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「後継者」づくり [仕事についてのエトセトラ]

最近は廃業や倒産も増え始めたようですが、その理由の一つに「後継者がいない」というのもあるようです。

銀行の企業評価では「後継者の有無」というポイントもあります。
そこで多くの部下は「社長の息子がいます」などと答えることもありがちです。

そんな時「その息子は何歳で今何をしているのか?」
と問い返します。
部下「学生です」
私「ばか!明日社長が倒れた時に経営を取って変わるのが後継者だよ
というのが常でした。

これは「社長」という経営トップだけのことではなく、
番頭さんに当たる人材
職域・作業域のプロ
その仕事の有資格
にも同様のことが言えます。

このコアな人たちが抜けても企業は今まで通りには回りません。


対策は、
1.経営トップは絶えず各人材の後継者を意識しておくこと
2.後継者づくりには「配置転換」(人事異動)を定期的に行い「人材の向き不向き」を把握しておくこと
3.少人数組織の場合は「兼務」を増やすこと
これらは日常的な応援体制に直結します。

災害やパンデミックあるいは休暇のバッティング等の時の対策にもなります。

私の経験では、
人減らしをすると優秀な人から抜けていく
ということ。
なぜなら「転職ができる人はどろ船からはいち早く脱出するのが常だから」です。

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