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クーラーで冷えすぎていませんか。。。。 [保険の話]

先日、ある生命保険会社のセミナーに行きました
終日ホテルで缶詰でした
セミナーの内容はそれなりでしたが、気になることがありました

とにかく寒いのです クーラーがとてもよく効いていて参加者の大半は上着を着たままです
お世話をされるスタッフの皆さんは、立ったままで歩き回っていらっしゃいますので暖かい(あるいは熱い)のかも知れませんが、受講するほうは大変です 足や膝や腰が疼いてくるような感じです
女性の方はひざかけを使っていらっしゃるようでした

生命保険会社といえば
健康を売る商売
それなりの大企業なので「エコ」とか「地球温暖化」とか「省エネ」とか。。。。こういう社会的なテーマにもう少し関心を持っているはず
ではないかと思います

ただ、この会社はどちらかといえば「粗い」というのが特徴のようです
このホテルももう少し配慮があっていいのではないでしょうか
そういえば、休憩時間に喫煙場所に駆け出すのもこの生命保険会社の方でした

ただ、そういうわが社の研修会場でも「ひざかけ」を用意しています

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「おバカな保険レディ」の話 [保険の話]

数日前、「とある生保レディの方へお電話をしてほしい」との伝言があり、彼女に電話をしてみました

小生 :「◎◎さんですか?」
レディ :「はい」
小生 :「昨日お電話を頂いたようなので。。。。電話をしました」
レディ :「お引越しをされましたか?」
小生 :「いいえ」
レディ :「電話が通じないので」
小生 :「引っ越してもいないし、電話も変わっていないよ
レディ :「職場のお電話だったようで、前の担当が変えていないのかなぁ」
小生 :「前の担当と言われても、ここ何年も御社の方にはあっていないけど、お便りは来てますよ」
小生 :「お手元の画面で、小生の情報を見てごらん」
小生 :「電話が通じないのなら、郵便でも頂ければよかったのに。。。。」
小生 :「なんだかよくわからないけど、家の郵便受けには、あなたの会社の方の名刺がよく入っているよ」
レディ :「それは、地区担当のものだと思います 私は職域なので。。。。」
レディ :「早速、お便りを出します」
  ・・・・・・・・・・
小生 :「ところで、ご用件は何?」
レディ :「実は、今なら割引があるのです」
小生 :「どんな割引?」
レディ :「電話では説明しにくいです 仕組みが複雑なので」
小生 :「割引と言うからには、①今の保険料が安くなる ②安い保険料の保険がある ③デパートなどの割引券をくれる などいろいろあるんじゃないかな?」
などと話しながら、自宅の電話や携帯電話の番号を伝えたり、オフィスの場所も伝えました
レディ :「明日、オフィスに伺っていいですか?」
小生 :「OKだよ 待っています 直前にお電話でもください」
  ・・・・・・・・・・
というような話をしました

保険屋さんから「割引がある」などと言われるのも違和感があるし、その内容が一言で話せない!というのも考えものです

残念ながら、数日たった今でも
①オフィスには電話も訪問もありません
②自宅にも郵便はとどいていません

是非とも彼女に会ってみたいものです

おそらく、バブルの頃に加入した(予定利率の高い)生命保険を転換(下取りして新しい予定利率の低い保険に入れ替える)してほしい ということだったのではないかと思います

皆さんはどう思われましたか?
気のせいか、小生の話ではありませんが、似たような話が昨日(21年10月1日)の日経新聞にも載っていました

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もし1億円の宝くじに当たったら。。。。。(生命保険はいくら必要か。。。。) [保険の話]

ないことかも知れませんが、「もし、1億円の宝くじに当たったら、どうなさいますか?」

①なにか、不動産や株式などの資産を買う
②住宅ローンなどの借金を返す
③働かないで遊んで暮らす
④その他(寄付をするなど)

もし遊んで暮らすとしたら、1億円で何年間遊べるのでしょうか?
1年間の収入相当額をすべて使ってしまうとしたなら
年収1,000万円の方なら、10年間です
年収  500万円の方なら、20年間です

いくらの生命保険に入ればいいのか。。。。!ということを考えるとしたら
一家の大黒柱がお亡くなりになって収入がなくなったとしたら、何年分の生活費になるのか!?
というような考え方に似ています

おそらく大黒柱がなくなっても
①生活費は20%くらいしか減らないでしょう
②ひょっとしたら遺族年金等も入るかもしれません(些少かもしれませんね)
③お子様とは30歳くらい年齢が違います
・・・・お子様が大学を卒業なさる年齢(22歳)までを考えるとしたら、おおよそ55歳くらいまでの生活を考えればいいでしょう
(お子様が巣立ったら、貯蓄でも取り崩すか、奥様には働いて頂きましょう)

大黒柱がなくなった時の当面の必要額
=((今までの1年間の支出額×80%)-(遺族年金等)) × (55歳-X歳)

※ただし、1年間の支出額(=生活費)は、子育ての段階によって違います
 たぶん、小学生よりも中学生、中学生よりも高校生、高校生よりも大学生のほうがたくさん必要なはずです
 
非常にいい加減な試算ですが、たまには大雑把にこんなことも考えてみたらいかがでしょうか?

なお、小生が考えなくても「生命保険文化センター」というところが、

1.「生命保険の加入目安額」
[リボン]http://www.jili.or.jp/knows_learns/q_a/life_insurance/life_insurance_q2.html

2.「ライフイベントから見る生活設計」についての質問についてはこんな風にアドバイスしてくれています
[本]http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/index.html

3.「月々の生活費は平均していくらくらい?」(全国平均は約29.7万円/月)
[本]http://www.jili.or.jp/lifeplan/houseeconomy/asset/1.html

などという質問に答えていました

さて皆さんは、一年間にいくらお金を使っていらっしゃるのでしょうか
生活費を積み上げて計算するよりも、居年間でいくら貯金(借金)ができたか!ということを確認すると 1年間にいくらお金を使ったかわかりやすいものです

計算式は

収入(所得)-支出 = 貯蓄または借金 です

パターンA 収入 - 支出 = 0
 この場合は、収入をすべて使ってしまった場合です
 収入 = 支出 です

パターンB 収入 - 支出 > 0
 この場合は、収入よりも支出が少なく、貯金ができた場合です
 収入 > 支出
 収入 = 支出 + 貯金
 です

パターンC 収入 - 支出 < 0
 この場合は、収入よりも支出が多く、借金ができてしまった状況です
 収入 < 支出
 収入 + 借金 =支出
 です


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サラリーマンのための生命保険考 (契約的義務的貯蓄である保険の考え方) [保険の話]

最近は、銀行でも保険を売っています
そんなこともあり、銀行員でも、保険の販売員資格をもっている人が多いようです

映画やTVコマーシャルで活躍する「とある有名女優」のプロフィールを見ていたら、資格欄に「損害保険販売資格」などというのが書いてありました
彼女は、学生時代にミスキャンパスになり、読者モデルとして活躍していたのですが、大学を卒業すると某銀行に就職したとのことでした
銀行からは追い出されるように女優の道に移り変わっていったようです
ちょっと余談になってしまいました

先日、銀行の先輩から、「自分が入っている保険を見てくれ」と相談を受けました
彼は、60歳半ばで、銀行を退職すると、ご親族が経営されている会社で財務・総務担当役員として今日までお勤めです

そんな仕事柄と人柄もあり、かなりたくさんの生命保険や医療保険にお入りになってしまったようです
ふと気づいたら、「保険料で生活費が足りない」という状況で、小生に相談に乗ってくれというご趣旨です

保険は、一度は契約しまうと、毎月(または毎年)きちんと払わないと失効してしまいます
銀行の預金と違い、休むと権利がなくなるのです
そんなことからか、契約的義務的貯蓄と呼ばれています
ただ、病気や死亡と言ったまさかの事故に対して、相互扶助を行うものです

拝見すると、確かに、毎月すごい保険料です
一つ一つは意味のあるいい保険ですから、セールスが来るたびに、あるいは頼まれるたびにお入りになったようです
ご親戚に保険代理店の方もいらっしゃるらしいので、やむなく入ってしまったものもおありのようです

小生の答えは
①先輩の保険は
1.保障をお考えになった
2.保険料をお考えになった
3.義理もある
4.ライフプランを考えたこと
5.預金の代わりの投資と考えた
などの理由でお入りになったのではないのですか?
②解約したそばから、病気にでもなったらどうしようという不安もあって、入るばかりで、解約とか見直しをなさっていないのではないですか?

と申し上げたところ、「その通りだ!」とのご回答でした

それなら、対応策として
①ありったけの保険証券(または保険会社からの案内)を揃えてください
②わかる範囲で、それぞれの保険に入った経緯を抜き出してみましょう
③そして、銀行系の保険代理店にもっていって、診断してもらってください
と申し伝えました

先輩は、
①確かに入った理由はそんなものだ
②でも、保険会社からの連絡や通知は、じっくり見もせずに捨てている
③入る時は、説明を聞いて入った
④でも、資金繰りがついて行かなくなった
⑤だからと言って解約もできない
とのお答えでした

小生が思うに
①保険屋(保険の営業マンやセールスレディ)は次から次に勧めてきます
・・・・保険も一応限度額がありますが、サラリーマンなら限度額まではなかなか達しないのでどんどんセールスしてきます・・・・結果的に、おなかいっぱいになって、病気になりもしないのに、保険料を払うために働いているかのような錯覚を覚えていらっしゃるようです

注:車のセールスマンは、さすがに、一軒の家に、必要以上に何台も車を売る人はいませんが、保険セールスは、形が見えないだけにいくらでも売りつけていきます
「新型の保険が出ましたので。。。。」というのが殺し文句です

②銀行員は保険の実務に暗いので、逆に、堅実すぎる、見方をしてしまいます
・・・・借金過多の企業には、貸さないどころか、返済を迫ったり、残高の圧縮を平気で勧めます
したがって、ドライに保険の解約を勧めてきます

③ではでは、銀行員でも保険屋でもない「銀行系の保険代理店」は、銀行員のクールな目と、保険屋さんの実務を併せ持つ人がいるかもしれません(その正反対の方がいるのも事実ですが)

1.保険は病気になってからでは入れません
2.若いと保険料が安いのです
3.年齢とともに、年収も減り、思わず解約したくなるのも保険です(これから使うかもしれないリスクが高まって来ているにもかかわらず)
4.「私は保険に入っているからいい!」とタカをくくっていると、古臭い保険のままになっている人も多いようです
社会環境や医療環境の変化に合わせて見直すのも得策です
5.せっかく解約しても、年齢が上昇しているため、新しい保険に入り直すと、今まで以上の保険料になってしまうのもよくあるケースです
6.2本の保険を解約して1本の保険でキャッチアップしてしまうと、思ったほど保険料は減りません

ですから、家中の保険証券や保険の案内を取りそろえて、保険代理店などで診断してもらうのも一つの方策なのです

1.死んでからもらうのか(遺族に残すのか)
2.生きている内の病気などの不都合時の補てんとしてもらうのか
3.受取人は一体誰なんだ
などというのもポイントです

かつては、ガンになると告知をするかどうかというのは社会的・国民的なテーマでしたが、今では告知も一般的です 告知をして了解が得られないと、手術も検査も抗がん剤治療も受けられないからです


ちなみに、保険募集の資格試験には
「お客さんから預かった保険料を保険会社に入金するまでの間、ちょっと私用で使うことはいいか悪いか?」などと言った問題も出てきます
銀行ではこんな質問が出ることはまずありません
いいか悪いかというレベルではなく犯罪なのですから。。。。。

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その保険、見直す前に見直しを。。。。(保険の加入や見直しのときに考えたいこと) [保険の話]

みなさんは、次の問題の正誤についてどうお考えになられますか?

(問1)代理店は、保険契約者から領収した保険料を他の目的のために流用しても、(保険会社との間で)保険料を清算するまでの間の流用であれば差し支えありません

(問2)契約者または被保険者が、保険会社に対して重要な事項について違ったことを告げるようにすすめる行為 たとえば、危険職種にあたる職業の方に、加入制限があるので、制限のない他の職種を告知するように勧めること

(問3)契約者または被保険者が、保険会社に対して重要な事実を告げるのを妨げたり、重要な事実を告げないようすすめる行為 たとえば、診査のときに診査医に現症、既往症の告知をしないようにすすめること。

(問4)断りを受けたお客様に対し、深夜に執拗に電話をしたり、乱暴な言葉などで困惑させたりすること。

これらは、生命保険や損害保険のいわゆる募集人資格試験に出題される問題の一部です
一般人から見れば、当たり前と言えば当たり前の設問ですが、保険の世界では、こういうレベルの問題が資格試験に出ています

「業」として保険のセールスを行うに当たり、「こういったことが過去には行われたことがある」という意味なのでしょうか。。。。。

さて、昨日、大手の通販業者からお電話を頂きました
「保険の見直しはいかがですか?弊社では、保険業界の最高ランクのコンサルタントが皆様の保険の見直しを行います・・・・・」という口上です

小生より「それであなたは保険の募集人資格はお持ちなのですか?」と聞いたところ
先方は「私は持っていません」とのご回答です

パンフレット等の郵送作業、収支明細表表の記帳業務、電話の単純な取次業務などは、資格がなくても可能とされてますが、上記のようなコンサル提案とも思われる電話については、なんとなく違和感もあり、有名会社のご商売としては、いわゆる『品』がないのかな とか思ったりもします

さてさて、最近は、「ご加入されている保険」の見直しについてのコンサルも花盛りのようです
たまたま、友人・知人から保険についてのアドバイスを求められたこともあり、小生なりの、保険チェックのポイントを述べてみましょう
保険は、経済学的には契約的義務的貯蓄と言われています
いったん契約するとなかなかやめにくい性格のものでもあります

モノにかける保険である「損害保険」はモノについての向き不向きがありますので、ここでは、命や身体にかける生命保険・医療保険についてコメントしてみましょう

昨今では、
①医療環境の変化
②ライフステージの移動(就職、結婚、子育て、子の自立、退職等々)
③所得環境の変化
等によりご加入の保険の定期的な見直しやチェックは必要です
保険関係の方にご相談される時のご参考になれば幸いです

