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「嘘」は倒産の始まり [裏づけのない経営学]

融資の仕事をしていると、企業が倒産する現場に直面してしまいます

倒産にはいろいろな要因がありますが、企業業績が急降下していく遠因には、
①「嘘」をつく
②インチキをする
③手を抜く
④気が利かない
⑤①~④に気がつかない
ということが顕著です
すべて「たられば」で、ご融資したお金が完全には回収できないこともあります

少し「品のない」言葉を使ってしまいました

先ごろ、件の日本酒メーカーが民事再生法の申し立てをしました
「倒産は一日では作られない」というのも実情です

昨夜はあまりニュースを見ていなかったので詳しいことは良くわかりませんが
冷蔵庫では国内トップシェアの電機メーカーで偽装が発生したらしいです

消費者の皆さんは何をお考えになったのでしょうか?
①しまった!うちの冷蔵庫はあそこのだ!
という方もいらっしゃれば
②あそこのを買わなくてよかった
という方とか
③今度の「エコ買い」で冷蔵庫やクーラーを買い換えようと思ったけど、あそこのは見送り。。。。
という方もいらっしゃるでしょう
④信頼感のある国内メーカーが多いだけに、この会社の商品をあえて買わなくても。。。とお思いの方もいらっしゃるかも知れません
⑤これであそこの製品は値引きが拡大するので、他の商品を買うチャンスが来た。。。という気の利いた発想の方もいらっしゃるかも知れませんね

ご同業の方はいかがでしょうか。。。。
①チャンス到来ということでしょうか
②うまく対応すればいいのに。。。。。と思われた方もいらっしゃるのでしょうか
②「うちはどうなのだろう」と総点検をなさった方もいらっしゃるでしょうか

では、良識ある皆さんはいかがお思いでしょうか
①「一事が万事」とか「氷山の一角」とお考えかも知れませんね
②「天下の〇〇だから、他の商品は大丈夫」とお考えでしょうか
③組織が大きくなると総身に情報が回らなくなるのか
④真面目にやっている社員が多いのに残念だ
⑤国の「賞」をもらったり、テレビのCMを流していて、知っている人はどんなに心苦しかったのだろうか。。。
等々でしょうか。。。。

いずれにしても、
①先日の大手銀行系列の証券会社の「顧客情報漏えい」問題と今回の冷蔵庫事案はその対応が見ものですね
②「コンプライアンス」全盛の時代だけに注目してみると面白いかも知れません
③「子会社のやったことだから。。。。」と同情される方はいらっしゃらないと思います
④テレビ番組の大スポンサーだけに民放各社の取り上げ方も見ものです

小生が期待するのは、
①行き過ぎた「コンプライアンス」議論を現場の仕組みの中を出発点に戻して欲しい
②経営トップ等々取締役以上の方の「企業経営者としての責任の重み」を宣言していただきたい
ということです

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草なぎ事件は経営の教科書 (成功した経営者は酔っ払わない) [裏づけのない経営学]

ある企業の研修会に参加してきました
二日にわたり開催されましたが、二日目の午前中は、かなりの方が酔眼で居眠りも。。。。。
久々の集合宿泊研修で、前夜は話が弾んだのでしょうね

こういう仕事をしていますと、それなりに酒席も多いのですが、
経営トップの方というのは、お酒で乱れるということはないようです
(少なくとも小生はよそ者ですから)

最近では、ゴルフの昼食の席でもお酒を飲まれる方は極端に減りました
①飲酒運転の取り締まりが厳しくなったこと
もありますが、
②経営者は、24時間365日がお仕事
だからです

おそらく、もし、
①工場で事故が起きたら
②お客様や商品に不具合が生じたら
③経営を左右する大事が起きたら
等々が主な理由でしょうか

それから、やはり、「身体に気を使われる」
というのも、サラリーマン以上です

芸能人は身体が資本で、しかも自らが商品であり社長でもあります
ことの是非・善悪の議論は他所に譲りますが、
今回の草なぎ事件でわが身の立つ位置をご確認された方も多いのではないでしょうか

当然のことですが、部下や社員にいわゆる「今夜は無礼講!」といいながらお酒を強いる(または大目に見る)経営者はいかがなものかと考えてしまうのは小生だけでしょうか。。。。。
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不景気には人材が集まる (ニューヨークの人が教えてくれたこと) [裏づけのない経営学]

あれは、平成3年(1991年)のことだったと思います
当時のアメリカは不景気だったと思います

出張先のニューヨークでの話です
ある日本企業の幹部がおっしゃるには
今は、不景気なので、日本企業には優秀な人材が集まっています
 アメリカの大学生は、不景気な時には
①卒業しないで大学に残る
②とりあえず日本企業に就職する
でも。。。。。。」

という説明を聞きました

当時、アメリカへ進出している日本企業は業績も良く厚遇でした
転職が一般的なアメリカ企業ですから、日本企業への就職は
①レイオフがない
②厚遇
という点がポイントだったようです

そして、アメリカ企業の業績が良くなったら、日本企業からアメリカの企業に転職する
ということだったようです いわば、日本企業を踏み台にしているということでしょうか

今、日本も相当の不景気ですから 人材を採用するにはチャンスです
やはり、アメリカ同様に厚遇というのがキーワードかも知れませんが
日本の学生とかの若者が少し違うのは、いわゆる「やりがい」とかも重視していることです
・・・・・面接で聞く限りではということですが。。。。
本音では、親の近所に住むということも見え隠れしますので地方の企業もチャンスです


おそらく、アメリカと違い、踏み台型の就職を希望する人は少ないでしょうね
だからこそ、「素敵な企業」にはいい人材を迎え入れるチャンスです

素敵な企業という定義付けには議論はありますが、たとえば自分の息子や娘を入れたくなる企業なら合格かも知れません

人材について考えると
不景気な時には優秀な人は出て行きません
優秀じゃない人は人減らしの対象になってしまいます
不景気な時にはみんな生き残っていくために必死です いったん出てしまうともう戻るところがないので転職にも慎重です

好景気な時には優秀な人は出て行きやすいです
優秀じゃない人は行くところがないので留まってしまいます
優秀な人には有利な条件でヘッドハントも来ます また、自らを高評価してもらう企業へと出ていきやすくなります たとえ失敗したとしても、人手不足の時には、今までの会社へ戻ることも可能です

こんな時期だからこそ
人材を育てることを考えてみませんか?
人事制度もこんな時に考えるとうまくいきます

多くの人事制度は、業績のいいときに考えられがちです
景気がいいと実力以上のものが味方になってくれるケースもありますので、この時期の評価は少し割り引いて考えることも必要です

今のような景気が悪い時こそ、優秀な人が育ちそして残っていく人事制度を考えてみませんか




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街の自動車整備工場の生きる道 [裏づけのない経営学]

皆さんは乗っている車がエンストしたご経験はありますか?

先日のGWのことでした 亡き父が残した車を久しぶりに運転している時のことでした
乗らない車なので、バッテリーを何度もあげてしまって電気系統は弱っていたのですが、
信号で止まり、発進してこれから高速に乗る!と思った瞬間、エンジンが止まってしまったのです

初めての経験でした ハンドルはロックされ思うように切れません
高速に乗っていたら大事故につながっていたのかも知れません
なんとか、路肩に寄せることができましたが、横断歩道の上でした

GWで自動車ディラーもお休みです
たまたま同乗者がJAFの会員であったこともあり、JAFを呼ぶことに。。。。
小生は、自動車ディーラーしかお願いしたことはなかったのですが(というか故障したことがなかった)
少しJAFさんにも抵抗はあったのですが
幸いなことにJAFのレッカー車はすぐ来てくれました
電気系統がおかしいけど、GWなので部品がなく治らないとのことでした

来てくれたJAFのお兄さんは、実は、街の自動車整備工場でJAFの委託を受けている様子でした
話しているうちに、彼なら安心だ!ということで、彼の実家(社長は彼のお父さん)の整備工場に預けることにしました
レッカー移動の車中で彼の話を聞く限りでは
各メーカーの車の販売もやっているようです(おそらく主要ディーラーに取り次ぐのでしょうね)

次からは車検は彼のところに出そうか
とか
車買い替えるときは彼のところに頼もうか
とか
考えてしまいました

街の自動車整備工場と言えばなんとなく頼りなさそうな先入観を持っていたのですが(失礼ながら)
ちょうどホームドクターのようにかかりつけの自動車屋さんとするのも悪くないかと思ってしまいました
特に、お正月とかGWとかお盆には助かります

JAFの委託を受けているくらいですから、修理修繕の腕前もそれなりではないかと思った次第です

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ある自動車ディーラーの光景 (CS(顧客満足)の誤解) [裏づけのない経営学]

先日、車の定期点検のため車を買った自動車ディーラーに行きました。
自動車だけは、半年毎に、自動車ディーラーで点検を受けています。
予約をしていたので当方はあまり気にもせず、雑誌を読んだりしていたのですが、
このディーラーの対応がずいぶん変わりました。

どんな風に変わったのかというと
車を乗り付けるや否や「××さん、お待ちしておりました」とスタッフの方と顔が合うたびに声を掛けられます
※クレーマーの小生が来たということで、社員一同、ご配慮でもされているかのようです。
ただ、ショールーム全体に響き渡るような声で名前を呼んでご挨拶をいただくことにどんな意味があるのでしょうか。。。。

席に座るや女性の方がお見えになって、飲み物は何か。。。。と、すかさずオーダーです
※地方の系列ディーラーは10年以上も前からこのようなことはやっていましたが、やっと東京のこのショップも徹底されるようになりました。

営業担当の課長さんが、「どこか不具合はありませんか?」と立ち話

営業担当が来て、「本日はようこそいらっしゃいました」とのあいさつ

そこへ、整備担当者がテーブルに膝まづいて、「私が担当の○○です」とのこと
商談(?)ビジネストークは膝まづかれるとしづらいものです。
どこかのお店で水割りを作ってもらうのとは基本的に異なるのです。

少し経つと、営業マンがまたやってきて「お待たせしてすみません」と。。。。。
しばらくするとまた、「お待たせしてすみません」と。。。。。
つまり、自動車の整備の話はどなたにすればいいのかと戸惑ってしまいます。

ずいぶん変わりましたね お客であるのが恥ずかしいくらい親切・丁寧です。
営業マン氏によれば、「車が売れないのでやはり接客にも工夫がいる」とのことでした。

皆さんはいかがお感じですか?
慇懃無礼かなと思うことも再三です
かつては、「お前なんかには車は売らないよ!」とか「買ってしまえばこっちのものさ」的な対応に何度立腹したのかわからないのですが。。。。。
ある意味変わりました。

しかし、小生が営業マン氏に申し上げたのは、
ある程度時間がかかるのは仕方がないと思って今日は来ている
散髪屋さんではないのでそんなに急がなくてもいい
ましてや車の整備は「命にかかわることだから」ゆっくりやっていただきたい。あわてなくていい
おそらくほかのお客様も小生と同じだと思う
⑤そんなに待たせたと言う意識があるのなら、終了予定時間を言っておけばいい
もし、そんなに気を使うのなら、膝まづかないでテーブルに座り向き合って説明してほしい
車検証は座席に投げ出したままですが丁寧に扱っていただきたい
できたらダッシュボード(座席の前の物入れ)の蓋(ふた)くらいは閉めておいていただきたい
名前を皆さんから呼んでいただくのは光栄であるが、知らない営業マン氏からも、名付けでご挨拶をいただくのは何か不自然である
と。。。。。。


