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銀行員はなぜ「ものしり」か [銀行(員)と付き合う法]


一般の人には銀行員の仕事というのはわかりにくいものです。

「お給料がいいんでしょ」
「残業が多いんでしょ」
「転勤が多くてたいへんね」
と言った具合いでしょうか?

新卒の採用面接をしていても学生さんからは、
企業(特に中小企業)を支援したい」という話をよく聞きます。

この「企業支援」という言葉の意味もどうもよくわかりません。
「倒産しそうな企業に低利融資をして立ち直させる」
と言った意味合いもよく伝わってきますが、現実は「生き残る企業」「将来性のある企業」にしか融資をしないのが実情です。
そのギャップを理解できるには5〜10年はかかるでしょう。


ところで銀行に就職すると恐ろしいほどの資格試験が待っています
①銀行業務検定の合格(法務、簿記、外為、経営、労働法等々)
②証券業務の資格
③生命保険業務の資格
④損害保険業務の資格
⑤コンプライアンスの資格
等々があります。
そのため「通信教育」や「e-ラーニング」の受講も必須です。

「銀行員を辞めたくなった」という人の中には「こういう試験に合格できない」という人も多いようです。
結局、同期との出世格差が生まれるのが目に見えているからです。

こういう修行の時代に「ものしり」になるのと、加えて、
各企業の経営者のお話を聞ける
同業他社の経営者のお話を聞き比べて耳年増になる
工場や店舗のなど現場の実査を行う

こともさらに「ものしり」に磨きをかけていくのです。


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