1.保険に入った(入る)優先事情はなんですか?
①保障を優先
②保険料を優先
③保険会社を優先
④満期返戻金や解約返戻金の有無を優先
⑤義理を優先(○○さんの顔を立てないと。。。的な部分もあります)
この優先事情を崩せるかどうかで見直しの意味や意義も変わってきます

2.保険は、
①元気でないと加入できません
※少々のご病気なら、保険料を高い保険なら入れるものもあります
②契約時の年齢が若いほど保険料は安い
若くて元気なら保険の必要性を感じず、保険料の高くなる年齢になると保険に入りたいというジレンマがあるモノです

3.誰のための保険ですか?
①ご自身が生きている時の医療費などを優先するのか
②万一のとき、残されたご遺族にお金を残すことを優先するのか(生命保険)
※身近な相続人もいらっしゃらない非婚のご老人が生活費や医療費を削って多額の生命保険に加入なさっているケースもよくあるものです

4.医療保険を優先される場合は、
①入院したときの給付(日額いくら→@5000円で十分です)
②手術給付
③通院給付
④先進医療給付(健保が利かない医療)
⑤ケガの給付
などがベースです
いわゆる特約で後で付加できるものなのかどうかを確かめたうえで、基本的な保障をご検討されたらいかがでしょうか
・三大疾病等の特約
・女性特約(婦人科の病気)
は、通常の保障に重ねた特約ですから、敢えて手厚くなさりたい方だけが付加されればよいのではないでしょうか

5.職場でご加入される場合(いわゆる職域募集)
給与天引きを使うと保険料が割引になるケースが多いのが一般的です この場合は、退職・転職した時もその保険が引き継げるかどうかもチェックなさってください
退職したり転職したら保険がなくなったというのでは、困りものです

6.保険料は、一生同額かどうかのチェックも必要です
若い時や所得が多い時には気になりませんが
5年毎とか10年毎に保険料の見直しがあるものもあります
この場合は、年齢が上昇したこともあり保険料は高くなります
保険料が終身変わらない保険に若い時に入ると、歳をとってからのお得感があります

7.お子様の保険は、契約者変更という手があります
お子様を被保険者(保険の対象者)になさっている場合、お子様が就職されたことをきっかけにご解約され、お子様がご自分で新しい保険にご加入されることもよくあるものです
そうなさると、保険料が新しい年齢基準となり高くなってしまいます
保険は年齢が低いほど保険料が安いのですから、子供のときに契約した保険の契約者を親から子に切り替えることで、今までの保険料が維持できることがあります

8.入院の保障は何日目からですか?
「保険に入っているから見直しはいいよ!」とおっしゃる方の中には、何日の入院からその保険は出るのかご存じない方がいらっしゃいます
①21日入院
②5日入院
③日帰り入院
等々があります
医療制度や医療技術の変化から、21日(3週間)も入院することは珍しくなってきました
つまり、その場合は、「入院したのに保険が出ない!」という事態が起きてしまいます

9.家族型の保険ではないですか?
家族型の保険は、一つの保険で配偶者、お子様にも保障が付いており、保険料も割安です
が、しかし、主契約者(多くの場合ご主人)が死亡されたりした場合は、ご家族の保障が亡くなったり、お亡くなりになったご主人の分まで保険料を払わなければいけないケースがあります
また、お子様が就職される年齢相当で保障から外れるようなものもあります
ある程度成熟されたご家族の場合は、ご保障の切り離しのご検討も必要です

10.受取人は誰ですか?
保険は受け取らないような人生が好ましいのですが、いざ受け取る時になれば、本来受け取るべき人が受け取れないケースもあります
受取人に相続が発生していたら、難しい事態も想定されます
かつては、ガンの告知等の問題でご自身を受取人にされてなかったこともよくあります
離婚なさった奥様を受取人にしたままだったというようなケースもままあることです

11.保険の代理店や募集人はどちらですか?
こんなポイントも確認してみましょう
①募集人がすぐやめたりしていないか
②業歴はどうか
保険は、
①個人情報や機微情報(センシティブ情報)の宝庫です
②いろいろなパターンがあります
③他人様に聞いてほしくない(言いたくない)こともあります
そのためには、体制がしっかりしていて、信用力・信頼感あるいは手慣れた経験が必要です
加入した時は、経済合理性ばかりが先行しがちなものです

12.契約者は個人なのか法人なのか?
事業をなさっている場合は、法人契約である場合もあります
その場合は、個人の場合以上に
①資金の先送り効果
②税務上の配慮
③社内規定の整備
④個人契約への切り替えの可否
等もチェックする必要があるかもしれません

こんなことも念頭に入れながら、保険屋さんと向き合うことも必要かもしれません









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保険法の施行と遅延損害金。。。。(保険業界のこぼれ話) [保険の話]

生命保険のお仕事に関わってらっしゃる方々には、この4月1日からの「保険法の施行」が時の話題です。

保険金不払いなどがあったことを踏まえながら、
1.商法の中の「保険」の条項を「保険法」として独立させた
2.契約者に有利にがポイント
3.施行は、22年4月1日
4.多くの保険会社は、22年3月2日より、前倒しで適用済
ということのようです。

新「保険法」の誕生で、ちょっと凄いなと思うのは
①保険金・給付金の請求後、原則として、5営業日以内に、保険金・給付金を支払う
②この支払い期限を越えたら、保険会社が受取人宛に遅延損害金を支払う
ということです。

銀行などの場合は、
返済期日にご返済がない時には、
①約定返済期日からご返済がある日まで
借入先からペナルティーとして
遅延損害金を頂きます。
その割合は、年14.5%~14.6%が一般的で、今の金利水準から言えばかなり高いものです。
悪質でない限り、現場では、約定金利まで減免することはよくあります。

保険法では、
支払い請求があった場合で、保険金・給付金の支払期限を過ぎた場合には、保険会社自らが遅延損害金を払うというものです。

調査・照会等がない通常の場合には、支払請求書を受け取った日の翌日(翌営業日)から5営業日を越えた場合には、保険会社は遅延損害金を払わなければいけません※
ずいぶん迅速な処理が保険会社には求められます。

ところで、この遅延損害金の割合はいくらなのでしょうか?
出入りの保険会社の方に聞いても、どなたもご存じないようです。
銀行員なら一般的なことでも、業界が違うとずいぶん違うようです。

ある保険会社の方が教えてくれました。
「商法の年6%らしい」と。。。。。


確かに商法では、
(商事法定利率)
第五百十四条  商行為によって生じた債務に関しては、法定利率は、年六分とする。
と定めてあります。
ただ、商法の適用は、特に定めがない場合の調整利率的なものであり、保険のように約款に詳しく定めてある場合は、その約款が優先するはずです。

年6分というのは年率6%のことですから、1億円の保険金の場合、1日でも支払いが遅れたら、
100,000,000円×6%×1/365日=16,400円位にもなります。

そういえば、かつて、亡き母の保険金を請求した時、
保険会社の方から、
「早く請求してください、遅延損害金がかかります」と言われたことがあります。
小生はと言えば、
「保険金をもらうのに、なぜ遅延損害金が発生するのだ!意味がよくわからない。保険金の請求は急いでない。」
旨お答えし、保険会社の方に不信を抱いたものでした。

今回の保険法の改正でわかったのですが、小生に遅延損害金がかかるのではなく、保険会社に遅延損害金がかかるということだったようです。
ただ、保険金請求書を出していないのに遅延損害金がかかると言われたことは、今でも素朴な疑問です。

※保険会社により微妙にルールが異なりますので、各社にご確認ください。


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「保険に入る」時に考えること [保険の話]

保険というは、なんとなくわかっているようでわかりにくいものです

こんな風に考えてみませんか
つまり、「人」「もの」「金」にまつわるリスクが発生した時の代償だと・・・

たとえば
人 ・・・「命」「病気」「けが」のリスク等
モノ・・・住宅・家財の火災や盗難、自動車事故、損害補償等
金 ・・・所得等
などのリスクへの備え及びリスク発生時の代償が保険だと考えてみましょう

そういうリスクに遭遇した時のことを思いやって保険をご検討されたらいかがでしょう

たとえば、
1.「生命保険」を考えるのなら
①死んだ時の自分自身のこと
②遺されたご遺族のこと
③お葬式代のこと
を思い浮かべてみてください

2.「医療保険」を考えるのなら
①病気になった自分自身のこと
…治療費は、パジャマとかの付帯費用はいくらぐらいかかるのでしょう
②付添の家族の費用はどうでしょう
…タクシー代とか
③健康保険の適用にならない部分はどうなっているのでしょうか

契約者が企業なのか個人であるのかで保険の必要性とか性格も変わってきます
企業なら税金や資金繰りや収益の状況などのことも考えなければいけません

以下は、個人のことで考えてみましょう
今はやりの医療保険を中心に少しコメントしてみましょう
お勤めの企業からの支援やご家族からの支援や財産の状況によっても異なりますが
ここでは、平易に考えてみましょう

生命保険なら
①葬式代をいくらにするか
②遺された遺族の数(いるかいないか)と自立の状況(所得があるのかないのか)
で決めればいいのです
したがって、独身時代はさほど生命保険は必要でもないでしょう
人生の卒業時期が近づいてきた晩年も、家族は十分自立されているでしょうからご家族に残す保険はあまり必要でもないでしょう

医療保険については
1.基本は
①入院
②手術
③通院
④けが
が切り口です
いろいろな特約の必要性を全部納得していたら保険料は高額なものになってしまいます

2.健康保険の適用の有無への備えも検討材料です
重粒子線治療などのようないわゆる「先進医療」については、厚生労働省は治療方法としては承認しているものの健康保険の適用のないものがあります
治療行為によっては300万円位になるものもあります

3.保障期間の長さも検討しておく必要があります
①高齢者ほど病気になりやすいものです
②高齢期に保障が切れていたら保険の役目は薄まってしまいます
③可能なら終身(一生)の保障が望ましいものです

4.保険料の変動のチェックも必要です
どんなに安い保険料の保険でも、歳を取るにつれ高くなるものもあります
元気なときには割高でも、所得の減る時期に高額にならないように保険料をチェックしておく必要があります

5.給付請求のしやすさの想定も行ってください
保険に入る時はお元気でも、
①病気になった時とか
②加入(契約)した時の担当の人がいなくなった時とか
のことも考えておいてください

「◎◎さんに世話になっているから」とか、「◇◇さんはいい人だから」というような属人的な事情にだけ頼っていると、いざということに困ってしまうことがあります
・・・・・・「給付は、保険会社に直接する」と割り切っておいた方がベターです

1.日本で販売されている医療保険は五十歩百歩です
2.保険は、健康でないと入りにくいものです
3.一般的に年齢が若い方が保険料が安いです
4.保険は契約的義務的貯蓄と呼ばれ、心理的には解約しにくいものです

まず、最低限の保障の保険に入り、その後で、実態に合わせながら、 ①保障の額  ②保障の内容 を検証していくこともできます

その時は、 ①加入口数を増やす ②特約を付加する
ということで対応できます

悩んだり、迷ったりしている内に体調を崩してしまったなんてこともよくあることです
リスクの代償として、優先順位を決めていくことも大切です

20代なら月額2,000円程度で医療保険に入れます
この時は負担が大きいようでも、この保険料は80歳のときも同じ2,000円程度の保険料のままという保険もあります(すなわち契約した時の保険料が変わらない)
こんなうらやましい保険の入り方をなさった方もいらっしゃるようです








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「医療保険」なのか「死亡保険」なのか「貯金」なのか [保険の話]

保険のおばさんの話によれば、最近の若い人は保険に入る人が少なくなったらしい。
「貯金一辺倒で、貯蓄型の保険商品でないと売りにくい」という状況のようです。

他方、「ガンになって100万円もらった」 とか 「病気になって保険をもらったので車を買った」などというお年寄りの声も時折聞きます。

先日のとある新聞には、「保険」よりも「貯金(預金)」をした方がいい的なコンサルタントの方の記事も掲載されていました

さてみなさんはいかがお思いですか?
あるいはどのように取り組んでいらっしゃるのでしょうか?

生命に関わる保険を考える時のポイントは、
①死んでから貰うのか⇒生命保険
②生きながらえている時にもらうのか⇒医療保険
と区別なさるとわかりやすいものです。

「私はまだ死なない」とか「病気になんかならない」とタカをくくっていらっしゃる方は確かに貯金(預金)だけで十分です

小生なりのコメントを記しておきましょう。

まず、生命保険です
多くの方は、保険といえば、「死亡」してもらう生命保険のことを思い浮かべられることでしょう。
「もし万一我が身に何かあれば、遺された家族のために!」という時のためのものです

多くの生命保険は、定期保険というタイプのものが多く、
契約時から20年または30年で更新時期を迎えます。
契約時は若かったので、保険料も安く感じたのですが、20年もたっていざ更新しようとすると、年齢同様、妙に高くなった保険料には驚かされてしまうものです

「これから閻魔様の思し召しがあるかもしれない!」というタイミングで、保険の継続を断念された方も多いのではないでしょうか。。。。。。

ただ、その頃は、ご心配されていたご家族も巣立っていかれていたりして、実際には、多額の生命保険もいらなくなっている方も多いのが事実です。

中には、割高な医療特約なんかがついていたりして、「止めるのも忍びない。」ということもあります。

残った家族にお金がかからない(経済的な問題がない)という方々は、生命保険は不要です

しいて言えば、ライフステージをにらみながら、「住宅ローンの残額」+「お葬式代」 くらいが生命保険として必要かと考えたらいかがでしょうか。。。。。

では、医療保険です

保険は、
①病気の人は入れない
②年齢が若いほど保険料が安い
ということを意識しておく必要があります。

医療保険は、元気なときに入るのですから、足元はムダ以外の何物でもありません

ですから、医療保険を考える時のポイントは
①なるとは思っていない病気に万一なった時に、お金の心配をしなくてよい
②元気なときにはいるのだから、保険料は死ぬまで同じ安い料金でありたい
③収入も減り、かつ、病気になり安い60歳代以降の保険料が安いままで維持されている
④医療制度・技術・環境の変化に伴い、特約等が付加しやすいものであること
⑤将来の社会保障制度の変化を支えてくれるものであること

