1昨日の日本経済新聞の「大機小機」欄(10年7月21日)では、こんなことが書いてありました

①少子高齢化
②新興国の成長
③財政難
などの国難に対処する方策の一つとして、「グローバル化の中で人口減少への抜本的解決策は、移民の容認」を提案されています

議論として
①日本に移民したい人は多い
②フィリピンからの看護師やビザ自由化による中国からの観光客の誘致もその最初の一形態である
というのが大機小機氏の整理です

でもでも、移民政策を少子高齢化対策の柱に置いていいのでしょうか?

最近は、なんだかみなさん緩い議論がお好きなようですが

1.島国で、もともと移民とか国際交流に慣れていない国民性である
・・・・・きれいごとで解決できないことも多い
・宗教問題とか
・治安とか

2.アメリカのように人種差別が少ない国です
・・・・・低賃金で使うことが目的なら悲しい
アメリカで生活された経験のある方ならご存知だと思いますが、アメリカの人種差別は凄いものがありますよね
あの差別風土が、移民を許容している部分もありますよね

3.移民の方の、選挙権や子ども手当などの支援はどうするのか
・・・・・移民の多いフランスでは、移民の子どもたちにも、いわゆる「子ども手当」を支給しており、財政圧迫要因らしいです 消費税であまねく徴税しても追いつかないらしいです

外国人参政権と言うのも話題に上っていますが、インテリの方々の好きな国際比較で言うなら、他国はかなり厳格ですよね

4.移民の方の人口割合とか決めなくていいのでしょうか?

20年ほど前に、カナダのヴァンクーバーに行ったのですが、その時、「入植時の人種構成を意識して移民を受ける」とか何とかと言っていました
多分、無制限に受け入れているわけではないようです

5.治安対策はどうするのでしょうか?

・・・数年前のことですが、お隣韓国のインジョン(仁川)空港では、自動小銃で武装した警官(軍隊)のグループが巡回していました

ずいぶん前のことですが、パリのエリゼ宮の前では、警備兵に銃を向けられたことがあります


○それなりの国は日常的にリスク管理ができています
○無防備なままで移民問題だけを議論していいのでしょうか

小生の友人ご夫婦は、6月にパリに行き、その時滞在した知人宅でのことを教えてくれました
①かつてないほど、ユーロ安を嘆いている
②基本は、はるかに質素

※この「知人」という方は、国際的に有名なフランスのとある企業の会長経験者の方です

そこで小生の意見です
①日本人も少し我慢しませんか
②働けるお年寄りには働いていただきましょう
③若い人も、仕事を選ばずに働いてください
④ゴミを捨てる前に、見直してください(無駄遣いが多い)
⑤少しくらい不景気でもいいじゃないですか

・・・・・・少し我慢して質素な生活をすれば、そのうち国際競争力も出てきますよ
必要は発明の母です
 きっと、
①ビジネスチャンスが出てきます
②政策も優先順位が決まります
③思わぬ仕組みや機械を開発する人も出てきます

人に優しいとか、友愛だとか、最小不幸だとか哲学ばかり語らず
凛々しい政治をしてほしいものです

・仮面をかぶったバラマキ政党
・猿芝居の好きな癒着政党
も決して好きになれませんが。。。。