なお、この会社はメーカー100%出資の自動車ディーラーです。
メーカーの今期は歴史的な赤字のようですが、国内販売の現場を少しチェックされることも必要でないかと思った次第です。

特に、車種の寿命が短くなりすぎています。
そういうことを大切になさるほうが顧客サービスに繋がるのではないでしょうか。。。。。

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ディズニーランドには魔法がある(ディズニーランドに学ぶ経営のヒント①) [裏づけのない経営学]

もう久しくディズニーランドに行っていませんが、よく行っていたころの記憶をもとに少し書いてみましょう
経営者の方、あるいはビジネスマンなら宝の山があちこちにありますよ

ディズニーランドのあのシンデレラ城の遠景が近付くと「わくわく」「うきうき」してしまうのは小生だけでしょうか。。。。
駐車場のゲートをくぐり、ミッキーやドナルドの目印を目にしたとき何を考えますか?
「おおぉ、今日はミッキーだから早く来た」「今日はプルートだから、もうこんなに人が来ているのか。。。」とまだ入場もしていないのに頭の中はミッキー一色です

この瞬間から、ディズニーの魔法にかかってしまうのです

ミッキーがすごいのは、
トム&ジュリー、スヌーピー、キティ、ウッドペッカー等々と比べても、はるかにその存在感と持続性があることです

ディズニーランドを見渡せば、来園者のどの顔を見てもすっかりミッキー顔です
持ち物、かぶり物には、入場早々から、ミッキーマークが入っています
時計に指輪にネクタイに。。。。持ち物は、入園前からミッキー印になっています

しかも年齢を問わないので不思議です
なぜなんでしょうね
若い方にはわからないのかも知れませんが、実は、ミッキーは「桃太郎」や「かぐや姫」並みにお年寄りにもおなじみなのです

かつて、日本テレビ系の金曜日の8時からはどんな番組があったのか覚えてらっしゃいますか
多分昭和40年代のことだと思います
団塊の世代はテレビとともに大きくなったと言っても過言ではないですから、テレビの与える影響は今の比ではないのです
そう、金曜日は三菱電機の「風神」という掃除機でおなじみの「プロレス中継」が隔週あったのです
メインエベントとかセミファイナルという英語はこの時に覚えたものです

そのプロレス中継の裏の週は、ディズニーアワーだったのです
動物大国みたいなドキュメンタリーとか漫画をやっていたのです
大人はプロレスを楽しみにし、子供の多くはディズニーアワーを楽しみにしていました

この子供の時から植えつけられたエンターテインメントはやはり強烈なのです

皆さんの会社やビジネスは、ディズニーランドに来た時のような興奮や「ドキドキ」感がありますか。。。
ここがポイントなのです
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ディズニーランドにはシンボルがある(ディズニーランドに学ぶ経営のヒント②) [裏づけのない経営学]

[パンチ]もう久しくディズニーランドに行っていませんが、よく行っていたころの記憶をもとに少し書いてみましょう
経営者の方、あるいはビジネスマンなら宝の山にきっとお気づきになることでしょう

ディズニーランドのシンボルは何でしょうか?
シンボルでもヒーローでもマドンナでも結構です 皆さんで考えてください

そうですね あの魔法使いのミッキーではないでしょうか
シンデレラ城でも、ミミーでも、ドナルドでもいいのですが。。。。。。
おそらく多くの方は「ミッキー」を連想されるのではないでしょうか
これがディズニーランドの成功の最大の秘密です

USJは何でしょうか。。。。?
あなたの好きな観光地には何がありますか?
それって一言で語れますか?
それって寿命はありますか。。。。。?

有名な観光地とかはやっているお店とか業績のいい会社には、
必ずシンボル(ヒーロー・マドンナ)があるものです

企業を分析したり、評価したりするとき
「ストロングポイントとか長所は何ですか?」と問いかけることがあります
あなたは
①自社のストロングポイント(シンボル)を語れますか?
②業績のいいお取引先のストロングポイント(シンボル)を語れますか?
③業績の悪い会社のストロングポイント(シンボル)を語れますか?

ミッキーほど強力でなくてもかまいませんが。。。。。。
もし、そのストロングポイント(シンボル)が過去形でしか語れないとしたら
今、現在形で語れますか。。。。。。?

もし平均点しか見つからないとしたら、欠点がないということがストロングポイントだったりします
ただ、爆発的な企業力はないかも知れませんが、それも強さの秘訣です

各地で町おこし・村おこしに力が入っていますが、その「シンボル」は何ですか。。。。
各地の競争に勝ち成功させるためには、シンボルをクローズアップさせる必要があります
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福岡にトヨタの工場がある理由(推測) [裏づけのない経営学]

ところで、日本の自動車工場というのはどういうところにあるのかご存じですか。。。
小生は、トヨタの人にも日産の人にもホンダの人にも聞いたことはないのですが、想像で少し話をしてみましょう

思いつくままに書いてみます
日本の自動車工場は、
①大都市近郊にある
②太平洋側にある
③軍需産業の立地していたところにある
というのが特徴的です

たとえば、歴史的に有名な自動車工場は
・群馬の富士重工
・東京の日野
・神奈川のいすゞ
・横浜・座間のニッサン
・浜松・磐田のスズキ・ヤマハ・ホンダ
・愛知のトヨタ
・鈴鹿のホンダ
・大阪のダイハツ
・岡山の三菱
・広島のマツダ
などなどでしょうか。。。。
最近では
・福岡や大分や熊本にも工場ができています

自動車産業というのは、
1.消費地立地型のビジネスです
自動車を運搬するトレーラーをご覧になったことはありますね
日本国内の物流は一度にあの程度しか運べないのですから
人口の多い大都市近郊に立地しておく必要があるのです

ちなみに、消費地立地型のビジネスとしてはビールも有名です
日本の大手メーカーの工場は必ず大都市近郊にあるはずです
ユーミンの歌にも登場しますからよくわかりますね
取手、船橋、府中、吹田、博多等々主要道路やJRの電車からもよく見えますね

2.気のせいか日本の自動車工場は太平洋側に発達しました
人口の多い大都市近郊にある必要があったからかもしれませんが、
やはり、太平洋を越えてアメリカへの輸出が中心だからでしょうか

3.やはり戦争とともに発達し、軍需産業の技術が活かされた
ニワトリと卵のような話かも知れませんが、戦争が自動車を必要とし、かつ、軍需産業をベースに発展を遂げたことがわかります
もっとも、トヨタもスズキも織機が出発点にはあったようです

ところで、最近は、北部九州に自動車工場が増えてきました
すでに、毎年100万台以上の自動車が生産(組み立て)されています
日本国内での自動車生産台数が、年間1,000万台くらいですから、ちょうど1割くらいになるのでしょうか

では、なぜトヨタは、北部九州(福岡)に工場を建設したのでしょうか
以前にも少し述べましたが、(失礼ながら)九州は、緻密なモノづくりをやや苦手とする地域のはずですが。。。
福岡には、軍需産業の姿に由来するらしいビジネスは残っていないようです

※「震電(しんでん)」という飛行機が九州で作られましたが、1945年の完成で、実戦には間に合わなかったようです なんでもアメリカのスミソニアン博物館に残されているようです

トヨタが九州に進出した理由を想像してみましょう
福岡は関門海峡を背にすると扇型であり、太平洋にも日本海にも出ることができる
そもそもアメリカへの輸出で成長していった日本の自動車産業ですが、これからのマーケットは中国を中心としたアジアです 「もしアジアが駄目なら太平洋を越えて」という逃げ道の残されている地域なのです

同じく日本海側の新潟や山陰とは違い、太平洋にも面しているのです

愛知のトヨタの工場には九州出身者が多い
九州の方には甚だ失礼なのですが、「九州は緻密なモノづくりにはやや向いていない」土地柄のような気がします ただし、しっかりした緻密なリーダーがいれば、熟練工に適している といえます
実は、愛知県にあるトヨタの工場の団塊の世代は九州出身者が多いらしいのです
そもそもトヨタの工場はトヨタ生産方式と九州の人たちによって支えられていたらしいのです
その九州の人たちがJターンをするということや、トヨタの生産方式は九州の人に受け入れられやすいというようなことがあったのでしょうか。。。

実は福岡は地震が少なかった
気がつけば、平成17年(2005年)に福岡県西方沖地震という震度6弱の大地震が発生してしまいましたが
死者は1名のみであり、また、大きな物損事故も少なかったことからも地震に強い土地柄だということが再評価されました
トヨタの工場が愛知に集中していることから、リスク分散のためにも地震に強い工場が必要であったかもしれません
この福岡県西方沖地震が発生した当時は、エンジン工場の本格稼働前だったこともあり、トヨタとしては、地震による工場建物・ラインへの影響をかなりチェック・テストすることができたのではないでしょうか

などなど、勝手に想像してしまいました
もし、みなさんが工場を建設されるとしたら、どういうことに重点を置かれますか。。。。。?
こんな風に勝手に立地理由を想像してみるのも楽しいものです
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ディズニーランドに「うぐいす」はいるのか。。。(ディズニーランドに学ぶ経営のヒント③) [裏づけのない経営学]

[パンチ]もう久しくディズニーランドに行っていませんが、よく行っていたころの記憶をもとに少し書いてみましょう
経営者の方、あるいはビジネスマンなら宝の山にきっとお気づきになることでしょう


ディズニーランドをぶらぶら(きょろきょろ)していると、耳に優しいアナウンスが聞こえてくることにお気づきになると思います
どこかの遊園地やデパートと違い「ご来場の皆様にお知らせします。。。」とか「青いTシャツを着た○○ちゃんをお預かりしております。。。。。」と言ったアナウンスではありません
たとえば、アドベンチャーランドとウエスタンランドを結ぶ「ウェスタンリバー鉄道」というのがありますが、その出発を告げるアナウンスは、ある意味、「セクシーで耳に優しく心地よい」のではないかと思います
ある意味エレガントとでもいうのでしょうか。。。。

そうです 小生の知るディズニーランドでは、女性の声でのアナウンスは極めて少ないような気がします
パレードの始まりや花火のショーを告げるアナウンスはいずれも男性のはずです

もっといえば、ディズニーランドの園内のアナウンスは来場客に違和感を感じさない不思議な魅力があります
「ミッキーにかけられた魔法がとけてしまうような無粋なものは何一つない!」といっても過言ではありません

少し思い起こしてみてください
あの高校野球の甲子園やプロ野球の試合では、女性によるアナウンスが一般的です
 「4番サード長島」というのは、たしか女性の声だったような気がします
いわゆる「ウグイス嬢」という方の役目です
選挙カーでの連呼も、ウグイス嬢の皆さんが大活躍です
特に選挙では、男性の呼びかけは雑音以外の何物でもありません

たとえば、ある会社にお電話をした時(気のせいだとは思いますが。。。。。)、 どういうわけか女性に応対してもらうとほっとするのは小生だけでしょうか
ダイレクトインの電話が一般的になったとはいえ、隣席や秘書役の女性に電話を受けていただくとなぜかしら心地よい気持ちがします

数年前のことですが、夜遅い新幹線で東京駅につくと、在来線への乗り換え口では、自動改札がどうのと女性の係員の方が金切り声をあげていらっしゃいました やっと東京に着いたという安堵感に浸る間もなく、あの女性の声で一気に疲れが出て来てしまったものです(最近は品川駅を使うことが多いので、彼女たちの声を聞くこともなくなりましたが。。。。)

