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「西武百貨店のストライキ」のはてな? [無駄の効用かやっぱり無駄か]

そごう・西武の売却をめぐって、雇用などへの懸念から反発している労働組合は、31日、ストライキを実施し、西武池袋本店の全館で営業を取りやめます
(23.8.30 ITmediaビジネス)

ずいぶん西武百貨店に行っていません。
池袋店はもとより、渋谷店も。
西武だけでなく伊勢丹にも三越にも東急にも。
行かないから困るということもありません。

そんな中でのストライキ。
おそらく地元の方でも「困る」という人は少ないのではないでしょうか?

「売却後の雇用について明言されず、ここまでもつれた」
(23.8.30 ITmediaビジネス)
「例えば三越伊勢丹に売却するのであれば、労働組合側も意見しないでしょう。ですが、ヨドバシに売却するとなると話は変わってきます」
(23.8.30 ITmediaビジネス)
「もちろん売却後のことを考えるのは買収側でセブンは口出しできません」
(23.8.30 ITmediaビジネス)

「ストライキは労働者の権利」なのかもしれませんが、業績が悪化している企業でストライキをする効果はどんなことがあるのでしょうか?
経営側(資本側)にしてみれば「売却」が無理なら「会社更生」でもせざるを得ないという選択肢も残っています。

「雇用の確保」が目的のストライキだとしても具体的には何を求めていらっしゃるのでしょうか?
①(売却後も)今まで通り働けること
②(売却後も)今まで通りの報酬が維持できること
③売却に合わせ「転職」の道を考えてくれること
等でしょうか?

来店客数や業績の変化(低迷)は従業員の皆さんもわかっていたはずです。
まして「この状況下でストライキをする労働者は要らない」と転職にも足元を見られてしまいます

気の利いた人はすでにやめて転職していらっしゃるでしょう。

「労働者の権利」と言うにはあまりにも「重い」行動に見えてしまいます。
「東京の百貨店」も「地方都市の百貨店」と同じ運命をたどる日が来たということ。
社会構造、消費構造の変化は「労働者の権利」ということにさえ構造変化をもたらしているのです。




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「一律給付金」よりも「生活保護」の見直し [少し政治的な話を。。。。]


私が見る「X」(旧ツイッター)の「おすすめ」にも最近は変化が起きているようです。
「一律給付金を配れ」という投稿がずいぶん減りました。

先日、久しぶりに見ました。
「一律給付金で経済を回そう」
という投稿。


コロナ禍で「給付金」⇒「消費」⇒「経済が回る」という発想が強かったことがあるようですが、
①そもそも税金をバラまいて消費をしてもお金が無くなればそこで終わり
②(失礼ながら)貧しい人がもらった給付金を「経済が回る」という理由で使っても生活は豊かにならない(おそらく無駄遣いが増えるだけ)
③「給付金を配れ」論者の方は
・経済を回すためなのか?
・自分の生活が苦しいのか?
がよくわかりません。
「給付金」がなくても豊かに生活を送っている人もたくさんいます(いわゆる格差と呼ぶ人もいるのかもしれませんが。。。)

ここで考えなければいけないのは「貧困の程度」の問題。
(失礼ながら)「貧困者」には「生活保護」という制度があります。
しかし政党もマスコミも「生活保護」制度を見直そうという話は出てきません。

生活困窮者の中には
A:「超高齢」あるいは「重病」などで所得がない方
B:「子どもが多く生活が苦しい」と言った一時的な生活困窮者
もいらっしゃいます。

こういう方々の「生活支援策」として選択肢が一つしかないというのもいかがなものでしょう。
また「東京などの大都市に住んでいたら住宅を売ればお金ができてしまうが次に住むところの資金負担が大変」ということもあります。


今のままの「生活保護」制度でいいのか?
という議論がありません。

バラマキよりもルール化された生活支援の方がわかりやすいのではないでしょうか?
もちろん「マイナンバーカード」とセットです。


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「内閣支持率」などの電話調査のはてな? [無駄の効用かやっぱり無駄か]

最近では「心当たりのない電話」には長話はしないということが一般化しました。
特に私の場合は。

例えば
①新聞社などのマスコミを語る調査の電話
②大手企業の代理店を名乗る電話
などが特徴的です。


そんな中で行われる「内閣支持率の電話調査」。
どれほどの重みがあるのでしょう。
サンプル数も少ないしもはや傾向値を見るというレベルではない感じもします。





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「高齢者は後回し」でもいいこと〜 マイナ保険証 [みんなうすうす気づいている]

岸田内閣の支持率を見ていると「マイナンバーカード」「マイナ保険証」問題も色濃く反映しているようです。
「マイナ保険証」の不支持世代を見ると「中高年」の方が多いとか。。。
おそらく「今のままで困らない」「スマホなどのデジタル操作に慣れていない」という現実的な問題がそうさせることもあるのでしょう。
この方々には「お子さん」「お孫さん」もいらっしゃるはずなのに「将来ビジョン」はないのでしょうか?

特に「マイナ保険証」については
高齢者増社会
人手不足または人材離れ社会
という社会構造に向き合いながら、

健康保険制度の制度疲労
〜特に「協会けんぽ」に不備が多いという現実
医療現場の制度疲労
健康管理のデーターベース化

などを考えれば「マイナ保険証」制度は避けて通れないし、私自身も
「病歴」「治療歴」を持ってほしい
「健康診断情報」を持ってほしい
●これ以上健康保険料の値上げは避けたい
健康保険の恩恵は享受したい
という強い思いがあります。

そう考えると、
健康保険証のデジタル化(データベース化)は進めるべき
②健康保険(医療保険制度)は「国民健康保険」として一本化すべき
③使い勝手が悪いという「中高齢者」は後回しでいい
・そのために「資格確認書」がある
・「紙の保険証」の不正利用も無視できない
・高齢者の中にも「マイナ保険証」は便利という方もいる
④あまり病院にかからない若い方ほど将来のことを考えていただきたい

