謹賀新年


モーレツからビューティフルへ

これは、かつてTVで流された富士ゼロックスのCMのキャッチコピーです。
1970年(昭和45年)に放映されたというこのCMの言葉ですが、今でもすごく新鮮だと思いませんか。。。。

オー・モーレツ!」だった昭和60年代からのエポックの変化を一言で語っています。

遮二無二、そして我武者羅に戦後復興からかけてきた日本と日本人に向けての大きなメッセージであったのかもしれません。


さて、2012年になりました。
昨年1年は、少し息苦しい1年でした。

(被災者の方には失礼な表現をお許しください。)


しかし、「ゆとり教育」の時代は、教育の現場だけではなく、社会全体を「慢心」あるいは「油断」というぬるま湯に漬けてしまっていたのかもしれません。


経済の状況を見れば、わくわくするようなことが減りました。
後ろを振り返れば、いえ前を見れば、アジア諸国が活躍しています。


政治の状況を見れば、甘い話ばかりでたくましい姿もぼやけてしまっています。

花の色は うつりにけりな いたづらに
   わが身世にふる ながめせしまに
」  (小野小町)
という歌のようです。

もう少しだけ自分に厳しくあってもいいのかもしれません。


今年の意気込みを聞かれたのなら、

1.汗をかく
・・・・他力本願では満願は成就しません。
2.工夫をする
・・・・・少しは別の角度から見てみましょう。
3.現場力を高める
・・・・・理屈ばかりでは。。。。。
4.質感をあげる
・・・・・いいものは裏切りません。

などと、奮い立ててみたいと思いませんか。。。。。。。


いい汗の向こうには素敵な笑顔があるはずです。



来年の今頃は、

石ばしる 垂水の上の さ蕨の
   萌え出づる春に なりにけるかも
」  (志貴皇子)

などと感慨に耽っているかもしれません。


ただし、ストイックなだけではなく、

茜さす 紫野行き 標野行き
    野守は見ずや 君が袖振る
」 (額田王)

などと、大人の恋も楽しみながら。。。。。。