東京の地下鉄(メトロ)のとある駅では、早朝のホームで、女性の係員の方が大きな声を張り上げていらっしゃいます 彼女たちは一生懸命のようで、おそらく「危ないので、黄線の内側に。。。。」というようなことをおっしゃっているのだと思いますが、耳障りな騒音にしか聞こえず残念ながら意味は不明です
「これから仕事だぁ!」とリズム良く出勤してきたサラリーマン諸氏もあの声を聞いた瞬間に戦意を喪失してしまいそうなムードです

「わいわいがやがや」という職場の雰囲気にはとても大切なものがあります
静かな職場が必ずしも好ましいわけではありません

呼び込みの声だって大変重要な役割を果たしています
たとえば、アメ横ならあの「しゃがれた声」で呼びかけられると思わず買ってしまいそうになってしまいます
一方で、夜中の公園でたむろする若者を撃退するために独特の周波数を流すらしいのですが。。。。
あるいはチョークを持つ手で黒板をひっかいたときの音とか。。。。。不快な音も多いのも実情です

[本]深夜の公園で騒いだり物を壊したりする若者を撃退しようと、東京都足立区が21日、若者にしか聞こえない周波数の高い音を発する装置を実験的に設置

あなたのビジネスを取り巻く声や音について少しチェックしてみませんか。。。?
お客さんや働く従業員の方にとって不快なものであったり、あるいは心地よいものであったりということにお気づきになると思います
意外なところに落とし穴やヒントやポイントがあったりするものです

女性の声だけが耳に優しいわけではありません
皆さんの声がその場になじんでいるかどうかというのもビジネス成功の秘訣のようです




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有効求人倍率が「1」を超える地域への工場進出 [裏づけのない経営学]

ある社長から数年前に伺った話です
10年くらい前に東海地区に工場をおつくりになったそうです
この話を伺った当時の愛知県の有効求人倍率は「1」を超えていました
いえいえ、最近まで「1」を超えていました

その社長によると
有効求人倍率が高い地域というのは、どんなことが起こるかというと
①人が集まりにくい
②パート単価や労務賃単価が高くなる
そうです
当然と言えば当然かも知れませんね

しかしながら、人材募集の求人広告を打つとかなりの人が集まってくるそうです
有効求人倍率が「1」を超えた求職者優位の地域でも、採用希望者はかなり多いそうです
ただ、残念なのは、これだけ労働需給が高い地域でも集まってくる人たちは
いわゆる「いい企業」を辞めた(辞めざるを得なかった)人です
「人材の質」には考えさせられるものがあるそうです

工場とかを立地させるとき考えなければいけないのは、人件費の高い日本では人を集めることも大切ですが
「人材の質」を維持できるか!ということも大きな前提条件です

有効求人倍率・・・求職者に対して何倍の求人数があるかを示すもの。有効求職者数に対する有効求人の比率で、全国の公共職業安定所に申し込まれている求職者数に対する求人数の割合。失業率と並んで雇用状況を示す指標。求人数を求職者数で割ったもので、求職者1人に対し、どのくらいの職のニーズがあるかという割合。
※有効求人倍率=求人数÷求職者数

[本]愛知県の有効求人倍率
(ハローワーク名古屋中)http://www2.aichi-rodo.go.jp/~a_naka/koyounougoki05.pdf
(愛知県労働局)http://www2.aichi-rodo.go.jp/jyoho/docs/anteika/sokuhou/5c-08.pdf

[本]
厚生労働省のHPより

求人倍率・・・  「有効求人倍率」と「新規求人倍率」とがあり、公共職業安定所で扱う求職者数及び求人数のデータから、それぞれ次のように計算され、1人の求職者に対してどれだけの求人があるかを示す指標です。
有効求人倍率=有効求人数/有効求職者数 (倍)
新規求人倍率=新規求人数/新規求職者数 (倍)
 ここで、「新規求人」とは、その月に受け付けた求人をいい、前月から未充足のまま繰り越された求人と新規求人との合計を「有効求人」といいます。また、「新規求職」は、その月に受け付けた求職申し込みをいい、「有効求職」とは、前月から繰り越して引き続き求職している者と新規求職者との合計をいいます。 有効求人倍率は、動きが安定し方向が読みとりやすく、また、景気の動向とほぼ一致した動きを示します。求人倍率としては、通常、有効求人倍率が用いられます。一方、新規求人倍率は労働力需給状況の変化の先行的な動きをとらえることができるとされています。
 また、このほか求人のうちのどれだけ充足したかを示す充足率、求職のうちどれだけ就職したかを示す就職率もよく用いられる指標です。
充足率=充足数/新規(有効)求人数×100 (%)
就職率=就職件数/新規(有効)求職者数×100 (%)

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中国に進出するということ (ある日銀支店長Sさんの話から) [裏づけのない経営学]

今から10年くらい前の話です
今の時代には、もう、時流にマッチしていないかもしれませんが、この話を聞いたときにずいぶん感動したものですから、あえて書きとめておきたいと思います
小生の記憶の限りですから、間違っているかも知れないですが。。。。

彼はちょうどNY勤務から帰国した直後でした
彼の話でまず興味深かったのは
「NYのケネディ空港のどの出発ゲートに一番ビジネスマンが多いか!」ということです
彼によれば、中国行の飛行機はビジネスマンでいっぱいで、しかも彼らは漢字の名刺を持っている
ということでした

このころから、世界中で、中国をマーケットにしようと光があたり始めたのだと思います
日本でも、中国に進出するという話が聞こえ始めた時期です
当時の日本の皆さんの多くが「中国は人件費コストが安い」ということに注目されていました

このS支店長がおっしゃるには、
中国でビジネスをするには
A:中国でものを作り、日本で売る 
コストの安さは注目に値するが、要求水準の高い日本では品質には注意が必要

B:中国でモノを作り、中国で売る
10億人を超える人口を有する中国のことですから、中国に住んでる人の1割に売れば、日本人全員に売ったのと等しいとおっしゃった人たちも当時は多く、それはそれで魅力的な話でした
しかしS氏によれば
「そもそも中国にあるものを作って売るのなら、中国製のモノに負けないモノであることが必要で、しかも競争は大変である」と。。。。。
ここのことは、数年前にモンゴルに行ったときによくわかりました
モンゴルのホテルのトイレットペーパーは中国製でした
大変質の良いトイレットペーパーでした
念のため日本からトイレットペーパーを持っていったのですが無駄になってしまいました
日用品レベルでは、中国の人はなにも困っていないのです

C:中国でモノを作り、世界で売る
 そもそも世界をマーケットにして通用するものであることが必要である

ということだったようです
その時は、いわゆる「目からうろこ」状態でとても興奮したものでした

S氏の話を聞いた後、中国事情に精通した人の話を聞きました
「日本の人は中国に行けば、人件費が安い」とおっしゃいますが、「そもそも日本での人件費を知らない」まま中国に進出している企業が多いと。。。。。
韓国や台湾の人は家族を挙げて現地に移住するが、日本人は骨を埋める気持ちで現地に住む人が少ない ともおっしゃっていました

数年前、中国進出を果たしたある企業の方に聞きました
最初に説明を聞いたときは、すこぶる順調で儲かりそうだ とのことでした
その翌年、説明を聞いたときは、予想外に苦戦しています 予想以上の赤字になりそうですとのことでした
その時の説明では、
①現地に赴任している日本人数名の人件費は日本でのものと同じでありコストが高い
②なかなかうまくいかず、結果的に、その他の経費が高くなってしまう
とのことでした
近況を聞いていませんので克服されたかどうかはよくわかりません

この話が、今も通用する話かどうかはよくわかりませんが、今振り返って検証してみたら、少しは面白いかもしれませんね
タグ:中国進出
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実態バランスを作ってみませんか(あなたの会社の真実はどう?) [裏づけのない経営学]

小生が貸付担当になった時、本部の偉い人から「実態バランス」の話を教わりました。 銀行に入ってまだ3年目の小生に対して「実態バランスって知っているのか?」と質問を受けたのです。
バランスシートの見方すらおぼつかないレベルでしたから、いったい何のことかもわかりませんでした。

融資部の真中のテーブルに座らさせられて、実態バランスのレクチャーです。
※この上司からは、「資金繰り分析」や「担保不動産の見方(写真の撮り方)」などなど直接ご指導をいただきました。

この一年、倒産企業が激増して行く中で、マスコミ等では「黒字倒産」という言葉がよくつかわれましたね。
最近はさすがにこの言葉は聞かれなくなりましたが、「実態バランス」の話がわかれば、倒産の多くは、粉飾であったということが分かるようになります。

ちなみに、最近の倒産事情は、売り上げの水増し等による粉飾が目立つようです。

さてさて、みなさんは、自分の経営しているあるいは働いている会社(企業)が倒産した時のことを考えたことがありますか?
自らの企業を清算するとしたら一体いくらになるのでしょうか。。。。。

会社が生きている(動いている)ときは価値がありそうなものでも、いったん倒産してしまうと、いわゆる二束三文の価格になってしまいます。
銀行では、不動産も機械も在庫も言わば「たたき売った値段」(処分価格)でバランスシートを組変えてみるのです。
その作業を「実態バランスを作る」と言います。
その会社や工場にだけ必要で、他の人には何ら価値のないものも多いはずです。
あるいは取引先への貸付金のように、明らかに焦げ付きらしいものも0査定です。

こんな風に、バランスシート(貸借対照表)に載っている資産を、たたき売るベースで洗い替えしてみるのです。
そうするとどうでしょう。。。。資産はどんどん目減りしてしまいます。
紙くずやただのゴミが資産勘定に計上されていることにお気づきではないですか?
使わない機械はすぐさま陳腐化してしまいます。
古くなった在庫ももはや売れません。
(だから在庫=売れ残り というのです。)

他方で、負債のほうは減らせません。
倒産したとなるとすぐに取り立てに合うものばかりではないですか?
「支払手形」や「借入金」は倒産と同時に期限が到来してしまいます。
つまり性急な取り立てがやってきます。

皆さんの会社はいかがですか?
実態をバランスを組んでみてください。 資産勘定を実態の二束三文価格に置き換えてみてください。
一気に赤字が噴き出してきたりしませんか。。。。。!!