過疎地に行くと、いわば、
「石を投げれば高齢者と介護者と公務員に当たる」
ような状況です。
今の人口構成から考えればこういう状況はしばらく続くでしょう。
さらに言えば「大都会もそういう状況になる」ことも想定されます。

インバウンド対応として「観光税」などと言う提案もあるようですが、もう少し料金を上げて「マイナ保険証」持参者には「大きく割引く」という制度ができてもおかしくないでしょう。


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「友人との距離感」 [みんなうすうす気づいている]


「年を取ったな」と思うことの一つに「友人つき合い」が面倒くさくなったということがあります。

私のように
・策は飲まない
・ゴルフはしない
・グルメでもない
・特に自慢するほどの趣味もない
・特に情報がなくても困らない
・葬儀にも行かない
という者には「友人との距離感をどうしたらいいのか?」と考えることもよくあります。


コロナで外出が制限された頃、学生さんへのインタビューを見ていると「友達と会えない」ということがあったようです。
「勉強ができない」という言葉が返ってこなかったのは不思議でした。


友人は意外なところでできるものです。
特に「仕事で信頼される」と多くの方が友人のように見えてきます

私の場合は学校時代よりも就職してからの方がはるかにたくさん友人もできました。
結婚式には
●学校時代の友人
●職場の友人
●仕事を通じてできた友人
等々いろいろ呼びましたが。。。。。


今は「この距離をどうしたものか?」「まぁ友人づきあいも気ままな自然体でいいか」などと考えている今日この頃です。

「友人がいなくても生きてはいけるし」というのも実情です。

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「夏休みの宿題」は「先にやる派」「後でする派」 [仕事についてのエトセトラ]


夏休みの宿題・・・・
夏休みの終わりになって「徹夜仕事で片付けた」あるいは「始業式後に持って行く」というご経験をなさった方も中にはおありなのではないでしょうか?
毎年のことなのになぜが「長い休みなのだから明日でいいや」病に嵌ってしまうこともあったりするもんです。
大学時代のレポートしかり。
「早くできる」人がうらやましかったりするものです。

採用の面接のときに聞いてみたことがあります。
やはり「ギリギリ派」がとても多いようです。

仕事には「創造的な」能力が求められることも多いのですが、「テキパキやる」能力が必要なことも多いのです。
いわゆる「仕事を溜める」というタイプはなかなか仕事が片付きません
そうこうするうちに「新しい仕事が舞い込んでくる」ものです。
そして「あれはどうなった」が起きてしまうのです。

この沼にはまるとなかなか抜け出せません。
「拙速でもいいい」と言われても「稚拙な仕事ぶりを許せないプライド」もあります。

こういう人への対処法は「配置転換」「人事異動」です。
「余人に代えがたい」という理由とセットなのがベターでしょう。

とにもかくにも
どこかで「線を引いてあげる」
②異動時の引継ぎ事項に「仕事を溜めるタイプ」と必ず明記しておく
ことが必要です。

あなたの職場の「お荷物」あるいは「悩めるタイプ」にはこういう人が多いのも現実です。

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いまだにわからない「ペットボトル」の捨て方 [どう受け止めたらいいのか]


ゴミの捨て方というのはとても難しいものがあります。

「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」と言ったところで地域によって「燃える」の定義も違うようです。
東京23区では「燃えるゴミ」の範囲はとても広いのが特徴的です。


よくわからないのがペットボトル

・蓋(ふた)
・ラベル
・本体
は別々に捨てるものなのか?
委細構わずに捨てていいものなのか?
ということ。


特にペットボトルの場合は「自宅で捨てるよりも他地域で捨てることが多い」という特徴があります。
ゴミ箱に明示してあるものはとても少ないようです。
高速道路のSAなどでは「蓋(ふた)」だけ別と言うところもあるようです。

ペットボトルが再生使用されているのなら「再生コスト」の削減には協力することはやぶさかではないのですが。。。。

まぁ、各自治体も「こういうゴミはこういう最終処理をする」という理屈をもう少し説明していただいたら「捨て方」も変わってくるのではないでしょうか。


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「災害」その後 [仕事についてのエトセトラ]


「天災は忘れた頃にやってくる」

なんでも物理学者の寺田寅彦氏の警句のようです。

今年の夏(6~8月)は日本各地で線状降水帯の被害が報じられました。
私が一番印象に残ったのは「山を背にした民家」が土砂崩れで押しつぶされる光景です。
急な斜面に植えられた針葉樹(おそらく杉)とともに流れ落ちる土砂で民家が押しつぶされた状況です。
おそらく何人かの住人の皆さんが帰らぬ人となられたはずです。


しかしこういった光景は数年前からよく見た光景と被ってしまいます。
高齢者がお住まいの住宅を「引っ越せば」というのは簡単ですが、長年生活した住居を捨てて引っ越すのも難しいこともあります。
特に高齢者となればなおさらです。

ただ、「線状降水帯」の予報はテレビを見ていても早くから出されていることが多いようです。
なぜ早くから避難されなかったのか?」と言う思いが浮かんでしまいます。


そんな被災地の今はどうなっているのでしょう。
テレビも災害に見舞われている時は熱心に取り上げているのですが、少し経つと「その後」の報道はあまり見かけません。
「現地だけの問題」と言ってしまえばそれまでですが、似たような地理・地形があるのが日本です。
きっと参考になるはずです。


企業での不祥事や事件あるいはトラブルも然り。
ことが起きた時は騒ぎになっても「時が経ち」「人が入れ替わる」と言ったこともあるせいか記憶から抜け落ちてきます。

嫌な記憶は早く消したいものですが、「立ち直り」の姿も見たいものです。




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「カタカナ語」の方がわかりやすいこともある [仕事についてのエトセトラ]


最近の会話の中には「カタカナ語」が混じることが増えてきました。

しかし「これをよしとしない」あるいは「わかりにくい」とおっしゃる方もいらっしゃるのも事実です。
特に経営用語や経済用語には意味がよくわからない「カタカナ語」も増えてきました。
お叱りを頂くのよくわかります。

私がよく使うのは
●フレキシブル
●ファンダメンタルズ
たまに
●センチメント
でしょうか?

