前略

春爛漫と申し上げてもいいのでしょうか。。。。。。
宮崎の皆様におかれましては、いかがお過ごしでございますか?
東京は桜の花が満開でございます。
ただ、心なしかこの春だけは戸惑ってしまいます。

さて、本日お便りを差し上げましたのは、東京に住む者として、「宮崎の今」を教えて頂きたいからです。

①口蹄疫
②鳥インフル
③新燃岳
等々の諸問題も、東北を中心とした未曾有の大震災の報道の前には、マスコミも報じなくなってしまいました。
大丈夫ですか。。。。。。。?


数年前でしたでしょうか。。。。。?
お国では、「宮崎をどげんかせんといかん」とおっしゃり知事になられた方がいらっしゃいましたね。

知事に当選後の彼は、
①TVなどのマスコミへの派手な露出
②ブログ、ツイッターでの情報発信
③全国各地への宮崎産品の売り込み
④全国各地でのご講演

と、華々しいご活躍でした。
地域主権、地域主義を標榜され、生まれ故郷の宮崎のために多大なご貢献をなさったのではないでしょうか?


しかしながら、私の知る
①美しい
②温暖
③長い日照
④歴史
⑤神秘
⑥悠久

など自然環境や歴史が育んだ「豊かな宮崎」の姿は今なお伝わってきていません。


彼がマスコミや日本各地で推奨なさった
①鶏肉
②牛肉
③マンゴー
なども、「宮崎だから」と言うことで食したり、買い求めたこともありません。

特に「鶏肉」「牛肉」などは日本各地に産地があり、各土地土地で名産・特産品として愛でられているものでもあります。
知事がご公務として、日本全国で売り歩かれる必要性はあったのでしょうか?
そして、その成果は定着したのでしょうか?


今回お手紙をさし上げましたのは、その彼が、今度は東京都知事選挙に立候補なさっているからです。
有権者の小生としましては、
「あの宮崎の今は、結局どのような状況なのだろうか?」と言うことを知りたいからです。

「東京都知事選挙の選挙公報」を見ますと、

・東京から日本復活
・東京が元気にならなければ日本が元気にならない
・東京が変われば日本が変わる
等々、
なんだか「東京がよくないところだから変えなくてはいけない」的なフレーズがいっぱい書いてあります。


プロフィールを見れば、
・宮崎刷新とブランド力向上に尽力
・「地域づくり総務大臣賞」を受賞
と言うようなことが書いてあります。


どこかの新聞では「危機管理に対応した」的なコメントもありましたが、
小生には
・危機に遭遇した知事
・TVによく映った知事
という印象しかありません。


地方分権とか地域主義を標榜されるのなら、
大都会である首都東京の知事に立候補されるよりも、
どこかの地方を、「人もうらやむ快適な地域」になるようご尽力なさるのが筋かと思います。

東京は元気です。
毎年多くの若者が流入してきます。

東京に住む小生としては、
いま必要なのは「東京の規模縮小」
ではないかと思います。


この調子では、お国ご出身の方は、
「東京という自治体レベルでは何もできないし、日本を変えることもできない」
とおっしゃり、早晩、国政を目指されるのではないかと思います。

東京は、明後日が投票日です。
だからこそ、「宮崎の今」を知りたくなってしまうのです。

非礼を顧みず、突然お手紙を差し上げてしまいました。
東京に住む人たちが思わず移り住みたくなるような国づくりをなさいますよう期待してやみません

                                                        草々