昨日は従妹の訃報が飛び込んできました。

年を取るにつれこういうことが増えてきます。
ここ数年で3人目です。

・一人は年上
・一人は同い年
・一人は年下
3人とも十分若くどちらかと言えば早世の部類でしょう。


ここで気になるのは「香典」のこと
友人・知人の葬儀なら行かなければいい話でも親戚となるとそうもいきません。

親戚の香典は「家」単位ですることもあり、喪主がそこまで考えてくれないと「香典をどうするか」の悩みが起きてしまいます
「〇〇の時にはいくらもらった」ということが基準になったりもします。
そんなこともあり「香典」は子や孫の負担を作ってしまうことにもなるからです。
縁が薄くなれば親戚づきあいを見直すことも必要になってきますが「香典」のやり取りがある限りはその割キリにも抵抗が生まれてしまいます。
時には生活ぶり如何で大きな負担を残すことにもなってしまいます。


私自身の時は
●葬儀は家族だけ
●香典はもらうな
と妻と子供には伝えています。
「コロナだから」ではなく「コロナ前から」そう伝えています。

仕事柄、かなりの葬儀に参列しました。
ご商売をなさっている方の場合は「後継者のお披露目」という役目もあるのが葬儀ですが、名もなき私人の場合は盛大な葬儀をすることの重要性もさほど感じません
加えてコロナです。
あるいは「長寿化」で叔父叔母たちはもはや葬儀に参列するのも無理なぐらいな健康状態です
若い世代には子育て資金に回したいという本音もあります。
※10万円の給付金が尊ばれる時代ですから


身内だと「葬儀」の後の「初七日」あるいは「一周忌」などの弔い事もあります。
要は存命のうちに「葬儀のやり方」「香典のもらい方」を家族で了解事項にしておくことも必要です
身内とはいえ、人様に「ああせい、こうせい」というのは差し出がましい所もあります。
特に不幸事にはなおさら口出しはやりにくいこともあります。
喪主さんが「香典は受け取らない」と言ってくれたらどんなに楽かと思うこともよくあります。

従妹のご主人にお悔やみの電話を入れたらその手の話もありません。

地方在住なこともあり急な葬儀には駆けつけられないこともあります。
今回も、やむなく参列する別の従弟・従妹に香典の金額も供花も「任せるから」とお願いするだけです。
「香典返しは不要」「お金は後で振り込むから」というのも付け加えておきました。
(私の身内だけなのかもしれませんが)香典の金額を揃えるということもやっています。

私は参列できない葬儀の時にはお菓子などを「お供え」という形で追加で送っておくことにします。

故人の甥っ子から相談もありました。
「香典をどうしようか」と。
「自分は参列するけど姉は参列できない」
「親戚づきあいも薄めたい」
という事情も。

「あなたの両親の時にもらった香典と同額を返すこと」
「お姉さんは嫁に行ったのだから気持ちでいい」
「お姉さんの香典の額が気になるのなら、お姉さんがお菓子などのお供えを送ることも考えたらどうか」
「いつの日か余裕があるときに焼香にでも寄ったらどうか」
と答えておきました。


正解がないのが親戚づきあいです。
故人は「生きている人の生活に負担をかけたくない」と思っているはずだと考えることにしています。


最近は「自分の戒名は自分で作ろうかな」と考えている日々です