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ご夫婦経営の企業は大きくならない。。。。。ただし、 [裏づけのない経営学]

ご夫婦で経営されていらっしゃる企業には、高収益なケースが多いようです。
しかしながら、企業としてあまり大きくなられないようです。

理由はなぜでしょうか。
一般的に二人での経営は、1+1=2.5くらいの力になりますが、
ご夫婦だと、1+1=3くらいのパワーになるようです。
これが、ご夫婦経営が、高収益になる理由です。

それもそのはず、オフィスや工場などの現場はもとより、寝室やベッドの上でも
経営談義ができるからではないでしょうか。

そして
ご主人が社長なら奥様は最良の番頭さん
奥様が社長ならご主人は最良の番頭さん
ということになるのでしょうか。。。。。

では、なぜ大きくならないのでしょうか?
これが家族経営の泣き所かもしれません。
もし、お孫さんが生まれたりしたら、奥様は、お孫さんのお世話でてんてこ舞いです。
そうなると、1+1=3だったものが、1+1=0.7くらいにまで低下してしまいます。
なぜでしょうか?
奥様が、お嬢様のところにお手伝いに行かれたりしたら、
ご主人は、家事一切を自分でしなくはいけません。
そうなると、本当にパワーダウンです。

あるいは、ご夫婦のどちらかがご病気になられて入院でもされるようなケースもあるかもしれません。
そんなこんなで、小金はためたけど、大きな企業になれない!という悩みが内在しているようです。

しかし、
ご夫婦経営でもしっかりと大きく羽ばたいていらっしゃる企業もあります。
そういう企業に共通なのは、番頭さんが他人または同じ屋根の下に住んでいない人ということのようです。

もし、企業を大きくしまた永続的にしようとお考えなら、
①組織だった経営をしていくこと
②番頭さんを他人の方にお願いすること
かと思います。

組織だった経営に欠かせないのは、
①権限の委譲
②委譲された権限を行使したことの報告
体制を敷くことかもしれません。

「任せてくれない」とお嘆きの方も多いかもしれませんが、
そういう方に限って、ご報告をされないタイプが多いのもよくあることです。

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ディズニーランドには「仕組み」がある (ディズニーランドに学ぶ経営のヒント④) [裏づけのない経営学]

[パンチ]もう久しくディズニーランドに行っていませんが、よく行っていたころの記憶をもとに少し書いてみましょう
経営者の方、あるいはビジネスマンなら宝の山にきっとお気づきになることでしょう

ディズニーランドに初めて行ったのは、多分、昭和58年か59年の秋の夕暮れだったと思います
友人と行ってみよう!と思い立って午後からTDLに向かうことになりました
駐車場に着いたのは、午後4時前で、入園券売り場で聞けば「スターライト券」(当時もそう呼んでいたと思います)があるとのことで、4時まで待ってから入園しました

「ぜひ行きたい」というよりも「行ったことがないので行ってみるか!」的な発想だったと思います
ただ、新聞かなにかの「ディズニーランドのトイレには並ばない工夫がある」という記事が頭の中に残っていました

初めて行った時に発見・感動した「仕組みと工夫」を書きとめてみましょう。。。

①「スターライト券」があったこと
・・・・・入場(園)が遅くなった人への暖かい配慮です なぜか得した気分になりました

②「行列の並び方」に工夫がありました
・・・・・行列用の列は建てたポールで仕切ってありましたが、ポールとポールは布製のベルトが渡してあり、列の並び具合で、係のおねぇさん・おにいさんが、つなぐポールを微妙にかつ頻繁に変えていくのです
その結果、人が少なくなるとポールをショートカットにして、並ぶ距離を短くするのです
(これは行かれた人でないとわからない仕組みです)

③掃除のおにいさんたちが、「こぎれい」で「楽しそう」です
・・・・・しかも、ブラシとチリトリを両手に持って、すぐさまお掃除です そんなにしなくても。。。。というくらいに小刻みなスポーツ感覚の掃除です 「ここに秘密があるのか、だからこんなにきれいなんだな!」と思った次第です 掃除なのに若い人が従事している。。。きっとバイト料が高いのかな?とか思ったりしました。。。。
※実際に、少し高いようです
[本]
http://www.castingline.net/disney_jobs/wages.html

④無料のアトラクションがありました
・・・・・年寄り・赤ちゃんは、そんなにはアトラクションには入れません 無料のアトラクションで一日を過ごしてもなかなか楽しいものです 後日、行ったときは、無料のアトラクションを優先し、「ビッグ10」の入園券を組み合わせて使ったものです その日の気分でパスポートと使い分けしていました 余った券は次回に使うということもできました

⑤トイレの洗面台の前には鏡がなかったのです
・・・・・・実は、行く前から、このトイレのことは知っていました 当時の新聞か何かに書いてあったと思います
「女性のトイレはなぜ長い」=「用足しの時間よりも手洗いの前でお化粧する時間が長い人がいて、洗面台の前で並ぶ」⇒「洗面台に鏡があるので洗面台の占有時間が長くなる」⇒「洗面台の前に鏡をつけない」と。。。。
案の定、鏡は洗面台の前ではなく、別の場所に「鏡だけ」ありました

⑥入場すると、園内には生活感がない
・・・・・・たとえば、街中の遊園地などでは、近所のマンションのベランダの洗濯物とか干した布団などが見えてしまい現実の生活を思い出してしまいます そうなのです 「生活感のする風景がない!」といっても過言ではないでしょう

⑦秋なのに花火があった
・・・・・・今では冬空の花火も珍しくありませんが、秋の夜空の花火はきれいでした 地方の街で、ダッフルコートを着て花火を見たことがあったので寒空の花火はきれいだということは知っていましたが、「遊園地に行ったら花火も見た! なんかお得だなぁ!」と思ってしまいました


今では何気ないものも多いのですが、その時は、「これってすごいな・・・・だからおとぎの国なんだ!」と思った次第です


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「三方よし」と「株式公開」 (日本郵政と「五方よし」チェック) [裏づけのない経営学]

「三方よし」という言葉をお聞きになったことはありますか?
同志社大学の末長教授の解説によると、
「近江商人の行商は、他国で商売をし、やがて開店することが本務であり、旅先の人々の信頼を得ることが何より大切であった。」と。

そのための心得として説かれたのが、
売り手よし
買い手よし
世間よし
の「三方よしである」ということらしいですね。
[本]
http://www.shigaplaza.or.jp/sanpou/mini_info/ohmi_businessman.html

ところで「株式公開」というのはどんなことでしょうか?
一般的には、未公開株式を証券市場において売買可能にすることです。 特に、証券取引所にて売買可能にすることを上場というようです

東京証券取引所(東証)のホームページによれば、
1.有価証券市場において公募による直接金融の道が開かれ、資金調達能力が増大する
2.上場会社となることによって社会的に認知され、また将来性のある企業というステイタスが得られ、会社の知名度の向上と社会的信用力が高まる
3.役員・従業員の会社に対する自覚が高まり、それが業績に反映されるとともに、優秀な人材も確保できまる。
4.個人的な経営から脱却し組織的な運営が構築され、内部管理体制の充実が図られる。
というメリットがあり、かつ、
5.投資者保護の観点から、決算発表、企業内容の適時・適切な開示等が要求されるなど、新たな社会的責任や義務が生じるということのようです。

そのほかには、
証券取引所において株式が売買されることから、株価の推移に留意しなければならないこと
株式公開により、公開以前より保有した株の価値が大幅に向上する可能性があること
現経営陣の意図しない投資家に株式を買い占められる可能性があること
株主代表訴訟のターゲットになりやすいはか、厳格な法規制が適用されること
上場基準維持のための経営が求められること
なども挙げられます。

つまり、上場または株式を公開する企業というのは
投資家にとってよいこと
経営陣にとってよいこと
従業員にとってよいこと
取引先にとってよいこと
一般消費者にとってよいこと
「五方よし」が求められるのではないでしょうか。。。。。

最近、いい教科書(お手本)ができました。
今大騒ぎの「日本郵政」について、チェックをしてみてください。
「日本郵政」はまだ株式を公開していませんが、これだけの大企業です。公開企業然としたチェックをしてみませんか?先程の「五方よし」チェックが有意義に見えてきます。

投資家にはどうでしょう
今のところ株主は日本国だけです。国が100%株主です。株主の利益は無視できません。

経営陣にとってはどうでしょう
・・・・・・・・・・・皆さんでお考えください。
公開企業になれば、経営ぶりの透明性・適正経営が強く求められます。

従業員にとってはどうでしょう
・・・・・・・・・・・皆さんでお考えください。
「会社はだれのものか!」ということがよく議論になりますが、従業員の皆さんのご家族の生活や健康を危うくするようでは失格です。

取引先にとってはどうでしょう
日本郵政の取引先は本当に多岐・多数にわたります。
・郵便事業
・保険事業
・金融事業
と守備範囲はすごく広範にわたります。
すなわち、影響のあるまたは関係のあるお取引先はすごく多いということでしょう。
競争が生まれるのはすごくいいことです。
しかし、これだけの巨大企業ですから、競争が行き過ぎたり、圧力になったりしてもいかがかなものかということです。

一般消費者の皆さんにはいかがでしょう
・・・・・・・・・・・「取引先」ではありますが、「経常性」という意味では別建てのほうが好ましいでしょう。
特に、郵便事業は、他に代わるものがありません。宅配便があるとはいえ、国策郵便制度に支えられた親書・信書の配達には絶対的な信用力があります。
消費者である国民の生活を大きく左右するものです。

最近のニュースを見ていて気になるのですが、
「民間企業のことは民間企業に任せるべき」
と、時の首相も、高名な学者もおっしゃっていました
この問題を「五方よし」チェックで確認してみてほしいものです

目標は、株式公開です
しかし、上場基準等々を切り口にし、それぞれの段階におけるチェックは必要です。

株式公開を考えていらっしゃる皆様・・・・・・株式公開を焦ることはありません。
「五方よし」チェックを行いながら、ステップ・バイ・ステップで進めてください。

なお、最近の傾向として、「上場企業がよく倒産」しました
以前なら、あまり想定できなかったことです
しかしながら、倒産被害にあわれた方はいらっしゃるものの、これらの「上場企業が倒産したからすごく大変だぁ!」という話はあまり伝わってこないのも実情です。

[本]東証のHPより
1.上場制度
http://www.tse.or.jp/rules/listing/index.html
2.上場審査基準
http://www.tse.or.jp/rules/listing/stlisting.html
3.適時開示制度(会社情報)
http://www.tse.or.jp/rules/td/yousei.html
4.適時開示制度(決算情報)
http://www.tse.or.jp/rules/kessan/quarter/q-yoryo/index.html
http://www.tse.or.jp/rules/kessan/tanshin/k-yoryo/index.html
これらは、一部です。

上場するには、経営に透明性が強く求められます



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ディズニーランドには不思議がいっぱい! [裏づけのない経営学]

[パンチ]もう久しくディズニーランドに行っていませんが、よく行っていたころの記憶をもとに少し書いてみましょう 経営者の方、あるいはビジネスマンなら宝の山にきっとお気づきになることでしょう

以前ディズニーランドによく行っていたころの話です
その時に、どうしても不思議なことがあったのです 四つあります

まず一つ目
ディズニーランドナンバーワンのホストはミッキーです
彼は、園内のあちこちで見かけます
誰にも笑顔で微笑みかけてくれます
一体何人のミッキーがいるのだろうか。。。。。。。と思ってしまいます
ただ、彼はすごく賢明で、絶対に同時間帯にハチアワセすることがないのです

二つ目
パレードに出ている子供は、学校に行っているのだろうか。。。。ということです
余計なお世話ですが、パレードを見ていると、そんなことを考えてしまいます

三つ目
着ぐるみの中には、いったいどんな人が入っているのだろうか。。。。。?ということです
そういう時は足を見ます
残念ながら、ミッキーはズボンをはいているので足は見えません
ミミーは明らかに女性の足のようです
でも、ミッキーもミミーもかなり背が低いような気がしますね。。。。

四つ目ですが
こんなに素敵な遊園地というか楽園というか夢の国なのに
何か気がつきませんか?
最大のゲストお客様のことです
気のせいか、小学生や中学生が少ないような気がします
いたとしてもそれは修学旅行の一団です
・・・・・・・・・・
思うに、この年代は、きっと「学習塾」とか「予備校」に行ってお勉強に夢中なのでしょうか

この四つの不思議を考えながら、ディズニーランドにいると、疲れを忘れさせてしまいます

たぶん、これって、あなたのビジネスにもヒントを与えてくれるかもしれません

ちなみに、一番多いゲスト(お客さん)は、若者カップルと乳母車族のような気がします
これは多摩動物園などでも言えることではないでしょうか。。。。。




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業績不振時のチェックポイント。。。。(相談相手はいらっしゃいますか) [裏づけのない経営学]

ところで、みなさんは、病気をなさったことがありますか。。。。?
まず、「なんか体調がおかしい」というところから病気はスタートします
あるいは「健康診断」とかで見つかることもありますね

