毎週日曜日のテレビ番組「ポツンと一軒家」(テレビ朝日 午後7:58~8:54〉というのをご存じでしょうか?
衛星写真だけを手がかりに、「日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家には、どんな人物が、どんな理由で暮らしているのか!?」を訪ねる番組。
https://www.asahi.co.jp/potsunto/
その多くは「高齢者の一人暮らし」または「高齢のご夫婦二人暮らし」の姿が映し出されます。
そして住人の来歴、家族関係、住まい方、仕事ぶり、さらには家の中までさらけ出されてしまうかのようです。
「一人で寂しくないか?」「こんな山の中で不便ではないか?」という質問も毎回発せられます。
「なぜこの番組がおもしろいか」と言うと、見る側がすっかり「覗き見」させてもらえるからでしょう。
ところが、昨日の昼間にはこんな番組がありました。
あの日 あのとき あの番組「シリーズ平成 無縁社会 いま そして 未来」
・・・NHK 2019年2月10日(日) 午後1:50~午後3:00
●http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2019-02-10&ch=21&eid=28184
●http://www4.nhk.or.jp/nhk-archives/x/2019-02-10/21/28184/1845567/
2010年に放送された番組でしたが、9年経った今見ても全然陳腐化していない内容に驚きました。
●家族より会社を優先して生きてきた。会社とのつながりを失ったとき、無縁化してしまう。
●3万2千人いる無縁死の大半が、家族がいるのに引き取られないケースだと分かってきた。
●ひとりで暮らすことの不安、一人で死ぬことの不安が増してきた。つながりはあったのに、最後に失う。人生が否定されたような死に方になってしまう。
●無縁社会は”無縁死”という安心して死ぬことのできない社会だった。
「明日は我が身かもしれない」と思うと、番組の中の言葉に悲しくなってしまいます。
地域によっては「共助」などといい地域コミュニティづくりに力を入れていらっしゃるところもあるようですが、おそらくそれではまだまだ生ぬるい~行政が本腰を入れて仕組みを作って取り組まなければいけないテーマだと思います。
※番組HPより
平成の時代に起きた出来事を振り返るシリーズの4回目。
誰にも知られずに亡くなっていく「孤独死」が、社会問題としてクローズアップされました。
ひとり暮らしの世帯は年々増え続け、現在は、全世帯の35パーセントに上ると言われます。ご覧いただく番組は、次第に社会とのつながりを失っていく人々の姿を浮き彫りにした、NHKスペシャル「無縁社会~“無縁死”3万2千人の衝撃~」です。無縁社会の現実と課題に向き合います。
なお、内容はこのサイトが詳しいようです。
https://tvtopic.goo.ne.jp/program/nhk/73639/1236889/