか芸能人がゲストの時は、まったくみません
それだけでいらいらします

等々、今思いつくだけでもこんなにありました
企業経営になぞらえてみるとすごく面白いですよ
仲間内のYESマンばかりの企業は伸びないとか。。。。
基礎とか基本を大切にしないとか。。。。
マスコミにちやほやされるとか。。。。
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潮風とハイテク工場 (理に適っているかどうかのチェックが必要) [裏づけのない経営学]

海辺のリゾートに行かれたことはありますか?
もし、心地よい潮風の吹くリゾートホテルやマンションに宿泊されたときは、必ずベランダに出てみましょう
エアコンの室外機が置いてあれば占めたものです
よーく観察してください どんなことにお気づきになられましたか。。。。。
おそらく「塩害対策用」などとラベルが貼ってありませんか?

意外にも海沿いにはハイテク(あるいは精密部品・機械)の工場はないものです
尊敬するS社長の本社・工場も、どちらかと言うと海から離れた山のほうにあります
「ここに工場を決めたのはやはり海から離れているからですか?」とS社長に聞いたのですが、
社長は「たまたまですよ。。。」と笑っておられましたが、明らかに、海から離れた土地をお探しになったと言う感じでした
本社のビルからみると、太陽が沈む西の方角はるかに、S社長がご信心をなさっているお宮の祠が浮かび上がるロケーションです
おそらく、一日の終わりを神様に向かって毎日感謝されるのだろうなぁと感じ入りながら応接の窓から見入ったことがあります

精密機械工業は、世界的には、スイスが有名ですね 山紫水明、レマン湖とアルプスの山々のコントラストが綺麗な地方です 日本では長野の諏訪地方が代表的ですね
重厚長大の産業は別として、いい工場はやはり海沿いにはないというのが一般的です
あるいは、高台にあったりします
精密機械やハイテクは、水や潮風を嫌うようです
特に大雨の多い地方の工場の場合、斜面とか盛り土をしたところに立地しています

液晶で世界的に有名な電機メーカーも山間部に工場があったはずです
この会社は臨海部の埋立地に新工場を建設する話が進められていますが、そういう意味ではすごく驚きです
液晶パネルは、割れやすく持ち運びがたいへんだから海のそばがいいということも理解できますが。。。。
山のほうの工場でできた液晶パネルと言うのが売り物だったのに。。。。
今回の世界的な不況で新工場建設に少し足踏みする時間ができたのはいいことかも知れませんね

松下幸之助さんは和歌山県の出身ですが、和歌山には主力工場はありませんでした
和歌山の人は「幸之助さんは、地元の人にいじめられて、和歌山に嫌気して出て行った」とおっしゃるようですが、実は、和歌山の風土・県民性・気候等々が彼がこれからやろうとするビジネスにあわなかったのかもしれません
松下の工場の立地を見ると「理に適っている」ような気がします

工場や倉庫を見るにつけ「理にかなう」ということを考えてみると楽しいですよ
いい企業の工場や倉庫は潮風、砂塵、埃、陽射し等々にうまく配慮されています
あるいは場所に応じた立地や利用になっているはずです
倉庫を見たときに「中には何が入っているのですか?」と尋ねてみてください










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日本の三大商人とは? [裏づけのない経営学]

大阪、近江、伊勢(松坂)、堺、博多、長崎、富山、甲州、紀州等々かつて隆盛を極めた地域には、有名な商人群がいらっしゃるようですね。

「日本の三大商人は誰?」とみなさんに尋ねると、いろんな回答が返ってきます。

堺の商人というお答えがたいへん多いですね。 堺の商人は、信長・秀吉の時代の豪商で、千利休などなど有力者が多いことから記憶に残る人も多いのでしょう。
・今の流通業界の三越、イオン等々は皆さん伊勢がルーツのようです。
近江商人というのもよく名前が出てきます。 そうです大阪船場の商人のことです。
西武グループのルーツは近江であったと思います。
・なにわの商人(あきんど)と言われ、日本の台所であった大阪の商人もよく名前が出てきます。 豪商:鴻池に代表されるような力のある商人がいたからですね。
・もちろん江戸にも力のある商人がいたはずです。
おそらく時代とか地域とか商売のスタイルとで、その見解も分かれていくのでしょうね。

さてさて小生は、次の三つの商人がなぜか気になります。
近江(滋賀)、越中(富山)、甲斐(山梨)の三つの商人です。
この三つの商人(地域)は、よく似たところがあります。

1.ロケーションが似ている。

①地元は山に囲まれた要塞のような地域である。
②商売の主戦場は地元になく、その地元から出て行って商売をした。

 家族は要塞の中に住まわせ、ビジネスの主戦場は地元以外のところに求めています。
特に、近江、甲斐の国は、それぞれ大阪(なにわ、船場)、東京(江戸)・静岡という大消費地を控えており、山を越えて大消費地にアプローチし、また、越中(富山)は、南に北アルプスの高い壁があることから、北に面する日本海から船を使い全国に出て行ったことも多かったといえるのかもしれません。

※「昆布」の消費の多い地域として沖縄・富山は有名ですが、北海道で取れた昆布は、「北前船」で日本海を回り、能登(北陸)を経由、関門(博多)を経て、琉球に渡り、中国との交易に使われたらしいです。