医療保険の保障のポイントは、
①入院給付金
②手術給付金
③通院給付金
④先進医療給付金

⑤薬代 (ここを保障する保険はありません)
です。

「診断給付金」という一時金も実はありがたいものです
病気になって落ち込んでしまった時に、予定しなかった大金が入るのです。
「病気が治ったら、思い切って新車を買った」というのもわかる気がします。

「公的な健康保険や会社の福利厚生制度があるからがあるから医療保障は要らない」
とか、
「貯金を使えばいい」
と考えるのは早計です。

なぜなら、病気になったら
①所得が細ってくる (元気なときの所得はもらえなくなる)
②病気でなくても必要な生活費は病気になっても必要である
③パジャマ代とかタクシー代とか外食代とか、想定しない費用がかかる
④健康保険や会社の福利厚生制度にもおのずと限界がある
⑤闘病が長くなると、家族も疲弊し、お金の心配が現実的なものとなる
等々、想定しなかった事態に陥ってしまいます。

はたして、貯金(預金)だけで対応できるのでしょうか?
病気になっていなかったら、この貯金(預金)は他のことに使えたかもしれないのです。
(たとえば、旅行や教育費用等々)
まして、病気になって、貯金(預金)を使った人は車なんか買い替えることもなくなってしまいます。

病気で貯金(預金)を使うことは悔しい限りです。そして、経済的な心細さがわいてきます。

医学的に検証されたわけではありませんが、
病気になった人で医療保険に入ってる人は、経済的な不安が少なくなることから安心して治療に専念できます

なんだか神様がくれたお見舞い金に見えてきます
こういうのを「免疫力が高まる」とでもいうのでしょうか。。。。。。

病気にかかる費用は、医療保険というポケットを用意しておいた方が得策かもしれません

ただ、保険は、病気になってお金がかかってからでないと給付されません。
したがって、当座の資金繰りのつなぎのためにも貯金(預金)が必要であるということは言うまでもありません

医療コンサルタント、保険コンサルタントの方のお話はもっともらしく聞こえてしまうのですが、実は致命的な欠陥があります
つまり、彼らの多くは病気にかかったことがなく、他人事のようなコメントが散見するからです
世の中には、合理的なアドバイスのようで、実はちっとも合理的でないコンサルタントが増えてしまいました

そういえば、
①あなたが既にご加入の保険は、賞味期限が切れていませんか?
②高い保険料を払っておきながら、いざという時に出ない保険のままの方も多いのが実情です



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とある「保険のおばさん」の話 (私の「保険」のご担当は誰だろう?) [保険の話]

気がついたら、たくさんの生命保険に入っていました
若い頃、お世話になった保険のおばさんに勧められるままハンコをついていました
生命保険の給付を受けることもなく今日に至っております

そんななか、とある日、「私が担当させていただいている●●生命の○○です 今度ご自宅にお伺いさせていただきます」との連絡がありました

そういえば、「定期保険」部分の更新時期が来ていたようです

週末の土曜日の午前にお待ちすることにしました
ところが、一向においでになりません

そんな時、お電話を頂戴しました
今、病院にいます 母が、急病で急に入院しました 今日は伺えそうもありません」とのことです
後日にするということで電話を切りました

そうこうするうち、更新の手続きを終えましたが。。。。
ある時、事務的な連絡があり、お会いしたいと小生からお願をしアポを入れました
約束の日、またお電話を頂きました
何でも「お母様がお亡くなりになった」とのこと

そして先日またお電話を頂きました
体調を崩したので退職する 是が非でもご挨拶に伺いたい」とのこと

「気になさらずにご静養ください」と丁重(?)にお断りいたしました
そして一昨日、手書きのお葉書を頂きました
20数年お勤めされた●●生命をご退職されたこと 別のお仕事を始めた」ことなどが書いてあります

たいへん失礼ではありますが、この○○さんには辟易してしまいました
悪い人ではないようですが、保険のセールスさんにしては暗すぎます
話がネガティブすぎるのです

小生が担当を選ぶほどの立場でもないので仕方がないのですが。。。。。
プライベートなお便りを頂くほど懇意にもさせていただいてないのです
せめて後任は誰なのか等々ビジネスのご案内が欲しかったです


実は凄く不思議なのですが
この○○さんが担当であったなんて、そもそも存じ上げませんでした

小生はサラリーマンですので、会社の仕事場で、いわゆる「保険のおばさん」につかまったり、お世話になったりした保険が多いのですが、
ある時から、「あなたの担当は私です」とご連絡を頂いた「いわゆる保険のおばさん」は数人にのぼります

何でも小生の自宅エリアのご担当らしいのです
いつの間にか、見ず知らずのご担当さんに代わっているのです

これは、1社ならずも複数社にわたります
どの保険会社様も、担当の支社も変わっています

ある保険会社の場合のことです
手続きの必要があり、ホームページに載っていた0120-×××-××× に電話をしたら、ある支社を紹介されました
その支社に電話したところ「あなたがうちの営業所の担当とは知りませんでした」とのことです

今度は、また別の保険のおばさんから、「私が担当の△△です 今度お邪魔させていただきたい」とのお電話です どうやら自宅のあるエリアのご担当さんらしいのです

この保険会社の別のご担当は、わが社にも訪問されているようで、1年ほど前に「資料をお持ちしたい」との電話を頂きました
「仕事場に訪ねてきてほしい」とお願いたしましたが、未だ一向にお見えになりません


銀行の場合は、一度担当になった支店が変わるようなことはありません
(店舗統合があった場合か、お客様が店舗変更をご希望された時以外には。。。。。。)

言葉では「お客様を大切に」とかとおっしゃるビジネスは多いのですが
果たして、小生はどう扱われているのか戸惑ってしまった次第です


いずれも日本を代表する保険会社です
コンプライアンスとか情報管理とよく聞くのですが。。。。。。。。










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「ガン保険」に入っている人、入る人へのメッセージ [保険の話]

なんだか保険屋さんのブログになってしまいました

保険は、経済学的には「契約的義務的貯蓄」と呼ばれています
一端契約するとなかなかやめにくいものです

「私は保険には入っている」と言う人でも、
①どんな保険に入っているのか
②保険料は高くないか
③これで保障は足りているのか
④やめてもいいのか

等々、実は悩んでしまうものです

保険は
①年齢が若い方が保険料が安い
②病気とか給付歴があると新しい保険には入れない
③既に入っている保険でも、時がたてば陳腐化してしまう
などと言う問題があります

医療制度や技術の進歩・進展などに伴って、保険の見直しの必要があることがあります
胡散臭い保険屋さんなら、すぐにも切り替えるようにセールスしてくるようです

ここで中途半端に取り組むと、保険料がまた高くなってしまいます


そこで、見直しのポイントを申し上げましょう

1.保障の面のチェック

診断給付金はあるか
通院の保障はあるか
先進医療への保障はあるか

といった点は必ずチェックしてください
理由は、昨日の記事を見てください


2.「入院給付金」=「入院の保障は何日目から出るのか!」と言うのを確認してください

古い保険なら、
①21日以上入院しないと入院給付金が出ないものがあります
② 7日以上入院しないと入院給付金が出ないものがあります
③ 5日以上入院しないと入院給付金が出ないものがあります

最近は、入院期間の短期化に合わせて、1日目から保障の対象になっています


3.「保険料の更新」の有無を確認してください

保険料は、5年とか10年毎に引き上がるものもあります
これを更新と言います

安い保険料の保険に入っていたつもりが、加齢とともに値上がっていることもあります

「人生を卒業するまで(=終身)同一の保険料」であるかどうかをご確認ください

これから保険のお世話になると言う年齢になった時に保険料が高くなってしまうような保険ならたまりません

保険は、若くて保険料の安いうちに入るのが得策です
年金生活になって、保険料が払えなくなったら悲しい物語の始まりです

若い時の安い保険料を大事にしてください
いざ保険に入ろうかと思ったら、
①体調に問題がある
②保険料の高さにびっくり
と言うこともあるかもしれません


4.家族型の保険には注意してください

家族全員をパックのように保険に加入する仕組みがあります
ただ気を付けてください

ご主人(=主契約者)が、お亡くなりになっても、家族全員分の保険料がかかるものがあります
お子様の保障は、22歳くらいまでのものもあります

ご家族が相応の年齢になったら、個人型に切り替えておく必要もあります


ではでは対策です

1.生命保険についている「医療特約のチェック」を!

生命保険(=死亡保障)は、ライフステージによって必要額が変わります
残された家族の生活が心配な世代(お子様が小さい時)は、死亡保障を大きめにすることが必要ですが
お子様が巣立っていったご家庭は、いわゆる「葬式代」程度の死亡保障でいいと思います

中には、医療特約が付いている場合もあります

もし
①保険料が気になる
②保障のグレードアップに気を配りたい
と言う方なら

「生命保険」と「ガン保険」「医療保険」を分離されておくのがよいと思います

2.「ガン保険」や「医療保険」なら、特約でカバーを!

「ガン保険」や「医療保険」は次から次へと特約ができています
必要な特約だけを、トッピングのようにつけ足していくのがいいと思います


3.複数口なら、解約してスリム化しながらグレードアップしましょ

医療技術や制度の変化に連れて、保険が陳腐(時代遅れ)になっているケースもあります
同じような保険に複数口入っていらっしゃるのなら、一口だけ残して、スリム化とグレードアップを同時にすることも可能です


ただ、体調や保険料の負担能力もチェックしないといけませんから、早ければ早い方がいいと思います

「保険に入っているから」と言う人に限って、「いざという時に出ない保険に入ったまま」とか「高額な保険に入っていること」も多いようです

それと、保険を比較検討なさっている人ほど、「高額な割には基本的な保険」に入ってらっしゃらないようなこともあったりします
元気で1歳でも若いうちに、基本的な保険にお入りになることをお勧めします



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ホールインワンと医療保険(ガン保険) (医療保険に入る時の留意事項) [保険の話]

世の中にはいろいろな保険があるようです

たとえばゴルファー保険と言うのがあります
ゴルフをやっていて不幸にもホールインワンをした時の謝礼、記念品代、パーティ費用、コンペ費用等々の損害に対して補償がなされるものなのです

ホールインワンはそうそう簡単にできるものでもなく、ゴルフ人なら「一度はやってみたい」おめでたい出来事ですが、保険の世界では「事故」と呼ぶようです

このゴルファー保険は、
①ホールインワン(アルバトロス)をやってしまったときの補償
②ゴルフのプレー中、ケガや死亡事故が起きた時の賠償や補償
③ゴルフクラブなどの道具の破損等の用品事故の補償
などの場合に支払われるようです

他にも、
自動車を買ったら、「自動車保険
家を持ったら「火災保険
部屋を借りたら「家財保険

と言うように、「まさかのための備え」のために保険に入ったり、保険を考えたりすることが多いようです


こう言った損害や賠償が目でわかる保険と言うのは、実損が想定しやすいので比較的わかりやすいものです


生命保険はどうでしょう
「もし死んだらいくらかの保険金がもらえる」という性格の保険です
人の命の値段を軽々論じることはできませんが
「もし私が死んだら、
①遺した家族が経済的に苦労をしないように。。。。
②お葬式代にお金の心配をしないように。。。。。」
などと言ったアプローチで考えることもできます

たぶん、「経済的に心配をしなければいけないご家族」がいらっしゃらない方々は、そんなに多額の生命保険にお入りになる必要はないかと思います
せいぜいお葬式費用と残務整理費用を想定しておけばいいかもしれません


ところで、最近の新聞やTVを見ていると、「医療保険」や「ガン保険」のCMがいやがおうでも目立ってしまいます
小生のように病気を経験した者から見れば
①そのありがたさ
②今まで払った保険料の元を取った
と言うわかりやすさはありますが

①健康な方
②若い方
には、不安は煽られるものの現実味がないのが実情ではないでしょうか

それどころか、最近のガン保険や医療保険の販売スタンスにはやや危うさを感じないわけでもありません

何かと言うと
「保険屋風情」の人たちが、病気や病名や症状や治療方法を語り始めたことです
こんな症状や治療が必要だからいくらの保険が必要的なトークが増えてしまったことです
こういう保険の販売方法は危険です

なぜかと言うと
①病気や症状や治療方法は、人により違う…一般化しにくい
②健康な人の不安を煽りすぎるため、あたかも「保険料のために働く」かのような状況が起きてしまっている
と言うようなことが挙げられます

確かに、以前に比べ、治療方法も高度化・多様化した結果、病気を治す費用は多額化しています
特に「抗がん剤」等々の薬代は高額化が著しいようです

しかしながら
①保険を売っている人は、病気の治療については素人です
②病気にはならないに越したことはありません
③病気になった時の費用は、ライフプラン・ライフリスクの一部です
この点を意識して保険をご検討なさるとわかりやすいものです

生命保険に入ろうとするとき、死に方をご説明される保険屋さんは少ないと思います

医療保険やガン保険を売る方々は、あまりにも病気を語り過ぎるようです

こういうセールスは
自動車を買う時、安全性能には見向きもしないで、燃費だけで車を買ってしまい、事故が起きたら保険でカバーしたらいいと考えるようなものです
保険に入っているからいいのではなく、事故を起こさない・事故が起きないことが重要なのは言うまでもありません


されど保険はまさかの時の備えです
まさかの時を想定しながらライフプラン(人生設計)をイメージし(ぼんやりでいいのです)、その経済面の方策や手段の一つが保険なのだ と考えると、保険を考える時に凄く楽になります


小生の場合は、銀行の先輩に、半ば強制的に、ガン保険に入らされました
若い時のことですから、安い保険料です

その結果、ガンになった時
①お金の心配をしなくて済んだ
②お金の心配をしないことで、治療に専念できている(気が楽になった)
③保険の余剰で、新しい車に買い替えた
などと言う効果はありました

ひょっとしたら
①病気の時の費用を心配する前に働かなくちゃぁ!
②定規で線を引かれたような人生なんて希望しない!
という方々も多いかもしれません

ぼんやりでもいいです
・ライフプランを思いやることも必要です
・まさかの時の備えも必要です

そんな風に考えると、気持ちよく保険を考えることができるかもしれません
保険料の1円2円を考える前に、若い時に、人生の経済的な備えをなさることをお薦めします


そして、既にガン保険や医療保険に入っていらっしゃる方々には
①今どんな保険に入っているのか
②その保険でまさかの時のための備えは十分か
と言う検証を時々なさることをお勧めします