病気らしいとか身体に不具合があるらしい
とわかった時、皆さんならどうなさいますか。。。。。

①「いつかは治るよ、こんなことは前にもあったし。。。」と考えられることもあるでしょうね
②とりあえず「薬でも飲んでみるか」と薬局に駆け込む人もいらっしゃいますね
③「この際だ、病院に行ってみよう ひょっとしたら癌のような不治の病かもしれないし、新型インフルのようなはやり病かもしれないし、意外と結核かもしれない」などととりあえず精密検査を受けられる方もいらっしゃるかもしれません
④誰かの話を聞いたりテレビでやっていた、民間療法とか神頼みをなさる方もいらっしゃる方もいらっしゃるのでしょうね

さてさて、業績の話です
①「ひょっとしたら、倒産にもつながるような重大なこと」と考えるか
②「以前にもあった一過性の出来事」とお考えになるのか
いかがでしょうか。。。。

病気になったら、まず検査です いきなり薬を飲んだり、手術をしたりというのは少ないはずです
ところが業績が悪くなり始めると、いきなり手術をなさろうとされる方も多いようです というか、一番多いのは「たいへんだぁ!」と思いつつ放置される方が多いかもしれません

業績の話に戻しましょう 業績がおかしいと思ったら、
①まず、なぜそう思うのか書き出してみましょう
たとえば、
a.売上面(売上の動向)
b.収益面(収支の状況)
c.資金繰面(資金繰の状況・・・・入金が遅れている等)
d.従業員の状況(退職話が出る、表情が暗い、活気がない)
e.お取引先の動向(取引先の人が来なくなった、電話が減った、訪問しても待たされる、担当者が変わった、面談時間が短くなった等)
f.同業者の様子がおかしい(倒産したり、廃業したり等)
g.お客さんの状況(苦情が増えた、苦情が減った等)
h.銀行の態度(借りてくれと言われなくなった、支店長が来なくなった等)
i.商品開発の状況(売れ筋商品の状況、新商品開発の状況等)
j.在庫の状況(倉庫の中はいかがですか)
などなど,思い当たることはありませんか、そういうことを書き出してみましょう

②次は、業績の良かった時のことを思い出してください
なぜ業績が良かったのか書き出してみましょう
a.なぜか売れた
b.いい商品があった
c.世の中の景気がよかった
d.営業マンに腕利きがいた
e.お金があった
などでしょうか。。。

では、処方箋はどうしましょうか
実は意外と相談相手がいないものです。。。。。

まず、社内で皆さんで議論してください
上の①と②をです
誰もが気が付いているはず
意外なことに、以前良かった時のことを正確に覚えている人は少ないのが実情です
でも、そのうち答えが出てきます
「あの頃(よかった時)と比べて、手を抜いている」というような発言が出てくるはずです
そうすればしめたものです
即、実行です

もし、「いいときは一度もなかった」ということが結論なら
①事業を止めることを考えましょう
②赤字でない限りは、深みにははまらないはずです、大もうけはできないかもしれませんが、それなりに存続価値はあると考えましょう
③「やる気」や「勢い」が萎えてないのなら、チャンスです 世の中全体が萎えていますから、きっと抜け出すことができます 意外にも贅肉や隙間が見えてくるものです

でも、意外に相談できる人がいないものです
①まず、一緒に働いている皆さんの前向きな意見を引き出しましょう
②取引銀行に相談してみましょう・・・・彼らは評論家のようなコメントが多いのですが、そういう時にヒントをくれます・・・たとえば他社の状況とか


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トラブルへの対応(もし事件・事故・不祥事などが起こったら。。。) [裏づけのない経営学]

もし、企業では、事件・事故・トラブルに巻き込まれたり、苦情・不祥事が起きたら、どうするのでしょうか?

おそらく
1.事実・実情の把握をする。
・被害・加害等の状況を確認する。
・警察等の捜査機関への届け出の要非の即断を合わせて行います。

2.現場に急行する(させる)。
・現場がある場合はやはり現場に駆け付けるのが筋かと。。。

3.被害の拡大・拡散を防止する。
・たとえば、火事とかの場合なら延焼を防ぐとかの方策をとりますね。
・また、現場の保存なども必要です。

4.被害者・苦情者に詫びを入れる。
・ある程度の事実関係がつかめたら、お詫びの言葉を発する。

5.原因を類推する。
・原因究明は、正確な調査をまたないといけませんが、アバウトな事はわかるはずです。

6.責任の所在を確認する。
・そうは言っても、将来の損害賠償に備えないといけません。
・あるいは、責任者の処分も想定しないといけません。

7.監督先に報告・相談する。
・いわゆる監督官庁や親会社や顧問弁護士などへの報告と相談です。

8.自らに有利・不利になることはないのかのチェックを行う。
・そうは言っても企業ですから、是々非々の対応も視野に入れておくことが必要です。

9.事態を公表する。 
・いつまでも隠せるものではありません、原因・責任の所在の速報を公表するべきです。
・とくに、従業員の皆さんに疑念を抱かれないような配慮が大切です。

10.再発防止策を検討する。
・即できることと、時間がかかるものを区分けすることも必要です。
・直感的に分かった原因を、即、潰しこむことが必要です。

11.調査委員会を作る。
・まず、現場対応と足元やらなければいけないことが優先です。
・長期的に解決しないといけない問題は、期限を定めてじっくりと対策を練る必要があります。
・この委員会では
①原因の究明
②責任の所在の究明と責任に応じた処分の決定(処分は、調査委員会の結論を待って行う)
③再発防止策の立案

12.被害者・迷惑をかけた相手がある場合は、並行的に誠意をある対応を行う。

などの対応が考えられます。
すべて時間との勝負ですが、拙速も熟考も危険です。 「ころ合い」とか「タイミング」を計ることが必要です。
対応の巧拙で会社が吹っ飛んでしまうこともあります。

経営者なら、絶えず
①一生懸命な誠意ある対応
②手を抜かない対応
③落とし所を絶えず想定した対応
④優先順位を意識した対応
が必要です。


ただ、小生は、危機対応・リスク管理の専門家ではありません。
思いつくままに書いてみました。

皆さんはいかがでしょうか?
マニュアルがあったとしても、突発的な出来事には、なかなか思うようにいかないものです。

責任ある立場の人なら、ポケットにはテレホンカードが入っていますか?
お金は手もとにお持ちですか?
まさか泥酔とかなさっていないでしょうね。。。。。



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「たら」と「れば」と「まさか」 [裏づけのない経営学]

「たら」「れば」「まさか」。。。。。。。
これは、ホルモン焼肉屋のメニューでも回転寿司のメニューでもありません
ビジネス拡大や起業を予定しておられた皆さんが商売がうまくいかなくなった時に必ずおっしゃる話です

事業計画をお話しされる時の皆さんには「暗いお話」はありません
小生がネガティブなお話をすると、みなさん皆さんお怒りになってしまわれます
やむなく「そうですか。。。。ご成功を祈念いたします」と送り出す結果になってしまいます

ビジネスを始める時とか、新しいビジネスをスタートさせる時とか大型投資をする時には、必ず「勢い」というものが必要です
しかし、「芸能人とかのビジネス」のように、失敗しても戻るところがある方とそうじゃない方では、準備の仕方も違います

事業計画の中に
①「○○だったら。。。。」という部分が必ずあります
②「××できれば。。。」という部分もあります
③「まさかそんなことはない」という想定すらしないこともあります

この不確定要因が
①限りなく小さいこと
②「まさか」への備え
として心の準備がしてあれば大丈夫です

世の中では、リスク管理とかリスクの把握 などと呼ばれることもあるようですが
メインディッシュを知らずして、お皿やドレッシングのことや、接客マナーを徹底するようなことかもしれません
つまり、
①メインディッシュはどんな状況でも・末長く負けない自信があること
②もし弱い部分があるとしたら、いわば、どうとでもなる、バッファーを持っていること

このバッファーとは、
①お金
②支援者
③商品力
④代替ビジネス
などのポケットなどでしょうか

小生は、安物の花を植えるのが好きですが
①どんなにきれいな花もいつかは萎びる
②一年中咲く花は少ない(とくに日本では)
③水やり、日当たり、害虫駆除も必要
④「美しい」とか「きれいだね」と言ってくれる人が必要
⑤ただし、過保護は無用
です

振り替えてみると「やはり。。。」ということも多いものです
かつて、高名な投資コンサルタントの方とお話をしたことがあります
彼曰く「今の時期はこういう投資手法が一番だよ!」と
その時、小生は
「もし、石油の値段が上がったらどうなるのか?」
と尋ねたところ
「石油は上がらないので、今は関係がない」
とのことでした
マーケットを支配するものの基本には
①景気の状況
②政情
③天候
④為替
⑤資源の状況
などが大きく影響してきますね

皆さんのビジネスの押さえどころはどこですか?






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「都議選」は経営の教科書。。。。 [裏づけのない経営学]

なんでも経営の教科書にしてしまいます
日本人の好きな「他山の石」というやつでしょうか。。。。。

今までで、最高の選挙公約だと思ったのは、「東京からカラスを減らそう」という石原慎太郎都知事の公約です
最初は、こんなあほな。。。という思いでしたが、しばらくするとその意味がわかってきました
石原さんが都知事に就任して以来、わが家の近所では、明らかにカラスが減りました
早朝、駅に向かう道々でカラスに襲われるのではないかという不安から解放されたのです
ゴミの集積所が荒らされている光景も減りました

こういう公約こそ「生活者目線」というのではないかと思います

転居を伴う転勤があったこともあり、正直に言うと、自分の選挙区の都議会議員の方がどんな方で、何をなさっていらっしゃるのか、それどころか名前すら知りませんでした
今回の選挙も、高校の先輩後輩から推薦された方以外は名前も知らずに投票所に向かいました 当然のことながらその候補者のお顔などは見たこともありません 今はやりのマニフェストも存じ上げません
無責任と言えば無責任ですが、何年もの間、都議会議員の方の名前すら知らなくても生活に困ることもありません もっといえば、国会議員の方も一体どなたなのかよくわからないのです

新聞報道では、「政権選択」の中に埋没したというようなコメントもありますが、
政党別の当選者数をみると、当選者の数を減らしたのは、自民党だけではないのです
政権与党の公明党は1名増の全員当選、共産党・生活者ネットワークや諸派は大幅減です
どちらかと言えば庶民の暮らしに根ざした公約を掲げた人たちも当選していないのです

7月13日の日経新聞の朝刊に「石原都政終わりの始まり」というコラム(?)がありました
要旨のような言葉を拾ってみると
・都議選、自公が過半数割れ
・歴代の知事には好ましくない共通点がある 期待とともに登場して成果をあげるが、多選に連れて失速し、有終の美を飾れぬまま降板するという歴史
・都立墨東病院の妊婦受け入れ拒否問題で露呈した脆弱な医療体制
・高齢者を受け入れる施設は足らず、待機児童も減らない
・足を引っ張るのは新銀行東京
等々、指摘するのは簡単ですが、カラスのごとく知事が把握するのは容易ではない問題ばかりです

今回の選挙では、選挙演説等々も耳にしなかったので、よくはわかりませんが、
新聞が指摘しているような課題が本当に争点になっていたのでしょうか?
逆に、都民の皆さんがお困りになっている問題の解決に向けてお手伝いするというような優しいお言葉を発せられた方も多いのではないでしょうか。。。。。。

今回の選挙の特徴は、
①自民現職の重鎮・長老候補が落選されたこと
②一人区で自民候補が惨敗したこと
です

こういうことこそ、身近な話題・問題を解決できる能力のある人だったかもしれませんが、選挙民の結果はNOでした たぶん彼らでは、何も解決してくれないので、ならいっそ新人を!ということが選択肢だったのかもしれません

長くなりました どこが経営の教科書なのでしょうか。。。。。。
最近、売り上げが芳しくない という企業の方はお気づきのはずです
①自社の商品力を「当然」のことだとお思いではありませんか?
②自社の商品の見せ方を時代の流れに合わせていますか?
③あなたの生活に自社の商品は必要ですか?