「てんびんの詩」と言う映画がありますが、近江の商人は出歩いて商売をするということが色濃く出ているような気がします。 「行商」することで商売の極意を会得していくところに商ビジネスの基本を見るような気がします。

 近江商人が目立たないのは、彼らは、船場に居を構え船場の商人と名前を呼ばれたからです。
同じように、甲斐の商人も静岡に山越えして商売をしたのです。 富士急行などはその典型例ではないでしょうか。。。。
 「反魂丹」(はんごんたん)という富山の薬売り(置き薬)の手法もさすがです。 家族の住む要塞からでて、全国をマーケットにした手法(仕組み)です。

 また、北海道に行くと、富山を代表する銀行である北陸銀行の看板を目にされることと思います。 これは富山の人が北海道に住みつき、お金の流れをコントロールする銀行も付いていったと考えると興味深いです。 また、大阪船場、あるいは東京日本橋の繊維問屋街に滋賀銀行の支店が立地するのも特筆すべき事項です。

 近江=船場、富山=北海道という住み替えビジネスも発生したのも、住み替えてもメリットがあるまでにビジネス規模が大きくなったと言うことでしょう。

※余談ですが、銀行の立地を見るとお金の流れがわかることがあります。 何でこんなところに銀行があるのだろうお思いの場合は、そこでお金が動いたからであり、その銀行にゆかりの地方の方がビジネスをしたと言う証左です。
 また、企業の取引銀行のいわれも想像してください。 その企業はなぜその銀行と取引きをしているのかと考えてみるのもビジネスのうえでは有用なことです。

2.大陸(中国、朝鮮)の影響がより強いかも。。。。。。(独断ですが。。。)

と言うことです。
近江の「江」、越中の「越」、甲斐の「甲」と言う一つ一つの文字、あるいは「江州」「甲州」と言う文字は、おそらく気のせいですが、どこの地域よりも「中国」「朝鮮」の香りがします。

山梨の「梨」と言う文字も、朝鮮半島ではいい意味で使われているのではないかと想像します。 「梨花女子大」などという名前の大学もありますから。。。。。

日本の技術・文化は大陸~朝鮮半島を経由したものが多いですが、商才に長けた一族が移り住むにあたり、主人が留守でも安全に一族を守る「より要塞的な地域」に住んだとみることもできるのではないでしょうか。。。。


※余談ですが、京都「祇園」を発展させた主役の一つにこの近江の商人の力があるのではないかと思います。
「祇園」は、彼らのビジネスの場である大阪と家族の住む近江の中間地点であったというのも何かの縁ではないでしょうか。 また、馬を引いて岐阜の花街まで通いつめた挙句、身代を減らした近江商人もあったようです。

※090404加筆
本日の日経新聞(朝刊)「春秋」によれば、「高度な技術とともに朝鮮半島から渡来した人々」「高麗(こま)郡と呼ばれたこの一帯だけではない」「未開拓地だった関東平野の各地に移住した「北朝鮮の高句麗系の渡来人」」等々の話が載っています。
埼玉県の日高市周辺らしいのですが、そう思うと、山梨県に巨摩(こま)という地名があるのも納得がいくかもしれませんね。






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不景気だからできること [裏づけのない経営学]

皆さんは、ご病気になられたことはありますか?

病気に入院したら、病院のベッドの上で何を考えますか?
①俺だけがなぜ運が悪いんだ(ため息)
②死ななくてよかった
③元気な時は楽しかった
④お酒の飲みすぎ、タバコの吸い過ぎがよくなかった
⑤不摂生だった
⑥偏食がよくなかった
⑦太りすぎだった
⑧生きていれば、まだまだやる(やりたい)ことがある
⑨保険に入っていたので助かった(保険に入ってなかったので困った)
⑩預金していてよかった(お金がないので困る)


元気になったら
⑪あれが食べたい
⑫あれをやろう
⑬節制をしよう
⑭ダイエットをしよう
⑮二度と病気にはなりたくない(なるものか)
⑯まさかのときの備えをしよう

などとお考えになるのではないでしょうか

これを、
病気=業績の悪化 死亡=倒産
に置き換えてみたらいかがでしょうか

経営とかビジネスに置き換えてみたら
強烈なアメリカ発のインフルエンザが世界中に蔓延し、
死亡した人もいれば、大手術を受けた人が続出したり、
入院はしないまでもすっかり体力が弱ってしまった
と言うことでしょうか

アメリカのほうでは、サイボーグとなって生き残りを図ろうとしている人もいる
と言うことでしょうか

・今は世界中が病気なので、あまり元気がいいのもいかがなものか
・みんなが病気なんだから、少々からだが悪いのも許される
・大手術よりも化学療法や薬で治したい
と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか

さてさて、病気が完治したらどうなるのでしょうか
癌とかのように、「完解」と言うことで再発の可能性を秘めたままなのを
気になさる方もいらっしゃるのではないでしょうか

そこで提案です
企業経営におかれましても、
①元気になったらやりたいことを書き抜いてみてください
②その中で、
A:病弱でも(体力が弱っていても)できること
B:元気になってからでないとできないこと