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「本人確認」と「満期管理」:だから保険料が高いかも・・・・ある生命保険会社への違和感 (その9) [保険の話]

一昨日のことです。
件の生命保険会社の直営ショップから、「保険料の入金」があった旨の連絡を頂きました。
新しい保険を契約するために、小生が銀行から振り込んだものです。

ここのところ、この保険会社とのドタバタ劇を書き続けてきましたが、
じっとしていても
「満期になった保険金のお世話をしていただけそうもない」ようなので、
自ら、
①その保険会社の直営ショップに出向き
②解約の手続きをし
③その解約金を、新たに別の保険に契約し直しました

ただ、今までにも書きましたが

「自動車運転免許証」を提示させていただき、本人確認を行ってもらいました。
今回の満期になった保険は、コツコツと何年かかけて給与天引きで保険料を支払い、ついに満期が来たものです。

この満期金は、いったん銀行に送金しなければいけないと言うことで、保険会社より送金を受け、そのお金を送り返して一時払いの保険を申し込みました。
銀行の預金にしておくよりは有利かもしれないという思いで「保険会社に預けて」おくようなものです。


手続きが終わり、担当の方から、「大口なので大阪のほうから『本人確認』の電話が入ります」と言うことでした。
・・・・電話がかかった件については別途書きました。


『犯罪収益移転防止法』により、生命保険契約の締結や解約返戻金の受取の場合、200万円を超える現金取引には『本人確認』が必要です。

小生もその程度のことはやむを得ない(当然)こととして了知しております。


ただ、この程度の金額で、ダブルチェック(ショップの店頭と大阪からのお電話)とは、これまたすごく厳格なものと思ってしまいました。
本人確認ではなく、いわゆる「意向確認」(「適合性の原則」)が目的だとすれば、もう少し丁寧な説明が欲しいものです。



他の生命保険会社の方に聞いても銀行で窓販をしている方に聞いても、普通は「そこまではしない」と言うのが実情のようです。
まして
①名前(フルネーム)を名乗らせる
②生年月日を言わせる
と言うことはあっても、「住所地を読み上げることはない!」
と言うのが皆さんの回答です。


それから、いわゆる「満期管理」についても、金融庁の指導が厳しく
①端末の画面に必ず「満期到来」のシグナルが出ている
②放置していると、本部の担当から指導が入る
と、ある保険会社の方もおっしゃっていました。


今回、小生が遭遇した、この生命保険会社の皆さんは「満期」のことなんかお構いなしです。
ですから、やむなく直営ショップまで足を運び
①解約手続きを取り
②新しい保険の申し込み
をしました。


「保険料の入金が完了した」旨のお電話を頂いた女性の方に、
ところで、今後のことも、やっぱり直営ショップに来ないといけないのでしょうか・・・・・
と申し上げたら、

彼女は「・・・・・・・・」と言う状況で返答に困ってしまったようです。
速い話が無視されてしまいました。


今回の状況を見ていると

①「ご契約内容確認活動」と言うのは、形骸化していて、「ためにするもの」であること
②「担当です」と言いながら、保険契約者の実情をなにも把握していないこと
③「担当」の役目を果たしてないこと
④回りくどい、意味不明な手続きばかりが多いこと
⑤関与者が多い割には、なに一つ、小生には有意味でないこと

等々、本当に「なんだかなぁ!?」という気分でいっぱいです。
「この不可思議さに誰か気付いてくださいよ!」という思いもあります。





こんなことだから、「保険料が高い」のです。





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「がん保険」には入っておいた方がいい (ガン保険の奨め) [保険の話]

昨日、新宿の高層ビルの1階で開かれている「ガン展」を覗いてみました。

せっかくですから、

「3人に一人がガンで亡くなると言われてますが、いったい何人くらいが何歳くらいでお亡くなりになるのですか?」と案内してくれた女性に聞いてみました。

彼女は「そこまでは把握していない」との回答です。

では「タバコはガンの原因の一つだと言われていますいが、御社の社員の方の喫煙率はいかがですか?」と聞き直してみました。

彼女曰く「そこが弊社の課題です。わが社ではタバコを吸う社員がたいへん多いのですよ」と。。。。。
ひょっとしたら、彼女も愛煙家だったのかもしれません。

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ガンとつきあっている小生は、ガンの怖さも、ガン保険のありがたみも身体で感じています。

「ガン保険」について相談されたら、迷わず「入りなさい」「入っておいた方がいいですよ」と奨めることにしています


そして、どんなガン保険がいいかと問われたら、
「診断給付金」の多いものをお薦めします

最近では、ガン保険を取り扱っている保険会社も多く、どれがいいのか迷ってしまいます。
しかも、話を聞いたりパンフレットを見るたびに不安が増幅されてしまい、気がつけば、すごく高額の保険料になってしまい、逆に「保険に入るのを躊躇したり」「迷っている内に入りそびれてしまう」と言うこともままあることです。

「それなら保険料が安いものを!」とか「なったらなった時のこと」と割り切りたくもなるものですが、そんな方のために、どうせなら「役に立つガン保険」の着眼点をご紹介しましょう。

医療保険、特にガン保険は
①がん診断給付
②入院給付
③通院給付
④手術給付
⑤抗がん剤治療給付
⑥放射線治療給付
⑦先進医療給付
⑧再発給付
などの切り口が特徴的です。


「2人に一人がガンになり、3人に一人がガンで死ぬ」などと言われる昨今ですが、どうも実感がわかないと言う方も多いことでしょう。

たぶん、若年層ではこの比率は当てはまらないのです。
ですから、「なりもしないガンのためのガン保険に戸惑い」が生じてしまうのです。

ポイントは、
①年金生活になった時に安い保険料かどうか(ガン保険は終身保険が多いです)
②簡単に給付を実感できるか(簡単に保険金がたくさんもらえるか!)
と言うことです。

診断給付金以外は、実際にその治療を行わない限り給付がありません。
たとえば、入院しなければ、手術をしなければ、抗がん剤を使わなければ。。。。。もらえないのが一般的です。
もしもらえるとしても事後的給付です。


ところが、「診断給付金」は、ガンになったと言う事実だけで、給付金がもらえるのです。
ガンの診断書をもっていけば、治療方法の如何を問わず100万円もらえるのです。
これから治療が始まるという事前給付なのです。

入院給付金は、入院日数×1日当たりの入院給付金額 という計算式ですから、
1日当たりの入院給付金が1万円で7日の入院なら、7万円しかもらえませんから、診断給付金の簡易・多額さがおわかりになると思います。
この場合は、100日分の入院給付金に相当します。

お金があれば、通院時の食事代(外食代)や薬代とかにも使えます。


小生の場合は、若い時に5口もガン保険に入っていましたから、治療が一段落したら車を買ってしまいました。


ガン保険の効用は、「ガンにならないこと」でもなく、「がんを治す」ことでもありません。
万一ガンになったとしたら、その時の、経済的不安・心理的不安を和らげてくれる効用があります。
お金に心配なく治療に専念できることこそが「免疫力を高める」と言う力強い応援団になってくれるのです。

ライフプランの中に予定のなかったガンになることはものすごく悔しいことです。
その時、この「診断給付金」が優しく微笑んでくれるのです。
(「なにもいいことはないけど100万円はもらえる」と。。。)


最近のガン保険を販売している皆さんについては、
①なったこともないガンを語り過ぎる。
※(まるで煽るかのごとくです)
②医者でもないのに、治療法や症状を説明しすぎる。
※(素人情報の過多は、おそらく医療の現場を混乱に陥れます)
と言う素朴な疑問があります。


もし「ガン保険」に入った方がいいのかなぁ!?とお思いの方がいらしゃるのなら、

1.早く入りましょう
2.「診断給付金」に注目しましょう
3.特約は、入った後から追加しましょう
4.意外とお金のかかる「先進医療特約」は、保険料も安いのでつけておきましょう

といったアドバイスを差し上げます。

人生(ライフプラン)の最低限のコストと割り切ることです。





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「自動車保険」が高くないか。。。! [保険の話]

車に乗る人なら、世の中が変わったと思う瞬間があるはずです。

たとえば、ガソリンスタンドです。
かつてはガソリンスタンドの店員さんが入れてくれるのが普通でした。

小生のような神経質なタイプには、
①油をこぼすなよ
②汚いタオルで拭くなよ
③車に傷つけるなよ
④キャップはちゃんとしたところへ置きなよ
などと思いながら、店員さんが給油してくれるところに立ち会って眺めて(監視して)いたものです。

事務所の休憩室でゆっくりするなどということは一切ありませんでした。

過去、高校生のバイトのお兄ちゃんが、車にガソリンを吹きかけたこともあります。

ところがどうでしょう。
セルフのガソリンスタンドが一般化してしまうと特に困ったこともありません。
指先が汚れるかと思っていたのですが、そういうこともないようです。

タイヤのエアーチェックは、ある事情があって最近ではディーラーでしか行いません。
※今のタイヤには、普通の空気ではなく、窒素を入れてもらっています。

さてさて、車に関することで、自分でできそうなことがもう一つできました。
自動車保険の契約手続きです。

近々更新予定なので、代理店から見積もりが送られてきました。
金額を見てびっくりです。

「高い!」

そんなに車に乗らないし、交通事故も減っているのに値上がるのはなぜ・・・?
と思ってしまいます。

インターネットで見積もってみました。
25%~30%くらい安いようです。

しかも、補償内容をグレードアップしてもです。


見積もりは簡単です。

準備するものは
1.前回の保険証券 (今回の代理店からの案内でいい)
2.車検証
3.走行距離のメモ

です。

後は、TVとかで聞き覚え見覚えのある保険会社をグーグルとかで探せばいいのです。
小生の場合は、銀行のHPの中から入って行きました。


根気さえあれば、手続き(操作)は簡単です。
前回の保険を参考にインプットしていけばいいのです。

そんな風にやってみると、
代理店経由の大手損保会社の保険料はやや高い感じがします。

自動車保険は、保険会社の違いで保障の内容が大きく変わるわけでもありません。
代理店の出来不出来で事故対応が違うと言うこともないようです。

保険料をけちっていたら高い保障を得ることは期待できないので、保障を大きくして保険料を可能な限り安くするようにしたほうがいいのではないでしょうか。


ただ、ガソリンスタンドよろしく
①車に詳しくない人
②パソコンに詳しくない人
③根気がない人
には、インターネットはやや面倒かもしれません。

しかし、普通の代理店経由の保険はどうして高いのでしょうね。
そういえば、損保会社の方のお給料は凄く高い というような話もあったかも。。。。。

インターネットだと、走行距離によって保険料に差がありますが、代理店経由のものはそういうのがありません。
小生のように、年間5,000キロ程度しか車に乗らないものには、インターネットの保険が向いています。


ただ、保険は何でもかんでもインターネットがいいのかというと違います。
生命保険や医療保険は、丁寧に説明を聞いておく必要があります。

自動車保険はパターンが一定だからインターネットでよいのです。

何でもかんでもインターネットがいいわけでもないかもしれません。

















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「がん保険」とラーメンとデコレーションケーキ (過剰保険を憂う) [保険の話]

「がん保険」のことについては何度か書きました。

テレビを見ていると、最近、また「がん保険」のコマーシャルをよく見かけるようになりました。
「抗がん剤治療」・・・・・・というような言葉が流れてきます。
ガンとつきあっている小生の感想を書いておきましょう。


ところで、ラーメン屋に行ってみませんか?
美味しいラーメンというのはどんなラーメンでしょうか?

美味しいチャーシューや、バターやコーンや野菜や魚介類がいっぱいのっているものでしょうか?
あるいは餃子の美味しいお店のラーメンでしょうか。。。。。。。

やはり、美味しいラーメンというのは、「麺とスープだよ!」とおっしゃる方が多いのではないでしょうか。。。。。


では、デコレーションケーキならどうでしょうか?
クリスマスやお誕生日に食べるあのケーキです。

美味しいクリームやメレンゲ、フルーツやチョコでできたプレートで豪華に飾ってあるものでしょうか?

たぶん、生クリームやフルーツの飾り具合ではなく、「スポンジ(生地)」の出来栄えを優先される方が多いのではないでしょうか?

