すでに序文にも書きましたが、成功した企業トップの最大の共通点は『負けず嫌い』だということです。
尊敬するT会長の口癖は「なにくそ!」です。ひょっとして「それって座右の銘でしょ」と問いかけたら、ニヤニヤされておられました。

また、K社長が成功の秘訣のインタビューの際に、「子供のときから負けず嫌いだった」と最後におっしゃった時の光景が思い浮かびます。
S社長も、家庭の事情で銀行員にはなれなかったことや、若くして詐欺にあった話あるいはある問題で最高裁まで争そわれた話など聞くにつけその表情には「負けてたまるか」という言葉が浮かんできます。

この方々は、ゴルフでもカラオケでもやると決めたらすべて一生懸命です ご一緒させていただくととてもすがすがしい気持ちになってしまうから不思議です。

大リーグのレイズで活躍する岩村選手のHPは「何苦楚魂(なにくそだましい)」ですね。
ただ、小生の知ってる方々は、積極的に「なにくそ」を出されないですね。内に秘めた闘志が「なにくそ!」なのです。


私の尊敬するT会長は、その著書の中でこう記しておられます。

「・・・・苦慮の末、会社を興す決意をしました。幸い四人の仲間の参加を得て、工場建設に取り組みました。応援してくれる人も現れ、(略)会社を立ち上げました。「なにくそ」「くじけるものか」「負けるものか」そんな気持ちだけの会社設立でした。「あの工場から煙の出ることはなかろう」というのが、界隈の噂だったということです。」「創業当時の「なにくそ魂」が、われわれ役職員をはじめ、会社員の血となり肉となって受け継がれたことが今日を生んでいると思います」