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「私の話」を好んで下さった方々 [裏づけのない経営学]

私も講演会や勉強会の講師を何度もやってきました。
その中でも印象に残るのは特に興味深く聞いてくださる方がいらっしゃるということです。

例えば、その代表格は、

1.税理士さん

顧問企業の経営ぶりに意見したくてもやはり「雇われている身」という現実からはなかなか「直言はできない」ようです。

顧客からは「足元の税金を少なくすること」を優先させられてしまいます。
そこで私の話を伝聞し「いわゆる人の口を借りてしゃべる」トークをお使いになるようです。

中には「顧客のセミナーで話してほしい」という依頼もよく受けました。


2.民間病院経営者

民間の病院の経営者の多くは「医者上がり」の方が多く、「経営」「マネジメント」には疎い方も多いようです。
高いお金を払って経営コンサルの指南を受けていらっしゃる方もあるようですが「やはりむつかしい」というのが本音でしょう。

また「事務長にはかなわない」と言った姿も見え隠れし「事務長さんの言いなり」にご不満な方も多いようです。

そこで私の平たい話が意外と受けたりします。


3.労働組合の幹部

中小企業の労働組合の皆さんは「政治」的な発想よりも「職場をよくする」「労働条件をよくする」ということにはすごく関心があります。

ある時地域の「連合」の事務局長さんからうちでも講師をやってくれないか?
と頼まれたことがありました。
「私は経営側の人間ですよ」「きっと皆さんに詰め寄られてしまいますよ」
などと申し上げたら、事務局長は「私が責任を持つ」とのお話で引き受けたことがあります。

「連合」幹部の総会で私の話が終わると案の定多くの人たちが私を取り囲んできました。
「この話をぜひうちの経営者にしてほしい」
との要請でした。

ただ、名札を見ると「商工会議者の常議員」メンバーや「経営者クラブ」のメンバーの企業が多かったようです。
「そういう場所ですでにお宅の社長にはお話ししましたよ」と答えておきましたが。。。


4.経営者の奥さんや息子さんなどのご家族

これはビジネスランチをしながらよく話ました。
父(夫)である社長の自慢話やくどい話には辟易しがちなものです。
ところが私が「社長の人となり」を解説すると「何だそうだったのか?」と相応に理解していただけるものです。

翌日、ご夫婦で来店されお礼を言われる方もいらっしゃいました。
銀行員冥利に尽きます。


世の中は「難しい話」を好んだり「本で学習」したがる方も多いようですが、現実はもっとシンプルに考えた方がわかりやすく身に入るというもののようです。


・・・・・僭越ですが。



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