このラーメンやケーキの話で何が言いたいかというと、周りの飾り付けではなく「基本的な部分」の出来の良さを重視するのではないか!ということです。


さて「がん保険」のことです。
①抗がん剤治療
②放射線治療
③再発の時の費用
等々、気になる言葉が並んでいます。

中には、「特別なサービスが無料」というようなことを強調する商品までできてきました。
まるで、このケーキを買っていただいた方には抽選で「ハワイ旅行をプレゼント」とでも言うようなものです。
本来なら高額なサービスが無料になるなんて本末転倒です。


小生は、「がんと診断された」時、本当にがん保険に助けられました。
不安と戸惑いの毎日に光明を投げかけてくれたものの一つは「がん保険」です。
当然のことながら、治療費程度の預金は持っていましたが、「がん保険」には勇気づけられました。
この気持ちは、がんになった方でないとわからないものです。
主治医に言わせれば、「これこそが免疫力を高める」ということのようです。


でも、小生のがん保険は、最近のような最新型のものではありませんでした。
にもかかわらず、ありがたかったのです。

理由は簡単です。
先輩の勧めで、若い時に複数口入っていたこと
②若い時に入ったので、今までの支払い保険料は安かったこと
③「診断給付金」という「支度金」がすべてを解決してくれたこと
・・・・・・「診断給付金」というのは、「がんと診断されたら100万円」というもの
などです。

「2人に一人ががんになり、3人に一人ががんで死ぬ」
とよく言われますが、これは統計的には正しくても、生活者の中には実感がありません。
理由は、この統計数字には時間軸が考慮してないからです。

年齢の若い層では、自分の周りの人たちが、この比率でがんになったり、がんで死亡したりしていません。
「3人に一人ががんで死ぬ」と言われますが、それは「平均的な寿命でなくなる時の死因の3分の1ががんであった」ということのようです。
かつては、心筋梗塞とか交通事故などが死因の上位であったものが、「がん」にとって変わったものなのです。


小生は、みなさんには、「まさかの時のためにがん保険にお入りになる」ことをお勧めします。

ただ、
①今CMで流れているような、いろいろな特約で見栄え良くしたようなものに敢えて入ることもないでしょう。
保険料が契約時の料金で一生涯固定できるものがお薦めです
③「まさかの時の支度金」である「診断給付金」のあるものがよいでしょう

なるかならない「がん」に備えるには、やはり、
①低廉
②収入が減った時に保険料が負担にならない
③基本的な安心が保険になっている
④治療法・治療費や公的支援の度合いは時代の進展とともに変わっていく
という部分に注目されるのがよいかと思います。


所得は、限定的です。
お金をためるには、
①貯金(預金)で、着実・安定的に蓄積
②保険で、予期しないまさかのために備える
という視点をお薦めします。


最近、若い人の保険離れが言われています。
将来の年金の受給不安、健康保険による公的負担減などを合わせ考えると若い時から資金的な備えはやはり必要です。


当然のことながら、高いケーキや高いラーメンをお食べになることが駄目なことではありませんが、
「保険」というのは、一時の満足ではなく、将来にわたる負担と保障なのですから、
①基本を大切にして
②足りないものは、都度つけたしていく
ということが大切ではないかと思います。

過度に不安に対応することは必要ではありませんが、「たられば」という言葉もあります。













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生命保険料の損金算入は必要なのか? (減税・増税の前に優遇税制も見直してほしい) [保険の話]

生命保険や医療保険を企業(法人)で契約することがあります。

「その目的は何か!?」というと。。。。。

保険会社の方は、 「経営者・従業員のみなさんの福利厚生です」
と必ずお答えになります。

確かに、企業では、役員・従業員のみなさんに万一のこと(たとえば死亡、傷病、障害等)が起きると、「慶弔見舞金」をお支払いになることがあります。
その資金源として、役員・従業員の皆さんを被保険者にして生命保険や医療保険に入っていらっしゃいます。(平たく言うと役員や従業員に保険をかけています)

福利厚生といえば確かにそうです。
そして、この保険料の全額または一定額が損金に算入することができるのです。


しかし、実際の運用の中には、

特定の経営者、役員にのみかかっているケースもあるようです。

この場合は、福利厚生というよりは、「損金算入」を狙った節税策といったほうがふさわしいかもしれません。 しかもかなり高額です。
平たく言えば、儲かっている企業が利益を圧縮するときに行う方法です。
上場企業などの公開企業は、株主の目もありますから、このような大胆なことはできません。


公開されていない「いわゆる中小企業」では、当然のことのように行われているのです。

皆さん不思議ではないですか。。。。。。


福利厚生として企業が生命保険や医療保険(がん保険)に入ることはそれはそれはいいことです。
しかし、それが損金算入を伴いながら保険に入ることが行われている現実をいかがお思いでしょうか?


多くのサラリーマンは、生命保険や医療保険に入っています。
また、会社からいただく慶弔見舞金もリーゾナブルな範囲です。

にもかかわらず、保険の現場では高額の保険を契約する企業がたくさん存在するのです。
しかも中小企業で。。。。。。。


確かに、儲かっているときに多額の生命保険料で損金を計上し(節税し)、儲かっていない時に保険を取り崩して資金源にあて、かつ利益を計上することは合理的な行動かもしれません。
企業の生きていく知恵かもしれません。

保険を利用して福利厚生を手厚くするのはそれはそれでいいことです。
しかしながら「人為的に決めた損金算入ルール」で、特定の企業だけが恩恵に被っている現実は少し工夫がいるのかもしれません。。。。。



「生命保険」の資金先送り効果はそれなりに評価しなければいけませんが、それと「節税」の話は別の話です。


減税や増税の話をする際は、優遇税制の中身も検討する必要があります。



なお、保険業界では、節税を目的とする保険の販売は「損金売り」と言って禁じられているらしいのですが。。。。


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やっぱり「医療保険」には入っていたほうがいい [保険の話]

最近、「社会保障と税の一体改革」という言葉をよく聞きます。

具体的にはどんなことが想定されるのかよくわかりませんが、

たとえば、

1.年金の支給時期を遅らせよう

2.健康保険の負担割合を増やそう→3割負担の見直し


などというようなこともあるのかもしれません。


今は、サラリーマンをやっていて、現実味がないことでも、
定年退職をして、「毎日が日曜日」生活になると、ひょっとしたら現実味を帯びてくるかもしれません。

1.収入がない!(年金は思ったより少ないし、それから年齢的になかなか出ない)
2.医療費の負担が重たい。

というようなことに戸惑うのかもしれません。


多くの企業が、いわゆる「差額ベッド」の補てん等も制度としてやっていますが、
これとて医療行為には必要のないことですし、
病気で入院しない人との公平感を考えると違和感があるかもしれません。


将来にそういう不安があるのなら、若い時に契約した医療保険が役に立つかもしれません。
自助努力の有力サポーターです。


昭和60年ごろから、「人生80年時代」と言われるようになりました。

こと保険については、
①まだいい
②もういい

ということで、自らのことながら、少しおざなりになっているかもしれません。


「東日本大震災」でいろんなことを考えさせられました。
自らの人生プラン(ライフプラン)をあらめて考えさせられました。

「なるようになる」というわけでもないようです。


会社の先輩は、
退職して収入もなくなったので「がん保険」とか「医療保険」を解約したい
と話していました。


少しだけ薀蓄を。。。。。

①生命保険は、子育てと住宅ローンが終わったら不要。
・・・・・いるのは葬式代だけ。

②生命保険には、特約を付けない。
・・・・・特約は、主契約を解約するとなくなる。

③保険は、特に医療保険は、「終身」保障で、「終身」保険料が変わらないものを!
・・・・・安く見える保険でも、年とともに保険料が値上がりするタイプなら意味がありません。

④収入が減った時に負担のない保険料。
・・・・・おそらく小生もそうかもしれません。「過剰保険」です。


電車の隣座席に座っていた女性が読んでいた雑誌に書いてありました。

「預金があるなら保険は不要」と。。。。。


馬鹿なことを言いなさんな

①預金はほかのことに使いたいものです。

②保険は、病気の時には「免疫力」を高める効果があります。


ライフプラン・・・・・簡単な言葉ですが、なかなか実感できないものかもしれません。









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生命保険には医療特約を付けないほうがいい! [保険の話]

昨日(2011年11月8日)の日経新聞夕刊に「生命保険の見直しのコツ」というシーリズの第二回目が載っていました。

「保険料軽減 4つの方策」として

1.保障額の減額
2.特約の解約
3.払済保険に変更
4.保険料の安い他社への乗り換え

ということでした。
詳細は、ご契約の保険会社に直接お聞きになったらよろしいかと思いますが、

最近の小生は
1.病気になって給付を受けたこと
2.仕事柄、かなりたくさん口数の保険に入っていて、そろそろ資金繰り的にもきつくなってきていること
3.最近、保険にそれなに詳しくなったこと
などから、小生なりの保険の話をしてみましょう。

今新規に保険を考えている人、見直しを考えている人のご参考になれば幸いです。

CIMG0254-01②.JPG

(失敗からの教訓)
1.生命保険に医療の特約を付けるな!
<理由>
①生命保険を解約したら、医療特約がなくなってしまう。
・・・・生命保険は子育てが終わったら不要、医療保険は子育てが終わったころから必要となる。
②生命保険の特約は、キャッチアップが遅い。
・・・・医療制度、医療技術の変化のスピードが速まっています。生命保険の特約では機動的に対応できないことが多い。
③生命保険会社の方は(特におばちゃんやおねぇーさんは)売るだけの人が多く、内容に詳しくない。

2.払い方は月払にしよう
<理由>
①.割引きがあるからと言って「年払い」を選ぶと、資金繰りがきつくなる。
・・・・月払いだから高いのではなく、年払いは割引があるのです。ですが、割引に目を奪われると、一時の保険料の高さ(多さ)に驚かされるものです。
②サラリーマンをリタイアされた先輩の多くは年金生活になった時このことに気づかれるらしい。

3.時々は、保険屋さんに、その内容を聞いてみること
<理由>
①放置しておくと、時代遅れの保険になっていることがある。
②保険屋さんのレベルがわかります
・保険のおばちゃんは、自分の都合でしかメンテしない。
・現在入っている保険のことはコメントせず、新しい保険に入れたがる。
③意味のない(あまり有用でない)特約が付いていることがわかります。


4.生命保険は、子育てが終わったら不要
<理由>
①「保険金(保険給付金)を受け取るのはだれか」と考えてみると保険のことはよくわかります。
~生命保険は、もしもの時の「養育費」と「相続税支払い」のためと考えるとわかりやすい。
 医療保険を受け取るのはご自身です。

②自分のライフステージの位置を確認すること。
同じことを別の言葉でいうようなものですが、
・資金繰りに余裕がある時期に保険に入ると、資金繰りに余裕がなくなった時大変です。
・お子さんが高校・大学に行くようなステージには、実は保険も必要なのです。
・子育てが終わると、医療保険がいい仕事をしてくれます。

こんな風に考えてから、保険のテクニカルな見直しをしてみましょう。
理念なく保険をつつくと、後で後悔します。


逆に、保険に新しく入るには、
1.学生時代ないしは結婚するまでに医療保険の終身型に入っておきましょう。
<理由>
①保険料がすごく安いです。
②資金繰りが忙しくなるライフステージや保険料が高くなってからでは、なかなか入りにくいものです。
③「生命保険は子育て期間だけ」と割り切ることです。

2.生命保険は、子育てを意識した時に入ることです。
~当然のことながら、子育て期間だけ保険があればいいのです。
①まさかの時のための養育費です。
②万一の時には、奥様には働いてもらいましょう。でも、お子様はそういうわけにはいきません。
③葬式代は、預金で賄ってください。100万円あれば立派なお葬式ができます。

保険屋のおばさんとコンサルタントさんの言葉を鵜呑みにしないのが上手な保険対策です。














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保険見直しのポイント (これからはいる人・すでに入っている人へ) [保険の話]

最近の新聞や週刊誌では、保険の見直しの話が、しばしば取り上げられています。
特に、生命保険や医療保険についての見直し話が多いようです。

病気をして、がん保険をもらった立場から、少し私なりの見直し話をしてみましょう。

1.保険は「契約的義務的貯蓄」☞保険料を払わないと効力を失う

意外と理解されていないかもしれませんが、「保険は貯蓄」なのです。
ただ、銀行の積立預金などと違い保険料を支払わないと失効してしまうという難点がありますが、
他方で、「預金は三角、保険は四角」とも言われるように、保険に入ったら、即(※)保障が始まります。

※がん保険の多くは、契約成立後、原則3か月の「待ち期間」があります。

見方を変えれば、保険は、オプションの買いにも似ているかもしれません
「一定の状態になったら資金をもらう権利」を買うようなものかもしれません。


2.ライフステージに応じた保険がある。☞たとえば「子育て期」と「退職後」

特に、「生命保険」とか「医療保険」というのは、「いつまで保険に入り続けるのか?」と素朴な疑問をお持ちの方も多いようですが、「止めたら給付事由(死亡、病気)に該当しそう」でなかなかやめられないというのも実情です。

その見極めは、「自分の暮らしの中でどんな資金が必要か」と考えることである程度納得がいくことも多いようです。
その資金の必要な事情が
①一定の期間なのか?
②人生を卒業するまでなのか?
ということで、保険に入っておく期間を決めることができます。

たとえば、
①子育て期なら、「まさかの時の養育資金」ということで「生命保険」が必要かもしれません。こんな場合の保険は「定期」(その期間だけ)のものでいいのではないでしょうか?

②逆に、病気の保険は、「人生を卒業する」まで必要かも知れません。ですから終身タイプの保険である必要があります。
しかも、可能な限り若い時に入って、定額(保険料が上がらないタイプ)の保険が好ましいと言えるのではないでしょうか?


3.生命(医療)保険は、「受取人」を考える。☞「受取人は誰だ」

保険の必要性は「受取人」を確認すれば、一層よくわかってきます。

自動車保険とか火災保険などのような損害保険は、被害者が受取人ですから、被害が発生しそうな限り保険に入り続けなければいけません。

たとえば、車に乗らなくなったら「自動車保険」はいりません。家がなければ「火災保険」も必要ないでしょう。
ただ、日常生活の中には損害賠償を行うような機会も増えてきました。そういう意味では「賠償責任」を保障するような保険への気配りは必要です。

死亡の時の「生命保険」をもらうのはご遺族です。
ご遺族にお金がさほど必要でなければ、「生命保険」は、はいってなくても問題ないと思います。
しいて言えば、「葬式代」くらいはどこかに持っておきたいものです。

病気になった時の「医療保険(がん保険を含む)」は、年齢とともにその重要性・必要性が増してきます。
「健康保険があるからいらない」とお思いの方も多いようですが、意外にも、健康保険や企業の福利厚生制度だけではカバーできないものもあるのです。

そうそう、あなたがお入りの保険の「受取人」はどなたですか
①独身の時に入った保険だと、今は亡きご両親だったりすることがあります。そうなると相続人の了解がないと保険金や給付金が受け取れなくなってしまいます。

医療保険の場合は、被保険者(保険の対象者)自身が受け取るのが原則です。
かつては、「がん告知がなされていなかった」こともあり、ご自身が受け取らないような配慮も必要でしたが、今は99%告知されますから、被保険者を受取人にして置くほうがわかりやすいものです。

③「配偶者」(妻または夫)を受取人になさっている場合は、こっそり注意してください。
あまり考えたくはないのですが「離婚した元妻または元夫」に保険金が渡ってしまうという悲劇が起きてしまうこともあるのです。


4.保障内容をご存知ですか?☞「医療特約」「医療給付」の内容の確認

すでに「保険にはいっぱい入ってるからもういい」という方もいらっしゃいます。
しかしながら、医療制度や医療技術は日々変化しているのです。
医療保険の場合、
①入院中心の保険ではないか?
②「先進医療」へのキャッチアップはできているか?
③「通院」の保障はあるか?
という点は、時々チェックしてみることも必要です。


5.配偶者(奥様)・お子様の保険を考える。☞「まさかは誰にもある」

勤め人の方は、得てして「付き合いで保険に入る」ことも多いようです。
その結果、「奥様やお子様の保険がない!」ということもあるようです。

保険料の安い「家族型」の場合、不可分なために、保障が不足してしまう傾向があります。


特に、生命保険や医療保険は
①「保険は契約者変更ができる」
②「若いほど保険料が安い」
という特性があります。
若くて保険料の安い時に「お子様の保険」を契約し、お子様の独立(就職・結婚等)の時に契約者を変更して保険料負担者を変えていくということも想定してください。

お嬢様なら「保険を嫁に持っていく」という発想も必要です。
お嬢様がご高齢になられた時に「こんな安い保険料の保険に入ってくれていた」とお喜びになるはずです。


6.健康状態によっては入れない。☞「元気な時」に考えておく

保険は、公平性の見地から、病気の人は入れないのです。
最近では、「引受け条件緩和型」の保険もあるようですが、保険料、保障の内容を見ると「元気なうちに入っておく」というのもポイントの一つです。


7.ご夫婦で保険情報を共有する。☞「まさかの時」に知っているのは誰?