X:無理をしたら絶対にだめなこと
Y:少々なら無理をしてもいいこと

α:独力でできること
β:人の手(誰かの協力)が必要なこと

と言うように、振り分けてみてください
③今できること、あるいは、しなければいけないことを今からやりましょう
そして、病み上がりですから
④ときどき定期的に健康診断を受けてみましょう
⑤セルフチェックをやってみましょう

いかがでしょうか?
今は皆さんが体力が弱っているので、許されることでも
・まわりがもっとひどくなったり
・まわりがすごくよくなったり
したら、かまってもらえなくなります

「政治が悪い」という言葉は禁句です
活路を自らに求め、自らが切り開いてみませんか

病院のベッドの上にいると悲観的になる人がいる反面、
冷静になって自らを省みて、元気になったらこうしよう!と考える人が多いようです

ビジネスの現場では、今こそ、自らの企業風土や商法をチェックして、体質改善を図るいい機会かもしれないですね



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経費節減をする前に。。(損益分岐点のチェック(固定費と変動費の分析)をしてみませんか?) [裏づけのない経営学]

ビジネスをはじめたら、何とか売上を上げようと皆さんがんばられますね。

売上があがってもあがらなくても、経費の支払日や給料日が来るとお金が必要になってきます。
もう少ししたらお金が入るので、その間までお金を貸してください。。。。。と言うようなことで銀行取引が始まります。
しかし、売上が上がらないといつまでたってもこのお金は返せません。
そして、売上が上がっても、利益が蓄積されないと借金は減りません。

もし元手もなくビジネスをはじめたら
A:売上0-経費=▲経費  (つまり経費の分だけお金がいります)
B:売上 -経費= 0     (売上が上がっても経費の分ですべてお金がなくなります)
C:売上 -経費=+利益  (売上から経費を引いてもお金が残る状態です)

もっとも、売上があがっても、実際の入金は手形であったり、〆た後何日か後になりますが。。。。

前置きが長くなりました。
「損益分岐点」と言う言葉はご存知でしょうか、お聞きになったことはおありではないでしょうか。。。。。
利益を上げるとか経費節減を行なう場合には、この損益分岐点を理解しておくことが重要です。
※経営の教科書では損益分岐点 = 固定費 ÷ (1-(変動費÷売上高)) と示されます。

損益分岐点とは、平たく言えば、売上高と費用の額がちょうど等しくなる売上高を指します。
すなわち 売上=経費となる売上高です。
上の例で言えば、Bの 売上-経費=0 の状態です。

売上は皆さんの知恵と工夫とがんばりで達成できますが
経費にも知恵と工夫が必要です

経費には、
X:売上が上がらなくても必要なもの・・・・固定費
たとえば、家賃、正社員の給料(人件費)、金利、事務所の電気代、電話の基本料金、固定資産税などがあります。
平たく言えば、日曜日(会社の休日)でもかかる費用です。

Y:売上が上がればそれに連れて増えるもの・・・・変動費
たとえば、原材料費、派遣やパートの給料(人件費)、工場の電気代、外注費、電話の使用料金などです。
平たく言えば、もっと作れ!もっと売れ!と言うことで増えていく経費です。
交際費などは微妙な経費です。
売上が増えなくても増えてもかかるのなら、その割合に応じて固定費と変動費に配分しましょう。

利益を計算するには
売上Z-経費(固定費X+変動費Y)=利益 と言う算式ができます。
Z-(X+Y)=Z-X-Y=利益 ですね。

もし利益を上げるなら、
①売上Zを大きくする
②経費(固定費X)を小さく(少なく)する・・・家賃を減らす、正社員の人件費を抑える
③経費(変動費Y)を小さく(少なく)する・・・原材料費を減らす、派遣やパートの人件費を減らす
そして、①②③の組み合わせです

もし、今、経費節減を行なおうとするのなら、費用項目をこのようにばらしてみてチェックすることが必要です

なお、
もし、利益が0であるなら
売上Z-経費(固定費X+変動費Y)=0 です。
少しだけ数学をすると
売上Z=経費(固定費X+変動費Y) と変形することができますね。
つまり
売上Z=固定費X+変動費Y となります。

固定費を出すのなら
固定費X=売上Z-変動費Y
変動費を出すのなら
変動費Y=売上Z-固定費X
と言うことになります。

ここで売上に占める固定費の割合(比率)・変動費の割合(比率)を計算してみましょう。
固定費比率=固定費/売上高(%) です。
変動費比率=変動費/売上高(%) です。

売上高を100%と考えると売上高に占めるそれぞれの割合のことです。
固定費比率+変動費比率=100%です。
固定比率(%)=100%-変動比率(%)
固定比率   =  1  -変動比率
と言うことです。

※実際のビジネスでは
固定費比率+変動費比率+損益比率=100%となります。
損益比率=損益/売上高(%)

売上の変化に関係のない固定費は、固定費=売上高×固定比率(%) と言うことですね。
ということは、逆に
売上高=固定費÷固定比率(%)
     =固定費÷(1-変動比率(%))
     =固定費÷(1-変動費/売上高)
と言うことです。
つまり、
損益分岐点 = 固定費 ÷ (1-(変動費÷売上高)) と言うことです。
利益をゼロ以上にするために最低限必要な売上高それが損益分岐点です
逆に固定費は一定であることから、この損益分岐点以上の売上を上げれば、その差額が利益と言うことになります(実際の売上高-損益分岐点売上高=利益 と言うことになります)。