上から順に
●柔軟あるいは融通
〜「社長融通をきかせてください」というよりは「前向きで穏やかな言い回し」の感じがしませんか?
●経済の基礎的条件
〜経営の基礎的条件とか経営環境という意味でよく使います
●感情とか心理状態
〜市場(マーケット)のお仕事をなさっている方ならおわかりですね
という意味でしょうか。


企業の経営者ともなればそれなりに「以心伝心」も必要ですし、またボキャブラリを増やすことを好まれる方も多いようです。
そういう意味では比較的定着しているカタカナ語の効用とというのもあるのではないでしょうか?


ただ、私は、
①難しい用語は必ずわかりやすい日本語にひも解いて説明する
②「ルサンチマン」(憤り、憎悪)「デジャブ」(既視感)などと言う高尚な言葉は使いません(どうも身体になじみません)

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「おもてなし」と言っているようでは。。。 [裏づけのない経営学]


東京オリンピック招致の時から急に表舞台に出てきてしまった「おもてなし」という言葉。
企業経営に「おもてなし」などと言っているようでは企業は進歩しないでしょう。

理由はというと

1.「おもてなし」は企業経営(本来のお仕事)とセットだからです

これが目的化することの方が不思議です。


2.「おもてなし」の評価は他者(お客)様が結果として行うものです

ということ。

日本の企業の風景の中で「おもてなし」などと前面に出す企業があったとしたら「本業で勝負しなよ」と言ってあげたくなります。


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巨人ファンを辞めたらプロ野球が面白くなった [小さな親切、余計なお世話]

私は子供時から大の巨人ファンでした。
王選手が打席に入ると「祈るような気持ち」でホームラン催促の応援をしていました。

しかし原監督になってからというものどうも熱が入りません。
選手がというよりも原監督が嫌いなのです。
ここ数年東京ドームに行くこともなくなりました。

そこで決めたのが「巨人ファンを辞める」ということ。
特に生活に支障があるわけでもありません。


その代わり
●日本ハム
●中日
●ヤクルト
●ロッテ
●阪神
の試合を中心に順に応援することにしました。

特に日本ハム、中日が面白いのは、
●若い選手の台頭が著しい
〜日本ハム:清宮、万波、野村等々ベテラン選手の席を奪ってしまいました
●日々の進歩が伝わってくる
という特徴があります。

今は、地上波だけでなくBSやCS放送も充実しています。
巨人戦以外の試合も気軽に見ることができるようになりました。

巨人戦以外の試合中継には解説陣の妙も伝わってくるようです。

巨人ファンを辞めたらなんだか肩の荷が下りたような気になってきました。



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「個人消費」という勘違い [どう受け止めたらいいのか]

その昔「給付金で経済を回す」と言っていた人がいました。

どの程度の給付金なら経済が回るのでしょう。
客の来ないラーメン屋さんや居酒屋さんに行く程度で経済は回るのでしょうか?


ところで多くのエコノミスト(もどき)がよく使う「個人消費」という言葉。。。それなりに誤解もあるようです。

例えば、

1.「家計調査」意味を知っていますか?

毎月総務庁から発表される「家計調査」。
これはサンプル約8000のアンケート調査です。
ポイントは「世帯」の「消費額」です。

みなさんのお宅でお子さんまで含めた「世帯」の消費額は把握できますか?

エコノミストさんの話を聞いていると「名目」とか「実質」などと言う専門用語が飛び交いますが、それは物価変動を含むか含ま内科の話です。

それよりも、「消費構造の変化」をもっと把握しなければいけません。
例えば
・今まで1万円のYシャツを着ていた人でも5千円のYシャツで十分と考える人が増えているかもしれません。
・ユニクロの出現(一般化)で良質の衣料品の価格が大幅に下がっている(価格の安いものを買う)かもしれません
これらは物価変動とは異なります。
品質の向上による標準価格の変化です。

蛇足ですがこの家計調査が面白いのは、
「どこでお金を使った」ではなく「誰がお金を使った」かということです。
東京の人が北海道に行ってソフトクリームを食べてもその消費額は東京の人の消費になると言うことです。
ご商売をなさる方はそこをよく踏まえていらっしゃるかどうかでも成否が決まります。


2.個人消費のように見える「企業消費」

例えばデパートのお菓子売り場に行ってみてください。
なんと「領収証を下さい」という人が多いことか。
家計簿をつけるだけならレシートで十分です。
「領収証」という人たちの多くは「企業の経費」で落とす人たちなのです。
レジに並ぶ(お金を払う)人は一人の個人でも「財布は企業のもの」なのです。
当然のことながら「家計調査」には載ってきません。
これは自動車の購入などにも顕著に現れます。
いわゆる「社有車」です。
今はリースも増えましたからなかなか分かりにくいものがあります。

ですから「消費」という時には
●チェーンストア(スーパー)の販売統計
●百貨店の売上統計
●自動車の販売統計
なども合わせ見ていかなければいけません。

かつてのエコノミストの方々は当然のように分析していたのですが、最近のエコノミスト(もどき)の皆さんがこういう消費構造をどこまでご存じかよくわからいません。


3.「消費の質」が変わってきた

例えばお米の消費が典型です。
販売統計を見てもわからないことは
・パン食が増えた
・高齢化社会は「量消費」が減る
ということ。

コーヒーもそうです。
コンビニの店頭でおいしいコーヒーが飲めるようになりました。
わざわざ喫茶店の高いコーヒーを飲む人も減ったのではないでしょうか?