多くのご夫婦の方に起きがちな問題です。
「ご主人のまさかの時」に、どこのどんな保険に入っているか家族が知らなかった(わからなかった)ということも儘あるようです。

保険会社からは毎年「ご契約内容のお知らせ」という類の書類が送られてきます。
①必ず一か所にまとめて置いておく(保険証券はなくても可)
②時々はご家族に説明しておく
ということも大切なことです。

お一人暮らしのお年寄りなら、スーツケース等に一式入れておくことも必要です。
銀行の預金通帳と印鑑は一緒におかないほうがいいのですが、保険は給付事由が明確ですから、すべて一緒に置いておいてもいいと思います。


8.「生命保険」と「医療保険」は別建てのほうがフレキシブル

中には、生命保険に医療の特約を付けていらっしゃる方も多いと思います。
ただ、合理的・効率的に見えますが、
①主契約である生命保険を解約すると、医療特約もなくなってしまう。
②医療特約を残そうとすると、生命保険が解約できない。
③医療の特約のグレードアップや見直しができにくい。
という難点があります。

一体型というのは、便利なようで、実は不便・不経済なものになってしまうことも多いようです。

「テレビデオ」と言うのがありました。テレビとビデオが一体型になったものです。
どちらかが壊れたり、陳腐化したときには使い勝手が悪くなってしまったと言うご経験はおありではありませんか?


9.病気は年齢比例の傾向がある

年が寄り、収入が少なくなってくるのに反して、病気になりやすくなります。
「解約したいけど病気の不安が残る」という状態になってしまうものなのです。

若い時に医療保険に入っておき、安い保険料を温存しておくことも大切です。
「老後の資金繰り」というのは大きな着眼点です。


10.退職すると福利厚生制度はなくなる。

元気で働いている時は気づかないのですが、退職すると、当然のことながら「福利厚生制度」の恩恵はなくなります。
なんでもないことですが、意外な事実です。


11.病気になった時、預金を取り崩すのは悔しい

病気の時の備えなどの時のために蓄えておいた預貯金を、病気のために使うのは悔しいものがあります。
逆に、保険金は、なんだか神様がくれたような錯覚に陥るくらいうれしいものです


12.住宅ローンは、「団体信用生命保険」でカバーされている。

生命保険に入ってないと「住宅ローンが返せない」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
思い出してください。ローンを借りる時に「団体信用生命保険」がセットされていたはずです。


13.医療保険で安心して治療を!!☞保険は「免疫力を高める」と言われている。

病気になってみないと分からないことですが、保険があると思うと、「高額な治療方法」を選択することもできます。
いわゆる「差額ベッド」も然りです。

お医者さんは、こういう状態を「免疫力が高まる」と言う方もいらっしゃいます。


14.「相談サービス」にはこだわらない。

最近では、「セカンドオピニオン紹介、名医紹介あるいはカウンセリングサービス」などのサービスをつけている保険が多々見られます。

特にこだわらなくてもいいサービスです。
思い悩むよりは、早く病院の門をくぐることです。

最近では「セカンドオピニオン」は当たり前のことになっています。
なぜかというと、お医者さんも「訴訟リスク」を回避するために、他の医師の診断をもらうことを好む傾向があります。
病気がわかったら、早い時期に「治療方針」を決めてもらうほうが得策です。
特に、脳梗塞や心筋梗塞のような病気は相談している余裕はないものです。

定期的に健康診断を受け、かかりつけの病院を一つくらい持っておくほうが、緊急時には役に立つことが多いものです。


15.病気になった時の意外な出費・・・・・旅費・交通費

先日、ご高齢の方とお話をしていて気づいたのですが、
ご主人が、病に倒れられ、お子様たちが遠路お見舞いと看病にお見えになったとのことでした。
そういうときの交通費も意外とかかるものです。

ご長男さんは海外に住んでいらっしゃるとのことで、交通費もたいへんとのことでした。

また、地方にお住まいの方が、東京の病院にセカンドオピニオンをもらいに上京されるというケースの交通費・宿泊代等々も相応にかかるものです。

こういう費用はなかなか捻出しにくいものなのです。




「ふぅー」たくさん書いてしまいましたが、実は、保険会社の方でも、ここまで語ってくれる人は少ないようです。



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16.相続と争続とペイオフが気になる方は保険が有効

忘れていました。
資産がいっぱいで相続税が気になる方には保険はお奨めです。
あるいは、資産を相続人に上手に分けたいとお思いの方は、生命保険の受取人指定機能を使うという方法もあります。

あるいは、銀行に多額の預金をお預けになっていて、ペイオフが心配だというような方は、一時払い養老保険とか年金保険とかで、資金を移し変えておくという方法もあるかもしれません。

その場合は、代理店などに説明をよくお聞きになったほうがいいと思います。
保険といえども万能ではないからです。



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保険は騙されて入るもの [保険の話]

今週の週刊ダイヤモンド(4月21日号)で「騙されない保険」が特集されています。
保険業界の方はこれをどうお読みになったのでしょうか?

保険に入ろうとしている人、保険に入った人。。。。。しかり


今回の特集記事はいつになくよくできています。

たとえば、

・国会で「誇大広告がないかどうか」「広告規制を強化すべきではないか」と言った質疑がなされているということ。

・募集パンフレットには数字のマジックが満載

・消費者が買わされる“幻想”保障の中身は実態に合わず

・支払った保険料を上回る給付金を受け取ることは、かなり難しい

・高コストの営業職員を抱える大手生保の商品は保険料が割高な上、保障内容も複雑すぎて一般消費者がとうてい理解できるものではない

・販売手数料で荒稼ぎ

・顧客のニーズそっちのけで手数料稼ぎに邁進・・・・・手数料稼ぎばかりする代理店が少なくないのは確かだ


等々、いつになく厳しい指摘のオンパレードの特集です。


でも、なんだかんだ言いながら「こんな保険に入りなさい」という話で終わっているかもしれません。



小生が思うには、

「病気になって喜ぶ人はいないけど、保険をもらって喜ばない人はいない」

というのも真実です。

保険の世界には「経済合理性などはない」のかもしれません。


こういう企画の読み物には、数多くのコンサルタントが登場しますが、
彼らのコメントの中には、

1.保険加入のメンタリティーを解説するものがない
・・・・・保険を理屈で理解して入る人はそもそも少ない。

2.どんな時に入り、どのくらいの期間入っておき、いつ解約するのかもわかりにくい。


というのも特徴的です。


少しまとめてみました。

受取人は自分(患者=被保険者)  ※生命保険は遺族
 ☞家族毎に考える

必要額は自分で決める (入院日額が目安)

病気の治療の時にかかる経済的負担を支える
 ☞治療に前向きに取り組める  (「預金を使うのは悔しい」)
   (治療に専念できる=「免疫力を高める」と言われている)

支払った保険料を上回る給付金を受け取る人は少ない
 ☞元気な時に入り、病気の時に使う (発病が増えるのは60歳代)

病気の治療には、健康保険でカバーしないもの(差額ベッド、交通費等)がある

契約した時の被保険者の年齢で一生の保険料が決まる

保険は契約者変更ができる (嫁に持っていく、就職時の贈り物)

医療保険とがん保険を組み合わせておくのがベター

基本は、入院・手術・通院・薬 (ただし薬の保険はない)
 ☞基本的な保障を優先し、特約は必要に合わせて付保 (時々見直す)

生活習慣(飲酒・喫煙)・家系的な傾向を斟酌する

 ♫ 病気になって喜ぶ人はいないが、保険をもらって喜ばない人はいない


要は、保険は「強制的義務的貯蓄」です。
身の丈にあった「基本プラン」から入ればいいのです。

保険のおかげで生活が苦しい。
首が回らない。

と言うことのないように。。。。。


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保険営業の現場から。。。。。 [保険の話]

保険業界の方のお話を聞く機械があると、生保、損保の別なく、
「わが社の社員をこき使ってくれ!」
と必ずおっしゃいます。

今まで色々な職業・業種の方々にお会いしましたが、
この「こき使ってください」という風におっしゃる皆さんはこの業界だけのような気がします。
学生の就職人気の高い業界なのに、すごく違和感があります。

そもそも社員の多い業界ですから、こういう話も出やすいのでしょう。
この業界で働かなくてよかった。。。。と思ってしまいます。


先日「保険」について記事を書いたら、コメントをいただきましたので、返事を書いておきましたが、ここにコピーしておきましょう。

[本]
銀行が融資をする時は、返済可能かどうか? という点にも着目します。
つまり、返済できるかどうかについて、融資先(借り手)の資金繰りにも配慮した融資をします。
そうでないと返してもらえなくなる(返済不能)恐れがあるからです。

保険のビジネスは、先々、保険料が払えるかどうかなどはお構いなしです。不安をあおり、食うものも食わず保険料を払わなければいけないのです。いわゆる本末転倒のような気がします。


保険販売の現場は

①多額の保険料
②保険販売手数料
③販売件数

の掛け算で報酬が決まります。
(保険屋さんの収入が決まります)

つまり、

①多額の保険料を払ってもらえるような保険売る
②販売手数料率の高い保険を売る
③たくさんの件数の保険を売る

というのがポイントです。

保険業界では、たくさんの保険を売った人(保険会社に多額の保険料収入をもたらした募集人(個人))を外国旅行などに招待するという慣行があります。

こういった売り方を見ていると、「保険に入る方のことを考えて売る」などということからは距離の遠い売り方が跋扈する可能性があります。

保険コンサルタントの人の話にいまいち安心感がもてないのは、
①保険料が払えるかどうか資金繰りへの言及がない
②保険給付の現場から見た喜ばれる保険の話がない

からです。

「鵜飼の鵜」みたいな商売に見えてしまいます。。。。。

何も考えないで、保険会社にとって都合のいい保険商品を売るだけのような人も数多くいます。

保険は預金とは違います。
まさかの時にもらうものです。

「保険の給付の状況はいかがですか?」
とか
「保険の給付の時はどうするのですか?」
とか
「保険の給付の時に喜ばれる保険は何ですか?」

と、聞いてみてから保険に入るようにしませんか。。。。。






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「保険会社の直営ショップ」に行ってきました。 [保険の話]

生命保険の更新期限が近づいたため、オフィスの近くの保険会社直営ショップに行ってきました。
さすがに、前日に電話でアポイントを取っていたため、先方も準備をなさっていました。

感想を少し。。。。


1.事前に予約を取っていったほうがいい。

(理由)
①今入っている保険の内容を事前によく見ていただいてました。
②提案書も事前に作成済みで、手間が省けます。
③余計な説明が減ります。
④ただし、今入っている保険の説明はありませんでした。


2.意外と保険のことをご存じない。

(理由)
①自社商品の知識しかないため、私の質問に「そういう考え方があったのか」と先方も戸惑っていらっしゃいました。
②特に、生命保険会社のため、「医療保険」の考え方については、やや知識不足(説明力不足)があるようです
③小生は、給付実績があるため、「もらう立場」については、小生のほうが詳しい。


3.全体像を説明するのは下手。かつ説明の段取りは相変わらず悪い。

(理由)
①単品の提案書ばかりで、全体像やライフプランをイメージできない。
②たぶん、「売ればいい」という発想が強いような気がする。
黙って聞いていると高い保険になってしまう。
③契約終了までの手順が示されていないため、書類の作り直しが多く、「すぐできます」という割には時間がかかってしまいました。

話の進め方としては、
現在入っている保険の確認。
保険申し込み時のニーズの整理。
成約までの手順の説明。
等、事前にしてから、個別の話に進めてほしかった。


4.今まで聞いたことのない特約があった。

(理由)
①平成20年10月以前の契約者には、医療特約のグレードアップの制度があることがわかりました。
②つまり、「入院1日目からの保障」などにグレードアップできたのです。
今まで、何人もの保険会社の方にお会いしましたが、この説明は聞いたことがありません。
④小生のような、給付歴のあるものでも、無条件でグレードアップできるのです。
「ご契約内容確認」とかと抽象的な名前で、中途半端な案内しかもらったことがありませんでしたが、「いったいこれは何?」と思ってしまいました。
⑤チラシ説明書も平成20年10月にはできていたのです。・・・・初めて見ました。


5.手続きが簡素化され過ぎていて怖い。

(理由)
①自動車運転免許証で本人確認した以降は、一枚の紙に名前をサインしただけです。
ハンコも押さなければ、住所も生年月日も書かないのです。
②「保険証券は不発行」とのことでした。
確かに、「保険証券を紛失してしまう」という不安が消えますが、どんな保険に入っているのか(そもそも保険に入っているのか)という不安に駆られる可能性があります。

顧客サービスの一環でしょうが、正直、簡素化され過ぎて正直不安です。
遺品を整理していたら「保険証券が出てきました」ということはなくなります。
小生のように、ご担当の方もいない場合は、静かに死んでしまったら、保険を受け取ることもないかもしれません。


6.応対されたのは、昨日予約を取った女性の方ではなく、男性の上役の方でした。

(事情)
①小生がクレーマーだということが分かったのでしょうか?
②なお、「名刺をください」と申し上げたところ、お手元にお持ちではありませんでした。
・・・・・必ず名刺は貰われたほうがいいですよ。


7.いわゆる「意向確認」がされていない。

(事情)
①保険を申し込む時は、「意向確認」(申し込んだ保険は趣旨にあっているか確認すること)が義務付けられています。
②通例「意向確認書」にサインする方式が多いのですが、それもなし
おそらく将来トラブルを生むでしょう。


8.この企業は草の根の「社会貢献」(節電意識は皆無)がない!

