これは、平成13年(2001年)9月に書き下ろしたものです。。。。。少し古びていますが、参考までに。。
感覚的消費論:(消費の担い手を探せ!・・売り手の側からみた消費ではなく、消費者の側からみた消費)です


 さらには、消費者が物・サービスを買う時には「必要であること」はもちろんであるが、「感動」とりわけ「イノベーション(技術革新)や変化に感動した」時その購入意欲はますます高くなるのではないかと思えることも多い。
 たとえばテレビを例に取ると、白黒テレビの出現により東京オリンピックを見たのであり、メキシコオリンピックはカラーで見たのである。また、消費者も買い求めたのである。
ビデオ、リモコンと小刻みにイノベーションが提供される度に、消費者はその技術革新に感動し新たな商品を購入してきたのである。ただ、ハイビジョンに至ってはもはや感動が薄いのも事実である。おそらく、ハイビジョンテレビ受像機は値段と照らし合わせば「なくて」も済まされる商品ではなかろうか。