これも蛇足ですが「コーヒー」と一口で言っても
「インスタントのコーヒー」や「コーヒー豆」と「カフェやレストランで飲むコーヒー」はカテゴリーが違います。
後者は「外食費」です。


4.「国家公務員倫理法」「国家公務員倫理規程」という構造変化

21世紀初頭、消費構造に大きな変化がありました。
それは「国家公務員倫理法」(2000年4月1日施行)「国家公務員倫理規程」(2000年4月1日)の施行です。

これらは平たく言えば「接待」「贈答」の制限です。
「国家公務員」と名前がついていますが実態的には多くの企業の「接待」「贈答」ルールに大きな影響を及ぼしました。

いわば「企業消費」革命です。

その結果として
①お茶
②海苔
③梅干し
と言った贈答や手土産の定番商品の販売には大きな変化がありました。

付随的には「料亭」の利活用も大きく変わったはずです。

あれから20数年。
こういう企業消費のルールも見逃せません。
おそらく「外商」という言葉も一般的ではなくなったかもしれません。
デパートの訪問販売部門(いわば御用聞き)のことです。



かくかくしかじか「消費構造の分析」もなく消費を語る人がなんと多いことかと閉口してしまう次第です。







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ツイッター(X)は災害時には使えない [みんなうすうす気づいている]


スマホを持っている人なら気軽に使えるアプリの一つツイッター(X)があります。

もともとは「つぶやき」という意味なのでしょうが、現実は投稿者の「ポジショントーク」が増えてきました。


この度の台風7号による被害(被災地)の状況もツイッターでは相応に流れていました。
しかしそこにあるのは、
①当事者の投稿ではない
②公式投稿でもない
ものが多数みられました。

つまり「憶測」や「伝聞」のオンパレードです。
しかも刻々と変化する状況に時系列も追いついていません

確かに当事者の皆さんなら
①避難するのがやっと
②行政も災害対応するので精一杯
③ツイッターで知らせなくても当事者の連絡網はある
④高齢者の多い地域ではスマホとかツイッターよりもやはり「電話」がメインでしょう

文明の利器のように思われていたツイッターですがそれが生活の障害になることもありそうです。
今のままでは「ツイッターは災害時には使えない」ということ。


ところで今回の災害は
①台風7号によるものだったのか?
②線状降水帯によるものなのか?
はっきりしません。
「線状降水帯」は台風7号に付随するものというのは簡単ですが、川の氾濫ぶりなどを見ると「線状降水帯」に起因するのもが多かったようです。

線状降水帯」と言えば早くから天気予報で警鐘を鳴らしていました。
そうであるならば
①早め(明るいうち)の避難
②ダムの小出し放流
なども想定できたはず。


NHKの報道も偏っていました。
まるで「ここは大災害になるぞ」と狙いうちしたかのようです。
しかも県庁所在地(支局があるところ)から近いところの取り上げが目立ちました。

大きな災害がある都度学習しなければ。。。。









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部下に同じ能力を求めるのは難しい⇒せめて「仕組み」を [仕事についてのエトセトラ]


最近つくづく思うのは「人により仕事には濃淡がある」ということ。

・とことんやる人
・「これぐらいは」と思う人
・無頓着な人

掃除をするにしても「きれいさ加減」は違います。
「それは床の模様でしょう」などと思い込んでいる人もいます。

そこまで踏まえれば必要なのは「仕組み」と「基準」
「こういう仕組みでやっている」ということが腹に入らない人はおそらく伸びないまたは意図した仕事はできないでしょう。

能力差は否定できないとしても「仕組み」くらいは理解してもらわないといけません。
そのためには「仕組み」を明確にし徹底することです。

さらには「基準」(例えばレベル感、費やす時間やコスト等)が不明確なままではいつまでも仕事は終わりません。

そして「人事考課」「賞与考課」のフィードバックの時にその達成度やレベル感を伝えることも忘れないようにすることです。
意外にも「これでいいと思っていた」という人は多いものです。




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「ドローン」はどこまで有効なのか? [どう受け止めたらいいのか]


「線状降水帯」による被害が相次いでいます。
●被害現場の光景
●「すでに川があふれているかもしれない」というニュース
を見聞きするたびに思うのは「ドローン」は使えないのか?ということ。

ドローンで物流や運搬を考えているなどと言った構想もあったはずですが、お天気を選ぶのなら「使いづらい」という課題もありそうです。

そういう議論や研究は進んでいるのでしょうか?


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急に「倒産」する企業はない [裏づけのない経営学]


「倒産が増えた」というニュースが取り上げられる京子のごろですが、「どんな企業」が「なぜ倒産」しているのでしょうか?
「コロナ倒産」「コロナの影響」というのは簡単ですが、それなら「少し少ない」印象です。


「夜逃げ」「突然の閉店」などを見ていると多くの皆さんは「急な倒産」のように見えてしまいますが、私の知る限りでは「急な倒産」に出会ったことはありません。

「やはり」というのが一般的です。
「まさか」ということはまずありません。


もし日本の景気が悪く、コロナや円安が企業経営を直撃しているのならもっと倒産が増えているはずです

月に1000件を超えたら多いかな
月に1500件を超えたら多い
というような基準をもって「倒産動向」を見れば企業経営あるいは日本の景気の状況が見えてきます。

今なら許されます。
「もう少し倒産が増えてもいい」
というのが私の本音です。




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成功の秘訣15か条 (再) [裏づけのない経営学]


前回は「成功した経営者に必要なもの3つ」の話をしました。

「それだけじゃないだろう」と言われたら「実は15+1あるんですよ」と答えることにしています。
それがこの「成功の秘訣15か条」です。

成功した方に共通すること (+健康

① 『情熱家』であること  (一生懸命・一所懸命)
② 『こだわり』を持っていること 
  (目標は明確なれど方法論は柔軟)
③ 『せっかち』 であること (クイックレスポンス・素早い対応)

④ 『マーケットの向こう側から見る』 こと  (現場主義)
⑤ 『負けず嫌い』 であること (なにくそ)
⑥ 『教育の大切さ』 を知っていること (人材の育成)

