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「ユニクロの挑戦」 (消費はどうすれば活性化するか①) [感覚的消費論]

これは、平成13年(2001年)9月に書き下ろしたものです。。。。。少し古びていますが、参考までに。。。 感覚的消費論:(消費の担い手を探せ!・・売り手の側からみた消費ではなく、消費者の側からみた消費)です

 昨今の消費を語るには、まず「ユニクロ」を評価することにあろう。

多くの論者は、中国等低コスト国での生産、問屋を廃した流通工程など今までの小売業ではとうてい実現できなかったSPA(製造小売業)がその成功の秘訣という。確かにそうかもしれないが、「ユニクロ」を評価する際に忘れてはならないのは、なんと言っても、「消費者は、今、何を考え」「そのためにはどうしなければいけないか」という点を何より・誰よりも研究したことにあるのではないだろうか。

「消費者の時代」といいながらも、従来の小売業は「これなら売れる」「どうしてこれが売れないか」というように、生産者や売り手の側に立った販売戦略でしかなかったと思われる。
一方の「ユニクロ」は、「一般的な消費者は、どんな(品質の)ものを、いくらの(値段の)ものを、求めているのか?」と考えたことにあるのではないだろうか。それが、低価格・高品質の商品である。そして、消費者が真に求めているものを実現するために考え出されたのがSPAであり、かつあの建物も陳列も販売員も商品すらもシンプル極まりない・撤退の容易な店舗であったのではないだろうか。それが成功の秘訣であったのではなかろうか。


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