昨日発売の週刊新潮(3月3日号)の巻頭グラビアに、大相撲の八百長疑惑の主役のひとり:千代白鵬の小さな手提げバックの話と写真が掲載されています

ルイ・ヴィトン関係者のお話によれば「スペシャルオーダーか改造したものでない限り、うちの商品ではありません」ともコメント付です

わざわざこういうものを持たなくても、「無印良品かユニクロのバックの方がおしゃれですよ!」とでもアドバイスしてあげたくなるような光景です
「この手のバッグをまだ持っている人がいるものだ」と、感動すら覚えてしまいます

そういえば、数年前のことです
韓国:ソウルの東大門市場をぶらぶらしていた時、「シャネルの靴下、ルイ・ヴィトンの靴下はいらないか」とおばさんが寄ってきました
なんでも、ここにしかない代物だそうです

屋台のお店を覗くと、一セット1,000円でいいとのことでした
さっそく、お土産用にとたくさん買い込みました

でもでも、かなりの人に差し上げましたが、「あの靴下は凄く良かった」とかというお礼の言葉は聞いたことがありません




話は変わり、ルイ・ヴィトンのバックが最高のパリ土産であった時代の話です
新しく買ったルイ・ヴィトンのバックを持って、アンカレッジの空港で飛行機を待っていた時のこと
中年の上品なご夫婦の奥様から、アドバイスを頂きました
「あなた、お気の毒に!それはニセモノですよ」と

確かに、従来から使っていたバックも持っていたものですから
手提げの部分が飴色になったモノに比べ、新しく買ったものは、どちらかと言えば白に近い薄茶色です

ただ、パリのルイ・ヴィトンの店の地下の金庫から出していただいたビニール袋に入ったルイ・ヴィトンのバッグはそういう色でした 外気に触れて行くにつれて飴色に変わっていくはずです

残念なことに、パリのルイ・ヴィトンの店で小生が直接買い求めたこれらのバックも、あまり使うこともなく、わが家の物置にぞんざいに仕舞いこまれたままです


偽物なのか本物なのか見まがうような商品を持つくらいなら、そういうことに悩まなくてもいい優れモノ(愛着の湧くもの)を持ちたいと言うのも本音です