⑦ 『自らがやる』 こと  (率先垂範・まめ)
⑧ 『細かい』 こと  (緻密)
⑨ 『くどい』 こと  (凡事徹底)

⑩ 『声が大きくおしゃべり』 なこと (やかましい)
⑪ 『ケチ』 であること  (数字に明るい・節約)
⑫ 『工夫屋』 であること (創意)

⑬ 『貪欲』 であること (根気強い・粘り強い・チャレンジ精神)
⑭ 『好奇心』 旺盛であること (高い関心)
⑮ 『ストイック』 であること (精進・禁欲的・自らに厳しい)

成功することはたいへん
成功を持続することはもっとたいへん
成功にはゴールはない                (紅)

あなたの身近な人(特に失敗した人、成功しない人)を思い浮かべるとわかりやすくなります。



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「細かく」て「くどく」て「せっかち」 [裏づけのない経営学]


企業経営者の方とお話しする時には「成功した企業経営者に必要なものは何ですか?」と聞くことにしています。

多くの方が「聞かれたこともない」話なので、まず戸惑われます。

その時私はすかさず、
細かい
くどい
せっかち
は最低限必要ですよとお答えすることにしています。

この三つは当世風に言えば「嫌われる」言葉の代表的なものです。
そこで、この三つの言葉を日本語に訳してください。
とさらにわけのわからない言葉で質問を続けます。

「それ日本語じゃない」とおっしゃる方は素人、
優秀な経営者の方は深読みをなさり「う〜ん」と黙ってしまわれます。

そこで私が「美しい日本語に置き換えてみてください」と。。。
そこでも「なんだろう」止まりです。

ここからが本題です。
細かい⇒緻密
くどい⇒(凡事)徹底
せっかち⇒クイックレスポンス
と答えを言うと。。。。。多くの方が「なるほど」と。


これがわかる方はかなりいらっしゃいます。
「それだけじゃないだろう」とご指摘なさる方もかなりいらっしゃいますが、
本当はね 15個あるんですよ」と言うとおおかたおっしゃりたいことが入っているから不思議です。



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「受益者負担」を考える時 [どう受け止めたらいいのか]


商売というのは「受益者負担」の典型です。
購入意思があり、お金を払った人だけが手に入れることができるものです。

最近のツイッターやヤフコメでよく見かける
●高齢医者の医療費
●高齢者の年金
●図書館の利用
●高齢者向けの無料・優待サービス
等は「現役世代の負担」にほかならないというご意見。

確かに形式的にはそう見える節もあります。
それならば「道路は?」「街並みの整備は?」
誰のお金ですか?
という問いも成り立ちます。

「それは税金です」
と答える人がいたとしたら、
「その税金は誰が払ったの?」
という質問をされてしまいます。

要は「イニシャルコスト」と「ラーニングコスト」のバランスのような話です。


最近の話題の本音は「もう少し受益者がラーニングコストを払えばいいんじゃない」ということのようです。

そういう議論や検証がないまま自分の置かれた立場によっていじくられているように見られます。


そうはいっても年金暮らしの高齢者はお金がない」という意見も見え隠れします。
それは「社会保障政策」で救済しなければいけない話と「高齢者はお金がない」話の混在です。


「マイナ保険証」騒動も若い人から見れば避けて通れない問題です。
にもかかわらず「紙の保険証」でいいという論陣を張る方々もたくさんいらっしゃいます。
●医療の現場
●健康保険制度
●健康保険組合
の制度疲労に加え
●高齢者増加(滞留)社会
●人手不足社会
への取り組みが今まっで通りでいいのか?という話です。

若い人ほどデジタル化を語らなければ高齢者の増加や人手不足は日々深刻になってきます。
一刻の猶予もないはずです。

「受益者は誰か」
「救済されなければいけないのは誰か」
という議論がないまま世の中が進んでしまうことはとても不安です。
この問題は「景気がよくなっても解決する問題ではない」とキモに銘じるべきです。


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やっぱり「お客様は神様」です ~悪魔との区別を〜 [仕事についてのエトセトラ]

「お客様は神様ではない」などと最近ではおっしゃる方も多いようですが、ビジネスの現場にいると「お客様は神様」なのです。
もし、
①だれもお客様が来ない日が続いたら
②誰からも取引の申し込みのない日が続いたら
③今までの取引を打ち切られたら
と考えたらすぐわかることです。

「お客様は神様ではない」という感情がある人はビジネスの何たるかを知らない人。
だから倒産したり、賃上げもままならないのです。

そういう人たちに申し上げたいのは、「神様の中に悪魔が紛れ込んでいる」ということ。


神様悪魔の区別ができない人はもはやプロではありません。
ビジネスとか「儲け」とか「賃上げ」という言葉も使うのはやめましょう。


微妙なのは公務員さん。
いつから「住民のことをお客さん」と呼ぶようになったのでしょう。
そこが問題の出発点です。

住民は「お客様」でも「カモ」でもなんでもないのです。
公務員は
権利の番人
公的サービスの窓口
に他ならないのです。

「おもてなし」だとか「接遇」などと言っている間にすっかりおかしくなった客商売




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まず「損益計算書」を見よう [どう受け止めたらいいのか]


先ごろクラウドファンディングで有名になった国立科学博物館のことを皆さんはいかがお思いですか?

