新入社員を迎え、新人研修をなさっていらっしゃる企業も多いのではないかと思います。
おそらく、ビジネスマナーなどというカリキュラムもあるのではないでしょうか。

あるいは、皆さんの会社には、いろんな企業の営業マンがやってきますね。
自社にも営業マンがいらっしゃいますね。
仕事の話ばかりでは退屈なので、その営業マンの身なりとかをチェックしてみると面白いことがわかります。
たとえば出入りの銀行員をご覧になって下さい。


チェックのポイントは

1.ヘアースタイルを良くみてください・・・・パンチパーマとか茶髪はいません。
①銀行員で「茶髪」とか「パンチパーマ」は勇気がいることです。
②ある意味「清水の舞台から飛び降りる」ようなものです。
③こういう担当者の場合は、ときどきは、銀行を訪問されたり、上司ともお会いになってお話をしてください。
④理由は、「大胆なことができる」タイプということです。
⑤やはり、こざっぱりしているというのが基本です。

2.Yシャツは地味です。
①胸元にブランドマークが入っていたり、腕にネームの刺繍があるのは仕立てたYシャツです。
②「仕立て=もらい物」という連想が働きます。
③銀行では、お取引先から金品をもらうことは禁じられています。
④かつては、中元・歳暮・餞別といった習慣には寛大でしたが、今は受取厳禁です。
⑤「もらい物」と見まがうようなYシャツは着ない。 というのができる行員です。

3.ネクタイのネック(Vゾーン)は小さな三角形。
①お金を扱っていると、キリリとネクタイを締めるのが癖になります。
②1円にもうるさいのが銀行員です。

4.カフスボタンは、よほど偉くないとしません。
①銀行員はデスクワークが多いので、カフスは邪魔です。
②接待とかが中心の人はカフスも必要なのでしょうが、銀行員は接待は不得手です。
※接待を受けたからと言って融資に手心を加えることはありません。

5.クリップタイプのタイピンをしています。
①お金を数えたり、書類を作るのにネクタイが邪魔になることもあります。
②ただし、いわゆる「光り物」の目立つ銀行員には警戒してください。
※「お金を扱う」ということは、目立たないように動くということが必要です。

6.靴はウオーキングシューズがベター。
①ぴかぴかの皮底の靴は現場では履きません。
②重要書類やお金や手形・小切手を持ち歩いているので早足で歩く必要があります。
③油のこぼれた工場などを見学することもよくあります。
④車の運転には、皮底の靴は不向きです。
⑤雨の日は、皮底の靴は滑ります。
⑥鋭い方(お客様)は、銀行員の靴底の減り方までチェックされます。
※よく歩く人の靴底はよくすり減っているという意味です。

7.ローレックスなどの高級時計は控えています。
①皆様から頂くお利息で給料をもらっています。
②派手な時計は目に付きます。
③今は昔、銀行員が犯罪に巻き込まれるとき「オメガの時計」をもらったという新聞記事がよくでていました。

8.身体から離れにくいバッグです。
①まさしく「集金かばん」です。
②「手首を通す」あるいは「握る」というのが原則です。
③トイレに行くときですら、カバンは手から離しません。
最近の方は、トイレの床にカバンを置くようなことも平気なようですが。。。。。
※業務用のバックはすべて会社貸与です。個人の好みでバックを持つことはありません。

9.手帳は必需品です。
①お客様の「ご要望は待ったなし」のことが多いので、メモするのが基本です。
※手帳に書きながら「頭」に書き込んでもいるのです。

10.ポケットに手を入れる暇はありません。
①お客様の知恵や工夫や汗の結晶である大切なお金をお預かりしている以上、ポケットに手を入れた「上から目線」は禁物です。
②時折は「慇懃無礼」なことがあっても「横柄」なのは銀行員の勘違いです。基本は「経営のパートナー」です。
③ストレートな発言をする銀行員を大切にしましょう。もって回った言い方や後でごまかす銀行員は信頼できません(俗に「逃げる」と言います)。

「ふぅー」と溜息が出てしまいそうな職業です。
しかし、これぐらいストイックなことが、信用を勝ち取る秘訣です。
お客様から「うさんくさい」と思われたら銀行員不向きです。

しいて言えば、
「(孫)娘の婿に」と思われるのは最大級の賛辞かも知れません。