(理由)
①広いオフィスフロアーは、人が少ないせいか、クーラーがよく効き「寒い」くらいです
すっかり体が冷えてしましました。
②このオフィスを出ると外は熱気です。この温度差こそ危ない!のです。
③体感温度は、25~26度くらいでしょう。
④応対される方は、上着を着てらっしゃいました。
⑤なんといっても、隅々まで、蛍光灯がこうこうとついています

どう見ても、「節電」という発想はないようです。

保険会社の多くは、「社会貢献」を標榜しています。
しかし、残念ながら、〇〇電力同様「朕はたらふく食っている」状態の部分が多々見受けられます。

「モノづくり」をしない「サービス業」の企業が節電しないと、だれがするのですか!


9.正直に言うと、必要保険金額はいくらがいいのかさっぱりわかりません。

(事情)
①小生の場合は、いわゆる「入り過ぎ」状態です。
②一度、各社の保険の一覧を作って、見直しをする必要があります。
③こういうところに、お金が吸い込まれてしまっているのです。

そうだ! 他社の保険を解約しよう。。。。。

ということでしょうか。。。。

人様のことなら何とでもアドバイスをする小生ですが、自分のこととなるとからっきしダメなことがよくわかりました。。。。



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保険業界の「合理化」を望む [保険の話]

一定の規模と知名度を持ったビジネスの中で、
①旧態依然としている
②無駄が多い
ビジネスと思われるのは、やはり「保険」業界ではないでしょうか。。。。。
仕事柄、いろいろなご商売の方々とお話をしてきましたが、「変」というよりも「あきれてしまう」という感じがします。


昨日帰宅すると、ある生命保険会社からの文書が届いていました。
封筒には、宛名は書いてあるものの住所は書いてありません。

郵便受けに入っていたとのこと。

封筒の表には、「親展 担当者変更のお知らせ」と書いてあります。
・お住まいの地域を担当している
・保険証券と一緒に保管してください
・お客様のアフターサービスを担当させていただくことになりました
・所属の営業所
等々、いろいろなことが書いてあります。

私の場合は、職域で契約しており保険料も給与天引きになっています。
数か月前にも、この保険会社の方から、「ご説明したいことがある」とのお電話をいただき、オフィスに男女二人の方がお見えになりました。

この時の女性の方がお代りになったのかと思いきや、そうでもないようです。
別の支社(営業所)の方のようです。

「担当が変わった」と言われても、前の担当の方も存じ上げません。
それどころか、その支社(営業所)が「私の担当である」ことすら理解できていません。

職場と自宅の2ルートで、いわば「勝手に担当」と言いながら、「相性または運の良かった担当者」が「担当としてお客様に選ばれている」ということなのでしょうか?


「個人情報の管理」「不払い」等々の深刻な問題が話題になる業界です。
にもかかわらず、おやりになっているやり方は、まさしく旧態依然それどころか「昔よりひどい」という感じがします。

特に、漢字で書く生命保険会社の仕事のやり方にはあきれてしまいます。

この営業スタイルは、「戦後寡婦」支援という社会的なテーマからスタートした部分があるにせよ、そろそろスタイルを変えてもいい時期ではないでしょうか。。。。。。。


よくよく考えてみると、

1.「死亡保険金をもらう人は少ない」のではないか

日本人は長寿です。
平均寿命まで大口の生命保険に入っていらっしゃる方は少ないのではないでしょうか。。。。
お年寄りのこんな声を耳にします。「葬式代だと。。。。。」


2.商品競争をしていないビジネス。

テレビではたくさんのイメージコマーシャルが流れていますが、商品の内容はよくわかりません。
なぜかというと、

①究極「死んだら貰える」という点には大きな変化がないからです。

商品価値が限定的な商品なのです。
言葉を変えていえば、「死なないとそのありがたみはわからない」商品なのです。


②コストのわからないビジネス。

・死差益(1年間に契約者が死亡した状況に応じて生じる損益)
・・・・損害保険は、「大きな災害があった」ということで業績の変化が顕著ですが、生命保険ではそういう話はあまり聞きません。
まだ保険料をあまり払っていないお若い方がお亡くなりになり高額保険金を受け取られるなら別でしょうが、長寿化のおかげで、多くの皆さんは保険料を受け取る前に解約なさるか、小さな保険金に変更されていらっしゃるはずです

・利差益(資金運用の結果生じる損益)
・・・・この低金利ですから、運用益は少ないのが一般的です。
特に、契約した時の利回り保証的な商品ですから、市場の利回りが反映されにくい商品です。
「銀行預金よりも利回りがいい」的な説明をよく聞きますが、この説明ほど胡散臭いものはありません。
・・・・銀行のように、「調達金利と運用金利の差」が明確ではありません。

・費差益
・・・・いわゆる経費の使い方によって生じる損益です。
人材コスト、パンフレットのコスト、立派なオフィスのコスト 等々、他のビジネスとは比べ物にならないほど無駄な部分が多いような気がします。
※この無駄こそが、雇用と景気を支えてくれているという反面はあります。

という損益の測定基準はありますが、不明瞭です。


③簡単に商品を取り替えられないビジネス。

どんなに新しい商品が出たとしても、
・年齢と体調によって保険料が決まります
・ある保険を解約して、新しい保険に入るためには、多くの場合、いったん二重契約をしないといけません
「解約したけど、新しい保険に入れなかった」とか「保険を切り替えている間に死んだ」というリスクが内在します。
したがって、保険を切り替える時は、「新しい保険の成立を確認してから古い保険を解約する」というのが大原則です。

こんなことが、どんなに新しくていい商品が出たとしても、保険を取り替えられない所以です。
「担当者が気に入らない」「保険会社に不満がある」と言っても、「嫌ならやめる」ということができない所以なのです。


④商品知識がない人が売っている。

保険に詳しい人は本当に少ないようです。売り手にも買い手にも。
「私は入っている」という人でも、どんな保険に入っているのかその内容をよく御存じの方は少ないようです。

しかも、死亡保険の場合、商品評価には自分は関わることができません。
なぜならば、自分が死んだ後もらうことが多いからです。
したがって、だれもコストや効果の検証ができません。(そんなに有意義なことでもありませんが。。。。)
※税制上の優遇を受けるためだけに保険を契約されている方は別ですが。。。。。


⑤医療の特約をつけていることで、死亡保険の不可思議な部分もぼやけてしまう。

通常、「セットで買うと安くなる」というビジネスは多いものですが、この保険だけは別のようです。
そればかりか、「セットで買うと身動きが取れなくなりやすい」商品です。

最初は、便利なようで、後々考えると非常に不合理なことが生まれてきます。
ちょうど「テレビデオ」のようなものです。

「テレビデオ」とは、「テレビにビデオがついている」便利なものでした。
かつては銀行の店頭などによくありました。

しかし、テレビが壊れたら、ビデオ部分だけを使う人はいません。
ビデオが壊れたら、テレビ部分だけを使うのも悔しいものです。
セットにすると実は使い勝手の悪い商品の典型例です。

「死亡保険」と「医療保険」をセットにすると、
・進化と変化が著しい「医療保険」が陳腐化しがちです。
・ライフスタイルが変わっても「生命保険」部分が保険料負担の重荷になってしまいます。


はた目から見ると、こんなに不合理な部分がたくさんあるようです。

「保険はお守り」という人が多いのも頷けますが、ただ、あまりにも手の込んだご商売ではないでしょうか。。。。。


職業に貴賤はありませんが、
銀行の仕事はその複雑さと求められる正確性にうんざりして辞めていく人も多いようです。
たぶん、保険の仕事は、商売の単純さと販売方法の単調さにうんざりして辞めていく人も多いのではないでしょうか。。。。。。

「鵜飼の鵜」を思い浮かべてしまいました。
確かに大切なビジネスではありますが、
保険会社の方々と接するたびに、「もっと合理化できるのではないか」と思ってしまいます。


なお、こんな風にアプローチしてくる人に「アフターサービス」を期待できるはずがありません。
もし、給付事由が発生したとしても、コールセンターに電話をすれば済むはずです。。。。。。。



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保険の見直しのタイミング。。。。。 [保険の話]

最近、会社の先輩からと、後輩からと相次いで、保険の見直しのアドバイスを求められました。


保険の明細を拝見すると、二人に共通なのは

①やはり入り過ぎです
②若い頃、勧められるままに入り、そのまま放置。
③これから収入が減り、支出は相対的に減らない時代に入るというので、保険料の多さが気になっているようです
④年齢的には、これから病気の心配が増えてくるというのに、保険をスリムにするには勇気がいります。
⑤「病気になってもお金はそんなにいらない」という話については疑心暗鬼です。

そんな状況に加えて、最大の戸惑い要因は、「死亡保障」の必要額のようです
何となく「要らないような気がする」ものの死んだらどうしよう。。。。。。ということのようです。


見直しするときのポイントを申し上げましょう。

1.保険に入っていることで、「病気にならない」「死なない」という錯覚に陥らないこと。
2.「保険の受取人はだれか?」ということを明確にすること。
 ・死亡保険は遺族です
 ・医療保険は自分自身です
3.「保険を受け取った人が、経済的に必要であったかどうか」を想像しておくこと。

が大前提で、

①保険料として払える予算はいくらか?

②保険料は将来変化しないか(あがらないか?)

をチェックしておいてください。

どんなにいい保険でも、保険料が払えなければ効果がありません。
費用対効果はライフステージに応じて変わります。


「どんな時に保険が出るのか?」ということを理解して入ったはずなのに、保険に入った後で、保険の内容をチェックする人はあまりにも少ないようです。


各保険会社からは、毎年定期的に「保険の内容のお知らせ」が自宅に届きますが、「見てなかった」とおっしゃる方もすごく多いようです。

最近相談に乗った先輩・後輩の保険の内容の特長として、

①生命保険重視の保険
②死亡保障なのに、病気(疾病)とけが(災害)の二通りの死亡保障になっている。
・・・・・同じ命なのに、死に方によって保険金額が異なっている。

③似た様な入院特約が多すぎて、いったいどんな時にどれだけ給付されるのか不明。
・・・・・色々な入院にそれぞれ個別の保障となっており、無駄と思われる。

たとえば、「がん入院」、「成人病入院」、「女性疾病入院」等々。。。
同じ入院なのに病名ごとに入院の特約がある。
こんな時は、
「死亡は死亡」「入院は入院」と考えるとすっきりします。


では、どんなタイミングで見直しましょうか?

思い立ったら吉日です。すぐ見直しを相談しましょう。
「近いうちに」は、しないということの合言葉です。

保険は、病気だと入りにくいのと、年齢が上がると保険料が高くなります。


誰に相談しましょうか。。。。。

①保険をもらったことのある人。

②給付の取り扱いが多い保険代理店。

この二つが双璧です。
保険をもらったことのある人こそ、保険のありがたみを一番よく知っています。

※業界用語に、「病気になって喜ぶ人はいないが、保険金をもらって喜ばない人はいない」というのがあります。

給付(支払)の現場を知らない保険屋さんの話など信用できません。
コンサルタント然りです。

保険屋さんとコンサルタントの中には「こんな保険があったらいいいな」という新商品を売りつけるのが得意な人が目立ちます。
すでに保険に入っている人が、どう「リバランス」をしていくのかということに詳しい人が少ないのが実情です。

「解約」を勧めれたときは要注意です。次にどうするかが確定してから解約をしないと、思わぬ大失敗が起きてしまいます。

保険は、車や電気製品を買うのとはわけが違います。
・買い替えがしにくい。
・個々人で事情が違う(家族構成、病歴、資産・相続の態様等々は、皆さんすごく違います)。

にもかかわらず、だれにも同じようなセールスが行われています。
保険に入っていない人には有効でも、すでに保険にお入りの方には向かない話も多いものです


「保険に入っているからいい」と考える方も多いようですが、

①今どんな保険に入っているか(保障の内容、保険料)
②保険をもらうとしたら、どの保険からいくらもらえるのか

と考えてみてください。
「どんな保険に入るのがいいのか!」ばかり考えていると、保険に入りそびれたり、割高なものになってしまいます。


一応、先輩・後輩にアドバイスをしました。
お二人の顔からは笑顔が垣間見えました。


保険に過度な期待は不要ですが、「預金を崩すのは不安」なものなのです。
保険は人生のコストの一つです。。。。。









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請求書とか案内状に銀行の「預金口座番号」が書いてある不思議 [保険の話]

最近、ふと気づいたことがあるのfです。

請求書とか、いろいろな案内に、預金口座とかクレジットカードの番号が書いてあることがあります。


こういう案内は必要なのでしょうか?

万一必要な時でも、銀行の名前だけが書いてあれば十分です。

なぜなら、

1.銀行口座は、一人に、1銀行1個が大原則であり、口座番号なんか具体的に書いてなくてもわかるものです。

2.クレジットカードも、基本は1クレジット会社一人1枚であり、カード番号なんか記載する必要はありません。

これだけ、個人情報の管理がうるさい時代なんだから、そういう配慮も必要なのではないかと思う。


昔々、アメリカでの出来事ですが。。。。。

「クレジットカードを使った後のカーボン紙は必ず破り捨てるように」と先輩からアドバイスをいただきました。
確かに皆さん細かく破って捨てています。

なんでも、カーボンに写った影で、クレジットカードを偽造されるらしいのです。


日本の案内状や請求書には、

000-000XXXX などと下4桁が決してあったりしますが、
いろんな案内状を組み合わせたら、番号がわかってしまうかもしれません。

それはそうと、ある生命保険会社から、あなたの預金は、〇〇銀行 △△支店 00000×××
とわざわざ小生の預金口座が記載してありました。

給振で保険料を払っているので、預金口座は関係ないのに、ご親切なことです。。。。


必要なんでしょうか!