国立科学博物館が、標本・資料の管理資金の補填を目的に実施したクラウドファンディングが、8月7日のスタートからわずか1日余りで3億9000万円を突破した(記事執筆時点)
(2023.8.8 18:27 KAI-YOU)

「国立と冠するのになぜ税金で補助しない」と情緒的に考えるのは簡単ですが、経営に関心におありの方ならお気づきになることもあるはずです。


●そもそもこの国立科学博物館の経営ぶりはどうだったのか?
例えば
・収入は?
・経費は?
等々

●「国立」と冠するものの実態は独立行政法人です
やはり「経営」という着眼が必要です
ただ、そうそう収益を上げられる組織ではないので
①どこまで国が援助するのか?
②クラウドファンディングはこの博物館も当初から想定済み
③多様な資金調達方法を検討することも標榜済み
です

[本]国立科学科学博物館 概要2021
https://www.kahaku.go.jp/about/summary/imgs/kahaku_outline2021.pdf


日本には国公立の博物館、美術館、図書館などがいくらあるのでしょう?
地域地域の人には相応に価値があるかもしれませんが、すべてを税金で補填することは難しいし無理もあります。

日本の文化の維持管理へのコストをどう見るか
そういう組織をどう経営するか
という発想に切り替える時期なのです。


税金が高いという前に「経営」的な視点で判断することも必要なのです。





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「看護師さん」たちの心配事 [無駄の効用かやっぱり無駄か]

ネットの記事というのは毎日のように新しいものが出てきますが、当事者や関係者にはそれなりに問題意識として残るものです。

知り合いの看護師さんたちと話しました。
例えば、

1.「入所男性がパンを詰まらせ死亡、特養ホーム側に2490万円賠償命令」

名古屋市西区の特別養護老人ホームで、入所中の男性(当時88歳)がパンを喉に詰まらせて死亡したのは職員らが見守りを怠ったのが原因だとして、遺族が施設側に計約2960万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が7日、名古屋地裁であった。藤根康平裁判官は施設側の安全配慮義務違反を認定し、計約2490万円の支払いを命じた
(2023/08/07 読売新聞)

という事案。
このケースは特養での事案ですが、病院でも同じようなことが起こってしまうかもしれないのです。
●88歳の男性
●パーキンソン病だった
という方のこと。
高齢化が進めば(高齢入院者が増えれば)「特養」であろうが、「病院」であろうが起こることは同じです。
もし、病院の個室でこういうことが起きるとしたのなら
●食事中看護師さんがついていなければいけない
●早めに流動食に代えておかなければいけない
ということと、
88歳の男性の遺族にここまで損害賠償が認められるのなら「担当看護師としてはやめざるを得ない」という気持ちになってしまうと。。。

誰しも年を取りますが、「88歳までも生を求めるのか?」という素朴な疑問もわいてしまいます。


2.マイナンバーカード(マイナ保険証)の普及の問題

最近は「反対のための反対」のような様相も見え隠れしますが、医療現場で働く人たちには深刻な問題です。
●高齢患者がますます増える
●医療の受け入れ態勢・事務がパンク寸前
●看護師不足
※今の看護師さんは大卒者が多いというのが実情で
・費用は?
・奨学金は?
・地方に大学はない
と言った課題もあります
●医師の業務の委譲
●医療の高度化に伴う知識・実務の習得
等現場には相応に仕事が増えています。
さらには高齢者が増えれば手間もかかります。
せめて受け入れ事務体制だけでも整備しなければ看護師さんの負担はさらに増えてしまいます。

例えば東大病院
●毎日の予約患者数 約3000人
●そこに「急患」と「新患」
●入退院の出入り
※東大病院の病床数は約1200床


3.「高額医療費の現実」を知っている

「抗がん剤」ならいくらでしょう?
健康保険対象でも月額1~3万円くらいはするでしょう
それも1回ぽっきりではありません。
要は「健康保険ファンドを圧迫してまで何歳までの人に使うのか?」
ということ。
年間156万人がお亡くなりになり、そのうちの25%がガンが原因です。
※おそらく高齢者に多い


4.「国債」増発は自分らの負担

いろいろな政策を「国債」頼みでやるのは結局「自分達の負担」(将来に先送り)という現実もよくご存じです。
医療の現場にいる人たちほどそこは敏感かもしれません。


ネット記事を弄ぶのもいいのですが、現実を直視している人たちの不安は真理を突いているはず。


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「私の話」を好んで下さった方々 [裏づけのない経営学]

私も講演会や勉強会の講師を何度もやってきました。
その中でも印象に残るのは特に興味深く聞いてくださる方がいらっしゃるということです。

例えば、その代表格は、

1.税理士さん

顧問企業の経営ぶりに意見したくてもやはり「雇われている身」という現実からはなかなか「直言はできない」ようです。

顧客からは「足元の税金を少なくすること」を優先させられてしまいます。
そこで私の話を伝聞し「いわゆる人の口を借りてしゃべる」トークをお使いになるようです。

中には「顧客のセミナーで話してほしい」という依頼もよく受けました。


2.民間病院経営者

民間の病院の経営者の多くは「医者上がり」の方が多く、「経営」「マネジメント」には疎い方も多いようです。
高いお金を払って経営コンサルの指南を受けていらっしゃる方もあるようですが「やはりむつかしい」というのが本音でしょう。

また「事務長にはかなわない」と言った姿も見え隠れし「事務長さんの言いなり」にご不満な方も多いようです。

そこで私の平たい話が意外と受けたりします。


3.労働組合の幹部

中小企業の労働組合の皆さんは「政治」的な発想よりも「職場をよくする」「労働条件をよくする」ということにはすごく関心があります。

ある時地域の「連合」の事務局長さんからうちでも講師をやってくれないか?
と頼まれたことがありました。
「私は経営側の人間ですよ」「きっと皆さんに詰め寄られてしまいますよ」
などと申し上げたら、事務局長は「私が責任を持つ」とのお話で引き受けたことがあります。

「連合」幹部の総会で私の話が終わると案の定多くの人たちが私を取り囲んできました。
「この話をぜひうちの経営者にしてほしい」
との要請でした。

ただ、名札を見ると「商工会議者の常議員」メンバーや「経営者クラブ」のメンバーの企業が多かったようです。
「そういう場所ですでにお宅の社長にはお話ししましたよ」と答えておきましたが。。。


4.経営者の奥さんや息子さんなどのご家族

これはビジネスランチをしながらよく話ました。
父(夫)である社長の自慢話やくどい話には辟易しがちなものです。
ところが私が「社長の人となり」を解説すると「何だそうだったのか?」と相応に理解していただけるものです。

翌日、ご夫婦で来店されお礼を言われる方もいらっしゃいました。
銀行員冥利に尽きます。


世の中は「難しい話」を好んだり「本で学習」したがる方も多いようですが、現実はもっとシンプルに考えた方がわかりやすく身に入るというもののようです。


・・・・・僭越ですが。



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銀行員はなぜ「ものしり」か [銀行(員)と付き合う法]


一般の人には銀行員の仕事というのはわかりにくいものです。

「お給料がいいんでしょ」
「残業が多いんでしょ」
「転勤が多くてたいへんね」
と言った具合いでしょうか?