政治家のみなさんがお取り扱われている商品は何だったのでしょうか。。。。。
それは、どこに行けば売ってありますか。。。。?

最近の若者は、
①車に興味がないどころか、運転免許証を取得することにも積極的ではない
②甘いケーキなどを食べない
などと言ったことに代表される、高度成長経済・生活とは微妙に異なる価値観・生活様式があります

どんなにいいものでも、
①それがないからといって命まではとらない(深刻なテーマではない)
なくても困らない
というような飢餓感に訴えるものでもないようです

今度の選挙の当選風景を見ていて、ハッとしたのは
ある若手の男性当選者の耳たぶには、たぶん「ピアスの穴」痕が見えていました。。。。

基本はいつの世の中も大きくは変わっていないはずです
今回の選挙でも個々の候補者の違いはなにひとつわかりません

ひょっとしたら微妙に基本軸が動いているだけなのかもしれません
たとえば「コーヒーに入れる砂糖の量は変わったけど、塩まで入れて飲むような人はいない」
というようなことかもしれません
「コーヒーブーム」が一服して「紅茶ブーム」が来るが如しかもしれません

石原都知事の生活者目線=カラスの話のようなところにヒントが隠されているかもしれません

[本]「大きな変化は起きてないかも」 (消費はどうすれば活性化するか⑮)http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-12-14-14
で少し書きましたが、これを「コーヒーには砂糖の理論」と言います
。。。。後日、頁を改めて書き直したいと思います

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本館・旧館・新館のある商売 (だから旅館・ホテルは儲からないかも。。。。) [裏づけのない経営学]

多くの企業経営者の方が、ひと儲けされたら、
本業には直接関係ないこととして、
①銅像を建てる
②副業として飲食店を経営する
③副業としてホテルを作る
④ゴルフ場をつくる
なんてことはよくあることです。
しかも、副業で儲かったという話はほとんど聞いたことがありません。

では、本業のホテルとか旅館の経営ぶりはいかがなのでしょうか。。。

ホテルとか旅館の経営というのはなかなかもうからないもののようです。
その理由を少し上げてみましょう。

1.消費者が大きく変化した
①自宅のお風呂もお布団もすごくきれいで高級になりました。
②料金的には、海外でも気軽に行けてしまいます。
③清潔好きな人が増えました。
④農協の団体とか社員旅行とかの団体旅行も大きく変化しました(減りました)。

2.最大のコストは人件費です
①週末の多人数のために人を揃えるのか、それとも月曜などのお客の少ない日のレベルに合わせるのか。
②いい仲居さんがいる旅館は、それだけでご贔屓(ひいき)がついたものです。
③部屋食が魅力なのに、今では、バイキングも増えました。

3.実は設備投資・更新投資がすごいのです
①40年くらいの耐用年数で作ったものでも、10年もすれば陳腐化してしまいます。
②近隣のライバルが、新しく出現したり、模様変えをしたら、キャッチアップしないといけません。

正直に言うと、設備投資のための借入の申し込みはすごく多いのですが、
①投資ピッチが速すぎて資金繰りが不安定
②前回の借金を返す間もなく、新しい借入が必要では、返済ができない
というのが実情です。

旅館やホテルに行くと、
「本館」とか「旧館」とか「新館」とか・・・・なぜか、呼び名が多いですね。
なぜかというと、このご商売は、365日お休みがなく、しかも、営業しながら新築をしないといけないからです。

少し儲かると、増築をなさるのですが、営業をつつけながらですから、隣地に新館を建てることになります。
ですから、「新館」とか「本館」とかというネーミングの旅館・ホテルなどは、
①渡り廊下が多い
②繋がれたフロアーの階数が違う
という特徴があります。
新しい建物は天井が高いので、新館と本館をつないでも、どうしてもフロア違いになったりします。

「新館」「本館」とかがあるのは、旅館・ホテルのほかには、デパートとか病院とかもそうです。

一見、派手な商売でも、設備投資の負担は大変です。
特に、大ぶりなホテルや旅館は、人の出入りも極端ですから、その影響は大きいのです。

①旅館とかホテルを利用されたなら、そんな目で見てください
②もし、お取引先や知り合いが、副業で、旅館とかホテルの経営をなさっていたら、きっと儲かっていないかも!と想像してみませんか。
ビジネスが楽しくなりますよ!!


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店長の顔が見える店 (その会社がいい会社かどうかを見分けるコツ) [裏づけのない経営学]

あなたがビジネスマンなら、お取引先がいい会社かどうかは気になるところですね。
皆さんならどう見分けておられますか?

財務諸表もなく、経営陣にも会わず、「いい企業」かどうか見分ける方法があります。
これは、小生独自の単純なものですが、みなさんにも似たようなご経験がおありだと思います。

ひとことでいいますと
「店長の顔が見えるかどうか!」が一番の判断ポイントです

店長というのは、そのオフィスや作業場や工場などの責任者ということです
小さな会社なら、社長そのものかもしれません。
そのオフィスや作業場や工場などで、
①責任ある立場の方が、陰に陽に見ているか(チェックしているか)
②責任ある立場の方の考え方が浸透しているか
がわかるかどうかでそのビジネスの良否がよくわかります。

あなたが、もし、お店でも・オフィスでも・工場でも、第一印象というのはありますね。
a.自由な雰囲気
b.のびのびした雰囲気
c.暗い雰囲気
d.怖い雰囲気
e.しまった雰囲気
等々、いろんな感じ方がありますね。
どんな企業がいい企業だと思いますか?

質問を変えてみましょう。
①あなたが働くなら、さっきのa~bのどれが好きですか?
②業績がよさそうなのはどのタイプですか?
③働くのに楽そうなのはどのタイプですか?

働きやすいかどうかは、業績との関係が非常に大きいです。
小生は、締まったタイプの企業が好きです
カッコよく言うと「質実剛健」とでもいうのでしょうか。
ビジネスは戦場にいるが如しです。
喜怒哀楽をうまく乗り越えて行く必要があります。

会社の中に、「緩い部分」があったら、おそらくそこからビジネスはほころびていきます
「ドントマインド」と声をかけるのはいいのですが、仕事そのものを「まぁいいよ」と放置しておくのはよくありません

たとえば
①掃除です
ホテルに泊まる時、ベッドの下は埃がたまっていませんか?
ウォッシュレットのノズルは汚れていませんか?
・・・・・あるスーパーの待ち合わせベンチの裏側は色が変わるほどゴキブリが這いまわっていました。
お店の人も、来ているお客さんも気づかなかったようです。
やがて、倒産してしまいました。

②整理整頓です
銀行なら、カウンターの上に、不必要にパンフレットが置いてありませんか?
いわゆる雑然としているということです。
・・・・・たぶん、苦情の多い店に違いありません。
 お金や書類を置くテーブルは整然と整理してある必要があります。紛れるというのはある意味リスクです。

③清潔です
特に工場ですが、掃除が行き届いていることが何よりです。
おそらく
・不純物が混入しない
・油がこぼれおちていて、滑ったりしたら大変です けがのもとです

④花や植栽が枯れていない
どこにも鉢植えが置いてあります。
工場などでは花壇があったりするものです。
・この植栽や鉢植えはどなたがあるいはだれが手入れしているのか?
・この手入れはだれがなさっているのか?
・この費用はいくらか?
などと考えてみてください。

⑤人はきびきびと働いているか。。。。
いい会社・企業は、働く人のリズムやテンポがいいものです。
けだるい空気も流れていません。

等々考えていると、いくらでもチェック事項はあります。
そして、あなたがチェックなさった事項は何を意味するのかと考えてみてください。
あなたがそこで働いていたらどうなのか。。。。
あなたがそこの責任者ならどうなのか。。。。。

そんな風にお店や工場やオフィスをご覧になると楽しいですよ。

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政治の状況は企業経営の教科書。。。。(企業経営は政治の教科書) [裏づけのない経営学]

企業経営を語るのは難しいけれども、政治の話になると「一億総評論家」になれますね
政治の話を少ししましょう

企業経営を政治体制に準えてみてください

たとえば、
総理大臣=社長
大臣=幹部役員
議会=取締役会
公務員=従業員
国民=株主(および消費者)
都道府県=下請け子会社
と置き換えてみましょう

一連の総理大臣の交代を考えてみましょう
社長が一年に一度変わるような企業はどう思いますか?
一応、議院内閣制ですから、取締役(会)の中から選ばれていますが
あなたの企業で、あるいはお取引先の企業で社長が毎年変わったらどうなんでしょうね
しかも、辞めた前社長や元社長が権限もないのに「あーだこーだ」と動き回る会社です

どこかの知事や市長が元気ですが、所詮下請け企業です
元気な下請け企業でも、発注元の親企業に向かって
・お前のとこの宣伝が下手なんだ
・下請けへの払いが悪い
・ひも付きの仕事が多い
等々と幟旗を立てて騒がれたら、いかがお思いになりますか。。。。。
混乱の元ですね
「反論する前に、貴社の力や品質レベルをあげなよ!」と言われそうです

どこかの知事や市長が任期途中で辞めるとか辞めないとかという話がありますが、「俺を本社の社長候補にしてくれないと仕事をしないぞ!」と言っているようなものです

企業は経営理念や経営計画に基づいて経営されています
経営計画は1年の単年度計画から、数年の中長期計画があります
社長なら、
・経営計画の進捗を確認し、
・行く末をも見通し、
・うまくいかないのなら責任をとる
のが一般的かもしれません
それが、株主とか、お取引先とか、従業員に対する責任でもあります

経営計画は
・短期的にやるもの
・長期的にやるもの
を区別します
「足元はこうするが、長期的にはこういう方向に持っていく」
と考えるのが一般的です

計画の達成には、お金もかかります
・資金調達はどうするのか
・優先順位はどうするのか
などの検討がなされます

資金の調達にあたっては
・長期の資金計画は長期の資金調達で
・短期的な対策は、短期の資金調達で
・自己資金はいくら使えるか
・返済はできるのか
とか考えますね

どこかの下請け企業の社長さんが
「うちの製品はどこを探してもないようなすぐれものです」とう売り歩いておられました
当初は、社長自らが、キャラバン隊を率いて売り歩かれたものですから評判もよかったのですが
実は
・すでにその製品は使っており、これ以上はいらない
・よく見たら、別の企業のもののほうが安くて新鮮だった
・お金を出せばどこの製品も水準以上だった
などということもよくあるものです

ある会社では、
・従業員や労働組合の力が強く、「経営に活力を取り戻そう!」などと叫んでいらっしゃる方もあります
・後継体制がうまく整っていない企業もありますね
・取締役会は、「YESマン」ばかりでうまくいっていなかったり、
・「あの時、反対していたら、こんなことにはなっていなかった!」とお悔やみの役員さんもいらっしゃるようです

・経営陣の中には、社長を公然と批判される方もいらっしゃいます
・「社長の息子だから。。。。。」というような思いも強くなってきています

国内という狭いマーケットで見たらなんとかなるのでしょうが、海外の大きなマーケットでは見向きもされない商品もあります

従業員の中には、会社を辞めて転職したり、自らが企業を立ち上げたりする人も出てきます
あるいは新規採用活動中の学生の評判も芳しくなかったりします。。。。
従業員の中の熟練度も落ちてきた部門や下請けさんもあるようです

株主の皆さんはどうでしょうか。。。。
おいしい話ばかり求めていませんか?
配当が良かったり株価が上がっているときはなにも言わず
配当が悪くなったり株価が下がった時だけ、自分に都合のよい批判をしていませんか
近々株主総会が開かれるようですね。。。。

今の政治の状況を企業経営に置き換えてみたらわかることもありますね
今の企業の状況を政治の状況に置き換えてみたらわかるものがありますね

そういえば、どこかの下請け企業の社長が、
「親会社の株主総会の日に合わせてうちも株主総会を開こう 会場や事務局が一緒で安上がりだから」
などという話もありますね

この企業は、いつも親会社の株主総会の時に自社の株主総会をセットするのでしょうか
ひょっとしたら、どさくさに紛れて、うまくやっちゃおう。。。。というお考えかもしれません
辞めちゃったら責任が軽くなることもありますし。。。。。。
もし、費用がかかるのなら、そういう便宜的なことを考えずに、根っこからのコスト見直しをするのがいいのではないでしょうか。。。。。


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説明のうまい人は早口で繰り返す (漫才と落語にみる話し方教室) [裏づけのない経営学]

最近の若い人は話なれている方が多いようですね
しかも、きれいに話します

でも、どうでしょうか。。。。。
①印象に残りますか?
②応用の聞いた質疑に対応できていますか?

