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「災害」その後 [仕事についてのエトセトラ]


「天災は忘れた頃にやってくる」

なんでも物理学者の寺田寅彦氏の警句のようです。

今年の夏(6~8月)は日本各地で線状降水帯の被害が報じられました。
私が一番印象に残ったのは「山を背にした民家」が土砂崩れで押しつぶされる光景です。
急な斜面に植えられた針葉樹(おそらく杉)とともに流れ落ちる土砂で民家が押しつぶされた状況です。
おそらく何人かの住人の皆さんが帰らぬ人となられたはずです。


しかしこういった光景は数年前からよく見た光景と被ってしまいます。
高齢者がお住まいの住宅を「引っ越せば」というのは簡単ですが、長年生活した住居を捨てて引っ越すのも難しいこともあります。
特に高齢者となればなおさらです。

ただ、「線状降水帯」の予報はテレビを見ていても早くから出されていることが多いようです。
なぜ早くから避難されなかったのか?」と言う思いが浮かんでしまいます。


そんな被災地の今はどうなっているのでしょう。
テレビも災害に見舞われている時は熱心に取り上げているのですが、少し経つと「その後」の報道はあまり見かけません。
「現地だけの問題」と言ってしまえばそれまでですが、似たような地理・地形があるのが日本です。
きっと参考になるはずです。


企業での不祥事や事件あるいはトラブルも然り。
ことが起きた時は騒ぎになっても「時が経ち」「人が入れ替わる」と言ったこともあるせいか記憶から抜け落ちてきます。

嫌な記憶は早く消したいものですが、「立ち直り」の姿も見たいものです。




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