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まんじゅう理論 (せいてはことを仕損じるような話) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

唐突ですが、おまんじゅうを早くいっぱい食べるにはどうしたらいいでしょうか?

こんなゲームをしたことはありませんか?
私は若いころ、社内の親睦会の幹事に選ばれたことがあって、親睦会のときにこんなゲームをやったのです。
「各課対抗まんじゅう早食い競争」といいます。

大阪に「赤飯まんじゅう」というのがあるのですが、この饅頭を10分間で何個食べられるかというチーム対抗戦です。
ルールを説明しましょう。
①各チームは5人参加します(一人でもいいですね)。
②持ち時間は10分(会の進行上、何分でもいいのですが)。
③缶入りコーラも用意しておきます(饅頭だけならのどにつかえてしまいますから)。
④饅頭1個食べたら1点、コーラ一缶飲み干したら0.5点です。
⑤食べるのは誰でもかまいません。 一人の持ち時間も自由です。 とにかく10分間を5人で競って下さい。

ルールはわかりましたね。
一人の記録を競う個人戦でも、5人の記録を争う団体戦でもいいですよ。
では、やってみましょう。

優勝者は誰でしょう?
大柄のAさんかな? やせの大食いのBさんでしょうか? グルメのC子さんでしょうか。。。。?

意外なことに、大口で掻き込んだAさんは、早くもコーラを飲んでいます。
喉の奥に閊えて(つかえて)おなかの中に入っていかないようです。
一番、たくさん食べたのは、小さくちぎりながら食べていたD子さんでした。

みなさんも一度試してみてください。
大きく飲み込もうとしたら意外にも食べられないものです。
小さくちぎったほうが量は確実に多くなるのです。

野球でもそうです。
ホームランは魅力的でわくわくしますが 気まぐれな一発にかけるよりは、
ヒットが続くほうが得点は確実です。
よく「ヒットの延長線がホームラン」とも言われます。
着実なヒットを打つことことが、あるいはヒットが打てることが強さの秘訣のようです。

夏休みの宿題もそうでした。
毎日少しづつこつこつとやっていないと、夏休みの終盤になってから、子供の癖に徹夜です。

仕事でもそうかもしれません。
一定の日を定めて(いわゆる〆日)何かをすると、その日に仕事は集中し、担当者は休みも取れません。
毎日のルーティンワークにしておいたら、意外にも負担は軽減します。
また、翌日に持ち越しても負担は少ないです。
そればかりか、日々の仕事量が減る(平準化される)ので、新人とかの仕事修得の場にもなります。

ビジネスでも、大商いばかりを狙うのではなく、コツコツと安定的に売上を上げられる商品・製品を持つことが堅実経営の秘訣です。
安定商品に見守られながら、新商品を生み出していくことがビジネスを将来へつないでいくのではないかと思います。


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