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「人事異動」(配置転換)の重要性 [仕事についてのエトセトラ]

ある公務員さんのツイートです。
「そうだそうだ」と同情する方もいらっしゃるかもしれませんが「何言っているんだ」という方のほうが多いのではないでしょうか?

公務員は安定している。民間のように潰れないと知人友人親類に言われ続けた。3年から5年で転職のような異動があり、頑張っても給与やボーナスがドンと増えなく、お客は選べず、苦情にも遍く対応。組織は潰れないが潰れる職員はいる。そんな状況も受け入れ、世の中のためと頑張っているのが公務員です。



私の考えでは「公務員さんは大企業」と思っています。
そういう大企業にはたくさんの部署があります。
3年から5年と言えばチームリーダーの立場にもなっていらっしゃることでしょう。

小さな企業や一人親方あるいは芸術家さんなら異動はないかもしれませんが、5年も同じ仕事することは
飽きてくる
重石になってしまい、そのチームが進歩しない
あなたの後輩がチームリーダになるチャンスを奪う
不祥事の温床になる
と言った内在するリスクを抱えてしまいます。
※小さな企業では「兼務」発令をして後継者・応援体制を作ることも必要です。


いろいろな部署を経験することで他領域の知識も増え
①仕事に応用範囲が増える
苦情対応もうまくなる
次の出世につながる
といったメリットもあります。


異動もなければ人材が固定化してしまう恐怖もあります。
異動サイクルが明確化している方が次の仕事へのチャンレンジ意欲がわくというものです。


霞が関のキャリアは2年で異動」という暗黙のルールもあります。
その2年間でそこの仕事を覚えこむ(こなす)能力がチェックされます
・次のポジションは「え〜」「左遷かも」ということもあるようですが、そこの仕事ぶり次第でまた新しい仕事に就きます
ぐるぐる回っているうちに「評価が高まり」スカウトもあるようです

民間企業も同じです。
銀行の場合は、「同じポジションに長くいる人」という金融庁のチェックまで入ります。

同じ仕事を長くしていると「あの人は仕事に詳しい」と見えてしまうことがあります。
しかし、
その人が抜けてもそのチームはうまく行っていることも多
新しく異動したところではなかなか仕事がうまくできない人もありがちです

人事異動
組織の活性化
人材の育成と発見
応援体制のすそ野の拡大
等メリットが多いのも実情です。

甘えるな公務員さん。

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