もし売上高が増えないとすれば、経費(固定費か変動費)を見直さないと利益は出ないと言うことも教えてくれます。

※言い換えれば、損益分岐点についてはこんな説明もできますね。
固定費/売上高(%)+変動費/売上高(%)=売上高/売上高(%)のことでしたね。
と言うことは、
固定費/売上高+変動費/売上高=1 と言うことです。
と言うことは、
固定費/売上高=1-変動費/売上高 と同じですね。
と言うことは、
固定費=売上高×(1-変動費/売上高) と同じですね(両辺に売上高をかけただけです)。
ということは
固定費÷(1-変動費/売上高)=売上高 (=利益がゼロとなる時の売上高) と同じですね。

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はやらない旅館の話 [裏づけのない経営学]

以前、とある温泉町の観光協会の勉強会でお話をさせて頂いたことがあります
そこは、テレビのドラマの撮影場所にもなったところですが、今はもうすっかり忘れ去られています
地元の人には、やはりそのドラマがトラウマのように残っていましたが,消費者は移り気です
※テレビドラマの名前を冠した商品もいっぱいありますが。。。

そこで経営のヒントをいろんな人に求めていらっしゃるようでした
皆さんならどんなアドバイスをしますか?

そのときは、みたまま思ったままを言いました
①まず、駅を降りても、町が汚い
②花ぐらい植えよう
③ホテルに着いたら、嫌なにおいがする・・・・もっといい香りを
④絨毯が汚い。。。小まめにお掃除を
※ホテルは暗いのでわかりにくいですが。。。
⑤お部屋もよく風を入れておいて
⑥お布団とかお風呂も綺麗に

今は、自宅が
①綺麗
②ふかふかの布団
③お風呂も綺麗
と言う時代なので
家(自宅)とは違うことが大切です
少なくとも、自宅よりも汚いところにお金を払って泊まる人は少ないです

もし、お年寄りのお客様なら
一人暮らしとか少人数の人が多いので、食事をにぎやかに。。。。 たとえば給食みたいに

もし、家族連れなら
奥様を食事の世話から解放するのがいいですね
たとえば、部屋食もいい
お化粧しなくていいし。。。。。。

最近はバイキングが多いのでその逆もまたいいですね

あるホテルは、
夜をバイキングに
朝を松花堂にしてありました
これはこれで経営戦略的には面白いです
(その秘密は後日に。。。)


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「あれはどうなった。。。。」 (報、連、相 に変わるもの) [裏づけのない経営学]

何度か「報、連、相」はうそ!と言ってまいりましたが、ではどう対応すればよいのか。。。。

そもそも「報、連、相」について懐疑的なのは、
①「報、連、相」にこだわっているとなかなかうまくいかない
②たとえば子供だった頃を思い起こすと、いい話は伝えても、悪い話は伝えたくなかった
③下にばかり報告することを求め、上が知った(知っている)情報の下への伝達がない
と言うことからです

では、どうしましょうか
それでは風通しが悪くなったり、情報が回らなくなりますね

いい会社と思われるところは、やはり、古典的ですが
①「あれはどうなった?」と聞き癖がついているようです ある意味「やかましい」と言う状況です
②それから、同じことを何度もいう 「聞き飽きた」とか「くどい」と言う雰囲気です
③悪いことは大声で叱り、「だからだめなんだ!」と言う大声が社内に響き渡るようなことも再三あるかもしれません 失敗は後で笑い話に変え、いい話はコッソリと。。。。。
④何が正解かはわかりませんが、あまり教科書的ではないようです
⑤つまり、「報、連、相」などといわなくても、どちらからともなく、コミュニケーションができています
⑥仕事である以上、情報交換・情報伝達がもっともっと重視されています ただし、形は気にしないということでしょうね

フォームやスタイルはいろいろあっても、「人にモノを伝えていく」という基本はちゃんとできているようですね

[本]
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2009-02-19
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-11-11

タグ:報連相
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身の丈経営 (自分の体格・体力に合った経営スタイルを。。。。) [裏づけのない経営学]

経営者の方の中には、勉強会やセミナーへの出席率もよく、また読書をよくなさっていていろいろなことをご存知の方も多いようです

でも一方で、いわゆる「残尿感」を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか
でも、ご安心ください
そういう経営者の方が経営される企業の多くは倒産とかしてないですから。。。。。
「こんなの役に立つのかなぁ」などと思いつつ、また今日もセミナーに足を運び、本もお買いになるほどの余裕のある経営振りのはずですから。。。。

セミナーの講師の方は、その方のピークの時にお話をされるケースが多いようです
お話を聞かれて何年か経った後で
「その方のおっしゃっていた話が役に立ったのか」とか
「その方の経営されていた企業がどうなったか」とか
振り返ってみられたらいかがでしょう

あなたの企業が、派手さはないものの今日まで生きていらっしゃるのは
そういった「極端な話」を
①参考にしながら
②ご自身のキャパ(キャパシティー)の範囲で
③あなたの体力・能力に合わせて
うまく取り入れてこられたからではないでしょうか
そういう方は、基本を大切にされているからこそ、長年に亘りぶれない経営をなさっていらっしゃるのではないでしょうか 
(別な言い方をすれば「立ち遅れたように見える」こともありますが。。。。それはそう見えるだけです)

