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まず「損益計算書」を見よう [どう受け止めたらいいのか]


先ごろクラウドファンディングで有名になった国立科学博物館のことを皆さんはいかがお思いですか?

国立科学博物館が、標本・資料の管理資金の補填を目的に実施したクラウドファンディングが、8月7日のスタートからわずか1日余りで3億9000万円を突破した(記事執筆時点)
(2023.8.8 18:27 KAI-YOU)

「国立と冠するのになぜ税金で補助しない」と情緒的に考えるのは簡単ですが、経営に関心におありの方ならお気づきになることもあるはずです。


●そもそもこの国立科学博物館の経営ぶりはどうだったのか?
例えば
・収入は?
・経費は?
等々

●「国立」と冠するものの実態は独立行政法人です
やはり「経営」という着眼が必要です
ただ、そうそう収益を上げられる組織ではないので
①どこまで国が援助するのか?
②クラウドファンディングはこの博物館も当初から想定済み
③多様な資金調達方法を検討することも標榜済み
です

[本]国立科学科学博物館 概要2021
https://www.kahaku.go.jp/about/summary/imgs/kahaku_outline2021.pdf


日本には国公立の博物館、美術館、図書館などがいくらあるのでしょう?
地域地域の人には相応に価値があるかもしれませんが、すべてを税金で補填することは難しいし無理もあります。

日本の文化の維持管理へのコストをどう見るか
そういう組織をどう経営するか
という発想に切り替える時期なのです。


税金が高いという前に「経営」的な視点で判断することも必要なのです。





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