丸の内のOLアンケートでは、結婚相手にしたくない男性の上位には、
「マザコン」というのが挙げられていました。

冬彦さん状態のことを「マザコン」というのかもしれませんが、
小生なりに「マザコン」を定義すると、「具体的な結論を持たないで相談する人」ということでしょうか。。。。。。

たとえば、AさんがB子さんと結婚したいと思ったとき、お母さんに相談する場合。

☆普通の人
 Aさん 「お母さん、B子さんと結婚したいんだけど、いいかなぁ?」
 母   「B子さんってどんな人?つれてらっしゃいよ」
 などといった会話が弾むのではないでしょうか。。。。

★マザコンの人
 Aさん 「おかぁさん、結婚してもいい?」
 母   「だめぇー まだ早いわよ」
 などと会話が総論反対になってしまいがちです。

実際の会話がこんな風に交わされるのか定かではありませんが、
この「話の具体性」がキーポイントです
特に企業経営においてはです。

相談する人の多くは、(実は)すでに結論を決めてらっしゃるようです。
「こうしたい!」と考えていらっしゃるのです。
その結論について背中を押してもらうために相談する方が多いようです。
迷っていて、アドバイスが欲しい時でも、結局は、決めるのはご本人です

結論を誰かに決めてもらうのが「マザコン」で、
結論を自分で決めるのが「普通の人」ではないかと思います。

企業トップとして成功するということは、リスクについての責任も併せ持つということです
ですから、自分で決める能力が重要となってきます。
人に決めてもらって、責任だけ負担するような割の合わないことを考える経営者は少ないでしょう

女性が結婚相手を選ぶということは(男性が結婚相手を選ぶということは)、
人生の3分の2を一緒に暮らす人を選ぶのですから重大事です。

経営ぶりの巧拙は、その企業の命運とともに従業員のご家族の人生までも左右してしまいます

企業経営者にお会いするとき、
「この人と結婚できるか。。。。」などと考えてみるのも楽しいものです
「人がいい」だけでは。。。。。。。

①自分で考える
②自分で結論(案)を考えてみる
③人の意見も参考にする
④自分で出した結論が説明できる



(蛇足)
最近は、つまらないニュースでも、朝から晩まで解説してますので、いろいろなケースに応じて
その主人公の「人となり」を考えてみると楽しいものです。
人を見る目が養われるかもしれません。