新卒の採用面接をしていても学生さんからは、
企業(特に中小企業)を支援したい」という話をよく聞きます。

この「企業支援」という言葉の意味もどうもよくわかりません。
「倒産しそうな企業に低利融資をして立ち直させる」
と言った意味合いもよく伝わってきますが、現実は「生き残る企業」「将来性のある企業」にしか融資をしないのが実情です。
そのギャップを理解できるには5〜10年はかかるでしょう。


ところで銀行に就職すると恐ろしいほどの資格試験が待っています
①銀行業務検定の合格(法務、簿記、外為、経営、労働法等々)
②証券業務の資格
③生命保険業務の資格
④損害保険業務の資格
⑤コンプライアンスの資格
等々があります。
そのため「通信教育」や「e-ラーニング」の受講も必須です。

「銀行員を辞めたくなった」という人の中には「こういう試験に合格できない」という人も多いようです。
結局、同期との出世格差が生まれるのが目に見えているからです。

こういう修行の時代に「ものしり」になるのと、加えて、
各企業の経営者のお話を聞ける
同業他社の経営者のお話を聞き比べて耳年増になる
工場や店舗のなど現場の実査を行う

こともさらに「ものしり」に磨きをかけていくのです。


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「後継者」づくり [仕事についてのエトセトラ]

最近は廃業や倒産も増え始めたようですが、その理由の一つに「後継者がいない」というのもあるようです。

銀行の企業評価では「後継者の有無」というポイントもあります。
そこで多くの部下は「社長の息子がいます」などと答えることもありがちです。

そんな時「その息子は何歳で今何をしているのか?」
と問い返します。
部下「学生です」
私「ばか!明日社長が倒れた時に経営を取って変わるのが後継者だよ
というのが常でした。

これは「社長」という経営トップだけのことではなく、
番頭さんに当たる人材
職域・作業域のプロ
その仕事の有資格
にも同様のことが言えます。

このコアな人たちが抜けても企業は今まで通りには回りません。


対策は、
1.経営トップは絶えず各人材の後継者を意識しておくこと
2.後継者づくりには「配置転換」(人事異動)を定期的に行い「人材の向き不向き」を把握しておくこと
3.少人数組織の場合は「兼務」を増やすこと
これらは日常的な応援体制に直結します。

災害やパンデミックあるいは休暇のバッティング等の時の対策にもなります。

私の経験では、
人減らしをすると優秀な人から抜けていく
ということ。
なぜなら「転職ができる人はどろ船からはいち早く脱出するのが常だから」です。

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フロントとバックオフィス [仕事についてのエトセトラ]

仕事をしていると「お客様と直接向き合う」部門と「その後処理を行う」部門のある職種はたくさんあります。
前者をフロント、後者をバックオフィスと呼ぶこともあります。

「売上を増やしているのは俺たちだ」と営業マンというフロント
「仕事を完成させているのは私たちだ」というバックオフイス
というそれぞれのプライドもあります。

フロントと呼ばれる方が評価される中には「バックオフィスの評価が高い方」というのもあります。
「お菓子などの差し入れをしなさい」というのではなく、時々は(特に難しく異例ケースの場合は)「これでワークしますか?」とバックオフィスのお伺いを立てることも「できる方の仕事のやり方」です。

リーガルチェック
コンプライアンスチェック
システム対応チェック
等々を事前に受けておくことも上手な仕事のやり方なのです。

ビジネスチームはフロントとバックオフィスの組み合わせで成り立っているのです。
ヘッドハントを考える時
①フロントは一人だけ
②バックオフィスは複数人セットもある
ということ。

例えばお医者さん
看護師さんをセットで引き抜かれたら病院はワークしますか?


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「人事異動」(配置転換)の重要性 [仕事についてのエトセトラ]

ある公務員さんのツイートです。
「そうだそうだ」と同情する方もいらっしゃるかもしれませんが「何言っているんだ」という方のほうが多いのではないでしょうか?

公務員は安定している。民間のように潰れないと知人友人親類に言われ続けた。3年から5年で転職のような異動があり、頑張っても給与やボーナスがドンと増えなく、お客は選べず、苦情にも遍く対応。組織は潰れないが潰れる職員はいる。そんな状況も受け入れ、世の中のためと頑張っているのが公務員です。



私の考えでは「公務員さんは大企業」と思っています。
そういう大企業にはたくさんの部署があります。
3年から5年と言えばチームリーダーの立場にもなっていらっしゃることでしょう。

小さな企業や一人親方あるいは芸術家さんなら異動はないかもしれませんが、5年も同じ仕事することは
飽きてくる
重石になってしまい、そのチームが進歩しない
あなたの後輩がチームリーダになるチャンスを奪う
不祥事の温床になる
と言った内在するリスクを抱えてしまいます。
※小さな企業では「兼務」発令をして後継者・応援体制を作ることも必要です。


いろいろな部署を経験することで他領域の知識も増え
①仕事に応用範囲が増える
苦情対応もうまくなる
次の出世につながる
といったメリットもあります。


異動もなければ人材が固定化してしまう恐怖もあります。
異動サイクルが明確化している方が次の仕事へのチャンレンジ意欲がわくというものです。


霞が関のキャリアは2年で異動」という暗黙のルールもあります。
その2年間でそこの仕事を覚えこむ(こなす)能力がチェックされます
・次のポジションは「え〜」「左遷かも」ということもあるようですが、そこの仕事ぶり次第でまた新しい仕事に就きます
ぐるぐる回っているうちに「評価が高まり」スカウトもあるようです

