人材の採用の話をもう少し続けましょう。

「採用担当者以上の人材は採用できない」
これはある大企業の人事部の採用担当者の言葉ですが、

もし皆さんが、採用される側ならどう思われますか?

A:自分より見劣りがする面接官だったとき
こんなときは、
①この程度の人が面接官(採用担当者)なら、頼りにならないなぁ!
②将来に期待が持てないかも
と思ってしまいます。

B:是非一緒に仕事をしたいと思ってしまうような素晴らしい面接官だったとき
こう思われた時は、採用担当者のほうが上です。


こうなると面接官(採用担当者)の責任は重大です。そのため大企業では複数であるいは担当者を替えて何回か面談をするようにしています。
複数の面接官(採用担当者)のいいとこを比べていただけます
その魅力に惚れて入社してくれるのです

そうなれば、AとBの両方のケースそれぞれで、優秀な人材を拾いやすくなりますし、思い込みによる欠点の見落としを防げるからです。
※採用担当者は、入社希望者から逆面接を受けているようなものです
だからこそ、社長(経営の責任者)が面接をすることには大きな意味があります

大量採用をすると、明らかに当社には合わない(=ふさわしくない)人も採用してしまうことになります。
大手企業の場合、会社側から辞めさすことには消極的なので、採用にはより慎重なのです。