月が変わりました 今年もあと1か月を切りました

先月(2010年11月)、日経新聞の朝刊の「私の履歴書」の主役は、三菱重工業相談役の西岡 喬 氏でした
僭越ですが、感銘の連続でした

モノづくり企業の神髄を聞かせていただいたような気がします
特に、11月29日(月)の「努力の歩みが信頼に(勤勉さを阻む風潮に危機感)」と言う記事は、とりわけ強く印象に残っています

社会に出てからの自分の歩みを振り返って言えることは、私は日本人の良い特質を持った先輩、仲間、後輩たちに支えられ、任務をまっとうしてきたという事実だ。みんな優秀で、勤勉かつ協調性がある。こうした人たちがわが国の製造業を担ってきた。

が、それらの日本人の長所を阻む風潮がある。まず、世論受けを狙った意見がもてはやされる傾向だ。」

次に、実務に携わっていない人たちの批評が幅をきかせていること。実務の当事者が一番、改善や改良の仕方を知っている。無意味な批判は彼らのやる気を失わせ、スピードも落としている。

輸出より内需拡大に力を注ぐべきとする考え方は心配だ。日本は欧米以上に物が充足している現実を見ていないのではないのか。日本は資源を輸入せざるを得ない。資源を手に入れるには輸出で稼がなければならない。

日本を成長させるのは輸出であることを忘れるべきではない。

日本人の勤勉さにもっと目を向けるべきだ。この国を何によって発展させるのか、針路を若い人たちにはっきりと示すことが重要だ。

などなどなど。。。。。

お読みじゃなかった方は、ぜひ、ご一読ください

経済っぽい話をなさる方々は、おそらく日本経済新聞を読んでいらっしゃるのでしょうから、卓越した企業経営者のお声に素直に共鳴した意見を提供していただきたいものです