7月18日で貸金業法が改正されて1か月がたったらしいです
そのせいか、週末のTVでは、主婦がお金を借りられない! というような特集を組んでいました

あるご家庭では、ご主人の収入だけでは暮らしていけない
たとえば、大根の皮も無駄にせず料理に使っているというような映像が映っていました

貸金業法が改正され、

①借り過ぎ・貸し過ぎを防ぐために設けられた新しい規制
②具体的には、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新たな借入れはできなくなる
③例えば、年収300万円の方は、貸金業者から100万円までしか借りることができないということになります
というようなことが金融庁のホームページに書いてあります


収入のない専業主婦/主夫が借入れをする場合には

①配偶者の同意を得て、借入れをすることができる場合があります
②その際は、配偶者の年収を証明する書類、借入れについての配偶者の同意書などが必要となります

ということのようです

金融の現場にいるものから見れば、当たり前と言えば当たり前のことです

返済できる見込みのない人はお金を借りてはいけないのです
今まで、こういうことが放置されていたことのほうが不思議です

生活が苦しいのなら、
①生活保護
②奨学金
③地域の社会福祉協議会が行っている「生活福祉資金貸付」
等々の対応策があります

生活を派手にさえしなければ、年金でも暮らしていけます

アリとキリギリスではないですが、資源のない日本なのですから
①質素倹約
②少しは貯蓄を
③まじめに仕事を
④都会で暮らしていけないのなら地方に。。。
等々、自助努力・工夫の道はあるはずです

「地方(田舎)には仕事がない」 とかおっしゃる方もいらっしゃいますが
そういう方の多くは、都会でも仕事がないことが多いのかもしれません

「都会にいないといい教育が受けられない」 とかおっしゃる方もいらっしゃいますが
地方の方も東大に合格しています
有名な学校に行くだけが教育ではありません

「病気になったら困る」 とかおっしゃる方もいらっしゃいますが
地方にも病院はあります

「地方は不便だ」 とかおっしゃる方もいらっしゃいますが
都会の便利さがどうした! と言いたくなります

「地方は遊ぶところがない」 とかおっしゃる方もいらっしゃいますが
お金がないのだから遊ぶ暇はないはずです
都会の遊びは、お金がかかります

等々、本末転倒な議論が当然のように語られています

お金を借りると言うことは
①一時的な用立て
②将来の利益を生むための仕込み
という大前提があります

つまり、お金を借りて、儲けて (あるいはお金を回収して) 返済する というのが借入の基本なのです