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たとえば、損害保険代理店の経営。。。。。 [保険の話]

ずいぶん昔のことです。
かれこれ25年くらい前でしょうか。。。。

サンフランシスコにある「とあるガソリンスタンド」に立ち寄った時のことです。
アメリカではすでにセルフが主流でした。
安い理由の一つがこのセルフスタンドでした。
つまり、給油機を自分で操作して、自分で車にガソリンを入れるのです。

今では日本でもおなじみですね。。。

ふと見ると、同じガソリンスタンドに、店員さんがガソリンを入れてくれるフルサービスの給油機も置いてあったのです。

聞いてみると、
①お年寄りはセルフ(の給油機)が使えない人が多い。
②タキシードを着て、これからパーティに行く人は、フルサービスを選ぶ。
と。


そういえば、80歳代、90歳代の方とゴルフをご一緒したことがあります。
彼らの悩みは、
①距離がでない(飛ばない)。
②アップダウンがきつい。
③グリーンでカップに入ったボールを取り出せない。
 ⇒だからキャディさんが付いて回ってくれるのです。ボールを拾い上げてくれます。


ネット全盛の昨今です。
自動車保険に限って言えば、使える人はネットで保険を申し込んだほうがはるかに安いようです。

①大仰な代理店を通すよりもはるかにわかりやすい。
②応対も丁寧。
③走行距離に応じた価格設定になっている。
等もあり、手慣れた人ならネットに行ってしまうのも当然です。

おそらく事故対応も、普通の損保会社と変わりがないはずです。

「事故が起きた時の対応が違うんですよ」とおっしゃる代理店の方もいらっしゃいますが、おそらくそれは嘘です。

事故は、夜とか休日とか遠隔地で起こりやすいものです。
代理店に連絡するよりもコールセンターに電話するほうが先です。

となれば、「代理店」だからとか「ネット」だからということは関係ないように思われます。
要は、コールセンターをはじめとしたサービスステーション機能が充実したところがポイントとなってきます。


もし在来型の保険代理店で行くならば、
ネットを使わない人をファンにするべきです。
あるいは、「ネットよりもいい」という点を明確にするべきです。
コミュニケーションが好きな人も多いはずです。

おそらく火災保険はネットになりにくいと思います。
自動車保険、火災保険、賠償保険。。。。。そして医療保険

「ワンマンズマーケッティング」という言葉があります。
言うまでもないことですが、
顧客の心を捕まえた「一人のお客様への多層・多重売り」こそ経営の基本だと思います。


生命保険の世界では、ずいぶんショップが増えました。

でも、このショップや従来型のセールスレディ(保険おばさん)を通じた販売方法には課題がいっぱいあります。
職域販売にもやはり課題があります。

目新しいものへの一時的な恐怖はありますが、基本に立ち返ればまだまだマーケットは残っているはずです。
















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たとえば、損害保険代理店の経営。。。。。。(その2) [保険の話]

前回、「ネットを利用しない顧客層を狙え!」と書きました。

しかし、少額の自動車保険ばかりではなかなか収益も上がらないかもしれません。
もし、1,000万円くらいの収入を得ようと思ったら、年間1,000件(一日3件くらい)の自動車保険の販売が必要でしょう。
事務所経費とか考えたら、少ししんどい商売です。

やっぱり、企業の保険を取らなければいけません。


でも、企業の保険は、銀行系の保険代理店の牙城です。

銀行は、従来、工場とか店舗を担保に取っており、そこに火災保険を付けて質権設定をしていたという事情があります。
それだけでしょうか。。。。


①やはり銀行系の代理店は、銀行出身者も多いことから信用力が高い。
②ビジネスの全体像の把握がうまく、ツボを知っている。

という特長もあるのかもしれません。


銀行員は、保険屋さんと違い、

①物の流れと金の流れを知っています。
②経営における保険の大切さをアピールしています。

そういうところを活かして、
会社の経営に役に立つ保険を総合的に提案してくるのです。

そういう商売に対抗するには、「ピンポイントのリスク売り=まさかのため」ではなく
やっぱり、
①企業経営上のコストとして保険を売る
②人の動き、モノの動きに保険を付ける

というアピールが必要です。

大きな企業はなかなか攻略しにくいので、身の丈にあったお取引を提案していくことも必要です。


損害保険と言えば、自動車、建物火災が代表的ですが、
将来の偶発コストを保険で分散していくことができます。

貿易保険のかけ方ひとつで人件費までもが大きく変わってきます。

物流の見直しも保険診断で発見されるかもしれません。
保険はリスクカバーのためですが、リスクを洗っていたら「仕事のやり方の課題が見えてきた」
となるような提案も、経営者の方は期待されてるかもしれません。


保険は、銀行と違い
「保険料が払えるかどうかの付き合い」のはずです。
経営課題に直言するような大胆な提案があってもいいんじゃないでしょうか。。。。










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「週刊誌の保険特集」はどこまで頼りになるのか。。。。!? [保険の話]

年に何度かは、経済雑誌が「保険」特集を組んでいます。

駅の売店で、「生命保険に気をつけろ!」と表紙の目立つ週刊誌があったので思わず買ってしまいました。

週刊エコノミスト2012年11月27日号です。

この手の特集にはいつも失望させられてしまいますが、今回も同じ思いでした。


『生命保険』と書いてあるものの、中身は『医療保険』の特集でした。

少し解説してみましょう。


1.「生命保険」と「医療保険」は違うのです。

①保険の対象が違う

・生命保険は、『死』に対して支払われる保険です。
従って、金額の多寡(多い少ない)だけが最大の検討課題です。

・医療保険は、『病気(けが)の治療費』に対して支払われる保険です。
従って、カバーする範囲は広範囲になり、どこまで保険の対象範囲が必要かということが検討課題です。


②保険の受取人が違う

・生命保険は、『ご遺族』が受取人です。
従って、お子様が成長して働くようになると、それほど高額な保障は不要になると言っても過言ではありません。

「生命保険金を受け取った」という話を聞かないのも頷けます。
おそらく、皆さん、一定の年齢になると、満期を迎えているか、更新を中止なさっているのでしょう。
「葬式代程度でいい」とおっしゃるご高齢の方も多いようです。

・医療保険の受取人は、原則『ご本人』です。すなわち自分がもらう保険です。
従って、「どんな時にもらうのか!」を十分理解しておくことが必要です。


2.コンサルタントの人で、比較した保険を全てもらった人はまずいない。

・冷蔵庫や洗濯機並みのコメントぶりです。
効能を実感なさっていらっしゃるのでしょうか。。。。。?

電機製品は、お金を払えば、それ以上の費用負担は必要ありませんが、保険は「人生を卒業するまで」保険料を払い続けるのです。むやみに高い保険に入るわけにもいきません。

・医療保険に入る時の検討点は、「もらった人の意見を聞く」ことです。
そういう意味で、「給付」まで対応してくれる保険屋さんは頼りになることが多いようです。


3.すでに保険に入っている人はどうしたらいいのかよくわからない!

・これから保険に入る人ばかりだといいのですが、既に保険に入っている方がはどうすればいいのか不明。

医療制度の変更や医療技術の進歩に「保険・保障」が追い付かなくなっているのも実情です。
保険に入ったままで安心していると、陳腐化も進んでしまいます。
従って、時々は見直しも必要なのです。

・保険の見直しの方法は、

①入り直す・・・・ただし、「年齢が上がると、保険料が高くなる。」「病気だと入りづらい。」という課題もあります。
②特約を付け替える・・・・ただし、特約の付け替えが不自由なものもあります。


・医療技術の進歩は「手術」に顕著にみられます
5年ほど前までは、ほとんどの保険が「88種類の手術」をうたい文句にしていました。
最近では、手術は1,000種類もあると言われています。

「開頭」、「開胸」、「開腹」手術については、88種類で十分対応できるようですが、医療技術の進歩(たとえば内視鏡手術、日帰り手術)にキャッチアップできていないものもあるようです。

軽微な手術とはいえ、「保険に入っているのに保険の対象となっていない」とがっかりしないような工夫も必要です。

最近の医療保険は「医療保険制度(医科診療報酬点数表)」対応型となっているため(病院の領収証に対応)、こういう保障の基本的な部分のチェックも必要なのです


4.保険の効能は、「預金を減らさないこと」「余裕をもって治療に取り組めること」「免疫力を高めること」です。

従って、、「経済合理性」だけでは説明できないものなのです。

病気の時などの備えとして蓄えた「預金」でも、実際に使うとなると悔しいものです。しかも、いくらあれば足りるかもよくわかりません。

①「保険で安心を買っておく」と考えることも必要です。
金銭的な不安や悔しさを抱えたままでは、十分な治療も受けられません。

②「安心して治療」=「免疫力を高める」ということなのです。

『病は気から』というではないですか!

③「高額療養費」制度を使っても、費用負担は残る

・所得に依っては、月額数万円という相当額の自己負担は必要です。無料ではないのです。

・健康保険の利かない「治療」や「費用」もあります。
いわゆる「差額ベッド料金」などが典型的です。


5.保険に入るには収入の裏付けも必要です。予算はいかほどがいいのでしょうか。。。。?

保険の議論で足りないのは「保険料」の話です。
どんなにいい保険でも、保険料が払えなければ無意味です。

①収入が増えていく年代
②支出が増えていく年代
③収入が減っていく年代

人の一生の収支はいろいろです、保険は「強制的義務的貯蓄」と言われていますので、収入によって「保険料が払えない!」ということのないように、ライフステージに合わせた保険料の負担感を吟味することが実は一番大切なのです。

特に、保険料が「更新型」となっている部分には注意が必要です。気がついたら保険料が上がっていたということのないようなチェックも必要です。


6.「医療保険は病気を防ぐことはできないが、治療の応援団」です。

注意しなければいけないのは、「保険に入っていると病気が治る」的に説明する方が中にはいらっしゃることです。
医療保険は「安心して治療を受ける応援団」であるということを理解しておくことが大切です。


7.保険はテレビデオ型にしない。


「一つの保険で、いろいろな機能を持たせる」ような保険商品もありますが、保障には寿命もあれば効能も違います。
便利とか効率的というだけで保険を選ぶと、逆に不便な保険となってしまうことがあります。

テレビとビデオがドッキングした「テレビデオ」というのがありました。
たとえば、受取人が異なる「生命保険」と「医療保険」をセットにすると、「テレビデオ」状態になることがあります。
今回の「地デジ化」の流れの中で、テレビデオの使い勝手の悪さを痛感なさった方もいらっしゃるはずです。

   ・・・・・・・

私は、病気になり「医療保険のありがたみ」を知りました。
若い時に何も考えずに「とりあえず入っておこう」と入った保険が、病気治療の応援団になってくれました。
でも、見直しを怠ったために、いわゆる「出ない」部分もあったことを否定しません。

病歴・給付歴のある今、新しい保険にははいれないのです。。。。。
だから、お元気な皆さんに伝えておきたいのです。








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50歳からの保険の見直し (その1:熟年の生活変化と不安) [保険の話]

50歳くらいになると、ことさら保険のことが気になる人が増えてくるようです。

そんな話を書いてみましょう。

50歳(熟年)頃になると、人生とか生活に変化をじわじわと感じる年頃です。

たとえば、

1.減少するもの

①収入
②同居の家族
③養育費
④意欲
⑤体力


2.変わらないもの

①生活の基礎的コスト
ex.光熱費、税金等

②保険料
ただし、終身型の場合


3.増加するもの

①保険料
ただし、更新型の場合

②経済的な不安
③健康への不安
④独りの時間


思いつくだけでも、こんなことがあるようです。

働き方とか一日の過ごし方というのは大きくは変わりませんが、お金、特に「保険」というのは、
①人の話
②雑誌や新聞の記事
③テレビ等のコマーシャル

等の影響もあり、急に不安になってしまうものです。


世の中には、もっともらしくお話をなさるコンサルタントの方はいらっしゃいますが、

生命保険といいつつその実態は医療保険の話であるようです。
②すべての保険に入り、すべての保険の給付を受けた方はいません。
③医療技術の発達、医療制度の変化もあり、保険商品の陳腐化のスピードは速い。
④「すでに保険に入っている人」、「全然入ってない人」がいるにもかかわらず、説明の区別がよくわからない。

というような点もあり、特にわかりにくくしているようです。

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50歳からの保険の見直し (その2:受取人は誰なのか) [保険の話]

保険を考えるにあったては、

保障内容
②「受取人は誰なのか?」

ということを併せ考えてみるとその必要性がよりよくわかってきます。

ちなみに
Ⅰ.生命保険はご遺族
Ⅱ.損害保険は被害者
Ⅲ.医療保険(含:がん保険)はご自分

が受取人ということが言えます。

若い頃は、
もし万一不測の事態になったら、家族のために!」ということで、「生命保険」に目が行きがちでした。

もっと言えば、そういう雰囲気のなかで「とりあえず、保険に入っておこう!」という意識が強く働きます。

「まさかの時のために」といいつつ、「とりあえず」だった方も多いはずです。



お子様が成長され、就職して自活されるようになると
「家族のため」というニーズは薄れてきます。
ただし、「保険をやめたそばから、もし必要になったらどうしよう?」という不安が持ち上がってきます。

でも、ご心配することなかれ、ご家族(=ご遺族)は、すでに自活されていますから。。。。。
しいて言えば、「奥様のことが気がかりで。。。。」という愛情が頭の中をよぎります。

その時は
①「パートに出ていただくもよし」
②「少しは貯まった預金を取り崩すもよし」
③そうこうしているうちに「年金の受給時期」がやってきます。

どうしてもご不安な方は、「年金受給時期」を終期とした生命保険にお入りになっておけばよいことです。


少しだけ生命保険をお残しになり「これが葬式代」と笑って話される方も数多くいらっしゃいますが、
ご預金があれば、わざわざ生命保険に頼ることも必要ありません

そんなに派手なお葬式をしなければ済むことです。

使途自由な「定期預金」のほうが使い勝手がいいものです。


あえて言えば、
相続税支払いのためにキャッシュが必要
資産を特定家族に残したい(名宛して残す)
という方には、生命保険はお薦めです。


熟年になった皆様に、保険についてのメッセージを贈るとしたら、

①子育てが終わったら生命保険(死亡保険)は不要

②「とりあえず」から「生活・人生の応援団」(コスト)へ

ということでしょうか。。。。。。


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