たとえばゴルフ[ゴルフ]でも、
体格の大きなプロの選手の打ち方やクラブ選択を、小柄で腕の短い方が真似てもなかなかうまくいかないのではないでしょうか
確かにヒントをもらったり発見したりすることは多いと思いますが。。。。。

※スイングやクラブの選択やファッションがどうであれ「クラブがボールに当たる瞬間の力加減や角度」がショットを左右するのではないかと思っているのは私だけでしょうか。。。
 このあたりが「センスがある」とか「頭がいいと呼ばれる」人のなせる業(わざ)のような気がします
ゴルフ練習場でたくさん練習するのなら、練習の一打一打で「理屈がわかり、体で覚える」ことが上達のコツではないでしょうか(それができたら苦労しないのも事実ですが)

やはり
①まず自らを知り
②自らの身の丈にあったところからスタートし
③体力や知力を備えていく
そんなことが必要なのかも知れませんね
タグ:身の丈経営
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コンプライアンス(法令遵守)と言うこと [裏づけのない経営学]

今日の経営テーマの一つに「コンプライアンス」(法令遵守。特に、企業がルールに従って公正・公平に業務を遂行すること)があげられますね
研修やらコンプライアンス・プログラム作りが各企業でも活発なのではないかと思います

企業の若い方は、経営者や管理職の背中を見て育っていきます
私が見る限り、かっこよく「コンプライアンス」と声高におっしゃる方ほど「コンプライアンス意識」が低くなりがちなような気がします

企業は経営者の動き方で良くもなれば悪くもなります

そのスピードが速すぎてもゆっくり過ぎても
あるいは
その温度が熱過ぎても低過ぎても
うまくいかないようです
「いい加減」を見つけるのはすごく難しいですが、それが経営なのかも知れません
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「経営計画」を作ってみませんか。。。① [裏づけのない経営学]

もうすぐ新年度を迎えます
当然のことですが、あなたの会社には経営計画はありますか?

あなたが経営者でも経営者でなくても
自分の会社の経営計画を作ってみましょう
景気の悪い今だからこそ作りやすいですよ
できたら後継者の方や若手が作り、お父さんや先輩が採点すると言うのも面白いです

では、少しだけ計画策定の留意点を申し上げましょう
1.目的を明確に
①自社の経営課題の共有化
②ストロングポイントとウィークポイントの発見
③経営資源(人、もの、金)のチェック
④事業目標(短期・中期・長期)の明確化
⑤先行きの検討
⑥事業永続のシナリオ(将来ビジョン)の策定
などがあげられます

2.計画策定の留意点
①5W3Hを明確に
いつ(When)
どこで(Where)
誰が(Who)
何を(What)
なぜ(Why)
どのくらいの期間で(How Long)
いくらの予算で(How Much)
どのように(How To)

②数値目標を明確に
③期限を明確に
④実現可能な目標を

3.経営計画の進捗をフォローしよう

4.税理士さん・担当の銀行員さんにチェックしてもらいましょう(第三者に評価してもらいましょう)

※切り口や押さえどころは自由ですが。。。。チェックポイントは次回補足します
タグ:経営計画
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「経営計画」を作ってみませんか。。。②(チェックポイント) [裏づけのない経営学]

高い目線で申し訳ありません

「経営計画」を作るにあたっては、基本的な事項を少し整理しておきましょう
月並みと言えば月並みですが、会社(ビジネス)の事業計画です
少しオーソドックスに行きましょう
「経営計画づくり」は自らの事業・経営状況の整理と後継者の方々に事業の状況を理解していただくチャンスです

景気のよい時には、イケイケドンドンでもいいのですが、不景気の時には、やや悲観的にやや消極的に作る方が多いので、本当の実力のベースが形作られます

ではチェックポイントを挙げてみましょう
1.事業の沿革の整理
今のビジネスが今日あることのおさらいです
その秘訣やターンニングポイントが良くわかります

2.市場の現況の整理
①市場規模
今のビジネスのマーケットをチェックしましょう
・今のご商売のマーケットは成長余力があり将来に魅力があるかどうか

②競業環境
・今のビジネスのコンペティター(競争相手)をチェックしましょう
・ライバルの強み弱みの分析も必要です
・ライバルの退場はマーケットの拡大になることも見極めておきましょう

③事業の現況
・部門ごとの評価が必要です
・過去・現在・未来と切って見るのもいいでしょう
・ストロングポイント・ウィークポイントをピックアップしてみましょう

④役員の状況
・今の経営陣の役割・活躍度合い・将来性をマトリックス化しましょう

⑤従業員の状況
役員と同様ですが
・個人の資質によるものなのか
・チーム力によるものなのか
・従業員サイドに不満はないのか(やめられはしないか)

3.経営(収支)実績の整理・数期分を並べてみましょう
・収益構造はどうなのか
・トレンド(勢いとか傾向)はどうなのか
・課題はないのか。。。。

4.経営(財務)構造の整理
・数期分を並べてみましょう
・資産・負債・自己資本の特長はなんでしょうか
・資産・負債・自己資本の状況を見比べてみましょう

5.自己資本の状況の整理
 (4と重複しますが)
・法人税の申告書の別表2等で株主構成も確認しましょう
・議決権株式数はどうなっていますか?

