昨日(10年12月6日)の読売新聞の「経点観測」のコラムに「政策迷走断ち消費浮揚」と題して
次のように論じてあります

1.最近、「節約疲れ」と言う言葉をよく聞く。
2.JTBは、この年末年始に旅行をする人が前年比で0.7%増と、4年ぶりに前年を上回ると見込む
3.プランタン銀座の調査では、女性がクリスマスに期待するプレゼントの価格は4万3620円と昨年より1万3000円以上も高い
4.全国の百貨店売上高も10月,2年8か月ぶりに前年同月を上回った

ただ、
①消費を本格回復に導く政策の後押しは心もとない
②公的年金制度にいたっては信頼が崩壊寸前
③「埋蔵金」などを使う弥縫策は限界
④12年度以降は消費税率引き上げなことは明白だ
⑤政策の迷走が「節約意欲」を再びかき立てることがあってはならない

と結んであるけど、まったく意味がよくわかりません

「国民は、節約するのに飽きて、お金を使い出したけど、政策がはっきりしないので、またお金を使わなくなる」とでもおっしゃりたいのでしょうか・・・・

マスコミは世論調査とかで政治の不信をかき立てているけど、こういう報道こそが、国民を惑わしている源泉なのです

マスコミ的には政治が迷走し大騒ぎがあった方がいいのかもしれませんが、なんだか国民を煽ってばかりです

政治のせいにするのは簡単ですが、マスコミの人が描く「日本像」が見えません


つまらないネガティブな記事ばかり書くのではなく
国民生活のレベルアップをリードするような報道ぶりがほしいものです

「節約疲れ」などと言うつまらない分析ではなく

1.「安物買いの銭失い」のような状況を打ち破ってもらいたい

2.もう少し丁寧に消費動向を分析してもらいたい

その中で、「人生を充実するとか高めていくようなことにお金を使いませんか!・・・・」とでも言ってほしいものです


せっかく節約して、「ムダ金を使わない!」という習慣がつきました
今度は自分の人生のために生きたお金を使いたくなりました
うずうずしています

地デジ対策でTVを変えたら、部屋が広くなり、TVの画面も綺麗になり、なんだか快適になりました
二重窓にしたら、音が静かになり、暖かくなり、快適になりました

どうせお金を使うなら、生活の快適さのレベルを引き上げたいものです



かつてフランスの建設省のお役人とお話ししたことがあります

小生が、
「フランスは凄いですね 各家庭(各家屋)がセントラルヒーティングになっていて生活がリッチだ」
と話すや否や、先方には大笑いされてしまいました

パリのお役人には、
「パリの緯度を見てほしい 東京や大阪や札幌よりも北にある
われわれは、冬の寒さをどう過ごすのか!ということの対策が必要なのです
第二次世界大戦が終わって、フランスは個人の生活の向上・インフラ整備に力を入れた
日本は、経済発展に力を入れた

これから、我々は経済発展に力を入れる
日本はインフラ整備とか生活向上に力を入れればいいではないか

と指摘されてしまいました