銀行を舞台にしたテレビドラマ「半沢直樹」(TBS)が絶好調のようですね。
確かに食い入るように見てしまいます。

前回で大阪シリーズが終わって、次回からは東京を舞台に話が展開するようです。
それはそれで楽しみですが。。。。。





フィクションですからムキになるのも変ですが、現場の話を少し。。。。




1.倒産した貸出先は、回収チームが担当する。

あれだけの金額になれば「回収部隊」の担当になるはずです。
あのようにかっこよく回収できるものでもありません。


2.「破産」申立てをすると、弁護士が交渉相手です。

普通は、破産申し立てをすると、債権者への配当に向けて総財産を弁護士が把握・管理するはずです。


3.「破産申立人」は普通は静かにしています。

飲み屋で派手に飲んだりはしません。
少なくともほとぼりが冷めるまでは静かにしていないと。。。。。


4.倒産先関係者への融資は難しい。

壇蜜扮する女性のネイルサロンへの融資というのは、たぶん門前払いの可能性があります。


5.倒産が出ると「支店長」「副支店長」も「倒産を出した貸出担当者」になってしまいます。

ドラマのように融資課長と敵対関係になる暇などありません。

※「裁量臨店」にしてもそうです。支店長の判断(裁量)がチェックされるのです。


6.おそらくああいう異動はないでしょう。

支店長を告発するのをやめる交換条件として、融資課のスタッフが大挙、希望先に異動するなんてことはないでしょう。



ただ、銀行という大きな組織の中の人の気持ちは「そういうことだったのか!」とふと考えさせられてしまいました。
あんな風に考え行動する人は、私の知る限りではいないとは思いますが。。。。






でも、なんだかおもしろい番組です。引き込まれてしまいます。
ただ、違和感が増えてくるとそのうち見なくなってしまうかも。。。。。