ビジュアル世代だからでしょうか。。。。
パワーポイントとかを使って、手際良く話す人が本当に増えました

小生が、年寄りで時代遅れなのでしょうか?
この手際のいいお話はさっぱり頭に入りません

理由はと言えば、
①話し方が平板であること
②パワーポイントが特にそうですが、話が整理されすぎていて、協調ポイントがわかりにくい
③メモを取ったり、線を引きたいが、相手が画面ではどうにもならに
④聞き洩らすと、よくわからない
などが挙げられます

小生が経験した上手な話し方をご紹介しましょう
①話すテンポが速いことです
②重要ポイントは複数回(できたら3度)繰り返すことです
③話を聞いた人が、あとで報告書を作ることも考えて、少しくらいは臨場感あるレジュメを配布することです

少し解説しましょう
話し方の神髄は、やはり、「漫才」と「落語」にあるようです

「漫才」は、想像以上に早口のような気がします
漫才では「テンポがいい」というのではないでしょうか

早口の結果、聞いている人の頭が考えるスピードよりも早くしゃべることで、聞き手の側が話に追いつこうと一生懸命聞くことになります

もし話し手のスピードが遅くて、聞き手の理解のほうが話してよりも先に行ってしまうようだと、聞き手は退屈になり、ついには寝てしまいます

面白くない漫才というのは、深みがなく平板なうえに、話すスピードももたもたしているはずです

「落語」は実はゆっくりです 
ゆっくりすぎるほどゆっくりです これを「間」とかいうのでしょうか

聞き手のほうは、話してよりも先に行ってしまうのですが、話に誘導力があるために、次はどうなるのだろう・・・・と、次の展開が待ち遠しくなってしまます 頭の中で思いを巡らすほど「間(あいだ)」が空いてしまうのです

話し手の方にお願いします
①お話をされる前に、聞き手のレベルをよく理解してください
②それなりの会議や講演の聴衆は、幼稚園児ではありません もっと早口でもいいでしょう
……幼稚園児やお年寄りをお相手されるときは、それなりのスピードにしましょう
③パワーポイントの棒読みではなく、話にメリハリや山谷を作りましょう
④もし、メリハリをつけるのが下手くそなら、重要ポイントを復唱するように複数回繰り返してお話してください
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「七人の侍」にみるリーダーシップ [裏づけのない経営学]

先日、ある方から「趣味は何ですか?」と尋ねられました
「はて。。。?」と困り果ててしまったのですが、そういえば、映画はよく見ます
と言っても、DVDを借りてきたり、CATV[TV]のシネマチャンネルが中心です
趣味というのには、恥ずかしくなるようなものです

小生が推薦するというのは甚だ僭越ですが、この夏休みには、次の二つの映画をご覧になりませんか?
一つ目は、「愛と青春の旅立ち」という、今話題のリチャード・ギアの主演作です
この話は、かつて書きましたので、
[リボン]
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2009-03-31-1
http://www.youtube.com/watch?v=zmSQK5ranZc
http://www.youtube.com/watch?v=xm71njTCwWI&feature=fvw

を参照してください
①ノンキャリの厳しい軍曹に育てられる士官学校の訓練の話です
②もちろん青春には恋の話もあります
③バックに流れる曲も素敵です

二つ目は、黒沢明監督の「七人の侍」です
[本]
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD23967/story.html
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD23967/cast.html

巨匠の作品を小生がコメントするのは本当に失礼な話ですが
野武士に襲われる農村を守る浪人集団の話です
①道行く浪人をスカウト・採用するところから始まり
②各人の得意分野を見極め
③全体像を意識した作戦を練り
④村人を交えた仕組みを作り
⑤適材適所に人材を配置する
⑥油断とかルール無視をしたものは命を落としていく
⑦地道な工夫が功をなしていく
という話だったように思います

ラブストーリーと見るもよし
大時代劇スペクタクルと見るもよし
・・・・・・・・
なぜか、企業経営になぞられてしまうのです

志村喬扮する勘兵衛のリーダー振りには敬服してしまいます
夏の休暇をこんな映画に身を奮い立たせてみるのもお薦めです。。。。

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「若い人が多い企業」と「若く見える人が多い」企業 [裏づけのない経営学]

最近のオフイスに飛び込むと今更ながらに様変わりした光景にふっと気づくことがあります。
いろいろあるのでしょうが。。。。。
何と言っても、女性のステータスが向上したことと、若い人の多い企業が増えたことです。

さてさて、話がそれました。
不思議なことですが、元気で順調な企業というのは、働いている人が「若く」見えるのです。
きびきび、てきぱきとした動きです。
年齢なんか関係ありません

ある時、そういう雰囲気の会社に行った時、社長に「お宅の社員さんの平均年齢はいくつですか?」と聞いて笑われてしまったことがあります。
実際には、想定よりもかなり上の年齢でした。

逆に、年齢的にすごく若い会社もあります。
確かに勢いもあり、登り竜のような気配です。
しかし、そういう企業に出会うとき、いつも思うのは「何か不安だ」「まさかポキッと折れはしないか・・・・」
などということです。

年寄りの要らぬ心配なのかも知りません。
飲み会なども豪快で、体育会系のノリです。
どうして不安なのかというと、「いつも晴天ばかりではなく」「いつも月夜の晩ばかりではない」
ということです。

やはり企業経営にも、自然の生業に従うべきことが必要なときがあります。

たとえば、若い人ばかりの企業というのはなぜ、若い人ばかりなのでしょうか
①企業としての歴史が浅い
②古い人は追い出されるような企業風土である(辞めざるを得ない)
ということなのでしょうか。。。。

もし、
歴史が浅いのなら、企業としての経験が少ないといえます。
何かあった時、緩衝材の役目をしてくれる人材や知恵袋が必要かもしれません。

古い人が居着かない企業だとしたら、今の中心的な若い人材も、年齢を重ねるとともに追い出されたり、居辛くなったりするということでしょうか。。。。。。
一定の年齢になれば、居場所がないような企業に人材が定着するはずがありません。

「亀の甲よりも、年の功」などという言葉もあります。
バランスのある人材構成こそ、成功を継続する企業の秘訣です。

年齢だけではありません、文科系・理科系、管理畑・現場畑、事務畑・営業畑、あるいは考え方において情緒的・論理的等々の、人材を作っていく必要があります。
そこには、そういう学歴とか経歴であるという必要はありません。
経験と経営トップの勘でもいいのです。

人材は流動的な昨今ですから、「人材はいくらでもいる」と豪語される経営トップにお会いしたことがあります。
しかし、その企業は、人材の入れ替わりが激しく、業績も安定していません。
100年に一度の経済危機、リーマンショックとか石油をはじめとした資材価格の高騰、政治状況の混迷、中国等々の台頭など理由はいくらでもあります。
しかし、「雨の日のゴルフ」よろしく、その企業の上にだけ集中的に雨が降ったわけでもありません

その社長から、「弊社の感想はいかがか?」と質問されたことがあります。
少し間を置いて、小生は答えました。
「社長がすべての会社ですね」と。。。。。。

そう答えると、その社長は、こう切り返されました。
実はそういったのは、今までで二人だけだ!」と。。。。。


二人だけというのは、小生とその社長ご自身でした

なんでも、彼が若いころ師事したある人材を彼はそう評したとのことでした。


[本]
雨の日のゴルフの理論(日頃の努力の話)
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-10-15

§3 『せっかち』であること
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-09-01

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日本航空は会社更生法が似合う(「倒産循環」から抜け出そう!) [裏づけのない経営学]

今朝(16日(水))の新聞はビッグニュースが多い・・・・・・・
鳩山内閣の誕生が一番大きなニュースなのかもしれませんが、この話は、ある意味既定路線です
横浜ベイスターズの工藤投手の話、酒井法子容疑者の話等々話題になる話が多いようです

しかしながら、小生がすごく気になるのは、やはり「日本航空」の経営危機の話です
融資の現場に長く携わってきた経験から言うと、業績不安の話がここまで大きく採り上げられてしまうと、知らず知らずのうちに「倒産循環」に引き込まれてしまいます

倒産循環に入り込むと
1.従業員に不安が広がる
①優秀な人が離脱して行く
②仕事が手につかなくなる

2.仕入先の条件が厳しくなっていく
・・・・・言わずもがなです

3.乗客が離れていく
・・・・・業況・経営ぶりに懸念がある企業からは、お客も離れていきます
もし、みなさんが東京~大阪を移動しなければいけない場合何を使いますか?
新幹線ですか?バスですか?全日空ですか?日航ですか?

4.経営陣が、足下の再建策に夢中になり、本来業務への意識が希薄になる
金策に走っている会社は、通常業務がマヒしがちです

などなど、普通の会社でも浮足立ってきます
ただ、マスコミが指摘しない大きな問題があります

日本航空は「命」にかかわるビジネス だということです

普通の企業のように漫然と見ていくわけにはいきません

ナショナルフラッグシップと言われ、日本を代表する企業がいつの間にこうなったのでしょうか?
実は、アメリカの航空会社の多くは、ずいぶん前にこの経営危機の洗礼を受けています
外国の航空会社が日本固有の問題にやさしい手を差し伸べてくれるとは思えません

マスコミの報道を見ていて、素朴に疑問なのは、
1.日本航空の課題が見えていない
・・・・どこに問題があるのかわかりますか?