6.経営者の資産環境・資産状況の整理
・いざと言う時にビジネスに投入できる資産はあるかないか
・相続に課題はないか
・ビジネスをやっている以上は、個人資産もあるはずです

7.経営計画(事業目標)のフォローの状況
①その計画のエンド(達成目標時期)はいつなのか?
②せめて四半期毎に達成(進捗)状況をチェックするルールはあるのか?
③達成困難な目標を「止める」ルールはあるのか

挙げだしたらキリがないですね。。。。。。



タグ:経営計画
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経営計画を作ってみませんか ③ (「こうしたい」を明確に。。。。) [裏づけのない経営学]

経営計画は論文ではありません

「ビジネスを事業を企業をどういう方向に持って行きたいのか!!」と言うことが明確であることが必要です

経営計画だけではなく、経営者とかグループのリーダーなら、その仕事ぶり・スタンス・発言においても同様のことが言えます
ポイントは
①主語と述語が明確なこと
 つまり誰が何をやるのかを明確にすることです
 「猫の首に鈴をつけよう!」というのは名案ですが、「誰が鈴をつけるのか」が明確でない限りは「絵に描いた餅」かもしれません

②5W3Hが明確なこと
既出です
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2009-03-20-2

③「任せる」と言わないこと
「任せる」と言う言葉は、耳に優しく、太っ腹な経営者のような気がしますが
・どこまで任せるのか
・任せた人の思考・行動パターンを理解しているのか
・結果責任を誰がどう取るのか
と言うことが詰めてない以上はあまり有意義とも思われません

④方法論(やり方)が明確なこと
美辞麗句よりも「やり方」が肝心です

⑤身の丈にあった自分の言葉を使うこと
コンサルタントの方には叱られるかも知れませんが、
借り物の言葉とか仕組みではなく
自らの企業・組織に合った言葉遣いは必ず必要です

⑥ビジネスは「職人芸」でも「芸術家肌」だけでは続きません
スタイルは別として組織だった仕組みある経営が必要です

⑦達成目標は、具体的で、かつ手の届くものであることです
人の多い組織では、手の届かない目標は「あきらめ」に繋がってしまいます

経営者の中には、経営振り・仕事ぶりに愚痴をこぼす方もいらっしゃいますが
部下はたまったものではありません
①具体的に指摘すること
②対案を示すこと
③わからないのなら部下とも相談すること
が必要です

経営者の中には「役割責任」を口にされる方がいらっしゃいます
ところで「役割」は明確ですか?
「自明の理」と思っていらっしゃるかもしれませんが、多くの部下は「出すぎること」を避ける傾向があります
そこを理解されたうえで役割とか責任とおっしゃることも必要です

『経営計画』を作ってみると
こう言った日常の何気ない一言までもを定義づけ・整理してくれる不思議な魅力があることにお気づきになられるはずです

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経営者の気になる悩み。。。。。経営課題のチェック [裏づけのない経営学]

さくらの便りが聞こえてきましたが、暦は3月末、いわゆる年度末です
3月期決算の会社なら着地がどうなるのかやきもきされていらっしゃることでしょう
そして、4月になれば新年度です

気分を入れ替えて新しい年度を迎えようとお思いの方も多いことではないでしょうか
「経営計画」を立ててみることのほかに、経営者の皆さんは、自分なりに経営課題をチェックされるチャンスです

経営者の最大の関心事は、
なんといっても『商売繁盛』と言うことでしょうが、具体的には、
①今度の1年は、「売上」も上がり「利益」も出るだろうか
②人材が育ち、後継者にバトンタッチがうまくできるだろうか
③資金的な不安はないだろうか
④大きな事故や不祥事は起きたりはしないだろうか
⑤いい製品や商品が育つだろうか
などなどが代表例ではないかと思います

ただ、景気は悪いながらも、なんとか景気相応に経営をなさっていらっしゃる企業であっても
「気にはなるけど体系的に把握できていない不安」は尽きないものです

こんなチェックをやってみませんか。。。。

1.財務戦略
◇①余裕資金を将来の備えにしたい(まさかの時のために)
◇②利益を将来有効に活用したい
◇③役員退職金・設備投資等将来の資金需要に備えたい(自己資金の充実)

2.事業承継対策
◇①金銭的な面で相続を円滑・無難にしたい
◇②分散している株式を一本化したい
◇③自己株式の買い入れをしたい

3.人事戦略
◇①役員の健康対策を考えたい
◇②従業員の健康対策を考えたい
◇③従業員の傷病への備えをしたい

4.取引戦略
◇①取引先の倒産に備えたい
◇②物流の無駄を省きたい
◇③貿易(輸入・輸出)のリスクに備えたい

5.コスト戦略
◇①事務手続きの見直しをしたい
◇②諸経費の低減を図りたい

6.リスク戦略
◇①火災・地震への備え
◇②水害・水災への備え
◇③盗難への備え
◇④製造物責任への備え
◇⑤食品安全への備え
◇⑥保有車両の管理は万全か
◇⑦工事中の事故への備え
◇⑧賠償責任への備え

7.財産形成(プライベート戦略)
◇①社長のご自宅の火災・盗難などへの備え
◇②社長車の事故への備え
◇③身体の安全への備え
◇④介護への備え
◇⑤お子様・お孫さんの財産形成
◇⑥教育費の準備

