最近のことです。
とある若い人と話していて気がついたことがあるのです。
ひょっとして、彼女は『公害』という言葉を知らないのではないのかと。。。。

前回の東京オリンピックを記憶として知っている人もずいぶん少なくなったのでしょう。
今の日本には「高度経済成長」も「バブル」も知らない人たちがずいぶん増えてしまったのかもしれません。


若い人と話していて、話がずれてしまうことが時々あるのは、「生きて来た時代が明らかに違う」ということが原因かもしれません。

年寄が歩み寄るのか、若者が勉強するのかその点は微妙なものがありますが、
昭和生まれの一定の年齢層までは、「戦争」という原罪のようなものがありました。

東京オリンピックを知らない世代の原点はなんなのでしょうか。。。。

今世の中で騒いでいる「汚染水」も「公害」の一つです。

辞書的な解説をすると、「大気汚染」・「水質汚濁」・「土壌汚染」・「騒音」・「悪臭」・「振動」・「地盤沈下」・「汚泥」等々が挙げられます。

「公害」には、地域住民の皆さんが肉体的、精神的、物質的な種々の被害に苦しみ、あるいは自然環境が破壊されてしまったのです。

「水俣病」、「イタイイタイ病」、「四日市喘息」等々病名にもなっていました。

先人はこういうものと闘いながら今の日本を作ってくれたのです!
ひょっとしたら、必ずしも克服したわけでもないかもしれません。


新「東京オリンピック」のためにまた工事が始まります。
「公害」ということも頭の隅っこに置いた街づくりをぜひ行ってください。