2.なぜこのような事態になったのか、分析されていない
・・・・原因がよくわからないのに、今とられようとしている対策が妥当かどうか評価ができない

3.株主の状況が見えていない
・・・・上位株主は、大手の金融機関が中心です 国等も出資しているはずです

4.経営陣(役員)の構成が見えない
・・・・実は、日本航空出身者が大半です 株主筋の方が取締役にいらっしゃいますが、実務家の方ではありません

などなど。。。。少し注意を払ってコメントし、見守っていく必要があります
今、日本国は、鳩山内閣が成立し、「仕組みを変える」スタート台にあります

日本航空問題も「仕組みを変える」とか「基本・原点に戻る」ということが必要です
「いまさらどうしようもない!」とおっしゃる方がいらっしゃるのなら、「会社更生法」の申請を提案します
飛行機が墜落してからでは遅いのです

参考までに、日本航空のHPおよび有価証券報告書をご紹介しておきましょう
日本航空ホームページ
http://www.jal.com/ja/

日本航空有価証券報告書
http://www.jal.com/ja/ir/data/
http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=yuho_pdf&sid=1224274

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デフレはよくないのか?(デフレ、インフレ、消費飽和論) [裏づけのない経営学]

小生は、経済学をまじめに勉強してないので笑われてしまうかもしれませんが、少し感覚的な話をしてみましょう

最近、「デフレ=デフレーション」懸念の記事が目を引くようになりましたね
昨日のことです また消費者物価指数が大幅に下落を続けているとの発表がありました

「総務省は29日、8月の全国消費者物価指数を発表した。価格変動が大きい生鮮食品を除く総合指数(05年=100)は前年同月比2.4%低い100.1。6カ月連続で前年同月を下回り、5月から4カ月連続で過去最大のマイナス幅を更新した。原油価格下落と消費低迷による価格競争で幅広い品目の物価が下がっており、「デフレ」への懸念が強まっている。 」(09年9月29日asahi.com)
[本]http://www.asahi.com/business/update/0929/TKY200909290029.html

このように物価が持続的に下落していくことをデフレ=デフレーションと言われています
デフレになると何が困るのでしょうか?
二つの石油ショックの時の「狂乱物価」の記憶がかすかにある世代としては不思議な現象でもあります

エコノミストの話によれば、デフレになれば
①企業収益が減少する
②給与所得が減少する(個人所得が減る)
③結果として、消費が低迷する
④所得と消費が減少・低迷しても住宅ローンなどの借金は減らない(相対的に負担が増える)
ということのようです

日経新聞21年9月8日(火)の「十字路」で、損保ジャパンアセットマネジメント顧問の伊藤稔氏は
「過去最大の下落率だ。日本経済が、景気の悪化→物価の下落→企業収益の悪化→雇用の削減→景気の悪化、という悪循環に陥るリスクが一段と大きくなった。」「一段の金融緩和が望まれる。」と述べておられます。

あるいは日経新聞21年8月5日(水)の「経済教室」で日本銀行政策委員会審議委員の須田美也子氏は、「インフレーションターゲッティングの採用」を説いておられます。
(注)この論旨は小生のレベルでは理解できないので、コメントを省略します)

少し実感で話をしてみましょう
理論的な裏付けもなく、感覚的なものですが、日本の多くのエコノミストが何か大きなミスリードを招いているような気がしてなりません ミクロな部分で少し見てみましょう

1.「なぜ、物価は下がったのか!」という点です
①企業は絶えずコスト削減、低価格を競っており、また日本の消費者も安いものを求めている
 ・・・・・企業行動としての効率化・低コスト化・合理化は当たり前のこと

②日本企業は、そのため日本を脱出し、中国ほかの低コスト国での生産に主軸を移したこと
 ・・・・・日本人の給料を上げても、安い海外物が流入するため物価は上がらない

③20数年前、アメリカ人が小生に言った言葉「同じパフォーマンスなら安いものを買う」という言葉が日本でも現実的になった
 ・・・・・衣料品に顕著である「あなたは日本製の下着を着ていますか?」

④日本人の長寿化に伴い日本人の平均年齢が上がった結果、(食料品に顕著なように)消費量が減った
 ・・・・・ニーズが減れば価格は下がる

⑤日本人の少子化に伴い、新規需要が減った
 ・・・・・成長に伴って消費していく商品(洋服などに顕著)が売れなくなった

⑥消費スタイルに変化が生まれた
 ・・・・・「若者が自動車を欲しがらない」という消費行動が顕著になった

⑦生活スタイルが画一的ではなくなった
 ・・・・・高度経済成長時代にもてはやされた「大衆消費」効果や「デモンストレーション」効果が薄くなった
     たとえば、ノータイでも叱られない テレビがなくても貧しいと思われない等々

⑧商品寿命が延びたため、「飽きない」「壊れない」「破けない」限りは新しいものを買わなくてもよくなった
 ・・・・・家の中のタンスや押入れの中には使えるが不要なものがたくさんあるので、新しいものを買わなくても生活には困らない(消費飽和論)

⑨エコブームから、無用に捨てなくなった
 ・・・・・物がなくなることは新規需要の大きな要因

⑩大きな戦争・災害被害がなく、物が喪失しなくなった(多言無用)

2.物価が下がると住宅ローン(借金)は負担になるか?

①1世帯当たりの住宅ローン残高は、実は少ない
②住宅ローンは、借りた直後の家計と借りて何年にもなる(返済が進んでいる)世帯(家計)では重みが違う
③住宅ローンは、ある人とない人の格差が大きい
④住宅ローンの返済額は、一定であり、金利の上昇がない限り、資金繰りの中には、ある程度織り込み済みである
⑤借金の返済は利益で行うものです 企業であっても、「利益が出ないと借金は返済できない」というのが基本です

 ※見かけ上、物価が下がると相対的に借金の返済負担が重くのしかかるような気になりますが、インフレで見かけ上の売上が増えても、経費・コストも上昇するのが常であり、利益が必ずしも増えるわけではありません したがって、利益が出ない以上借金返済が楽になるわけではありません
 個人の住宅ローンも、「所得-消費=利益」と考えると、返済負担の重みの意味もわかってきますね

というのが実情であります
エコノミストの多くは、住宅ローンについては、ミクロな感覚的なものになっていらっしゃる傾向があるのかもしれないですね

※国民個々の家計(世帯)の負債の大半は住宅ローンである

3.なぜインフレターゲット論が現実的でないのか

上記1.2に述べた理由のほか
この理論は、研究室での純粋培養的な国家をモデルにしていることが主因である

一国の経済活動が、一国の内部でだけ完結する場合(たとえば「鎖国」とか「自給自足」を行っている場合)は有用であるが、他国との間で裁定が働く(価格競争原理が働く)以上は、なかなか有効に機能しないのではないかと思われる

では、所得・消費が縮こまってしまったデフレ経済への処方箋はどこにあるのか。。。。。という点については、別の機会に書き留めてみましょう


なお、以前に書き留めた「感覚的消費論」部分もご笑読ください
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/archive/c2300415240-1



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「あぶり出し元年」と「絞り込み元年」 [裏づけのない経営学]

今年も後1か月となりました

みなさんにとってこの一年はどんな年だったのでしょうか
景気の状況は好転せず、為替も円高で推移し企業の経営環境はよくなっていないかもしれません

ところで、民主党政権になり、なにかにつけいろいろと「そうだったのか!」というような驚きを感じ、先日の「事業仕分け」にある意味感動された方々も多いのではないかと思います

この一年は「あぶり出し元年」だったのです
みなさんの企業・職場ではいかがだったでしょうか

「景気が悪い」「政府の経済対策が不十分」と言ってみたところで、主役はみなさんご自身なのです
まるで「裸の王様に出てくる少年」のような気持ちで改めて自分の周りを見渡された方々も多いのではないでしょうか

この一年は、そういう意味で、企業経営にメスを入れるチャンスです(でした)
高止まりしている人件費や交際費などの見直しを行うのにはちょうど良いタイミングです

「今はそういう時代ではない」
という、カッコいい言葉もあります
「お歳暮」の全廃などもやってみたらいかがでしょうか。。。。

では、来年はどんな一年になるのでしょうか。。。。
ズバリ、来年は「絞り込み元年」です

この一年であぶり出した、ストロングポイントやウィークポイント(長所・短所)を、足下の実現可能性のチェックと将来のグランドデザインをイメージしながら、
①何をやるのか
②何をやらないのか
③何ができるのか
④何ができないのか
などなど、5W3Hを意識しながら、経営課題を具体的に絞り込んで実行なさったらいかがでしょうか

総花的にあれもこれもではうまくいきません
優先順序を明確にし、かつ、共有しながら、実行していくことが必要です

倒産した企業の多くには
①決めない
②やらない
③考えない
という「3ない」がありました

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5W3Hの理論 (お絵かきの理論)
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2009-02-18

銀行員と転勤と夏休み・・・・あぶり出し
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2009-08-29

地方分権と公共工事と「あぶり出し」と「佐用町」
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2009-10-03-1

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人の分まで仕事をしよう。。。。!!(経営目標・経営計画のポイントはどこか。。。。) [裏づけのない経営学]

経営計画を立てるに当たっては、「ストロングポイントとウィークポイント」を明確にし、「強いところはもっと磨き、弱い部分はもっと鍛える」というのが大原則です

新年を迎えるにあたり、やはり新しい年の経営目標を明確にしなければいけません
一つは、数値目標です
数値目標は
1.売上高はいくら必要か!!・・・・損益分岐点を意識しながら、企業を維持するための売り上げを明確にしなければいけません
2.利益はいくら必要か!!・・・・今日、そして明日、みなさんが安心して暮らせるための利益を明確にしないといけません
ただただ「儲ける」とか「黒字化」だけの号令ではよくわかりません
粗利益でいいのです。。。。あまりに精緻にしすぎると肩が凝ってしまいます

二つ目は、仕事の回し方です
仕事の回し方とは、人や機械がどのように働くか!!ということです
営業の得意な人が評価されがちですが、仕事の回し方がうまく行ってないと、いつかきっと経営は行き詰ります
ポイントは、
1.組織で仕事をすること
・・・・・個人プレーには限界があります 看板や暖簾を意識しながら仕事をすることが必要です
日本の企業組織は、ピラミッド型です
ピラミッドの位置に応じて次のことが決まってきます
①意思決定の度合い(これを権限と言います)
②責任の度合い(これは権限の裏返しです)
方法論的には、いわゆる「報・連・相(ホウレンソウ)」の在り方もわかってきます

2.人の分まで仕事をすることです
経営ぶりの良くない企業や部門には「これは私の仕事ではない」という空気が流れています
「これも私の仕事」と言えるような仕事文化が必要です

3.仕組みで仕事をすることです
「このボタンを押せば、このランプが光る」的に仕事の流れ、まわし方に一定のルールがあることです
いわゆるマンパワーだけで仕事を回していると、その人が休んだり辞めたりしたら仕事は淀んでしまいます
仕組みが明確であれば、初心者も溶け込みが早く、人材が育っていきます

4.全体像を意識しながら取組むことです
今やっている仕事は、企業・組織にとって、今そして将来どのように生きてくるか!ということを明確にしておくことです
「私はちゃんとやっている」という人が多いです
多くの人は、持ち場も持ち場ではちゃんとしていますが、それを足し合わせるとうまくいかないということもよくあるものです
……「合成の誤謬」と言います

5.次の一手を意識し理解することです
全体像がわかっていても、次の作業・担当者にきちんとバトンが渡らなければその仕事はうまくいきません

似たような言葉の羅列遊びですが
①組織で仕事をする
②人の分まで仕事をする
③仕組みで仕事をする
④全体像を意識する
⑤次の一手を意識・理解する
これが、仕事の回し方には必要です

みなさんの企業・職場ではいかがですか
人を批判するのは簡単ですが、
この切り口を整理し、具体的な課題を解決することが必要です
今は、付け刃や運だけでは、生きていけない時代かもしれません

こんな風に考えたら、企業経営の隘路が見えて来ることでしょう
後は、常識で合理的に基本に忠実に判断してください

そして、課題と目標と解決策(目標達成の方法)を共有化することです



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[本]「バレーボール理論」http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-10-16
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