少し後ろ向きのチェックだとお感じになった方も多いかもしれませんね
こういったリスクが起きないように気を配ることはなによりですが
『もし起きたらどうしよう』と言う視点で項目の前の◇にチェック印〇△×などの記号を入れてみてください

世の中には、弁護士さんや税理士さんやプロのコンサルタントの皆さんが多数いらっしゃいますが、いったい誰に相談するのがベターなのかわかりにくいものです

こんな時、是非、銀行に行ってみませんか
銀行は所詮「金貸し」と思ってらっしゃる方も多いかもしれませんが、
実は銀行は「身近な経営のパートナー」なのです

もしいい企業なら、どこでも低利でご融資が受けられるのが今の金融事情です
最近では、「貸し渋られるも、ジャブジャブ融資を受けてしまうのも、貴社の業績次第」のところがたぶんにあります

こんな時期こそ経営相談に行ってみましょう
ある意味、銀行の実力と貴社に対する評価がわかるものです

銀行はいろんなパターンの企業経営の情報を持っています
・お金で解決できる課題
・お金では解決できない課題
等々。。。。。。

「情報管理」の時代ですから、具体的な話はしてくれないかもしれませんが、
経営上のお悩み解決の切り口に何らかのサジェスチョンをしてくれるはずです
支店に相談するのでは頼りないとお思いの方も多いかもしれませんが、
そういう時は、本部のスタッフが飛んできてくれるのが最近の銀行です

銀行の話を踏まえたうえでプロの方にご相談されるのがよいのではないでしょうか
何よりも無料なのがいいですね

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紀香と陣内の離婚。。。。。の話(企業の合併になぞらえてみると面白い) [裏づけのない経営学]

TVをみていると、女優:藤原紀香さんとタレント:陣内智則さんの離婚話を採り上げていました

真偽や離婚原因は(失礼ながら)どうでもいいとして、
せっかくマスコミが採り上げているので、少し考えて見ましょう

ビジネスの現場に置き換えたら
最近有名になった大企業と将来が楽しみな中小企業が合併したのだけど
やはり、うまくいかなくて、結局、合併を解消・分離して元に戻った
と言うことに似ていますね

そんな風に考えたとしたら

大企業:紀香さん 中小企業:陣内さん と考えましょう
紀香㈱は、いきなり鮮烈デビューしたけど、少し足踏み状態
でも、東証第一部にまで上り詰めたメジャーです
企業としての風格は十分です
ただ、図体がいきなり大きくなったものですから、小まめなビジネスへの憧憬も少しありました

中小企業:陣内は、地方企業なれども将来性十分 なんといっても小回りが利くのがいいです
ただ、小回りは、非常に「小まめ」な営業スタイルから来るもので、ここからさらにメジャーになるためには
ビッグネームの傘に入るとかの必要もあったようです

合併は、救済合併と言うのもありますが、通例は個々の企業のストロングポイントをあわせることで
1+1=3にでもなることを期待するものです
ただ、合併とかM&Aは、何かしら補完関係やそこから生まれるメリットが顕在化しないとなかなかうまく行きません

今回の二人(二社)の場合は、こんな補完関係の様なものが見て取れた部分もありますが
上場企業ともなれば、いわゆるコンプライアンスとかルールも厳しくなり、
中小企業の持ついい部分やのびのびとした創造力を押し込めてしまう部分もあるのかもしれません
逆に、上場企業の持つ品格やマナーのよさにこの中小企業がなじまない部分も目だって来てしまった
と言うことも良くあることです

経済効果は良くわかりませんが、合併解消の和解金が不分明なのでコメントは差し控えましょう
ただ、大企業のほうも中小企業のほうも、やはり目指すべく部分が少し異なっていたということはわかったようです

今回の合併で
大企業の方には、中小企業に求められる「小回りのよさ」「変わり身の早さ」などを学習されたかも知れません
もし、今後業績が芳しくない時は、この「小まめ」な部分を思い出せばいいのではないでしょうか

中小企業の方は、やはり背伸びしすぎた。。。。「いつかは俺だって」と、キャパにあわせながら、今後メジャーになっていく目標を見つけたのかも知れません
すでに、得意の変わり身の速さで、新製品の開発や新しい販売チャネルを開拓済のようですね

少し不思議なのは、紀香さんがアフリカから帰国した際、空港で
「ご迷惑をおかけしました」的な発言をなさっていましたが、
たぶん、誰にもご迷惑はかかってないような気がしました。。。。。。
逆に楽しませていただきました




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中小企業への誤解 (トヨタも松下もホンダもSONYもみんな中小企業だった) [裏づけのない経営学]

トヨタも松下もホンダもSONYもみんな中小企業だった(はず)

・ゴルフ場で楽しまれ、あるいはすすき野・銀座・中洲等々の盛り場をよく利用されていらっしゃるのは誰でしょう?
・レストランで領収書をもらうのは誰でしょう?
・海外旅行を楽しんでいるのは誰でしょう?
(特に豪華客船による船旅とか。。。。)
・高級車に乗っているのは誰でしょう?