民間企業も同じです。
銀行の場合は、「同じポジションに長くいる人」という金融庁のチェックまで入ります。

同じ仕事を長くしていると「あの人は仕事に詳しい」と見えてしまうことがあります。
しかし、
その人が抜けてもそのチームはうまく行っていることも多
新しく異動したところではなかなか仕事がうまくできない人もありがちです

人事異動
組織の活性化
人材の育成と発見
応援体制のすそ野の拡大
等メリットが多いのも実情です。

甘えるな公務員さん。

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スマホよりも現実社会を見よう [仕事についてのエトセトラ]


「えっそうなんですか?」

最近、若い方(40歳台以下)とお話すると返ってきがちな言葉です。
先日の区役所の方とお話した時もそうでした。
「こんなことを聞かれたのは初めて」という言葉が二人の方から出てきました。
お二人とも滑舌もよく専門知識も豊富です。

そこで共通してお話しされたのは「他の部署のことはよくわからない」という言葉。
しかし応用編なのでお二人ともすぐにわかっていただきました。

雑談の中で「マイナンバーカード」のことや「区内での行政ぶり」の話をすると「えっそうなんですか」の連発です。
特にマイナンバーカードについての現状などはおわかりではなかったようです。
例えば
・私は問題なくマイナンバーカードを使っている
・区役所でのマイナンバーカードの登録ぶりを見ると危なっかしいものだった
・都内の大病院の状況がよくわからないままマスコミやツイッターの言葉を鵜呑みにしている
・なぜか特定の医療団体の情報だけが一人歩きしている
・マスコミは現実の取材をしない
・私の知る大病院では「新規」と「入院」は「紙の保険証」、「再診」はマイナンバーカードで対応できる旨お話しすると驚かれた様子です

問題の所在は「大病院はマイナンバーカードの受け入れ態勢が遅れている」ということです。

若い人の多くは「病院に行くこともない」ので現実のリアルをご存じないようです。
マスコミやSNSの情報だけで「そうなんだ」と判断なさっていることも多いようです。

知り合いの病院関係者(例えば医師、看護師、薬剤師等)でも「自分の病院がマイナンバーカードをどのように扱っているのか?」もご存じないようです。
結局私が教えると「へー」状態です。


ことほど左様に「リアルの情報不足」が目立つ世の中になったようです。


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地方税や社会保険料の計算プロセスをご存じですか? [小さな親切、余計なお世話]

地方税や社会保険料の計算プロセスをご存じですか?

今までは無頓着だったのですが、所得が少なくなるとこういうことも気になる年頃です。
「都民税、区民税」の決定通知を頂いたのですが、「総所得」の金額がどうやって算出されたのかよくわかりません。
普通なら①+②+③+④=Aなどと記してあるものですがそういうものもありません。
私は確定申告をしていますので個々の数字はわかりますが、どの数字の足し算なのかわかりにくいのです。

そこで問い合わせると丁寧に教えていただきました。
要は所得計算には直接関係ない数字までが所得欄に載っているのです。
ご担当の方も「確かにわかりにくいですね」との感想。
さらには「こんなことを聞く人も今までいなかった」と。。。
「少し書式を変えられたらいかが」と申し上げたのですが、おそらく都内全域がこの書式かもしれません。
・・・・気の利いた人なら他の区や市町村にも照会するでしょう。


なぜ私が「所得」にこだわるかというと
この所得によって「社会保険料」が決まるからです。

ところが、「健康保険料の決定通知」に載っている「所得」と「住民税の決定通知」載っている所得額が違います

健康保険ご担当の方は「課税課からもらった数字を使っている」との回答です。
「そうなら課税通知の所得と違いますけど」
「調べて後で教えてください」
とお願いしておきました。

ややあって区役所から電話がかかてきました。
別の方からです。滑舌もよくわかりやすい話しぶりです。

わかったのは
「課税決定通知」の所得は「諸控除(例えば医療費控除等)」後の所得
「社会保険料決定通知」の所得は「諸控除」前の所得

社会保険料は所得に応じて高くなります。
コンピューターのすることですから間違いはないはずですが。その計算式がわかりにくいのです。
ここでも「こういう質問は初めて受けました」と。。。。


税金が高い、社会保険料が高いとおっしゃる方も多いようですがこういう決定プロセスを確認すると「なんだそうか」ということもわかってきます。




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大衆迎合すぎるマスコミ [無駄の効用かやっぱり無駄か]


野球の結果を伝えるスポーツ新聞を見ると
●勝利のヒーローを大きく伝える
●連敗が続くと班員探し
というのが特徴です。
贔屓のチームのことなら読者はそれなりに興奮するものです。


最近の一般紙あるいはテレビ番組もそう言う色彩が色濃く出ているようです。
●社会のヒーローは大谷翔平選手
●犯人は「岸田首相」や「政府」
もうこの二つに分かれてしまい定番化しています。

こういうニュースや解説ならSNSの素人話で十分です。


①安倍菅の9年の検証をしない
〜今の日本の閉塞感は安倍菅が作ったもの

②マイナンバーカードとマイナ保険証
〜どこまで実態を知っているのか?
〜取材はしたのか?
将来ビジョンはあるのか?
〜一部野党の保守的な考え方に引っ張られ過ぎではないのか?
等々、まるで素人の論調です

③「解散時期がどうのこうの」が大好き
〜国民の暮らしの向上に何か役立つのか?
〜「任期満了」が本来のあり方であり、それでは物足りない時に解散のはず⇒政治戦略を煽っているだけ

等々「その記事どこが有意義なのですか」と聞きたくなるようなものばかりです。

マスコミの劣化は国民の劣化を招く一つのシグナルです

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