中小企業=弱者 とみられがちであるけど、本当にそうでしょうか

確かに、大企業と中小企業では
①ブランドイメージ
②資金調達力
③人材の層の厚さ(人材の互換性)
④誰でもトップになれるチャンスの有無
⑤福利厚生の手厚さ
⑥人材育成プログラム
等々で大企業は中小企業を凌駕しているように見えますね

でも、経営者層の資金力・暮らしぶりを覗き見ると、
一部かも知れないけど中小企業の経営者層の方が豊にも見えます

昨日(3月30日)の日経新聞の「インタビュー領空侵犯」というコーナーでは、「大企業の採用は30歳からに 有能な若者は中小企業へ」ということで、ある有名な大学教授が論じておられました

ただ、彼の論点のベースには、「中小企業は劣っている」という発想があるように思われます
彼の言葉を拾うと
「大企業の総合職と官庁のキャリアについては、三十歳くらいまで法律で採用を禁止してはどうでしょう 大学を出たら、有能な若者もたとえば中小企業に就職する。。。。」
「コツコツ型の人には安定した職場が必要ですから、大企業の一般職や公務員のノンキャリアについては新卒採用を残しておいたほうがいいでしょう」
という話です
これはミスリードでしょうね

小生なら、こんなルールを作らなくても
「30歳くらいになったら、どんどん転職をして行くあるいは行ける」という社会をベースにすればいいと思います
逆に、優秀な終身雇用者をいかに確保していくのかがテーマになっていくかもしれません

最初に大企業に勤め、ビジネスに向き合う姿勢や資金力のベースができた人なら
①やりたいこと
②向き不向き
③家庭事情
などを踏まえながら転職していくことを歓迎する社会になる(なっていく)のではないかと思います

※余談ですが、最近の「派遣○○」の問題にはこのあたりの検討がなされていないような気がします

今までの社会と違うのは
①少子化世代が徐々に中心世代となること
②子供二人に親が4人という家族が増えていること
③団塊の世代がおじいちゃんやおばぁちゃんになれば、今までにないお金も人生経験も豊かな親世代(寿世代)となること
④特に学歴については、今までとは違う考え方を許容することのできる家族が増えること
⑤金銭的には親が面倒見てくれることから、近居+適当に働いていれば「食いっぱぐれない世代」が働き手の中心世代になること
⑥かつてのように「住宅取得」が一生の買い物ではなくなる世代が増えてくること

などのように、社会構造が大きく変わってきています
ただ単に立身出世することが人生の目標ではないことが顕在化してきます

逆に転勤の多い大企業を嫌う世代が出現してくるほうが心配ではないでしょうか

中小企業で働くほうが小回りが利いて、
①暮らしやすい
②やりがい・働き甲斐がある
等々と思うほうが自然の成り行きかもしれません
安定した給料がもらえるのなら、特に地方ではこの状況が加速していくことでしょう


若い頃は研修制度・基礎訓練の充実した大企業に勤め
結婚して子供ができる頃になれば、「親ががかり+親のお世話」という図式を好む人たちが増えてきても不思議ではありません

「不景気だから中小企業は大変なんだ!」と単純に強調するマスコミ関係者が多いようですが
実情はどうなのか。。。。。と問いたくなるのは私だけでしょうか。。。。。

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地下鉄に見る「見える化」(ボディーカラーはなぜ決まった) [裏づけのない経営学]

東京の地下鉄はビジネス手法の宝庫かも知れません
ときどき「なぜ」と考えてみませんか。。。。。。

「地下鉄」(ただ今モグラ族1000万:毎日新聞 社会部編)という本があります
この本は、毎日新聞東京版に「メトロTokyo50」と題して、「昭和52年11月1日から翌53年4月29日まで、111回にわたって連載した長期企画がベース」になっているそうですから、ちょうど30年くらい前にかかれたものです

[本]さて、少し文中から引用してみましょう
『路線はライン・カラーで識別を』という話です
「・・・地下鉄網がこれだけ広がり、複雑に絡み合うと、案内板で見分けがつかなくなる そこで考え出されたのは、各線を色分けするライン・カラー作戦だ。地下鉄は色で覚えよう。47年に都市交通審議会が答申した地下鉄整備計画の13路線五百数十キロのうち、都市計画決定されていない二路線を除く11路線について、営団と都の間で別表(略)のようなカラーを使用する旨の覚書が交換されている。」とのことです。

色による識別法は、誰がお考えになったことなのかわかりませんが、電車に乗るたびに「さすが」と思う次第です 丸の内線が赤いのも、東西線が青いのもメトロと都とJRの決めごとだそうです

街の中には経営のヒントはかなりあります
いわゆる「見える化」は病院などでも使われていますね
床に、カラフルなラインが引かれているところもあります 案内のかわりに、そこには「赤いライン」に沿って歩いていってください。。。。。的な使われ方です

病院で点滴を間違えたとか、手術する患者さんを間違えた(とんでもないことですが)と聞くたびに、この「見える化」を思い起こしてしまいます
たとえば、ベッドの名札の色には「虹色の七色(レインボーカラー)」を順番に使ったらいかがでしょうか 点滴の容器もその名札の色とあわせておく等々の対応を行なうのです

もっともっと上手に色を使ったらいいと思うのですが。。。。。
「選挙のポスター」や「銀行やサラ金や自動車ディーラー」の看板の色もチェックしてみてください。。。。 


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